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Rons week interview
- SPECIAL -

Rons week interview

都内を中心に精力的な活動を続けるユニットRons week。2024年11月にはWWWでのワンマンライブを成功させ、満を持してリリースされるNew album「MY DAILY」は、彼女たちが描く等身大の日々を1つのアルバムに収録した日常に寄り添う作品だ。今作への想い、そしてリリースに伴って開催される東阪ツアーへ向けて、メンバー2人に語ってもらった。

Rons week:Honemi,Masami

Interview&Text:高田麻衣

― 「MY DAILY」というタイトルにはどんな思いが込められているんでしょうか?

Masami:「MY DAILY」は「私の日々」という意味で、自分を飾らずに、大きくも強くも見せず、等身大の自分で色々な日々をまとめたようなアルバムになっているんです。例えば仕事が大変だったり、好きな人と上手くいかなかったり、恋人とすれ違ってしまったり、、、そんな中で希望を持ちながら毎日生きていったり、周りの環境もどんどん変わっていったり。そういう日々の色々な出来事をアルバムにしたくて、「MY DAILY」というタイトルにしました。

ー 新曲の「26」はどのように出来た楽曲なんでしょうか?

Honami: 26歳がもう終わる時期だから、今の私たちだから歌える曲を残しておきたいし作りたいねって2人で話し合って、この曲を作りました。もちろん自分たちの思いも沢山込められているんですけど、周りの友達や同世代の子たちの状況も聞きながら、今の私たちが感じている思いを1つの曲にしました。

Masami:”恋の駆け引きも 気遣う毎日も”っていう歌詞とか、自分の人生はもちろん、恋愛のこともちょっと書いてある曲なんです。大人になるにつれて、感情的というよりかは、今自分の置かれてる状況とか、「今、これを発言しない方がいいかな」とか考えて臨機応変になっていってしまっている気がして。そういう考えを全部一回無しにして、自分の本当にやりたいことに向き合えるような曲になりました。

Honami:20代後半になってから、友達とお酒を飲んでいても、この先どうする?みたいな話が多くなってきて。転職する人も多いし、結婚して子供が生まれる人が周りに出てきて焦る人もいれば、もっと自分に意味のあることをしたいって行動していく人もいるし。そういう時に、自分のあり方が分からなくなったり、なんで生きてるんだろう、この先40代、50代、60代、まだ人生あるの!?みたいなことを思うことがあって。そんな気持ちになった時に、どうやって自分を愛していくかっていうことを伝えられる曲になったと思います。

Masami:焦ると、変わらなきゃ、自分も何かしなきゃ、他の人みたいに動き出さなきゃ。って思ってしまうけど、まず1番大事なのは焦って自分を変えようとすることじゃなくて、自分を一回見つめ直して、今の自分が何をしたいかっていうのを探していく。きっとこういうことが1番大切だよねっていうことを、26歳になって感じて。私たちにとってすごく大事な数字なので、それをタイトルにしました。

― この楽曲をどんな方に聴いてもらいたいですか?

Masami:同世代で悩んでいる人に聴いてもらえたら嬉しいです。これから人生の分岐点で、周りの環境が変わって不安だったりするけど、そんな時に聴いて欲しいです。

ー 「ムチュー♡」はメロディーも歌詞も可愛らしい楽曲ですね。

Honami:最初に恋愛の曲を作ろうってなって。今の年齢より下の、10代とかの気持ちはもう書けないし、これも今の自分たちだから書けるもの書きたいと思って作りました。でも普通じゃつまらないから、印象的で、素直な歌詞にしようと思って。“全部私だけのものになって ひとりじめ”っていう歌詞も、最初もっと大人な言い方をしていたんです。

Masami:私は“オードパルファンをわけて 包まれたら〜”の歌詞が好きです。例えば香水を恋人からもらって、1日中その人と一緒にいるみたい感覚になって。っていうのを歌詞にしたくて。

― 作詞の部分で意識した事はありますか?

Masami:”singing now!”って言ってるんですけど。もう好きすぎて歌っちゃう!みたいなのを歌詞にしてみました。所々に“メロディー作り出す”とか、“騒がしくなるベース”っていう音楽要素を入れてみました。

ー 可愛らしいダンスも印象的でした。

Honami:ダンスはいつも私たちが振り付けしてもらっている、まりなちゃんに付けてもらいました。私たちも見た瞬間「え!可愛い!」ってなったよね。

― 今回のアルバムの中で、それぞれ思い入れの深い曲を教えてください。

Honami:私は「lover」に思い入れがあります。友達が結婚するタイミングで作った曲で、1番最初の歌詞が「この先もずっと君と泣いて笑ってそんな日々を2人で過ごしていきたい」っていう歌詞なんですけど、幸せな日々を過ごしてほしいと思って、気持ちを込めて書きました。

Masami:「my love」は元々ライブのSEとして作っていた曲で、恋愛の曲にも見えるけど、目の前にいるお客さんにも歌っていて。「この気持ち受け取ってmy love」で、今から始まりますよ、受け取ってください!っていう気持ちで作りました。SE用に作ったからすごく短いんですけど、アルバムの最初はやっぱりこの曲だなと思って。

─ 曲の並びも結構悩みましたか?

Masami:そうですね。「my love」で始まって、「Deep breath」は日曜日、「Hang out」は金曜日の夜の話。今からどっか遊びに行こうよ、みたいな。「more」はその中で色々恋愛とかがあって、「ムチュー♡」で夢中になって。「WEEKDAYS」で金曜日が終わって、またぐるっと来て月曜日。また月曜日からみんなで頑張ろう!っていう1週間の日々を表現しました。

ー ジャケットのコンセプトはどんな感じなんでしょうか?

Honami:Rons weekが描く等身大と日々をアルバムにしているので、いろんな感情を色で表したくて、油絵で色々な感情が混じっている様子を描いてもらいました。上にピンクが2つあるんですけど、これが私とまさみんです。

Masami:青とか暗い色もあるんですけど、生きていたら良いことだらけじゃないから、悩みとかも色で表してもらっていて。なので単色がないんですよ。全部色んな感情だから、ぐちゃぐちゃっとした感じの色も使って表現してもらいました。

-リリースツアーも控えていると思うのですが、どんなツアーにしたいですか?

Honami:大阪久しぶりに行くので楽しみです。アルバムの曲ももちろん歌うし、私たちが描く等身大の日々みたいなのを最大限に出せたらなと思うので、受け取りに来てくれると嬉しいです。しかも今回はツーマンライブで、大阪はPOP ART TOWNさんで、東京がみゆなさん。2組とも対バンしたことがあって、すごく素敵な方たちなので、ぜひそれも楽しみに来てくれたら嬉しいです。

-ライブ繋がりでeggmanでの思い出がありましたら聞かせていただきたいです!

Masami:ライブが終わった後に、Rons weekとeggmanのスタッフさんだけで、あんなに広い会場の端っこのバーカウンターにみんなでぎゅって集まって、近況報告したことかな。その時にこのツアーが決まったんだよね。もちろん会場もいいけど、スタッフさんがちゃんとアーティストを大切してくれていて、素敵なライブハウスです。

Honami:「脱・お留守番宣言」にも出たいって二人で話していたので、最近は定期的に出させてもらえてとても嬉しいです。

-これからもよろしくお願いします!最後に読者の皆さんにひとことお願いします!

Masami:アルバム「MY DAILY」ぜひ聴いてください!いろんな方々に聞いてもらえるアルバムになっていると思うので。懐かしいな、こういう時もあったなって思う人もいるし、今そうだなっていう人も是非これからの参考にしてください。

Honami:私たちのライブすごく楽しいので、是非ツアーに来てください!ライブでしか届けられないものが絶対あると思うので、受け取りに来てくれると嬉しいです!