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DIRTY OLD MEN interview
- SPECIAL -

DIRTY OLD MEN interview

メンバーチェンジを経て新体制になったDIRTY OLD MEN。
そんな彼らが10ヶ月ぶりとなるフルアルバムをリリース。
このアルバムに秘めた思いを語ってもらいました。

interview:Shoko Ishikawa

–DIRTY OLD MENさん、「I and I」リリースおめでとうございます!

Vo&Gt / 高津戸 信幸(以下:高津戸)、Gt / 山下 拓実(以下:山下)、Ba / 渡辺雄司(以下:渡辺) 、Dr / 岡田 翔太朗 (以下:岡田):ありがとうございます!

–今回のアルバムを通して聴いてみて、とてもバラエティに富んだ作品だなと思いました。完成した作品を手に取ってみてどう思いましたか?

渡辺:全曲通して聴いて、飽きないなと思いましたし、このアルバム好きだなって自分で思いました。

岡田:4人で1から作り上げた最初のアルバムなので、この10ヶ月間が思い出されますね。いつ頃作ったなとか、個人的に辛かったなとか。

山下:次のステップに繋がるアルバムだなと思います。僕はこの11曲を既に100回以上聴きました。(笑)。だけど、すごく短く思えて、聴きやすいのかなと思います。こういう曲もあるのか!次はどんな曲なんだろう?と思う一枚ですね。

–今作は歌詞がとても高津戸さん自身に寄り添っている感じがしたのですが、それは意図した部分ですか?

高津戸:自分と戦っている感はすごくありました。変わらなくちゃいけないというか、殻を破らなきゃいけないというか。

–そういう面も含め、今回のタイトルの「I and I」に繋がったのですか?

高津戸:そうですね。

–今作の歌詞は沢山ポジティブなワードが入っているのですが、DIRTY OLD MENが前へ進んでいこうという気持ちが強いのかなと。

高津戸:それは自分でもびっくりしました。こんなにもポジティブなワードが出せるのかと。どんどん前に進まなくちゃいけないというのを感じました。

–個人的に2曲目の「呼吸」が好きなのですが、どんな時に出来た曲なのですか?

高津戸:「呼吸」は2013栃木SC応援ソングだったのですが、はじめて栃木グリーンスタジアムで観戦したときに、選手の闘争心みたいなものを肌で感じて、気づいたら身を乗り出して応援している自分がいたんです。その時の無意識の衝動をイメージして書きました。

–7曲目の「Green Rat」はロックチューンですよね。

高津戸:そうですね。「Green Rat」は僕、ハートランドビールが好きなんです。それをみていたら、自然と浮かんできました。

山下:ネズミが大冒険をする曲です。

渡辺:高津戸の書く物語のような歌詞が好きで、作ってくれ作ってくれって言ってたんです。

高津戸:作ってくれ作ってくれ言うんでね、書きたくなかったんですけどね...(笑)。

岡田:この曲、僕はイントロがとても印象的です。確か拓実が持ってきたのですが、変拍子で面白いですね。

–11曲目の「World Maker」は本当に高津戸さん自身の事を書いている、とてもストレートな曲ですね。

高津戸:はい。「World Maker」はまさに自分の事の様に書きましたね。曲は翔ちゃんが叩いていたフレーズがしっくりきて、これに合うメロディーを書きたいなと思って、スタジオで作りました。

–メンバーのおすすめの曲を教えて下さい。

渡辺:俺は7曲目の「Green Rat」ですね。昔から激しい曲や、変拍子の面白い曲が好きなので、とても気に入っています。

山下:俺は1曲目「煌めくのに」かなぁ。今までのDIRTY OLD MENとはちょっと違った新しいDIRTY OLD MENに近づいた一曲なのかなと。同期を入れたりだとか新しい挑戦もしました。

岡田:僕は「こころがわり」ですね。とても歌詞が好きで。歌入れしているときにこれだ!と思いましたね。

高津戸:凄く悩みます。でも、「puzzle」という曲には助けられました。この曲が自分の背中を押してくれた気がします。この曲は収録されている中では一番古くて、一番辛かったときの曲です。

–辛かった時期を乗り越えて今の4人での目標とかはありますか?

高津戸:僕は武道館に立ちたいです。このチームで、この仲間で立ちたいですね。後は音楽の教科書に載るくらい国民的な歌も書きたいです。そして紅白にも出たいです。

山下:一秒でも長くこのメンバーで音楽を続けたいです!!

高津戸:本当にその通りですね。ただお前が言うとなんかチャラくなるな(笑)。

山下:でも本当にメンバーが脱退して、バンドを辞めようかとか思ったりもしたので、本当に一秒でも長くこのメンバーと音楽を続けたいです。

高津戸:本当にそうだよね。でも一年前を思い出すと相当病んでいたので、今こんな気持ちになるとは、想像もつかなかったです(笑)。

–本当にひどく落ちていた状態でしたよね。

高津戸:そうそう。栃木からメンバー探しに東京に来てね。

–あのときの後ろ姿は哀愁漂ってました(笑)。

高津戸:だからこそ今、本当に良いメンバーに出会えてよかったと思います。

–色々な試練を経て、一年経ってまたリリースを迎えられるって本当に凄い事だと思いました。

高津戸:本当ですね。沢山の人に感謝の一年でした。キレイ事になってしまうかも知れませんが、本当に皆さんが信じていてくれたので、ここまで来れたというか。愛で出来たアルバムですね。

山下:愛なだけに「I and I」ですね。

–やっぱりちょっとチャラく聞こえますね(笑)。もうすぐツアーが始まりますが、最後に意気込みを教えて下さい!

山下:各地の待っている人に早く届けたいです。

岡田:このフルアルバムを出せるのをとても心待ちにしていたので、本当に楽しみです。

渡辺:前回のツアーでは僕はメンバーになったばかりで、それはそれで新鮮で楽しかったのですが、一年経って今の状態で回るっていうのがわくわくします。早く新しいDIRTY OLD MENを観てほしいです。

高津戸:今までワンマンツアーが多かったので、対バンツアーをとても楽しみにしています。各地でエネルギーを貰って、ファイナルワンマンまで突っ走っていきたいと思います!!

–今日は本当にありがとうございました!

全員:ありがとうございました!