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Mr.JiNGLES interview
- SPECIAL -

Mr.JiNGLES interview

Mr.JiNGLESワールドへようこそ!そんな言葉と共に心躍らされる3ピースメルヘンパンクバンド。遊園地に来たかのような感覚になる彼らの楽曲達とそれを表現するライブは唯一無二の存在。自信最高傑作とも呼べる1st Short Album「MAGIC TUNES」が日本をハッピーの渦に巻き込む!!

interviewer:YUMA

–約1年半ぶりとなるアルバム発売おめでとうございます!

Mr.JiNGLES:ありがとうございます。

–完成してみてどうですか?

大橋功奈(Gt, Cho / 以下:大橋):そうですね。良い感じなんじゃないですかね!?(笑)

–1st Short Albumという事ですが、ショートアルバムって初めて聞きました。これはどうしてショートなんですか?

田島麗治(Ba,Vo/以下:田島):ミニっていう言い方が嫌いなだけですかね?本当は5曲入りで1500円くらいのものを作ろうと思っていたんですけど、出来てみたら結構ボリュームあるしこれはミニじゃないだろうって話になって、フルアルバムっていう程のボリュームでもないし…。映画だとショートフィルムってあるじゃないですか?だからショートでいいやって思って。

–Mr.JiNGLESらしいというか、遊び心もあっていいですね。今回もMr.JiNGLESの世界観がたっぷり詰っていました。毎度毎度、遊園地に来た感覚になるんですけど、メンバーはどういった意識で楽曲作りをされているんですか?

大橋:その質問はよく聞かれるんですけど、普通なんですよね。どんな音楽聞いてるんですか?とかディズニーランド好きなんですか?って言われるんですけど、普通に好きなだけで遊園地とかを意識しているつもりもないですし…。

田島:メンバーの僕らからしてみたら、最初に作ってくるのは功奈(大橋)なんで、変わってるなとは思いますよ。1st Full Albumに入ってる「Milky」って曲は高校生の時に作ったんですけどコピーバンドに毛が生えた的な時に、曲出来たからやろうって言われてこいつは変だぞ?って思って…。

–そういう感覚を自分達で意識し始めたのはいつからなんですか?

田島:実際は全く意識してないですね。ここにコレを入れたら面白いんじゃないかとか、こういう唄い方したら面白いよねとかをみんなで話し合って作ってますね。

–そうなんですね。アルバムのお話もお聞きして行きたいのですが、まず「MAGIC TUNES」というアルバムに込められた想いを教えてもらえますか?

田島:僕、手品が好きで(笑)。手品って最後の瞬間にファッってなるじゃないですか。その感覚が欲しくて。アルバムを聞き終わった時にファッって気持ちが変わるというか、その変わり方も手品みたいな感覚で変わって欲しいなって思って「MAGIC TUNES」と名付けました。歌詞とかもデタラメ語で唄えちゃうじゃないですけど、呪文っぽい感じが良かったんですよ。すごく分かりやすく言っちゃえば、ビビデバビデブーみたいな。

–歌詞でもパッパラパッパッパーって出てきますね。曲についても聞かせもらいますが1曲目の「Overture」は、すごくワクワクしました。この曲で遊園地にサーカス見に来た感覚になって2曲目はジェットコースター、3曲目はお化け屋敷って感覚になるというか…流れも含めて考えているのかなと。もし違えばメンバーの皆さんの感覚も教えてもらえればなと。

大橋:えっと何でしたっけ。もう1回言ってもらっていいですか?サーカス?

田島:あははは(笑)。これ良くあるんで。すいません。

桑原康行(Dr,Cho/以下:桑原):サーカスっぽいと思ったけど実際はどうなの?ってこと!

大橋:あっ!これは、みんなで考えて作りましたね。俺は、昔からSEみたいのを作りたくてやらせてもらいました。壮大に始めたいっていうのもあってこんな感じになったんですよ。

田島:この曲のセリフは、ONE BUCK TUNERの河内くんがやってくれてるんですよ。彼は英語がペラペラなんでほとんど即興でやってもらいました。サーカスって意識したわけじゃないですけど、何かの出囃子っぽくしたいなっていうのはありました。でもそうやって取ってもらえたなら今日からサーカスですね(笑)。

–そんなSEからの「Princes Miry」の爆発力はすごかったです。ライブで聞いたら最高に楽しいだろうなと。Miryとは月面着陸船の事なんですか?

田島:そうですね。勝手に名前を付けただけです。そういうイメージで。宇宙飛行士が、そういう船にあだ名を付けるんですよ。僕たちはMiryと名付けただけです。曲に関しては、僕らが作る曲とか僕らを好きでいてくれる人達に船に乗ってもらう感覚というか…月までは行くから後は任せるよ!っていう感じですね。

–Miryって言うのはどこから出てきたんですか?

田島:仮唄でデタラメに唄ってた時に、最初はメアリーだったんですよ。でも人の名前っぽいけどメアリーって意味ないなって思って。Miryにした理由は、”M”r.JiNGLES,”I”sana,”R”eiji,”Y”asuyukiの頭文字なんですよ!

–そうなんですね!次の曲は、お化け屋敷っぽいというか田島さんの唄い方もいろんなパターンがあってすごく面白かったです。この曲はどんな感覚で作った曲なんですか?

大橋:俺がハマっていたバンドがホラーパンクっていうジャンルで、そういうのを聞いてた時に俺もこういう曲でもっとかっこいいの作ってやるって思って。

–ホラーパンクってジャンルがあるんですね。

大橋:いや、俺が勝手に付けてるだけですけど。

–あははは(笑)。話聞いて信じて書いちゃうじゃないですか!!次の曲の「Billy the Reaper」はMr.JiNGLESらしさ前回でした。これはどんな想いで作ったのですか?

大橋:これは何だっけかな…(笑)。祭りっぽい感じのイメージで作りましたね。祭りというかフェスタ?

桑原:祭りもフェスタも一緒じゃん(笑)。翻訳しただけだよ。

–こういうイントロの雰囲気は、ライブでも楽しめるMr.JiNGLES定番の部分だと思いますが田島さんはレコーディングの時からライブを意識してやってるんですか?

田島:この曲のイントロは、功奈(大橋)が唄っているんですよ!最初は僕が歌うつもりだったんですけど、酔っぱらってる奴が楽しそうにアホっぽく歌ってるイメージで。僕にはそれが出来なくて功奈に歌ってもらいました。

桑原:完全に美川憲一みたいですけどね(笑)。

田島:美川憲一いろんな所にいるよね?(笑)

–あはは(笑)。「Friend」はすごく背中を押される歌詞でした。この曲は、エピソードがありそうな気がしますが…

田島:この曲が出来た時、仲良い友達の誕生日でその日に曲出来たんだって適当にそいつの名前を歌ってて、レコーディングの最後の方まで歌詞が出来てなかったんでこういう曲を書いてみようかなって思って書きました。

–羨ましいパターンですね!MVにもなっている「Midnight Cruise」は、初めてアルバムを聴いた時から印象的でした。デビューから数年間経って、初のMVだと思いますが、MV撮影とかどうでしたか?

桑原:僕は結構楽しかったですね。ただ、踊れるのかっていう。

–何故ダンスを踊る事になったんですか?

田島:わからないんですよ!アルバム出来た時に、子供がブレイクダンスとかしているのをTVで見ててこれ行けるんじゃね?っていろいろ頭の中で想像して相談したら、そういえばMV撮影の曲ダンス踊るよって言われて…。メンバーもみんなでそれなりに練習してから撮影に行ったんですけど、撮影途中の1コマでヘタクソっぽく踊ってみてって言われて頑張ったのに下手で良かったんだって(笑)。でも、「Midnight Cruise」は曲が出来た時にビックリするくらい良い曲だねってメンバーみんなで話してたのでこの曲がMVになって良かったですね。

–この曲はどんな曲になっているんですか?

田島:この曲が1番歌詞で悩んだんですけど、親父に向けた唄で。学校辞めてバンドやるって言ってた時に親にすごい迷惑をかけて…。20歳とかの時に親にいろいろ言われて近くの公園にいった時にボーっとしてたあの感覚で書こうって思って。レコーディングの前に歌詞が書けないってなってドライブをしようって思って気がついたら新潟にいました(笑)。

–そのエピソードやばいですね(笑)。

田島:全然ピンと来なくて車に乗って気がついたら日本海見てましたね。

–それで海ってワードも歌詞に出てくるんですね。その次の曲の「Lily Sprite」と「My Song」はアルバムの最後の方ですごくポイントになっていると思いました。

田島:功奈(大橋)は、いつも漠然とした曲のイメージを言うんですよ。雲の上でフワフワ踊っている感じとか。

桑原:フワフワしたドラムってどう叩けば良いのって感じですよね。

大橋:ちょっと違うんだよなーってなったりしますね。

–この3人じゃないとMr.JiNGLESは成立しないですね(笑)。羨ましいです。前回のeggmanでの企画もSOLD OUTでしたし、今回のツアーファイナルの新宿LOFTも大盛況になるのではないかと!

田島:新宿LOFTは、昔から知っている箱でやりたかったって気持ちが強かったので楽しみですね。何回か出させてもらっているんですけど、ここで自分達のツアーファイナルをやりたいって思ったんですよね。

–大阪がツアーの初日なのはどうしてですか?

田島:関西は結構行ってるんですけど、今まで自分達の仕切りは都内しかやった事がないので関西から遠征して来てくれる人の為にもというか、関西でも特別な事をやりたくて初日にしました。

–最後に今回のショートアルバムを聞いてくれるリスナーの皆様に一言お願いします。

桑原:今までのMr.JiNGLESってこういうバンドです。って伝えられるアルバムが出来たと思いますし、今まで聞いていてくれた方達にも満足してもらえるアルバムが出来たと思うので、これを持っていくのでツアーに遊びに来てくれれば間違いないんじゃないかなって思います。

田島:CDを買ってくれた人が読んでくれるようにデザインの中にメッセージを埋め込んだので是非読んで欲しいです。全曲の一口解説みたいのも書いてるのでそれを見てもらえればアルバムをもっと楽しんでもらえると思います。今まで何枚もアルバムとか出してますけど、今までで1番音楽しているアルバムなので歌詞も英詩と日本語詩を読んで楽しんで欲しいですね。他にもCDをいっぱい遊べるように仕組みを作ったつもりなのでいっぱい聞いて欲しいです。

大橋:とにかく良い感じですね。良い感じのアルバムなんで。

–なにか一言はありますか?

大橋:キラキラきゅんきゅんしてるし、全身全霊で作ったアルバムなのでこれからの糧にして欲しいです。

田島:なんか最後めっちゃ固いな!

–もう1回聞き直します?(笑)

Mr.JiNGLES:ありがとうございました!!(笑)