―まずは、「reminds」発売おめでとうございます!
tact:ありがとうございます!
-2回目の全国流通ということですが、今回は自主レーベルからリリースするんですね。
大嶋 洋平(Ba,Vo / 以下:大嶋):いろいろありましたね。リリースを迎えるまで結構大変だったなという印象です。
菊池 英輔(Vo,Gt / 以下:菊池):レコーディングにめちゃくちゃ苦戦しまして、一人一人が決められた時間に出来なかったり、いろいろあってすごく大変でしたね。
大嶋:それぞれが苦手としている部分が出たという感じでしたね。録り終わった時には、本当に大丈夫かなって思ったんですけどmixが終わって聴いてみてすごく良かったって思えたので本当にみなさんに聴いて欲しい音源になりましたね。
-”tact”というバンドの印象としては、やはり90年代のメロディックって部分を感じるんですけど、今回の作品も諸先輩方を尊敬してるんだろうなーって事を音から感じました。
大嶋:どーなんですかね?もちろん尊敬はしています。先輩方と直接繋がっているわけじゃないのであれですけど、だからこそ雲の上のような存在だなって思えますね。
-”tact”が目指している音楽っていう事にすごく興味を持てる音源でした。
大嶋:聴いている音楽に関しては、3人ともバラバラですね。やりたい事とかは、みんな一緒なんですけど、それぞれの我が強いんで、個々にこういう風にしたいっていうのはありますね。
Larkins(Dr):僕は、”Queen”とHIPHOPばかり聴いていましたね。そこからの”locofrank”は衝撃的でした。
-再録の曲も何曲か入っているんですね。
菊池:昔のDEMOとかで録ってた曲とか、シングルの曲を入れたいって話も出て、昔から知ってくれている人だとあれ?って思うかもしれませんね。
-中でも特に聴いて欲しい曲とかはありますか?
大嶋:俺は、1,2曲目ですかね。
菊池:1枚を通して聴いてもらっても18分しかないし、スッと聴けるんじゃないかなって思ってます。曲順決めるのは結構悩みましたね。
-そうなんですね。逆にこの曲順でまとまったのは何故?
菊池:ライブでやってみるとどうなんだろうって考えながら決めましたね。
大嶋:最初は1曲目が違う曲だったんですけど、ライブだったら違うなって組み直してっていうのを何回もやってみました。それで全員が納得したのがこの順番です。
-個人的にもアルバム1枚がサラッと聴けて良かったなっていうのは印象にありました。”tact”というバンドをやるにあたってどんな想いでライブしてるんですか?
大嶋:今まで、コンピアルバムに参加したいとか、関西にライブしに行きたいとか、小さい目標を1個1個クリアしていって今に来たから、漠然と5年後どうしてたいっていうのがそこまでなくて、今やりたい事をちょっとずつ成功させていってます。
菊池:今っぽいメロディックと呼ばれるバンドとは、違う事をしたいっていうのは、ずっとありますね。いろんな畑でやれるバンドになりたい。
大嶋:言い方悪いかもですけど、仲間とか同世代のバンド達とは、同じように見られたくないというか。ちょっと違った飛び道具みたいなイメージでいたいですね。
-ライブバンドってことでツアーもありますね。
菊池:初日もファイナルも、宇都宮なんです。お世話になった箱に対して人いっぱい呼んで何か出来ればと思ってます。
大嶋:今、言ったように地元の宇都宮に恩返しをしたいっていうのはあります。後輩には、自分達の姿を見て欲しいし、先輩の尻叩ければいいなとも思ってますね。あとは自分達の気持ちの面でも成長してきたいなって思ってるので意味のあるツアーに出来たらいいなと思います。
-このインタビューを読んでいる方に、”tact”の「Reminds」を伝えて下さい。
Larkins:死ぬ程、怒られて泣かされて出来た音源なので、頑張りまくったドラムを聴いて下さい。
菊池:今出来る事は、詰め込んだつもりなので是非とも聴いてもらえたら嬉しいです。
大嶋:とりあえず、前作は越えた自信もあるし、この次を期待してもらえる今作が出来たと思っているので、名前知らない人も買って下さい!