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Serena interview
- SPECIAL -

Serena interview

驚異の歌唱力19歳、鮮烈デビューから約半年。 既に3枚目となるシングルをこの度リリースし、ファーストインパクトに留まらない表現の豊かさを携えた新しい側面を見せる。 リリースの度に変化を続ける彼女は今、当時歌に心撃ち抜かれた感動を次は自分から誰かへ、と願う。 個で研ぎ澄ませた歌を以って仲間との繋がりを描くSerenaの第二舞台。 語る表情はやわらかく、希望の詰まった笑顔でまっすぐに自身を見据えている。

interviewer:鞘師 至

友達への感謝の気持ちを込めて

―デビューして約半年、今作「あなたがいればOK!/ Winter Dream」は通算3枚目となるシングルですが、デビューシングル「ピンクの弾丸」リリース前からshibuya eggmanには出演して頂いていて、直接Serenaさんの歌を聴いていた自分にとっては、今作での歌声がとてもブライトになったのが印象的でした。

Serena(以下 “S”):確かにそうですね。「ピンクの弾丸」の時はパンチのある曲調だったこともあって、それに見合った歌い方を、というのは意識して歌ってました。それに比べると今作の「あなたがいればOK!」は空に突き抜けていく様なさわやかなイメージだったり、「Winter Dream」はかわいく歌うイメージだったりで、歌い方を意識しているので、今までの曲と比べると明るい歌い方になっているかもしれないですね。

-意識して変化させてるんですね。

S:意識して曲ごとに変化を付けてもいますけど、デビューシングルの時はやはり自分の自然な歌い方がああいう力強い感じのものだったし、今はまた少し歌い方が変わって来て今作で歌っている感じが今の自然体でもあるので、気づかないところで自分の歌が少しずつ変わって来ている部分もあると思います。

-今作収録の「あなたがいればOK!」、「Winter Dream」はそれぞれどんな曲ですか?

S:「あなたがいればOK!」は、大切な人への気持ちがいっぱい詰まった、卒業シーズンにぴったりな曲です。私自身も去年3月に高校を卒業したんですけど、中高一貫の学校だったんで6年間も一緒に過ごした友達と進路が分かれるということで離ればなれになって。自分の中では大きな出来事だったんですけど、それぞれ違う生活をし始めて離れている時でも、私が悩んでいると何か勘付いたのかメールをくれたり、連絡してきてくれる友達がいて、すごく励まされたんですよね。なかなか会えないけど久しぶりに会うと隣にいてくれるだけですごく幸せだなって感じることがあったり。学校を卒業してからの去年1年間はそんな事をよく感じたんで、離れていても隣にいても自分にとってすごく大切な友達へ対するありがとうの気持ちをこの歌に込めてます。だから聴いて下さる方にも、大切な友達や家族のことを思い浮かべながら聴いてもらえたらな、と思います。
「Winter Dream」は冬のわくわく感を全開で感じてもらえる曲だと思います。

-MVすごい楽しそうでテンション上がりました(笑)。

S:そう!MVは雪山で撮影したんですけど、ほんとにキラキラした楽しい曲になっていると思います。この曲を初めて聴いた時に、私の中ではディズニーランドのパレードが思い浮かんだんです。パレードってすごく輝いていてワクワクするもので、そんなイメージが湧いた曲だったんで、聴いてる人に楽しさが伝わる様にしたい思って、雪山で友達とわいわい騒いでる場面を想像しながら歌いました。歌ってる最中は仲のいい友達の笑ってる顔がぐるぐるメリーゴーランドみたいに回想されるんです。だからとても楽しい気持ちで歌えました。

-学校の頃の同級生などは今も連絡をくれたり、応援してくれてるんですね。

S:そうですね。連絡くれたりっていう応援もしてくれてますし、shibuya eggmanでやらせてもらったデビューライブの時も女の子も男の子も関係なくたくさん応援しに会場に足を運んでくれて嬉しかったですね。

-あの会場中ピンク色に飾られた中に。。。

S:そうなんですよ(笑)。ちゃんとピンクのTシャツを着て来てくれてました(笑)。久しぶりに会ったりすると「TV見たよ〜」って言ってくれたり、「Winter Dream」が配信スタートした時には真っ先に聴いてくれて「この曲好き!」とか、「スノボ行きたくなったよー!」とか、いろいろコメントくれる友達もいたりして毎回すごく勇気づけられてますね。
今は聴いてくれるみんなと一緒に楽しみたい

-今作の2曲はライブでも既に歌っているんですか?

S:はい、歌ってます。

-デビュー前にeggmanに出演してもらった時は出番前にすごく緊張されてたのを覚えてますが、今作のMVなどを拝見するととっても伸び伸び表現するようになったなぁと、感動しました。

S:緊張してましたねー(笑)。あの時よりは慣れたかなって思いますけど、やっぱり今でもライブでは緊張します。相変わらず心臓はバクバクいってて(笑)。でも変わったこともあって、あの時はステージに立ったら歌うことにとにかく一所懸命だったのが、今は来てもらったお客さんにも一緒に楽しんでもらいたいと思うようになったんですよね。だからライブでは、自分が一所懸命歌うこともやりつつ、お客さんにもそれぞれ楽しんでもらえるように心がけてます。そこがデビューしてから少しは成長したかな、と思えるところですね。
言葉が通じなくても、歌で気持ちが通じた

-歌を歌い始めるきっかけとなったのは?

S:学校の授業の一環で行ったアメリカのホームステイ先で最後にお別れパーティーをしたんですけど、私達生徒とホストファミリー全員が集まってひとつの輪になって、”We are the world”を歌ったんですよ。ホームステイ中はずっと話したくても英語が難しくて、もっと言葉にしたいのに思ってる気持ちを伝えられなかったから、楽しかったけど心までは通じ合ってないなっていう心残りがあったんですけど、最後に皆で歌を歌った時にほぼ全員泣きながら別れを惜しんでいて、その時私自身も泣きながらその輪の中にいて初めて気持ちがが通じたのを感じれたんですよね。言葉じゃない部分で一体感を共有できたっていうか、本当に心が通じた気がして。音楽は国境を超える、っていう言葉の感覚を初めて直に実感したのがその時で、元々歌手になりたいっていう願望が漠然とあったのが、そこから本気で目指すようになりました。私も自分の歌でいろんな人達と繋がっていきたい、って。

-ご自身で作詞や作曲をしたりもします?

S:まだしてないんですけど、いつか自分で書いた詩や曲でも歌ってみたいと思って今一所懸命取り組んでます。

-ちなみに当時影響を受けたシンガーっていますか?

S:クリスティーナ・アギレラですね。当時声とかフェイクの入れ方にすごいヤラれました。あとは踊りながらかっこよく歌ってるのを見て、自分も小さい時からダンスをやっていたので、踊りながら歌うことへの夢もそこで膨らみましたし。映画バーレスクで演技をやっていたりもして、そういうオールマイティーにいろんな表現ができる部分がかっこいいと思ってすごく好きですね。私も今は音楽一本を付き進めたいですけど、いつかは何でも挑戦できるようになっていきたいと思ってます。

-演技とか?

S:機会があれば(笑)。実は今回「あなたがいればOK!」のMVでも少しだけ演技するパートがあって、ただドアを開けて友達を招き入れるっていうだけのものだったんですけど、めちゃくちゃ緊張して。。。(笑) このくらいで緊張してるようじゃ、まだ演技できるようになるにはほど遠いな〜と思ってしまったんですけど、でも楽しかったんで、いつかはやってみたいですね。

-MVではダンスもより本格的に取り入れていて、Serenaさんの言うオールマイティーな存在に今近づいている気がしました。今作の歌もダンスも、ライブで直接体感したいファンが多くいると思いますが、リリース記念のライブなどは決まっていますか?

S:もちろんあります!すごく楽しみにしてるんですよ。今回の曲はどちらもアップテンポな曲なんで、来て下さった人達とみんなで盛り上がれれば嬉しいです。