–10月3日に初ワンマンをshibuya eggmanで行うキタオユカさんのインタビューという事でまずは、自分はどんなシンガーなのか教えて貰えますか?
キタオユカ(以下:キタオ):都内で活動しているシンガーソングライターです。兵庫県出身で、高校2年生の時からピアノとギターの弾き語りでライブ活動を始めて、今は弾き語りだけでなくバンドでやったりもしてます。平成2年生まれです。ジャンルはポップスです。
–今までCDをリリースした事は?
キタオ:高校生の時に自主制作で作った事はあるんですけど、250枚限定だったので自分の手元にもないです(笑)。それ以来は、ずっと曲を貯めていて300曲近くあるんですけど出す機会を待ってるって感じです。
–CD出したい気持ちはあるんですよね?
キタオ:出したいです。でも、ここまで出さないと変なもの作れないなって感じですよね。ライブでもCDないんですかって聞いてもらえるんですけど、今はYOU TUBEを見て待っててください!って思っています。
–YOU TUBEと言えば、震災の被災地に向けて作った歌が上がって話題になっていますけど、被災地まで行く事になったキッカケとか歌が出来た理由を教えてくれますか?
キタオ:私が昔に阪神大震災を経験していて、東北の震災があった時に何か出来る事ないかなって思ってピアノに向かって曲を作って、それが届くかは分からないですけど初めて歌だけのデータをYOU TUBEにあげてみたんです。それが巡り巡っていろんな方に届いて声をかけて頂いて岩手県の小学生たちと合唱する事になったんです。みんなすっごく笑顔で歌ってくれて1年後の3月11日に一緒に合唱した映像をアップしました。
–すごくいい活動だと思うし、元気を与えてくれる歌でした。
キタオ:”この空がひとつしかないのは”は、本当にいてもたってもいられなくて書いた曲です。
–もっと多くの人に広げてみんなが元気になってくれるといいですね。キタオユカさんは、ギターとピアノをバランスよく1回のライブでやるのが良い所なのかなって思うんですけど、これは昔から変わってないんですか?
キタオ:高校のときはギターだけでやってました。ピアノは、お母さんがピアノの先生で4歳の時から習ってたんですけど、怒られたりしていくうちに嫌になっちゃって反抗期的な感じでギターをやり始めたんです。ある日、ピアノで弾き語りをしてみた時にいいじゃんって言われてそこからは両方をライブでやるようにしていますね。
–そうなんですね。どっちもあってキタオユカなのかなって思ってたので、そのままどっちのいい所も伸ばしていって欲しいなって思います。結構ライブやっていますけど、信念というか常に思っている事はありますか?
キタオ:昔、お客さんが一人だった時とかもあったんですけど、その時からずっと思っているのは1対数十人とかじゃなくて1対1×何人って思っていて毎回会場にいる人の目を全員見るって決めてライブしています。喋るとき目を見て話すのと同じで伝えるって事を大事にしてますね。
–いいですね。
キタオ:前に目を見すぎちゃって、ディレクターさんに怒られた事があります(笑)。
–あははは(笑)。見すぎて怒られるって面白いですね。信念なのに。曲を作ったり歌う上で大事にしている事はありますか?
キタオ:自分に対してだったりが多いんですけど、一人の誰かに向けて歌詞を書くようにしています。みんなに向けてじゃなくて一人に向けて作りますね。みんなに向けて書いた曲はみんなには届かないって思ってて。
–その人の事を思って作った歌をみんなが自分の歌だと思って欲しいってこと?
キタオ:私が一人の人に対して思ってる事って、みんなも誰かに対して思ってたり、自分に対して思ってる事でその部分は共感してもらえるって思ってます。あとは単純に聞いてくれている人に共感して欲しいとかじゃなくて、私が気持ちのこもった曲を書きたくて自然とそうなってるんです。みんなが好きそうな曲を書いても伝わらないしバレるんですよね(笑)。
–いいですね。僕もそう思います。もうすぐ初のワンマンですけどやっぱり緊張してるんですか?
キタオ:緊張してますよ!!ワンマンは本当に伝わるライブにしたいなって思いますね。来てくれたお客さんにライブの1分でも2分でも心に残せるライブに出来たらいいなって思ってて、それがその人のその後の日々に影響を与えられる歌を歌えればいいなって思います。全部心を込めて歌うんですけど、全部届いて欲しいとは思わないんですよ。だから何か強く届いてくれたらいいなって…。
–どれくらい歌う予定なんですか?
キタオ:1時間30分くらいですかね。
–結構長いですね。でもあっという間なんでしょうね。
キタオ:そうですよね〜。ドキドキしてます(笑)。でも今後もっともっとがんばって行くつもりなので、あの時のキタオユカの初のワンマンライブに来てよかったって思ってもらえるようなアーティストになりたいです。
–最後に今後の目標を教えて頂けますか?
キタオ:ワンマンライブを成功させて、ずっと出していないCDを全国の皆様にお届けできるように一生懸命頑張っていきたいと思います。
–あはは(笑)。すごく固いけどそれで大丈夫?今後は、どんなアーティストになりたいですか?
キタオ:こんなに音楽が溢れている時代で、私の音楽を聴いて下さった方に一人一人、歌を通してプラスな感情を届けられるアーティストになりたいです。
–今日は、ありがとうございました!
キタオ:本当にありがとうございました!
◉この空がひとつしかないのは