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RED LINE TOUR staff interview
- SPECIAL -

RED LINE TOUR  staff interview

全国各地を毎回出演バンドを変えながら盛り上げる「RED LINE TOUR」。
本誌では、3年目を迎え着々とその名を広めてきたTOUR型音楽イベントのスタッフ達を集めイベントの本質から裏話まで普段聞ける事のない対談を敢行した。

interviewer:YUMA  photo:Kohei Suzuki

YUMA(shibuya eggman) 今日は、お集まり頂きありがとうございます。RED LINE TOURスタッフ対談という事で、イベントの事を中心に面白く対談出来ればと思っています。

KTR(RED LINE主催者) みなさんよろしくお願いします!

YUMA イベントをやってみたい若い人とかもいっぱいいると思うので、どうやっているとかも聞ければなって思ってます。

蛭川(SMASH)  RED LINE TOURは思い付きだけだよ!

KTR  3年間ね。ずーっと思い付きだけ(笑)。

YUMA  まずは、RED LINE TOURをやる事になったキッカケを教えてくれますか?

KTR  キッカケは、2006年に一人で行った”Warped Tour”(全米40カ所以上を回るロックフェスティバル。正式名称は、Vans Warped Tour ※有名スニーカーブランドのVansがスポンサー)ですね。10カ所くらい回ったんだけど、向こうは1カ所ずつの移動距離がすごいんだけど、箱を回るっていうそのハングリーさが良いなって思って。Warped Tourはバンドが回ってるんだけど、それをスタッフ達でやるのも面白いんじゃないかなって思ったのがキッカケで、その日本版をやりたいって思ってる人はたくさんいると思うんだけど、手間もかかるしやりたくても出来ないんじゃないかなって思って、じゃあうちらがやろうって温めて温めて、始めたのが2010年。

YUMA RED LINE TOURを知らない人もまだいると思うんですけど、どんなイベントなんですか?

KTR  RED LINE TOUR自体は、ボーダレスというかジャンルレスって部分にこだわっててオールジャンルのバンド達に出てもらって異種格闘技をコンセプトに全国をツアーで回るイベント。普段やらないような面子でツボを突いていければなって感じで開催してますね。

蛭川  なんでRED LINE TOURって名前になったの?

KTR  福生って所が俺の地元で、赤線通りっていう通りがあって、そういうのをイベント名とかけて、いつか地元の横田基地でやりたいなって思ってこの名前になった感じです。あとは、ボーダーはないよっていう意味合いもあります。

YUMA  そうなんですね。大きくやりたいならフェス作っちゃえば良いのにって思う人もいると思うんですけどこういう形にしたのはなんでですか?

KTR  フェスっていっぱいあると思うんですよね。いろんな所でいろんな素晴らしいフェスがあるから、俺たちの色を出したいなって思って。野外でやるのも憧れなんだけど、TOUR形式にするんだったらライブハウス。遊び場を作りたいなって思うからうちはうちに出来る事をやろうって思ってます。

YUMA  そうなんですね。ライブハウスの人間からするととても有り難いしすごく気持ちも分かります。

池田(映像監督)  俺ら会話に入る場所ないですね(笑)。

蛭川  だいたいKTRに聞いてればいいんじゃない?

YUMA  この話を派生させていってくれれば(笑)!

KTR  スタッフから見たRED LINE TOURとかも折角だしこういう場で聞ければって思う!池田さんとかは初年度から参加してもらってるし。

池田  俺は、声かけてもらってバンド好きだったし、自分はバンドやってないからツアーって事に憧れてたしライブの映像を撮って打ち上げしてって繰り返すのはすごく楽しかったですね。

YUMA  RED LINE TOURの良い所ってスタッフが楽しんでますよね。

KTR  行きの車なんてテキーラ祭りだからね。渋滞はまったらトイレ行けないし。

鈴木公平(カメラマン/以下:公平)  僕は今年の3月のビギニングツアーから参加させてもらったんですけど、噂は本当でしたね(笑)。

KTR  スタッフ内の士気をあげるじゃないけど、クルー感が出るしいいよね。

公平  ムービーのチームと一緒に行動出来る事って普段は現場入って挨拶してって感じでガッツリ会話出来る事が全然ないから、一緒に回れる事はすごく楽しみですね。

YUMA  イベントやる上で映像とか写真て大事だと思うんですけどお二人は、撮る上で大事にしてることってありますか?

池田  2年目までは探り探りだったんですよ。アウトプットがハッキリと決まってなかったから…。でも2年やってみて思ったのはライブ以外の部分も撮ったら面白いんじゃないかなって。

KTR  RED LINE TOURは、ジャンルも日によって違うから打ち上げの感じとかも全然違うからね。すごいそういう所を見せれたら面白いよね。秘話もたくさんあるし。

公平  昔好きだったバンドの特典DVDとかもオフショットが面白かったりしますからね。

池田  それが出来る唯一のイベントですもんね(笑)。

KTR  現場が殺伐としてないからね。その雰囲気がいいよね。

YUMA  毎年ツアーの本数が増えてますけど、これからももっと増やしていく予定なんですか?

KTR  どうしたらいいですか(笑)。ライブハウス好きだからいっぱい行きたいんだけど…。

蛭川  全県行こう(笑)!

公平  47都道府県行ってその後はアジアみたいな?

KTR  そうすると皆様の1年間のスケジュール貰わないとですね(笑)。

蛭川  もう年俸で契約してもらわないとダメだね。

全員  あはははは(笑)。

YUMA  イベントをやりたい子からしたら一線で活躍してるバンドを誘いたいけど、中々決まらないってことがあると思うんですけど、RED LINE TOURには,たくさんそういうバンドが出てるじゃないですか?出演してもらうのはどうやってるんですか?

KTR  熱意で!音楽業界に飛び込んでくるしかないんじゃないかな。どんな形であれ。

YUMA  そうですよね。でも以外とそういう質問多いんですよね。

KTR  飛び込む勇気は必要だよね。

YUMA  どんなお客さんに来て欲しいとかありますか?

KTR  多種多様、老若男女関係なく来て欲しいですね。B-BOYでもなんでも来て欲しい。全然見た目が違う客層をステージから見てみたいですね。

YUMA  そうなんですね。そろそろ対談っぽくしていきたいんですけど、お題出しても良いですか?「RED LINE TOURとは」でお願いします。

KTR  俺の1年間。いや、俺の1年間の下半期。

全員  あはははは(笑)。

蛭川  実は年中RED LINEでしょ(笑)。いろいろ話してるしね。

公平  僕、いろんなフェスに撮影行かせて頂いてるんですけど、それぞれ良い所があると思っててRED LINE TOURの空気感ってファンなんですよね。すごく楽しいし、音楽のわかりやすい所とかも見えやすいんじゃないのかなって思いますね。

池田  俺は、運営に関わってないんだけどスポット作ってて毎回毎回バンドの解禁がメールで来るんですよね。俺は一番視聴者に近いんじゃないかなって思いますね。おっ!このバンド出るんだってなるので。普通だとバンドと繋がらないと映像取れないけどRED LINE TOURとして関わりのなかったバンドを撮れるじゃないですか?そういうのは嬉しいです。

KTR  池田さんには、RED LINE TOURが終わってからも出演してくれたバンドのPVとか撮ってもらったりしてますからね。

公平  僕もそうですね。いろいろやらせてもらえているし、そういうのはすごく嬉しいです。

KTR  バンドもツアーを通して、今まで関わりのなかったバンドと仲良くなってイベントに誘ったりもしているし、そういうキッカケになっているのは嬉しいですよね。

公平  ライブを通して、ツアーを通していい飲み会を開いてるみたいですね。

YUMA  毎回出るバンドが変わるのにツアーを通して楽しめるというか、雰囲気が良いのは何ででしょうね。

蛭川  スタッフが楽しんでるっていうのは大きいんじゃないのかな。

KTR  常にテンション高くツアーしてるからね。ある種のお祭り的な感覚はもってやっているし、お客さんにも出来るだけ色んな所を一緒に回って欲しいですね。

公平  インタビューしてるYUMAさんは、どうなんですか?初年度からDJとして参加しているらしいですけど。

YUMA  あはは(笑)。でも、楽しいの一言ですかね。本当にそう思いますね。

蛭川  今年はYUMAはDJやらないって噂だけど…。

YUMA  あれ?そうなんですか?がっつりスケジュール聞かれましたけど(笑)。

KTR  DJからイベントが始まるっていうイベントツアーは、スタイルとしても新しいから絶対に楽しいと思う。

YUMA  各地連れてってもらいましたけど、場所によって反応の仕方が全然違うんでそういうのが見れて面白かったっすね。大阪とかは素直に反応してくれる印象もありました。

池田  去年の大阪やばかったっすよね。初めてみたわ、あんなDJは。

KTR  爆発力ハンパなかったね。聞いた話なんだけど、大阪はRED LINE TOURとかMAD OllieとかそういうDJが入っているイベントが少ないみたいで新鮮さがあったんだろうね。

公平  MAD Ollieの話で思い出したんですけど、RED LINE TOURって違うイベントとのコラボが多いですよね。

KTR  そうなんです(笑)。

蛭川  進行上手いね!!!

公平  一応、4年間雑誌の仕事してたんで(笑)。

KTR  今年は3月のビギニングツアーからディスクユニオンさんやMAD OllieさんやPUNKLOIDさんとかOTODAMAさんとかいろいろやらせてもらって9月からの本編に繋げたいって思ってやりましたね。

YUMA  そうなんですね。ちなみにイベントの企画者はKTRさんですけど、SMASHの蛭川さんはイベンターとして入っているじゃないですか?イベンターってどんな事をするんですか?

KTR  イベンターってなんなんですかって若いバンドとかにも聞かれる!

蛭川  言われた事を出来るだけやれるように手配してるって感じかな。要は、企画してる人はあれやりたい、これやりたいって言ってくるけど出来る出来ないをジャッジするのが俺の仕事。FUJI ROCKとかは出来る範囲を分かってるけど、KTR氏は、突拍子もない所からアイデアをもってくるから大変だけど面白い。

YUMA  そうなんですね。例えば珍アイデアみたいのはありますか?

KTR  新木場STUDIO COASTにヘリコプターで登場したいとか。

全員  あはははは(笑)。

公平  ロンドンオリンピックみたいですね。

蛭川  屋内なのにね。誰が登場するんだよっていう…。

(その後、掲載出来ないような話が続く…)

YUMA  そろそろ締めようと思っているのですが今後、RED LINE TOURはどんな感じでやって行きたいですか?

KTR  まぁまだ本編が始まってもいないのでって感じですけど、いろいろ考えてますね。JMSが10周年って事もあるのでいろいろ企んでます。対談に参加してもらった皆さんにもこの対談を読んでくれている皆様にもイベント成功に向けて協力してもらいたいと思ってるのでよろしくお願いします。まずは9月からのRED LINE TOUR 2012に是非足を運んでください。最高に楽しいPARTYをしましょう!

YUMA  皆様、今日はありがとうございました!

全員  ありがとうございました!!