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Czecho No Republic interview
- SPECIAL -

Czecho No Republic interview

Czecho No Republic結成15周年の節目にリリースとなるデジタルシングル「Day by Day」はダンサブルかつカラフルなアレンジで、彼らの新たなアンセムソング誕生を感じさせる1曲だ。豪華ラインアップでいよいよ開催される豊洲PITでの《DREAM SHOWER 2025》、そして《15周年記念オールタイムべスト・リクエストツアー》と、話題がどこまでも尽きない15周年イヤーの真っ只中、今作とバンドの現在地についてバンドのフロントマン武井優心に語ってもらった。

 

Czecho No Rupublic:砂川 一黄 (Gt.) / 武井 優心(Vo.Gt) / タカハシマイ (Vo.Syn) / 山﨑 正太郎 (Dr.) 

 

Interview&Text:渡邊直人

― 「Day by Day」リリースおめでとうございます!カラフルなアレンジで、これまでにありそうでなかった新鮮さを感じました。

今回アレンジャーでGeorgeさん(Mop of Head) に入ってもらったんですけど、人に音像を委ねるのが久しぶりだったのもあってかなり良い経験になったし、発見や化学反応を感じながら完成させることができました。

― “人間らしさ”と“日常の純粋さ”がテーマの楽曲とのことですが、どんなキッカケで生まれた曲なんでしょうか?

たぶんずっとそういうテーマで生きてきたんだと思うんですけど、そういう”日常を違う角度で見たら美しくなる”みたいなメタ的な視点が僕自身好きで、今回改めて曲にしてみました。

― レコーディングでこだわったポイントがあれば教えてください!

自分たち以外のアイデアを素直に取り入れるようになったのは大きいかもしれないです。“最後のサビの前に一回キーが下がって最後のサビでまた転調する”みたいなアレンジが入っていて、それはまたGeorgeさんでもメンバーでもない、また別の方からのアドバイスだったんですけど、それを素直に受け入れてトライしたピュアさが良かったなと思います(笑)

― 昔だったらそこまで素直に聞けなかった可能性はありますか?

武井:多いにあったと思います。「意味わかんねー」とか言って(笑)

― このテンポ感やクラップなどライブでも盛り上がる楽曲になりそうですね。

ライブを大事にしたいので、もう意識せざるを得ないというか。曲が出来上がっていく段階の、例えば7〜8割の段階で、これはライブでどういう立ち位置になるんだろう、どうしたいんだろうって考えながら作ってました。

― ジャケットもこれまでにないテイストですね。

基本的にはいつもコンセプトを持ってジャケットを作り込んでるんですけど、配信シングルだと世界観を作り込むよりも、いろんな人の意見を取り込んで出してみよう、みたいなスタンスなのかもしれないです。今回もマネージャーから意見をもらってこのジャケットになりました。

― 先日、結成15周年特別企画《15のお楽しみ》第7弾として発表されたバンドロゴも素敵ですね。

バンドって絶対に象徴的なロゴがあるのに、僕らには1から作ったロゴがないことに最近気付いたんですよね。制作の過程で使ったフォントをなんとなくロゴっぽく使ってきちゃって。だからロゴのバックドロップも1個も持ってなくて。せっかくならこのタイミングで欲しいなって思って、やるんだったらいいものにしたいのでSNSでリサーチして、絶対この人だというデザイナーさんを見つけたんです。自分でオファーして、本当にたまたまその方がチェコの方だったんですけど、そこにも運命感じて。めちゃくちゃいいものができたと思います。

― この夏は忘れらんねえよとのツーマン《Sing Again vol.2》の開催や台湾でのフェス「JAM JAM ASIA 2025」や「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2025」への出演など様々なステージに立ってきたかと思います。各地での手応えはいかがでしたか?

まさしくここ何日かで考えてたんですけど、”一回のライブで感動してファンになる”って、昔ほどそうならない時代なのかなと思ってしまって。スマホを開けばコンテンツが溢れてるじゃないですか。革命的なライブをできたと思っても、帰り道で見たYouTubeに負ける可能性もあるし、TikTokの刺激に負ける可能性もある。だからこそ1本のライブが今どれほどの影響力があるのかなってすごい考えるようになったんですよね。ライブをやって手応えはもちろんあるんですけど、でも見た人たちの感情をどこまで持っていけてるのかなんて見えないですし。それに、何をやっているかじゃなくて、誰がやっているかをみんな気にしているから、自身がコンテンツにならなきゃいけないんだなとも思いました。影響力がないと生きていけない時代だから、それに取り残されない考え方や動き方をしなきゃなって。

― 確かに。でもそこに気付けたのは大きいですね。

そうですね。だから今までだと「これロックバンドとしてダサいんじゃね?」みたいな価値観だったものが塗り替えられてきているんですよね。今後の人生どうやっていけば楽しいかがちょっと見えてきてる感じがします。もっと言えば、そうならなきゃ生き残れない、みたいな感覚ですね。

― いよいよ10月5日には豊洲PITにて「DREAM SHOWER 2025」が開催されます!go!go!vanillas、sumika、SUPER BEAVERと豪華ゲストを迎えて開催される1日となりますが、意気込みを教えてください!


すごいメンツで、とんでもないお祭で、しかもその中心人物なので、責任みたいものもやっぱり感じるんですけど、けっこう手放しで楽しみたいとは思っています。何か勝ち取らなきゃっていう感情よりも、素直にそこで輝くことにフォーカスするのが一番かなって。それがこの日に関わる全ての人にとって、いい方向にいくと思うんですよね。とにかく素直に楽しもうかなと思ってます。

― そして11月からは《15 周年記念オールタイムべスト・リクエストツアー》と称したワンマンツアーが始まりますね。こちらはどんなツアーなのでしょうか?

セットリストの15曲はファンのみなさんのリクエスト、あと4曲はメンバーそれぞれのやりたい曲、よいう構成でまわるツアーになります。普段の自分たちで考えるとは全く違うセットリストで、まさしく1回限りのライブツアーになると思うので、楽しみたいですよね。どうなるかめちゃくちゃ楽しみです。

― 15周年イヤーも後半戦に差し掛かってきたところかと思いますが、ここからの目標や活動に対しての思いを聞かせてください。

シンプルに曲をもっと書きたいと思っているのと、1本のライブでどこまでやれるかを突き詰めていきたいですね。あくまでライブとしっかり向き合いながら、コンテンツになっていくというところも模索したいと思ってます。

― それでは最後に読者のみなさんへメッセージをお願いします!

これからまた面白い曲もいろいろ出てくると思うし、面白い動きもしていきますので、そうですね…ぜひチェコを推してください!


【リリース情報】

Czecho No Republic

Digital Single「Day by Day」
2025.10.03 Release

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【ライブ情報】

2025.10.05(日) 豊洲PIT

「DREAM SHOWER 2025」

出演:Czecho No Republic / go!go!vanillas / sumika / SUPER BEAVER

SOLD OUT!!

《15 周年記念オールタイムベスト・リクエストツアー》

2025.11.09(日) [ 宮城県 ] 仙台 FLYING SON
2025.11.24(月) [ 大阪府 ] 心斎橋 Live House Pangea 
2025.12.06(土) [ 東京都 ] shibuya eggman
2025.12.13(土) [ 愛知県 ] 名古屋 HeartLand
2026.01.31(土) [ 福岡県 ] 福岡 LIVE HOUSE OP’s
2026.02.01(日) [ 広島県 ] 広島 4.14
2026.03.???? 東京、兵庫にて Fainal Edition 開催