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SILLYTHING interview
- SPECIAL -

SILLYTHING interview

世界中の音楽とリンクし、エンターテイメントしたいという志を持つ。そのスタートとして、2012年現在の音楽界を賑わす作曲家や作詞家からの提供曲、プロレスラーや漫画家などともコラボレートした個性的な楽曲に加え、自身達自身で作り上げた楽曲を織り交ぜて”世界を大いにエンターテインするSILLYTHING”としてのバンド活動を開始した。

interviewer:森村俊夫 / eggman

–9月19日にアルバム『CROSS WIZARD』をリリースしてデビューする”SILLYTHING”ですが、まだHPが公開されていない事もあって、読者の方々にとって”SILLYTHING”というバンドは謎が多いと思います。今回のこのインタビューでいろいろと読者の方々に伝えていけたらと思います。宜しくお願いします!

Vocal.成田大致(以下 大致):宜しくお願いします!

–早速ですが”SILLYTHING”というバンドを結成した経緯を教えて下さい。

大致:先に前進バンドの新しいアルバムを作るってことでレコーディングを始めたんですけど、いざ、レコーディングはじめて、音の出し方から何まで変えてるうちに全く初めての状態でリスタートした方がいいなってことで前のバンドを終わらせてSILLYTHINGをスタートさせました。このバンドでは面白いと思うことを追求しようと思ってます。このアルバムは軽い自己紹介みたいなものですけど、まあそんなバンドです(笑)

–確かに今回の作品は、始まりから衝撃が走って、そのままの衝撃のまま突き抜けていく様なすごく面白くて濃い作品になっていますよね!

大致:自分の好きなモノを好きな順番に並べて、それをCD-Rに焼いた様なアルバムになっています。東映の最近の特撮映画やスーパーロボット大戦の様な自分の好きなモノが集まって詰め込んだ様なイメージのアルバムになっています。全員集合!みたいなものが昔からいつまでたっても好きなんですよね。見てるだけで面白いじゃないですか。すごいバカっぽいですね(笑)

–そんな今作の1曲目ですが、いきなりプロレスのリングアナウンサーの”田中ケロ”さんの前口上で始まりますね!

大致:生まれて此の方一番好きなモノがプロレスで、生まれてからの一番始めの記憶が2歳ぐらいの時に観た”アントニオ猪木vs ビックバン・ベイダー”戦でした。それからずっとプロレスと共に生きてきたので、このアルバムの第一声は僕の人生で一番馴染みのある声の人、田中ケロさんで始めたいって思いがあって、オファーしたらOKもらえて。レコーディングも立ち会えたんですけど本当に興奮しましたね。時は来た!(興奮しながら)

マネージャーT野2000:ブッ・・・(吹き出す)

–(さえぎって)そんな前口上から始まる1曲目「Summer Heart ATTACK」ですが、すごいメンバーでのコラボレーションですね。”ももいろクローバーZ”の作曲家の”大隅和宇”さんが作曲。”KING BROTHERS”のギターの”マーヤ”さん、”銀塊”等に出演している声優の”小林ゆう”さんがスクリームで参加。ギターに”人間椅子”の”和嶋慎治”さんと錚々たるメンバーですね。

大致:更に、この曲は”アントーニオ本多”選手というプロレスラーの方に歌詞を書いてもらいました。以前後楽園ホールで行われた”アントーニオ本多”さんのタイトルマッチを観て、その時の彼の心情を俺は歌いたくて、歌詞を書いてもらったんです。このタイトルマッチにはすごい友情ヒストリーがあるんです。コラボレーションに参加してくれた方も含め、この曲のレコーディングの前にみんなでタイトルマッチを観て、”マーヤ”さんのスクリームのリリックなんかはその場で考えたりもしました。俺が観たかったモノ、好きなモノを本気で具現化した作品になっています。この人とこの人を合わせたら相乗効果で絶対すごいことになるだろって確信がありました。

–元祖”アキバ系女王”と言われる”桃桜井はるこ”さんとのデュエットと、想像以上にガラッと雰囲気の変わる2曲目もそういった観たかったモノ・好きなモノを具現化したモノですか?

大致:そうですね。好きな事しかやってないので!これもトラックを”鈴木秋則(exセンチメンタル・バス)”さんからもらって歌詞を”藤林聖子”さんに書いていただいて。誰がいたらこの曲がもっといい曲になるだろうなあって思って、モモーイさんと”でんぱ組.incのねむきゅん”を誘いました。この曲はシンセサイザーの音にすごくこだわっていて、秋則さんの家に泊まり込みに行って創ったんですが、情報量をすごく多い曲にしたいっていうのがあって、知らない人が聴いても聞き流してしまうけど、わかる人が聴けばわかる様な小ネタが随所に散りばめられています。小ネタもすごく好きなんですよ。カメオ出演とかで大物俳優がちょい役で出たりとか。頭の中が小学生の時から変わってないんでね。僕は。すごく両極端な2曲ですが、この2曲を聴いてもらえると”SILLYTHING”というバンドがどんなモノかわかってもらえると思います。

–ロックンロールとアキバ系の様なすごく濃い2曲から始まる今作ですが、5曲目に入っている(CD 6トラック目)「☆☆☆チャンバラン」はすごくノリが良くて、気持ち良い曲ですよね。

大致:この曲は始めの2曲と比べるとすごく聞きやすく創った曲で、ボーカロイドの様な感情が入っていないかの様な歌い方で録っていて、エフェクトもこだわって、アレンジも何度も変えました。新日本プロレスのテンコジの様なタッグの二人の楽曲が好きなので、、作詞・作曲も”只野菜摘・AKIRASTAR”というタッグでお願いしました。

–ここもプロレスと結びついているんですね!

大致:これはこじつけですが(笑)

ー今作のタイトルが『CROSS WIZARD』ですが、まさか・・・。

大致:”武藤敬司(プロレスラー)”の昔のキャッチコピーです!”WIZARD”とは”魔術師”などの意味があるんですが、それとCROSSって交わるって意味があるじゃないですか。そういう部分での強引なこじつけですね。武藤さんを僕は世界一尊敬しているのでこのキャッチコピーをどうしても使いたかったんですよ!武藤さん愛してまーす!(棚橋弘至選手風に)

–はぁ、そんな今作を引っさげたリリースツアーも始まりますね!

大致:東名阪とツアーに回って、ファイナルの東京はワンマンです。ワンマン完売しなければ解散。こういうのもプロレス要素と電波少年的要素ですね(笑)ワンマンにも面白い要素をどんどん入れていくので楽しみにしていて下さい。

–HPもまだ公開されていませんが、ワンマンが決まっている等、本当に謎の多いバンドですね!

大致:そうですね。プロレスの父と呼ばれる力道山の死も謎が多いですからね・・・簡単には説明ができないアルバムですが、今作は面白いモノや楽しいモノもがたくさん詰め込んであるアルバムなので、そこから違うものに興味を持って行ってくれる人がいたら嬉しいですね。僕らが胸を張って面白いと思えることを紹介していけたらと。

–新しい楽しみ方ができる作品になっていますね!他にも、これを読んでくれている読者の方に伝えておきたい事はありますか?

大致:”特にありません。”(新日本プロレスのオカダ・カズチカ選手の名言)

–(呆れながら)ありがとうございました!(笑)