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ALLaNHiLLZ interview
- SPECIAL -

ALLaNHiLLZ interview

井出匠(Vo.)井出匡(Vo.Gt)による双子ユニット”ALLaNHiLLZ(アランヒルズ)”がフルアルバムをリリースする。2009年に立ち上げたeggmanとの共同企画イベント【HaLLELUJaH-ハレルヤ-】を中心に卓越した演奏とパフォーマンスで魅了してきた彼らのピースフルでボーダレスな曲たちたくさん詰まったこの1枚には二人の様々な可能性を感じさせられた。

interviewer:ブッキングマネージャー窪田

―まずはフルアルバム発売決定おめでとうございます!

井出匠(以下…匠)&井出匡(以下…匡):ありがとうございます!

-今のお気持ちは?

匠:レコーディングを夏くらいにはやっていて、完成版をずっと聴いている状況だったので個人的にはやっとこれを皆さんにお届けできるというのが一つと、今まで12年続けてきて初のフルアルバムなので、率直に嬉しいです。

匡:今回のアルバムは新旧様々な楽曲が入っていて、自分たちの気持ちが乗せた音楽を1枚の形にできたことが本当に嬉しいです。

-匡さんが新旧様々な楽曲ということをおっしゃっていましたが、ALLaNHiLLZを全て知ることができると言っても過言ではないくらいの1枚ですよね。

匠:そうですね。10年前に作った曲もあって、その曲をレコーディングしているときはその当時を思い出したり、今まで自分たちが歩いてきた軌跡を振り返ることもできましたし、14曲それぞれに14通りの物語があって、本当にバラエティーに富んだ作品だと自分たちでも思います。ただ、そんな中でも一貫性があることが一つだけあって、それは俺と匡の二人で音楽を奏でるという部分で、そこは強いこだわりを持ってやっています。

-12年同じ形で音楽を続けてきた二人だからこそ出来たアルバムでもあるということですかね?

匡:それは確実にそうですね。昔の俺たちでは表現しきれなかったと思います。

匠:ライブハウスという場所でずっと音楽を表現してきて、【HaLLELUJaH-ハレルヤ-】というイベントを立ち上げ、そこで音楽を培ってきた部分が非常に大きくて、それを音源にも反映させたかったというのもあって、今回のレコーディングは修正などをほとんどせず、ライブ感のある1枚にしました。良い意味での割り切りだったり、音源を音源として出すのではなく自分たちの音楽すべてを表現するものとして捉えることができたのも今の自分たちだからこそできたことかなと思いますね。

-そんな1枚のタイトル「GLIESE」の由来を教えてもらえますか?

匡:それには僕らALLaNHiLLZのユニット名にも起因してくるんですけど、実はアランヒルズ84001という南極に落ちた隕石の名前からとっているんです。

匠:その隕石には生物の化石がついていて、地球外生命体を証明できるかもしれない「とても大きな可能性」を秘めた物で、自分たち双子にしかできない可能性を探し求めたいという気持ちを込めてこのユニット名にしていて、今作のタイトルは近年発見されたグリーゼ581cという地球に似た惑星の名前からとっています。この星から名前をとった理由が、この星を知った時に自分たちは地球という場所で生きてるからこの場所しか知らないけど、実はもっと文明が発達した場所があるかもしれないということを考えるようになって、音楽も同じで手法やジャンルなどって世の中に出尽くしていると思うんですけど、違う星には違う音楽があるかもしれないからその可能性を一緒に探っていきたいという気持ちを込めたかったんです。

-ロマンがあるタイトルですね。この話を知ってからこの1枚を聴くとまた違った印象ですね。1枚の中で特に思い入れ強い曲があれば教えてください。

匠:3曲目の『My Way/My Answer」はアルバムに先駆けて先行配信されるのもありますし、今の僕たちのリアルな心情を描いた青臭い曲なので思い入れは強いですね。ただ、個人的にオススメしたいのは2曲目の『一体全体ドウシタ脳内』ですかね。「何も言えない、描けない」という歌詞から始まるんですけど、これは以前僕がスランプに陥った時に本当に感じた言葉で、それを歌にしたら心の葛藤を実直に偽りなく描くことができたので、この曲は自分の中でも存在感が大きいです。

匡:僕は13曲目の『supernova』ですね。この曲ほどALLaNHiLLZがピッタリはまってほかの人たちでは表現できないだろうと自信を持てる曲はないです。本番のレコーディングの前にとりあえず1回みんなで合わせてみましょうと言って演奏したテイクがめちゃくちゃ良くてそれを収録することになったんですけど、自分たちでこの曲を自信を持ってライブで演奏してきてなかったらきっとこんなことはできなかっただろうし、まさにALLaNHiLLZという完成度になっていると思います。

-そんな1枚を引っ提げて1/23にO-WESTでのワンマンを開催しますが、どんな1日にしたいですか?

匡:この1枚同様に色々なジャンル、いろいろなエッセンスは詰め込みます。ただ、それでもごちゃごちゃにならないように芯はしっかり持って、メンバー、サポートミュージシャン、スタッフ、そして来てくれる方々すべてひっくるめて一丸となってエンターテイメントなショーを作り上げたいですね。

匠:本当にすごいことになると思いますよ。今までALLaNHiLLZをやってきた12年間の中でこの日はALLaNHiLLZ史上最高の日にしたいと思っていますし、そうできると信じています。

匡:しかもその日にはまた嬉しいニュースが出せそうです!

-その内容は?

匠:そこはまだ内緒です(笑)。ただ、僕らのライブ定番曲の中で入っていない曲たちがありますよね?ということは、、、って感じです(笑)。

-察しました(笑)。それでは最後に一言いただけますか?

匠:まずは今作「GLIESE」と1/23ワンマンを楽しんでほしいなと思っていますが、次の一手、その次の一手を常に考えてやっていきたいなと思っているので、ぜひこれからも応援していただきたいなと思っていますのでよろしくお願いします!