―eggmanでは数多くライブに出演してもらっていますし、このフリーペーパーでも連載を2年近く続けていますが、実はインタビュー掲載は初!ということで改めて自己紹介から始めたいなと思います。
SHIHO(写真中央右):えっ?インタビュー初ですか!?意外すぎる。
-実は初なんですよね。毎月のようにeggmanには出演してもらっているし、連載もやってもらっているので本当に変な感じです。
SHIHO:初心に帰るってことですね(笑)。
-それでいきましょうか(笑)。では名前とパートとなにか一言添えて自己紹介お願いします。
NOHANA(写真左端):MAOからで(笑)。
MAO(写真右端):ギター担当のMAOです。好きな食べ物はラーメンです。
SHIHO:ドラム担当のSHIHOです。好きな食べ物は最近はあたりめですかね。
-食べ物というより酒の肴ですね(笑)。
SHIHO:エイヒレも好きです。
-どちらにせよですね(笑)。気を取り直して次の方いきましょう。
erica(写真中央左):ボーカル担当のericaです。好きな食べ物はマンゴーです。
NOHANA:ベース担当のNOHANAです。好きな食べ物は鶏肉です。
-好きな食べ物を聞いただけでもすでに個性がバラバラな四人ですが、アー写には四人のほかにインパクトのある物が写ってますよね。
NOHANA:私たちのマスコットキャラクター『ドラキリン』ですね。アー写だけでなくジャケ写やライブの時の物販、ステージ上では私たちの隣にいます。
-そんなDraft Kingは今までライブ会場限定やタワーレコード限定でのCD発売ばかりでしたが、遂に全国流通となるCD「贈る言葉」がリリースになりますね。おめでとうございます。さまざまなアーティストによってカバーもされているこの往年の名曲をリリースするに至った経緯から教えてもらえますか?
NOHANA:この曲をガールズバンドでカバーしている方がいないので、面白いことができるかなと考えたのがきっかけで、この曲は男性目線の歌詞ではあるのですが、ガールズバンドがこの曲を表現できたら今までとは違ったニュアンスで届けることができるかなと思い、リリースに至りました。
-誰しもが知っているこの曲をカバーすることになって、どんな気持ちでしたか?不安やプレッシャーなどありませんでしたか?
SHIHO:今お話があったように、誰しもが知っている曲なので当然私たちも知っていましたし、曲の構成も頭に入っていて、そういった意味では不安などはなかったですね。
MAO:学生の時に歌った曲をこうやって自分たちのCDとしてリリースするとは当時思ってもいなかったので、最初は驚きましたね。そんな思い入れのある曲をリリースすることができて光栄です。
erica:きっと一度は聞いたことのあるこの名曲をカバーできるということですごく嬉しいですし、今まで私たちのことを知らなかった方々にもこの曲と共にDraft Kingというバンドを知ってもらうきっかけになったらいいなと思います。
-Draft Kingは色々な曲のカバーをライブでやっていますよね。
SHIHO:自分では思いつかないアレンジなども知ることができるのですごく刺激になりますね。
MAO:ギターもここでこんなコード使うんだとか勉強になってます。
SHIHO:私とMAOは普段のスタジオとかでもよく対バンのバンドさんの曲を耳コピして演奏したりしてます。
-あれ?NOHANAさんは?
NOHANA:たまに参加しますよ(笑)。二人がそれをやっている間にバンドに関するほかのことをやっているのも多いですけどね。
-レコーディングはどうでしたか?
SHIHO:一瞬で終わりましたね。すごく早かったです。
NOHANA:アレンジを何回もやり直して2パターンくらい録ったんですが、本当に早かったですね。
SHIHO:しかも今回はドラムとベースを一緒に録ったんですよ。
NOHANA:私は一緒に録るの嫌だったんだけどね。
SHIHO:おいおい!(笑)。
NOHANA:SHIHOがバスドラを踏んだときの風圧がすごくて、それが本当に寒くて(笑)。さらに暑いからって冷房つけるし。
SHIHO:でもそのおかげで早く終わったかもね(笑)。
-MAOちゃんはどうでしたか?
MAO:割とスムーズでしたね。リズム隊が一緒に録ったというのもあって、臨場感がある雰囲気にしたかったのでギターソロやイントロのリフなどはあえて事前に決め込まずに当日の感覚で弾きました。
-ericaちゃんは男性目線での歌詞で歌い回しが独特なところもあるので、苦労したんじゃないですか?
erica:そうですね。歌い回しが独特な上に原曲よりテンポが早いアレンジで、早口なところもあるので、そこは大変でした。合間に滑舌の訓練したりとかして最終的には良い作品が録れたと思います。
-この曲を聴くと『卒業』というフレーズが思い浮かびますが、それぞれ卒業したいことを教えてもらえますか?
SHIHO:それは聞かれると思ってました(笑)。でも実際聞かれると難しいですね。
-SHIHOさん聞かれると思っていたなら答え用意しておいてください(笑)。
MAO:確かに(笑)。
SHIHO:私は今の家からの卒業かな。引っ越したいです。もう数年住んでいるので、新しい住居環境で生活してみたいです。
MAO:甘いお酒から卒業したいです。カシスオレンジとかじゃなく、ビールとか日本酒とか。
-MAOさんからお酒の話が出るのは意外ですね。お酒の話題はSHIHOさんの専売特許だと思っていたので(笑)。
SHIHO:私の話題奪わないでよね(笑)。
-ericaさんはどうですか?
erica:感情の起伏が少ないことから卒業したいです。みんなにリアクションが薄いと言われるんですよね。
-まさかの回答でした(笑)。
MAO:まぁ窪田さんもリアクション相当薄いですけどね(笑)。
SHIHO:二人ともNOHANAを見習った方がいいよ(笑)。
-学びます(笑)。そんなNOHANAさんが卒業したいことは?
NOHANA:過去の物を捨てられないタイプなのでそれから卒業したいですね。思い出も大事ですがそれにすがらず今を見て前に進んでいきたいですね。
-リーダーのNOHANAさん金八先生になったつもりでメンバー一人一人に一言ずつコメントを贈ってもらえますか?
NOHANA:SHIHOには常々言っていますが、お酒に気を付けてほしいなと思います。
SHIHO:気遣ってくれてありがとう。
NOHANA:絶対気を付けないよね(笑)。
-では次にMAOさんへ。
NOHANA:MAOには特に言うことないかな(笑)。
MAO:優等生ってことですね!それとも関心ないってことですか!?
NOHANA:それは想像に任せるわ(笑)。でも敢えて言うならいつもギター頑張ってるからそれを引き続き頑張ってほしいかな。
-では最後にericaさんに向けて。
NOHANA:忘れ物をなくしてほしいですね。
SHIHO:リアルなやつだ(笑)。
erica:忘れ物多いんですよね。。。 先ほど話した卒業したいことを、忘れ物をする自分からの卒業に変えて今年は忘れ物を減らすようにします!
-そういえばMVも非常に興味深いものになるみたいですね。
NOHANA:そうなんです!まだ言えないことばかりなのですが、まさかのあの方が監督をやってくださることになって、独特な世界観をお持ちの方なので、自分たちでもどんなMVになるか今は想像がつかないですが、きっと面白いことになるはずなので、楽しみにしていてもらいたいです。
-カップリングの「誓いの歌」はずっとライブでやってきている曲ですね。
NOHANA:昨年3月にSHIBUYA CLUB QUATTROでワンマンをやったんですけど、そこに向けて新曲をいろいろ作っている段階で出来た曲の一つですね。
-初めてライブで聴いたとき今までのドラキンにはなかったスカ調の曲で驚いたのを覚えています。
NOHANA:私たちも最初の頃は違和感がありましたね。
MAO:私も今まであまり聞いてこなかったジャンルだったので難しかったですね。ただ、ライブでやり続けたからこそ当初とはアレンジなども変わり自分たちと一緒に成長した曲と言えるかもしれないです。
NOHANA:鉄板と言えるような今のドラキンには欠かせない曲になりましたね。ファンの方々から音源化の声も多かったので、こうやって音源にして届けることができるので嬉しいです。
erica:ライブではすごく盛り上がりますし、サビのところで手を振るんですが、私に合わせてみなさんが楽しそうに手を振っているのをステージから見るとすごく嬉しくて、さらにテンション上がりますね。今NOHANAさんが言ったように音源として届けられるのはもちろん嬉しいですが、この曲では特に、CDでは味わうことのできない楽しさがライブにはあるのでぜひライブにも来てほしいですね。
-「誓いの歌」にちなんで、今年それぞれの目標・達成したいことを誓ってもらいたいと思います。
NOHANA:一日一回ブログを更新します!これを今年の目標にしていて、今継続しているので頑張ります!
SHIHO:今年も酒とドラムを愛していきたいですね。
NOHANA:さっきお酒には気を付けてって言ったばっかりなのに!
SHIHO:気を付けつつ酒とドラムを愛することを誓います(笑)。あっ!車の運転免許とりたいですね。
-もうそれは数年前から聞いていて達成できていないので却下します(笑)。
MAO:私は自分のアンプを買いたいですね。自分のアンプで思いっきり音出したいです。
-真面目な回答ありがとうございます(笑)。
erica:ざっくりとした物になってしまいますが、今よりもっともっと良いボーカルになっていきたいなと思っています。ドラキンのボーカル魅力的だよね。って言ってもらえるようになることを誓います!
-2015年バンドとしてはどんな1年にしていきたいですか?
NOHANA:リリースまでに東京はもちろん、関東近郊でのライブが非常に多いのでそこでの新しい出会いや各地でのライブを楽しみたいですし、リリースしてから私たちのことを知ってくださる方もいると思うので、去年以上に私たちを色々な方に見てもらえる機会を増やしていきたいなと思っています。
-飛躍の1年になりそうですね。楽しみにしています。
3/4発売「贈る言葉」
初回限定盤:CD+DVD(贈る言葉:Music Video)価格¥1,500‐(税込)
SMLC-0017
通常盤:CD価格¥1,000‐(税込)
SMLC-0018