―ついに今月メジャーデビューですが、今の率直な心境を教えてください。
MIO(Vo,Gt 写真中央 以下…M):まずは嬉しいというのと、今まで支えてくださった方々への感謝の気持ちがいっぱいですね。そういった方々へ恩返しをしていきたいなって思ってます。ただ、今回のメジャーデビューはあくまでスタートだとも思っていて、これからも変わらずにライブをやって、楽しさの溢れるChelsyでやっていきたいですね。
SHIZUKA(Ba. 写真左 以下…S):3年間活動してきて、メジャーデビューという物を掴みとれたので、色々な方々に少しは認めてもらえたのかなという喜びと、今MIOが言っていたように私たちChelsyが目指すものは変わっていないので、しっかり一歩ずつ今までと変わらず進んでいきたいですね。私とAMIは今年成人式を迎えたんですけど、2回目の成人式って感覚もあります。
AMI(Dr. 写真右 以下…A):ほかの二人と被ってしまう部分もあるのですが、Chelsyを結成してから今までずっと、ライブというものをバンド活動の中で一番重要なものとしてやってきたので、そこは変わらずやっていきたいですし、今まで行くことのなかった場所でのライブなどもこれからの楽しみです!
-3人とも目先のメジャーデビューで満足するわけではなく、もう既にその先を見ている印象ですね。そんなChelsyのデビューシングルは「I will」と「Animation」という曲の両A面ということで楽曲について聞いていきたいと思います。まずはアニメ『アオハライド』の挿入歌としてすでにお茶の間での流れている「I will」。アオハライドの挿入歌と聞いたときどうでしたか?
S:かなりびっくりでしたね。
M:メンバー全員アオハライドの読者だったので、まずは驚きと喜びが入り混じる感じでした。
A:私たちの世代ではみんな読んでる漫画だもんね。
S:クラスのみんな読んでたよね。
A:友達から「あのアオハライドの挿入歌なんでしょ!?」みたいな感じで連絡きましたもん(笑)。
-しかもそれでメジャーデビューというのは感慨深いものがありますね。原作があっての書き下ろしはどうでしたか?
M:書き下ろしは難しいイメージもあったんですが、さきほども話したように原作をかなり読んでいたので、制作はすんなりスタートできましたね。メンバーやスタッフさんなど色々な方の意見を取り入れて、主人公の切ない気持ちや素直に感情をだせないもどかしさなどが表現できた作品が出来上がったと思います。
-タイトルの由来は?
M:そんな主人公へのエールも込めたかったので、このタイトルに決めました。
-レコーディングはどうでしたか?
M:プロデューサーの近藤ひさしさんに「切なく」、「もっと切なく」というアドバイスをもらったので、そこをすごく意識したレコーディングでしたね。
-Chelsyの楽曲は明るい曲が多い中で、今回その切ない感情を込めるのは難しくなかったですか?
M:元々こういった楽曲を歌うのが好きというのもあるので、そこは苦にならかったですかね。結構自然体で臨むことができました。
-楽器陣のレコーディングはどうでしたか?
A:こういったバラード曲のレコーディング経験が少なかったので、強弱のつけかたは意識しましたね。あとはこの壮大な楽曲にうまくフィットするようにスネアの音色にかなり気を使いました。
S:私は音数の少ない中でどうやってベースを引き立たせられるかどうかを考えて、一つ一つの音をしっかりとロックに出せるように意識しました。
-SHIZUKAさんの見せどころである、ベースソロもありますもんね。
S:最初はベースソロを入れる予定ではなかったんですけど、レコーディングを進めていく中でベースソロを入れたほうがいいんじゃないかという話になって、その場でパッと思いついたフレーズでレコーディングしたんですね。それが上手くハマって良かったです。
-MIOさん、AMIさんも聴きどころを教えてください。
A:ライブではボーカルの聴こえ方を重視してコーラスを歌っていないバージョンでやっているのですが、音源では、コーラスも多く入っているのでそこも注目してほしいポイントですね。ライブでは聴けない違った感覚で楽しんでもらえると思います。
M:ベースソロ明けの落ちサビの部分が、一番切なさが表現できていてそこからラストのサビに向けてより一層グッと気持ちが高まっていくところだと思うのでそこを聴いてもらいたいです。
-その楽曲の雰囲気をより高めるMVも先日公開されましたね。
S:海での撮影で風が強かったのですがそれで髪の毛にも動きができて、それが雰囲気作りに良いアクセントを足してくれたと思います。
M:早朝の海での撮影はすごく気持ち良かったです。
A:その早朝の雰囲気と楽曲のマッチ具合が絶妙で、感極まって泣きそうになりながら撮影しました。
M:久しぶりに制服着たのも良い思い出ですね。
A:まだイケるかな!?とか話してたよね(笑)。
-まだ全然若いんだから大丈夫でしょう(笑)。それでは両A面のもう1曲である「Animation」についても聞いていきたいと思います。制作のコンセプトは?
A:ライブでみんなと一緒にワーッと盛り上がる曲が作りたいというのをメンバーと話していて、それを形にしたいなと思い私が作曲をして、そこから進めていきました。この曲を作った日に感情が大きく動く出来事があって、衝動的に夜11時くらいから作り始めたんですがその一晩で出来上がるくらいスムーズな制作でしたね。その出来事自体の内容はよく覚えていないんですけどね(笑)。
-AMIさんらしいエピソードですね(笑)。メンバーで話したコンセプトがしっかり形になっている曲ですよね。ライブですごく盛り上がるし、すでに人気曲の一つになりつつあるようなイメージがあります。
A:そう言ってもらえると嬉しいです。とにかくみんなで一体になって一緒に声出して盛り上がりたいですね。You Tubeに振り付け講座の動画もアップされているのでそれで予習してもらったらライブでは完璧に乗れるはず!
-この曲のレコーディングはどうでしたか?「I will」とはまたかなり違ったんじゃないでしょうか?
A:とにかくパワフルに躍動感が溢れるドラムを叩きたかったので、勢いよく臨みましたね。ドラムフィルから始まるのも注目ポイントです!
M:私の音域にもすごく合っていて、歌いやすかったです。サビにいく手前の部分などウワーっと盛り上がっていく様子が上手く表現できたかなと思います。
-この曲は聴くだけでテンション上がりますよね。アウトロでは楽器陣がかなり激しいのも魅力だと思います。
S:そこ聴いてほしいです!この曲では基本となるフレーズを繰り返し弾いていることが多いんですが、アウトロは見せ場です!(笑)。
A:私もアウトロやラストのサビでかなり暴れたドラムを叩いたのでCDでもテンション上がってもらえたら嬉しいですね。
-そんな2曲をひっさげて9/24にメジャーデビューを果たすChelsyですが、そのメジャーデビューを発表したのが6/23にeggmanにて行われたワンマンライブの日でしたね。振り返ってみてどんな日でしたか?
S:eggman内を色々装飾して、ジャングルを作ることができて、来ていただいた方々に楽しんでもらえたようで嬉しかったですね。
A:なにかをコツコツと作り上げることが好きな3人なので、確実にメンバー3人が装飾も含めて一番楽しんでましたね(笑)。
M:こうやって場内も含めたコンセプトを作ってライブしたのが初めてだったので良い経験でしたね。今後も続けていきたいなって思いました。
A:将来大きな会場でワンマンをやれるときが来たらそこでもやりたいよね。
S:やりたいねー!
-メジャーデビュー日である9/24にもshibuya eggmanにてワンマンライブがありますが、その日もなにかコンセプトがあるのですか?
S:もちろん考えています!海をイメージしたものにしようかなと。
A:先ほどお話したように「I will」のMV撮影が海だったので、海をイメージした会場でワンマンをやりたいっていう話になりまして。
M:今から準備が楽しみですね。衣装も海に合わせて新しくして、前回以上に凝った物にできたらいなと思います。
-メジャーデビュー日というのは人生に1度しかないもので、そんな記念の日にワンマンライブをやるわけですがどんなライブにしたいですか?
M:もちろん特別な日なので、気合い十分でいきますが、今まで通りみんなで一緒に楽しめるライブを作り上げることができたらいいなと思っています。心から楽しかった!と言える1日にしたいですね。
S:eggmanでのワンマンは9月で3回目となるんですが、過去2回はソールドアウトできなかったので、今回は絶対ソールドアウトさせたいですね!今までお世話になった方々や今回初めてChelsyのライブに来るという方も含めて満員のeggmanでの景色をみんなで見て特別な日をより特別な日にしたいと思っています。
A:メジャーデビュー日という特別な日なので、今までで一番のライブができるように今からしっかり準備をしていきたいです。そして夢に向かって繋がるような1日にしたいですね。
-その夢というのは?
M&S&A:アリーナツアー!!
A:絶対に実現させたいと思っています!
M:将来は海外とかでもライブやってみたいし、常に向上心を持って活動していきたいですね。
S:そのためにはまず9/24のワンマンライブソールドアウト目指します!
-これからも応援させてください!今日はありがとうございました。