―丸1年ぶりの作品となる2nd mini album「Never Let Go」発売おめでとうございます。
daipon:ありがとうございます!!
-eggmanマンスリーマガジンとしては始めてのインタビューなのですが、実は前作「Get Started Together」は僕の2013年ディスク大賞の3作品の1つにも選ばせてもらっていて、今回の作品を心待ちにしておりました。
daipon:あれ、本当に嬉しかったです。僕ら以外のそうそうたるメンツにびびりました。笑
すごく特別なことだなーと思って、今作へのプレッシャーが増しましたね。笑
-正直な話、早く出せって会う度に言ってましたよね?笑
daipon:そうですね、しょーもないの作ったらぶっとばすとも言われました。笑
こんなにお世話になってる人の期待を裏切ることはできない!と作品に対する気持ちも高まりましたね。
-作品が出来てみてどんな気持ちですか?
daipon:やっとできたなー。って感じです。
とにかく早く聴いてもらってリアクションが欲しいです!不安なので。笑
-ENTH節というか”ENTHらしさ”みたいなものは残りつつも、自由な勝負をしてきたなと思いました。やりたいことやりつつも戦いに来ているというか。
daipon:そうですね。なんか今までは自分たちでもENTHらしさってのを分かってるようであまり分かってなかったんです。制作中も最初は新しいテイストを追いすぎてぐちゃぐちゃでしたね。でもやっぱいいんだけど違うなって。その違和感を取り除くようにアレンジしていったら自然とENTHっぽくなじみました。
めちゃくちゃ時間かかりましたけど。笑
-1曲目「Crime in my mind」は、ENTHらしいハイテンポな曲になっていますね。どんな想いで作られた曲なんですか?
daipon:初心に帰るつもりでつくりました。
前作収録のSTARTLINEとか、バンド名もENTHじゃない頃に作った古い曲なんですけど、当時は「かっけーーーー!!」ってなる曲しか興味なかったんですよね。なんかそういう単純にブチアガるのを作りたくて。歌詞は教育によくないので解説できません。笑
-「me」は、ライブでも披露されていた曲でその時から印象的でした。お!日本語も歌うんだって思いました。
daipon:それすごい言われます!
実はAfter dreamingをデモで出したときから日本語入ってるんですけどね。笑
-日本語を歌う事は抵抗ない?
daipon:全くないです!僕が作るメロディーにもすっぽりハマりやすいのでむしろ好きですね。
英語下手くそですし。笑
-この曲は、どんな想いが詰まっているんですか?
daipon:赤裸々に答えますと、バンドマンである自分と、そうでないときの自分とのバランスを保てなくて、どっちかがどっちかを塗り潰してしまいそうで。いっぱいいっぱいというか。なんかそういううまく言えないぐちゃぐちゃな気持ちを吐き出したかったんです。でも、悲しい、さみしい、切ない、辛い、全部あてはまってるようだけどどれもしっくりこなくて。
大抵、僕はそういうの分かったふりされたくなくてあんま人に言えずに独りよがりパターンになってばかりなので、歌にしました。
-「NEVER AND EVER」は、自分に対して言い聞かせている歌詞ですがこの曲を書こうと思ったキッカケか何かがあるのですか?
daipon:これといったキッカケは特にないんですが、たまに自分の作った歌に勇気をもらうときがあるので、また自分が弱ってるときとかに喝をいれてくれるような歌があればと思って。
あと同じように誰かが自分に負けそうなときの支えになればと思います。
-「Hailsham」はENTHにはあんまりない曲調ですよね?新しいイメージもありながら、しっくり来ました。
daipon:あんまりない曲調だからこそホントに完成に時間がかかりました。
こいつ本当は前作に収録予定で、ボツになったものを作っては壊してを繰り返してようやく形になったんです。
新しい作品を出すにあたって、ENTHの新しい面やもっともっと奥深いところも出していけたらと思ってたのでよかったです。
NEVER LET ME GOっていう映画が大好きで、(アルバムタイトルも思いっきり影響されてますが笑)いろいろ自分と重ねて、僕なりに曲にしてみました。
こいつは自分でも超名曲だと思ってます。
-「After dreaming」もライブでは披露していましたよね?この曲は名曲だなーと今回レコーディングしてくれた事にありがとうって言いたいです。笑
daipon:どういたしましてです。笑
この曲はインディーズデビュー前の2nd DEMOに収録されている曲の再録なんですが、当時の荒んだ私生活が滲み出ていますね。笑
前回よりも圧倒的にいい歌が録れたので気に入ってます!
-最後の曲「blink」はラストに相応しいという印象でした。歌詞も含めて。これはどんな歌なのですか?
daipon:別れや終わりの瞬間、思い出がぶわっと脳内をかけ巡ってフラッシュバックするというか、そのときの景色が見えたりそのときの音が聞こえたり、ああ、終わったんだなーって感じとかを歌にしました。
実際に時が過ぎてってる感覚ってそういうときじゃないとなかなかつかめないじゃないですか。そういう歌です。
-アー写もふざけましたね!全員白帯なのがENTHらしい(笑)。
daipon:ありがとうございます!謙虚アピールです。笑
-このアー写にコンセプトとかあるんですか?
daipon:いや、ホントはもっとかっこつけたやつを撮る予定が、お得意の悪ふざけによりどんどんボケた方向へ。。。笑
-ジャケットもアー写と同じ海ですが、今回その海というものに何かあるのでしょうか?
daipon:そうですね。海じゃなくても良かったんですが、大好きな映画のイメージに近づけたいと思ってる時にいい感じの海を見つけたので。
-まだまだ世間的には若手と呼ばれる「ENTH」ですが、長いツアーもあります。どんな気持ちで挑もうとかってありますか?
daipon:めちゃくちゃ貪欲にいきたいですね。取捨選択して吸収できるものは何でも吸収したいです。ツアーほど短期間に成長できるチャンスないんで。
あとは名古屋にENTHありって言われるように全国まわれたらと思います
-eggmanも6月13日に入ってます!
daipon:そうですね!ゆーまさん、気合い入れていきますんでよろしくお願いします!!
-最後にeggmanマンスリーを呼んで下さっている皆様に一言お願いします!
daipon:長々と読んでくれてありがとうございます!
2nd mini album《Never Let Go》是非聴いてみてください!
そんでライブに来てもらって、まだ遊び方のない曲たちにみんなで色付けしていきたいです!6月13日eggmanで待ってます!!