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日乃まそら interview
- SPECIAL -

日乃まそら interview

―まずは先日の5月11日に行ったeggmanでのワンマンライブ、ソールドアウトおめでとうございます!

日乃まそら(以下 日):ありがとうございます!

―このワンマンを決めてからずっとソールドアウトにはこだわっていましたよね。

日:そうですね。eggmanのワンマンをソールドアウトして、ロッカーにサインを書くというのをどうしても達成したくて。もう最近は書く場所がなくなってきていたから焦ってました(笑)。eggmanは今までで一番ライブをやらせてもらっている場所ではあるんですけど、ロッカーにサインを書けていないっていうのが自分の中ではずっと引っかかっていて。もちろん今までの主催イベントやワンマン全てでソールドアウトは目指してやってきましたが、今回はいつもより特別な感情を込めていたのは事実ですね。でもソールドアウトしなかったら音楽辞めますとかは違うなと思って、そのバランスというかどう意思表明するかはちょっと悩んじゃいましたね。ネガティブな側面を見てそれなら行こうとかは思われたくなくて。日乃まそらのワンマンが見たいっていうポジティブな感情で結果ちゃんとソールドアウトするっていうのが大事なところでした。アーティスト人生をかけて今回のワンマンに挑んだっていうのは紛れもなく本当の感情ではあるんですけどね。SNS全盛の今だからこそしっかりと自分の言葉で自分の気持ちを発信して伝えるというのは今まで以上に意識して臨んだライブだったように思います。

―ライブを見ていて今回その覚悟や気持ちがとてもしっかり伝わったのを感じました。

日:そう言ってもらえたらとても嬉しいです。サポートメンバーもずっと一緒にやってきてくれた人たちだから安心感しかなく、たくさん支えてもらいました。そして何よりそれをフロアが迎え入れてくれて。当たり前なのですが私のワンマンを見に来た人たちで満員になったんですよ。eggmanで。ライブ始まるタイミングですでに泣きそうでした(笑)。個人的には悔しい部分やもっともっとやれたなと思うポイントはたくさんあるのですが、今までの私の活動の集大成として一つになれたような感覚はありました。この先のアーティスト人生においてターニングポイントだった日な気がします。

―僕もそう思います。そしてそんな大切な日にCDを2枚同時リリース。

日:バンド編成とアコースティック編成。どちら編成でもライブをやっている私だからこそのCDを作りたくて。自分の活動を自分自身で肯定したかったのかな。日乃まそらというアーティストがここにいるという証をずっと残したくて。

―ワンマンライブもリリースしたCDもまさにその証になったと思いますよ。そしてその2枚を引っ提げて6月に名阪、そして改めてeggmanという場所で今回は主催イベント。

日:名古屋は2部制イベントでアコースティック編とバンド編。大阪アコースティックイベント。そして渋谷はバンドイベント。今回リリースした2枚を象徴するような東名阪ツアーが作れました。名阪はなかなか行くことができていなくて本当に久しぶり。それが自身のレコ発ツアーという形で行けるのが感慨深いです。ライブはもちろん楽しんでもらいたいのは大前提ですが今回に関してはCDを直接届けられるというのもとても嬉しいですね。そしてワンマンからこの東名阪ツアーまで全部通して一つの物語みたいな感じで走り切れたらいいなって思っています。

―楽しみにしていますね。

日:7月5日にまた先に向けてのこともお話しできたらとは思っています。ここで燃え尽きる感じにはしたくなくて。目標としていた5月のワンマンでのソールドアウト、そして久しぶりの名阪でのライブ、そして7月の主催イベント。しかも7月で活動7周年になるんです。7年って決して短い時間でなくて。たくさんの人に支えてもらって、たくさんの方が応援してくれているから続けられている。楽曲制作は自分自身で勝手に続けていくことは可能ですがライブはそうはいかないから。楽しみにしてくれて、その場に足を運んでくれるみなさんがいないと成立しないんです。それって本当に当たり前のことではなくて。だからこそ大事にしたい。アーティストしての歴を重ねていって、それを年々痛感します。そんな中でこの先を楽しみにしてもらえていることはアーティスト冥利に尽きると思ってます。だからこそみんながワクワクしてくれることをずっと考え続けていきたいなと思うし、楽しみに待っていて欲しいです。ちゃんと着いて来てください!