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LASTGASP interview
- SPECIAL -

LASTGASP interview

いつでも!何度でも!!聴く人の背中を押し続けてくれる岡崎発のバンド「LASTGASP」。
今回のアルバムにはその想いが前作を遥かに上回って込められています。
そんな作品「the Last resort」について、ボーカルであり全楽曲の作詞・作曲をしている岡田勇希君に語ってもらいました!

Talking Partner : TATSUKI

ーまずは「the Last resort」リリースおめでとうございます!!
今回の作品、結構前から制作の話は聞いていたけど、時間もかかっただろうし実際に出来てみて、今の心境はどんな感じ??

岡田:ありがとうございます!やっと出来ました!(笑)
本当に今までの中で一番良い音源が出来たと思います。ここまでの事を全部詰め込んで、ある意味ベスト盤的な一枚にしたかったのでマジでいい曲しか入れてないです。(笑)
でも本当にそれぐらい自信を持って良いって思える物になったので、早くみんなに聴いてもらいたいですね!

ー今作発表する時にPVも一緒に打ち出してますが、同じ箇所で全曲撮るというアルバムのトレイラー的PVが凄くよかったです!最初からPVの話やアイデアってのは明確にあったの?

岡田:なかなか斬新なPVですよね。(笑)
今までやった事のないパターンのPVにしたかったので結構悩んだんですが、LASTGASPを初めて聴く人にも分かりやすいように、且つこのアルバム全体の雰囲気を伝えたかったので、全曲のいいとこ取りって感じのPVにしました。
結構賛否両論あるかと思ったんですけど、周りの反応も良くってホッとしています。(笑)

ーアルバムタイトル「the Last resort」。ずばりこのタイトルに込めた意味は?

岡田:ずばり「とっておき」ですね。
「伝家の宝刀」的な意味もあるみたいなんですけど、今までやってきたことを全部詰め込んだ「とっておき」をみんなに届けたいなって思って付けました。

ー今作には4曲リテイクした曲が入ってるけど、リテイク前のものと聴き比べるのも楽しみの一つだよね。
凄く重心が低くなったというか、大人びた印象さえ感じたんだけど、オリジナルから大きく変化させた部分とかあったりする??

岡田:今回レコーディングをする際に、今まで以上にしっかりと曲と向き合うことが出来て。
その時に、キーを下げるって事にしたんですよね。最初は自分的にも少し違和感みたいなものを感じたんですけど、出来上がったものを聴いてみたら歌がすごく良くなってて。確かに重心が下がってドッシリしたというか。
なので、前の音源を聴いててくれた人はより楽しめる作品になったかもですね。

ー1度は世に出したモノを改めて作品にする心境とか難しさや楽しみみたいなのがあったら聞かせてください。

岡田:難しい、って事はあまりなかったかなあ。
ただキーを下げるって事に関しては色々言われるかなーとも思っていました。(笑)
録り直した昔の曲を聴いてすごく良くなってたので、あの時に「やっぱりこうしたかったな」って思っていた部分を改善出来たのは単純に良かったと思うし、その作業も楽しかったですね。

ー逆に今回初めて音源化することになった曲ですが、ここにもLASTGASPらしさというか、ゆうきくん節が余す事なく出てるなーと(笑)
まずは「青で黒で透明な」について聞かせてください。
これはとても自分の為でもあり、聴く人を鼓舞させるような曲だなーと思ったんだけど、どんな心境でかいた曲ですか?

岡田:ありがとうございます(笑)
「青で黒で透明な」は、個人的にはかなりカオスな曲だと思ってます。(笑)
作った当時かなり塞ぎ込んでたので…(笑)
心境的にはどん底なんですけど、そこから本当に少しずつ前を向いていくというか。そうやってうつむいたり振り返ったりして「変わっていく」ってのが大事なんじゃないかなーって。
その時の自分がそう出来なかったので、そうしたいってもがいてる俺ってやつがかなり出てる曲かなって思います。(笑)
根暗なんで。(笑)

―(笑)そして「No die down」。これはどんな思いを込めて書いた曲ですか?

岡田:これはかなり昔に作った曲なので、だいぶストレートに思いを歌った曲ですね。
自分らの作った音楽が誰かの元に届いてその中で消えずに残っていく。そんな風に音楽で俺たちが生きた「証明」みたいなものを残したいなーって。
そういう意味ではアルバムの中でも特にLASTGASPっぽい曲かもしれないですね。

―なるほど!そして「MY WORLD」。これはファンにはたまらないメッセージが詰まってますね(笑)

岡田:どうなんでしょう?(笑)
もちろんファンのみんなに「これからもずっと見守ってくれ」ってメッセージも込めてるんですけど、それ以上に「夢」ってやつを諦めないで欲しいってメッセージを込めた曲ですね。
曲中の「僕」って言葉イコール「夢」だったりして。
自分の大事に思うこと、叶えたいこと、そういう物をを無くさないで欲しいって思いを込めました。

―この曲の歌詞の意味ってめっちゃ深いんだね…。もっと聴き込んでみます!(笑)
そして、「A place in the sun」。

岡田:日々の苦悩みたいなのを歌ってます。
良いことより辛いことのがずっと多い世の中で、傷付けたり傷付けられたり。そんな中でただじっとしていらきっと駄目になってしまう気がしていて。
だからいつか自分の夢だったり目標だったりが叶うように、まずは自ら動いてみるというか。
そうやっていつか自分の思う「陽の当たる場所」に行きたいって思いを込めてます。

―そして今作の中で唯一のバラード、「バラード」。このタイトルにした意味も含めて、心境など聴かせてほしいです。

岡田:ド直球なタイトルですよね。(笑)
僕的にはすごく不器用な歌だと思ってます。
“ずっと一緒にいる”とか”守り続ける”とか、そういう歌が多いじゃないですか?
それってどうなの、って僕は思っちゃうんですよね。それホントかよって。(笑)
あんまり恋愛の曲って苦手で書かないんですけど、割とそういうエグい部分も含めて僕なりの「バラード」を作ったつもりです。

―そして「Continue」。この曲はPVの夕日がビックリするぐらい奇麗にはまってたなーって。明日を見たくなる曲ですね。

岡田:確かにPVはバッチリでしたね!撮影しながらすごく気持ちよかったのを覚えてます!
メッセージ的には「別れ」ってのがテーマになってるんですけど、意外と前向きな曲だったりします。
これもちょっと見方を変えると恋愛の曲にも聴こえるのかなあ。いろんな受け取り方をしてもらえる曲になったと思います。

―10曲レコーディングってなかなか大変だとは思うけど、今回のアルバム制作のなかで、面白い出来事とか、ぐっと来た話とか、制作秘話みたいなのあった???

岡田:今までの中で曲数も最多、期間も最長のレコーディングだったのでなかなか大変でしたね…(笑)
ただ、東京でのレコーディングだったり、今までに無い環境でのレコーディングだったので、思っていた以上に楽しんで作品を作れた気がしますね。
制作秘話なのかわからないんですけど、今回僕だけ東京に10日ぐらい泊まり込みで歌入れだったので、ホームシックってやつに初めてなりました(笑)
東京の空が狭くって(笑)
なので最終日に迎えに来たメンバーの顔を見たときはなんだかグッときちゃいましたね(笑)

―そして、このアルバムを引っさげて、東名阪ワンマンツアーが始まる訳ですが、意気込みを聴かせてください!地元以外でのワンマン自体初めてになるのかな?

岡田:そうですね、地元以外では初めてです!
どんな日になるか今からドキドキしてるんですけど(笑)
初めてライブに来る人にも楽しんでもらえるようなあったかい空間にしたいと思ってます!
なので本当に沢山の人に見に来てもらいたいですね!

―東京編は俺もぜひ見に行かせてもらうので楽しみにしてます☆

岡田:ありがとうございます!ハンパないライブかましますね!!(笑)

―そしてさらにそれだけでは終わらない!9/12の愛知・常滑りんくうビーチでの野外フェス!これも初の試みだけど、何かきっかけはあったの??

岡田:各地で、もちろん地元東海エリアでもいろんなフェスがありますけど、LASTGASPは全然呼んでもらえない。うん(笑)
だから呼ばれないならいっそ自分らでやってしまおうと。
今年は本当にいろんなことに挑戦していこうと思っていたので、思い切って自分たちでやることにしました。
最初は規模の小さなフェスでも、少しずつ仲間を増やしていつか沢山の人に愛されるフェスにしたいですね。
みんなで作る遊園地みたいなもんだと勝手に思ってます。年々アトラクションが増えていって、みたいな。
そうやって自分たち発信で沢山の人を巻き込んでいくことがしたくて、今回のフェスを企画しました!

―なるほど!LASTGASPをビーチで聴けるって気持ちいいだろうなー。って感覚もあり、今回のアルバムを聴くのに、ゆうきくん的にお薦めな心境や環境とかありますか??

岡田:そうですね…やっぱり背中を押すというか、応援ソングが多いので、何か壁にぶつかったり落ち込んだり、悩んだ時に聴いてもらえたらきっと前向きになれるアルバムだと思います。

―最後に、eggmanマンスリーマガジンを読んでくれてる皆様へ一言下さい!

初めまして、LASTGASPです。
「とっておき」の一枚が出来ました。
日々色々な事と戦うあなたに向けて歌ってます。
気に入ったら、ライブに来て下さい。
ライブハウスで、待ってます。