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Chelsy interview
- SPECIAL -

Chelsy interview

昨年3月のインディーズデビュー以降着実に歩みを進めている「Chelsy」。そんな彼女た
ちから3rdシングルリリースのニュースが届いた。馴染みの深いライブハウス、eggmanの
フリーペーパーだからこそ聞ける彼女たちの素顔を切り取ったインタビューを6Pに渡って
お届けします。必見!

interviewer:ブッキングマネージャー窪田

―3rd single『SistAr』リリース決定おめでとうございます。

MIO(Vo,Gt 写真 以下…M)&AMI(Dr,cho 写真 以下…A)&SHIZUKA(Ba,cho写真 以下…S):ありがとうございます!

―前回『YES』のときに引き続き、今回もこのエッグマンフリーペーパー裏表紙です!しかも今回は6Pと大ボリュームです。

A:嬉しいです!!ありがとうございます!

M&S:よろしくお願いします。

―早速ですが表題曲『SistAr』はChelsyらしさがポップソングながらもしっかりと芯のあるメッセージが込められている曲だなと感じましたが、まずはタイトルの由来を今回メインで制作を進めたSHIZUKAさん聞かせてもらえますか?

S:Chelsyはバンド結成してから活動4年目になるのですが、今まで苦楽を共にしてずっとこれからも一緒に歩んでいく存在だから家族のような存在だなって感じることがあって、私とMIOは一人っ子なんですけど、Chelsyが姉妹のよう感じることが多くて、きっと姉妹がいたらこんな感覚なんだろうなと思えたのでこのタイトルにしました。3人ともすごく仲良いんですけど、それって友達的な仲の良さではなくて、一つの物事に向かって一緒に進んでいるからこそ、言い合いやケンカをすることもあるし、でもそれは向上していくためのものであるから、引きずったりもしないし、友達とのケンカとは違う物なので、やはり家族のような存在だなと感じます。

―スペルが違うから造語ですよね?

S:そうですね。「姉妹」という意味での「Sister」という意味はもちろんなんですが、私たちChelsyはアリーナツアーを回るという夢を持っていて、それに向かうためにスターになっていきたいという想いを込めてスペルを変えて「SistAr」というタイトルにしました。

―大文字、小文字が入り混じっているのには理由はあるのですか?

S:「A」を大文字にすることによって、造語での意味合いをしっかり見せたかったという気持ちと、あとは字面を見たときのバランスがこっちのほうがいいかなというところで、このタイトルですね。

―メンバーそれぞれがもし本当の姉妹だったらというのを想像してみることはありますか?

A:たまーにそういう話が出る時もありますね。SHIZUKAが長女なのは確定ですよね。

―一番しっかりしてますからね(笑)。次女と三女はかなり難しいそうですね。

A:そうですよね。年齢的にはMIOが一つ下なので、私が次女のはずなんですけどね。

S:でもなぜかAMIは次女っぽくない。

A:実際私は3姉妹の三女なので、次女っぽいなとは思えないんですよね。

M:先ほどSHIZUKAが話したように、私も一人っ子だから本当にChelsyが姉妹のような存在で、私の感覚ではお姉さん二人に甘えさせてもらっているなって感じています。

A:家族って切っても切れない縁を持っていて、言いたいことは言うけど、根底にある絆は切れることはないものだと思っていて、Chelsyはまさにそういう存在なので、今回のタイトルはぴったりだなと思いますね。

M:どんなことがあってもこの3人でしっかり進んでいくんだという自分たちの決意を表明しているというところでもあります。

A:何回も何回も話して、色々試行錯誤して、失敗や成功を繰り返して今のChelsyというバンドが出来上がっていて、家族のような絆が生まれたんですが、リスナーのみなさんにも生きていく中で辛いことや困難なことがあってもきっとそれをいっしょに乗り越えていく仲間や家族がいると思うので、そんな人たちのことを思い浮かべながらこの曲を聴いてもらえたら嬉しいですね。

―ライブでは以前から披露している曲ですが、この曲の制作経緯を教えてください。

S:イントロの「NA NA NA NA…」とみんなで歌えるような部分があって、今まで私たちの曲でこういった要素が入った曲がなかったなと思って作りました。今ではライブでこの部分を一緒に歌ってくれる方が増えてきてすごく嬉しいです。

―非常に盛り上がる曲の一つですよね。こんな風に楽しんでほしいとか注目ポイントなどあれば教えてください。

A:2番のサビのあとの間奏部分ですかね。がっつり演奏で魅せるポイントで、曲全体はポップなんですけど、ロックな雰囲気に変わる面白い部分かなと思います。

S:スウェーデンの音楽がすごく好きなんですけど、イントロやAメロ部分でその要素を取り入れていて、それぞれが少し異なったフレーズを演奏して構成しているのですが、サビでガッと一つにまとまる感じになっていて、そこが演奏していてすごく気持ち良いですね。

A:めっちゃわかる!!ビートが全然違うところから一気にサビでまとまっていくところの感覚たまらないですね。ドラムのレコーディングでもすごくメリハリをつけていて、イントロは広がるようなイメージで、Aメロはいかにタイトにできるかどうか、そしてBメロで広がって、サビで「GO!!!」って感じです(笑)。

S:サビで「GO!!!」

A:切り替えの多い曲なので、メンバーのアイコンタクトの回数が多いです。演奏していてすごく楽しいですね。

―それはライブでも注目ポイントですね。MIOさんは歌の面ではどうですか?

M:まずは歌のキーが自分が出しやすいところなので、すごく歌いやすいというのがあって、さらに今二人が言っていたようなイメージは歌の部分でも共通していて、Aメロ、Bメロとサビではテンションが切り替わりはありますね。まさにサビで「GO!!!」です(笑)。サビの始まりの部分とか特に気持ち良いですね。

A:サビの始まり部分で楽器陣はブレイクしているのでMIOの声をスタートにして一気にテンションMAXに到達しますね。

M:初めてこの曲聴いたときすごく良いなと思って、すごくニヤケてしまったのを覚えています。ギターで始める部分とか「あー!これ!これ!!」って思いました(笑)。

―初回盤Aに収録されている『Organ』もライブでは何回も披露している曲ですよね。僕はこの曲が個人的にすごく好きです。タイトルは歌詞にもあるように渋谷のオルガン坂がモチーフですよね?

S:この曲を作っているタイミングでオルガン坂近辺のライブハウスでライブをやる機会が多くて、二人でこのライブハウスに来るとしたらハチ公口で待ち合わせして、ワクワクしながら坂を登るのかななんてイメージが浮かんだんです。この曲に限らずなんですが私は曲を最初に作ってそれに対して歌詞を合わせていくんですけど、この曲に関しては少し遊びも入ったポップな曲だったので、それに対する歌詞もさきほどのイメージにプラスして軽いタッチで、ハッピーな物にしたいな思い、恋する女の子のワクワクした気持ちを描いた楽曲にしました。

―『YES』、『SistAr』など最近はメッセージ性の強い曲が多かった印象でこの曲のようにハッピーでポップな日常生活を切り取った内容の曲は珍しいかなと感じました。

S:確かにそうですね。Chelsyの楽曲って本当に幅広くて、バラードもあるし、今お話にでたメッセージ性の強い曲もあるし、この『Organ』のようにポップでハッピーな曲もあるし、いろいろな部分を楽しんでくれたら嬉しいですね。

A:ドラムの視点で言うとこの曲が出来た時と今ではすごく変化していて、よりポップによりお茶目に演奏できるようになりました。この曲の持つイメージにどんどん近づけるようになったという感じですね。タンバリンやカウベルなどを活用して音色の変化もつけていますし、ライブでは見た目でもこの曲を楽しんでもらえるように意識していますね。

S:この曲を叩くAMIがすごいコミカルでツボにハマるんですよね。リハとかでもちょっと笑っちゃうんです。

A:Bメロのところでしょ?~AMI実際に叩いている様子をやってみる~

S:お猿さんのオモチャみたいじゃないですか?

~一同爆笑~

A:あと、この曲は初の試みとして電子ドラムでレコーディングをしたんですが、すごく面白い結果になりましたね。電子ドラムで叩いても今まで私が叩いてきたようなドラムになるんです。ほかにもスネアの音だけを変えることができたり、自由度は非常に高い分、難しいなと思いました。これはやってみなければ知ることができなかったですし、すごく勉強にも良い経験にもなりました。今後のレコーディングなどでも参考にしたいですね。

M:歌の部分でも女の子のワクワクした気持ちを表現したかったので声だったり雰囲気もそういうものになるように意識しました。レコーディングでは何回もやり直した部分もあって、結構息づかいなども含めてこだわりましたね。あとはLINEっていう単語を使っていたりするのもすごくいまどきで曲の雰囲気に合っていて、できるだけこの世界観を表現できるようにしました。

S:LINEとかはこの曲だからこそ使える単語ですよね。カタカナで表記している言葉もいくつかあって、曲を聴くだけではわからないそういった部分でもこの曲の明るい雰囲気に合わせているので、ぜひ歌詞カードも読んでほしいです。あとは今色々お話しましたけど、すごいポップでおふざけも入った曲なのに実はエモい表現も入っていてそこも面白いんですよ。Chelsyの楽曲のなかでサビの文字数が少ないのはこの曲くらいですかね。

A:しかもそのサビはすごいロックですね。そこでスイッチ入ります。

~3人がとんでもないテンションで実際に歌いだす~

―今のこのテンションを文章で伝えることができないのが非常に悔しいです(笑)。

M:インタビュー動画とか見てもらいたいですね。

A:動画と言えばこの曲をMVにしたらすごい楽しいものになりそう!

―オルガン坂以外で撮れないですけどね(笑)。

A:一人男装してカップルで撮りたい。

S:そしたら誰か一人余っちゃうじゃん。

―この話はなかったことにしましょう(笑)。初回盤Bに収録されている「I will」アコースティックバージョンが収録されていますが、アコースティックバージョンの音源が入るのは初ですね。

A:ピアノの音が入っていたり、以前にリリースしたシングルとは違った仕上がりになっています。

M:Chelsyはアコースティック形態でのライブも行っているのでその雰囲気が音源でも味わってもらえたらいいですね。

S:最近アコースティック&トークライブとかやっているし、タワーレコードさんなどでやらせてもらうインストアライブもアコースティックだしね。

―そして通常盤2曲目に収録されている『Happy End』はChelsyメンバーくらいの年齢の女の子の等身大に近い曲だなと感じました。

M:タイトルだけみると「幸せな結末」ということでポジティブな言葉で、大好きだった人と別れてからもしっかり前を向いている曲なんですけど、この主人公の女の子はまだ実はちょっと未練が残っていてというイメージで作りました。ハッピーエンドを迎えたというよりは、これはハッピーエンドなんだと言い聞かせてるというか。女の子のすごく複雑な心境を綴った物語です。とげとげしい歌詞も入れていて、切ない曲なので、同世代の女の子に聴いてもらいたいですね。

―リズム隊はこの曲に関してはどうですか?

S:この曲に関しては歌詞の世界観と歌をしっかり前面に出したいなと思ったので、キメキメではなく、今自分が持っている自然な物を活かすようにレコーディングしましたね。

A:私もSHIZUKAと同じように考えたので、シンプルなドラムにしていますね。ラストのサビで静かなところからワァっと盛り上がっていく部分だけ、エモーショナルな雰囲気のフィルを入れているのでそこは聴きどころですね。

S:ベースもそこ!!あそこの部分いいよね。

A:前向きな部分と実はまだ未練があって苦しい部分とがここで表現できているかなと思います。

―収録曲のことをいろいろと聞かせてもらいましたが、このシングルのリリースパーティーが5/28にeggmanで行われますね。

A:久々のeggmanでのライブですよー!ほんとに楽しみ!

S:嬉しいですねー!!

M:ねっ!今年初のeggmanライブだからね!

―どんな1日になりますかね?

A:それはもうeggmanにワガママを言いまくりますよね。

―怖い宣言ですね(笑)。

S:久々のeggmanだし、リリースパーティーだし、普通のライブでは味わうことのできないようなめちゃくちゃ面白い日にしたいですね。

―eggmanでの特別な想い出エピソードなどあれば聞かせてもらいたいです。

A:ありすぎてまとめられないですね。

S:そうだよね。だって初ワンマンも、メジャーデビュー発表も、メジャーデビュー当日のワンマンもeggmanでやっていて、本当に想い出がいっぱいだよね。

M:しかもさ、すごくさかのぼるとChelsyが結成のきっかけになったみつばち軽音楽部の卒業ライブもeggmanなんだよね。

―しかもその時のイベントの現場担当は僕なんですよ。

A:実はあの時にすれ違っているってことですもんね。

―おそらくライブも観ているはずですね。

M:なんか感慨深い。

A:本当に想い出がたくさんですね。初めて会場を飾り付けたりしてライブをやったのもeggmanだしね。こうして振り返ってみると私たちの数々のターニングポイントにeggmanというライブハウスがありますね。いつもありがとうございます!

―いえいえ!こちらこそありがとうございます!このフリーペーパーで初インタビューを受けたインディーズデビューから1年が経過しましたが、お互いの変化など感じるところはありますか?

A:お互いの変化というよりバンドとしての変化なんですが、ライブはすごく変わったと思いますね。

S:どうやって魅せたらいいのかどうかとかライブ経験を重ねることで少しずつ理解できるようになってきたと思います。

A:昔はひたすらがむしゃらだったなと。今は曲ごと表情だったりとか、私たちのライブを観てくれる人たちがどうやったらもっと楽しくなってくれるかどうかを考えるようになりましたね。今でもまだ答えは見つかっていなくて試行錯誤の繰り返しなんですが、1年前とは確実に意識は違ってきているなと思います。

―そんな意識の中でライブを重ねてきて、先日4/5に行われたChelsyワンマンライブ史上最大規模のTSUTAYA O-WESTでのワンマンはどんな1日でしたか?

M:まずはソールドアウトしたことが本当に嬉しかったです!

A:今回のコンセプトは【Chelsy’s Happy Easter】ということで、会場を卵だらけにしましたね。あとは演出面だったりも考えたりして、先ほど話したライブへの意識という物の結果ですね。

S:すごく良い景色でしたね。Chelsyワンマンライブ史上最大規模のあの場所が自分たちを応援してくれている方々で埋め尽くされていて感動しました。ただ、逆に自分たちはまだまだだなとも感じました。

A:私も感じた。

S:イベントなどではもっと大きい会場でライブをやらせていただいたこともあるので、そういう場所でもワンマンソールドアウトできるようにならなきゃ、夢であるアリーナにはたどり着けないし、もっともっと成長して前進していきたいなと思いましたね。

A:やっぱその都度辿り着くステージに立ったときに新たな気持ちが生まれるよね。そう思うと理想を追求することに終わりはないかも。

M:アリーナでのライブがやれた時にはきっとその時でまた次の目標ってなるんだね。

―バンドとしてしっかり成長してきているからこそ感じる気持ちかもしれませんね。

A:活動が4年目に突入してどんどん曲も増えてきたし、ライブでもどの曲をやろうって悩むことが増えたりしたのはバンドとしての成長の証かもしれないです。

―Chelsyをずっと見てきて、3人の成長は本当に感じています。この先の活動もすごく楽しみです。これからも応援させてください。今日はありがとうございました!

M&A&S:これかもよろしくお願いします!
『SistAr』リリース特別記念企画【新年度スタートさせたいこと】を発表しようのコーナー!!
今回の『SistAr』が先に進んでいく決意を歌った曲で、サビにも「始まりだわ」という歌詞があるということで、メンバーそれぞれが2015年度スタートさせたいことを聞いていこうと思います!

―それでは一人ずつ聞いていきます。まずはリーダーAMIさんいきましょうか。

A:はい!私はDTMをもっと学びたいなと思っています。今までもやってはいたんですが、まだまだ未熟なので、学びたいです。
-バンドの成長のためには必要なことかもしれないですね。では次はMIOさんいきましょう。

M:英語を学ぼうと思っているのと体力をつけたいなと思っています。小さい頃からすごく身体を動かすのが好きだったのですが、最近あまりそういうことができていないので、運動をして体力つけたいです。あと英語は12月にアメリカにライブをしに行かせていただくことになったのでそれに向けて学びたいなと。

―では最後にSHIZUKAさんどうでしょう?

S:私も語学なんですが、中国語と韓国語を勉強したいですね。第二外国語として習得しやすいと言われている中国語と韓国語を学んで3か国語話せるようになりたいなと思っています。大学4年生になって学校に行く時間が少なくなって元々のインドアなのも重なって外に出ていかなくなりそうなので、外に出ようキャンペーンをやろうかな。

A:私もやろうかな。

M:Chelsy3人ともインドアだもんね。

A:めっちゃ根暗なバンドみたい。

M:みんなでバドミントンとかしたい!

―来月号からeggmanフリーペーパーで【Chelsyアウトドア計画】的な連載はじめちゃいますか!そうしたら強制的に外でますよね(笑)。

A:やりましょう!!。

S:こんな流れで決まっていいんですか?

―ずっとeggmanと関わってきているChelsyだからこそですよ(笑)。編集部に相談しておきます!

A:始められるように願っています!