―今作はバンドメンバーに中村哲久氏(Dr)が加入しての初音源となりましたが、楽曲面、ライブでのプレイ面などバンド内に起きた変化はありますか？

比嘉 郵(Vo/Gt)：　やっさん(中村氏)が入ってより音楽的になったと単純に思います。　作曲面でもプレイ面でもやっさんの色がついたというよりかYUEYの色が濃ゆくなったと、とても馴染んでるというか混ざっているというか、単純によくなったと思います。　今はアンサンブルで曲を作っているんですが素直に音を形にできてると思うし。思いを形にできない歯痒さは今は一切ない、その分ごまかしがきかなくなって逆に作詞とか大変です。　あと、やっさんがロックテイストが好きなドラマーなので今のyueyの向いている方向と大変マッチしていますね。音でかい、テンポが速い、激しい、うるさい、大変好みの合うドラマーです。

－本作「Discovery」、タイトルはどんな意味の発見を指してますか？

比嘉：　このタイトルは明日のこと、未来のことを歌ったものです。　自分の道みたいなもので、自分の道(未来)は自分で見つけるんだよということを書いています。　ちょうどこのCDタイトルが収録曲の最後の曲でございまして、現ドラムのやっさんの前に叩いていた椎木君の事を歌った曲です。　彼にはお世話になったので。。。　彼がやめるときの卒業ライブの時にサプライズで歌いました。　バンドマンがバンドをやめて就職するっていう(笑)、そうゆう歌です。このCDはなんかそうゆうもんなんだって、でもみんなにもきっと伝わると思います。

－デモ録音の様子をyoutubeでUPしたり、地元LOVE精神ハンパないスマートフォン用壁紙を配信したり、DIYっぽい手作り感ある活動にメンバーのキャラが垣間見られて、バンドをいつも身近な距離に感じます。　過去にはセルフレコーディングの作品もありましたが、今回のレコーディングもメンバー自身によるものですか？

比嘉：　今作のレコーディングは人にお願いしました。　自分でも作れると思うのですが、曲を録音するプロの方がいるので、単純にプロの人に任せようと思いまして。。。　自分でやるとキリがないですしね。　他人と音を録るということは良くも悪くも新しい一面が見えます。　それを自分たちで作るのではなく一緒に作るという感覚です。　プロの人が録った方が音がきれいで聴きやすいので僕らは曲のイメージとこうゆう感じで録りたいと伝えただけです。　出来は最高だと思っています。

－6年前、1st. mini album「室内MUSIC」のジャケット写真撮影現場が比嘉さんの自宅で、千葉駅から車に乗って伺ったのをよく覚えてます。　確か同じマンションの物件で小笠原さん(Ba)とルームシェアで生活してましたよね。　今も同居しながら日々曲を作っているんですか？

比嘉：　今も同じマンションに住んでます。　そろそろ引っ越ししないとこのままここで死ぬんじゃないかって思ってます。　ここで腐ってしまうんじゃないかともう４年くらい前から思っています。　でも、バンド活動病なんですよね、やばいですよね、治らないんですよ。　ここ(今の自宅)、動きやすいんですよ。　治安も悪いし、住人もガラが悪いから、いったんそこにとけ込むと外部からの影響を受けないというか、パトカーとか頻繁にとおるから逆に安全というか。。。　音楽的にはまったくメリットないですけど、住めば都感覚で今の今まできています。　曲はアンサンブルで作るのでまったく家では作らないです。作詞くらい。

－今年の年末12/30には久々のshibuya eggman登場ですが、「Discovery」収録の新曲ももちろん沢山聴けますよね？！

比嘉：　たくさん聴けます。楽しみにしててください。　冷やかしでもいいので遊びにきてください。そして買ってください。

－YUEYの今見ている目標って何ですか？

比嘉：　目標は明確なほうがいいですよね、わかっているんですけども迷います。　売れるということ、大きい場所でたくさんの人の前でライブしたいというのは漠然とあるんですけど、あまり現実的に考えられなくて。。。　みんなが幸せになれたらなーって思います、俺も含めて。　みんなの胸に残るような名曲を残すことができたら幸せです。