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マカロニえんぴつ interview
- SPECIAL -

マカロニえんぴつ interview

新ロックレーベル「TALTO」への移籍後初のアルバムが完成!

「彩り」と自信を持って代名するほど、カラフルな1枚!

新たな決意をのせた今作への想いを語ってもらいました。

Talking Partner : TATSUKI

——本誌初登場ということで、まずは自己紹介をお願いいたします。

はっとり:ヴォーカル/ギターのはっとりです。よろしくお願いします!

サティ:ドラム/コーラスのサティです。

——「マカロニえんぴつ」というバンドを簡単に紹介して下さい。

はっとり:メンバー全員同じ大学に在学中に結成した音大出身の5人組バンドです。所謂ギターロックに属する歌モノバンドで、エモいけど超優しいバンドです!

——そんなマカロニえんぴつにとって1年ぶりとなる3作目のアルバム「s.i.n」リリースおめでとうございます!

二人:ありがとうございます。

——今回のアルバムはいつ頃から制作が始まったんですか?

はっとり:アルバムを出すぞっていう話になったのは8月ですかね?

サティ:録り始めたのがいつだっけな。いつもなんですが、完成すると安心して忘れちゃうんですよね(笑)

はっとり:レコーディングが始まったのは10月くらいからですね。夏頃にアルバムを出すって話になって、そこからこのアルバムに向けて楽曲を作り始めましたね。「あと数ヶ月後には7曲入りを出すんだ」って話を皆でしながら急ピッチで進めていきました。

——今作から新レーベル「TALTO」からのリリースになりますよね。新しい方向性やチャレンジがあったら聞かせて下さい。

はっとり:今作は大学を卒業して初めて出すアルバムなんです。そして新レーベルからのリリースというのもあって、心機一転という感じです。そういう環境の変化もあって、自然と新しいものを作り進んでいった気がしています。曲のテイストも遊んでみたり、楽しみながら出来たなという印象があります。
歌詞で言うと、7曲目の「夜と朝のあいだ」はこの短さで美しい歌詞がかけたなって自負があります。曲を聴きながらじゃなくて、歌詞カードだけを読んでも伝わるんじゃないかなって思えるような。

サティ:1枚目、2枚目のイメージを引き継ぎつつ更新するというイメージはあると思います。幅も今までより広げながら上書きしてみた感じです。

——「マカロニえんぴつ」の音楽性のルーツってどこにあるんですか?

はっとり:僕がバンドを始めたきっかけはユニコーンさんなんです。僕がメインで曲作りをしているので、僕の感性が大きく反映されることが多いと思うので、ユニコーンさんの影響は大きいかもしれませんね。20年以上前のバンドなのに初めて聴いた時に自分にとって本当に新しく感じられたんですよね。

サティ:僕は当時、奥田民生さんが好きでよく聴いていたので、共通点はやっぱりありましたね。それ以外はメンバーそれぞれ好きな音楽性は全然違うんです。僕はAC/DCが好きだったりするし、、、変なバンドですね(笑)

はっとり:変なバンドですね(笑)

——今回の作品にはサティさんが作詞作曲した楽曲が収録されてるんですよね?

サティ:そうなんです。せっかくメンバー全員が曲をかけるんだからやってみようよって話になって、このアルバムの為に作ってみました。歌詞もちゃんと書きました(笑)色々考えて言葉選んで書きましたね。

——自分の楽曲が収録されると決まった時はどんな気持ちでしたか?

サティ:嬉しさはありましたが、まだかけると思ってるし、ここで終わりじゃないぞって気持ちになりました。次回も書くぞって思っています。

はっとり:僕自身は皆で曲を書いてみんなで歌えればいいなって思ってるので、今回はそのきっかけの第一歩という感じで、これからどんどん他のメンバーの曲も入れていきたいなって思っています。

——「s.i.n」というタイトルにはどういった意味合いが込められているんですか?

はっとり:心機一転と、新レーベルの「シン」という意味がこもっています。マカロニとえんぴつの「芯」もかかっています(笑)そこにいろんな後付けをしていった感じですね。
僕はタイトルとかなくていいと思ってしまうタイプなんです。アルバムも「三作目」とかでいいんです(笑)だから毎回タイトル考える時はみんなでどうしようって悩むんですよ。

サティ:でも悩んだ結果、いいタイトルが付けられたなって思ってます。

——そしてリリースツアーが始まりますが、どんなツアーにしたいですか?

はっとり:特に改まって違うことをって言うつもりもなく、今まで通り一生懸命やります。ただ前作から1年経っていますし、お客さんも新しいものを聴きたいなって思っていると思うので、ツアーから公開していく新曲達を演奏するのも本当に楽しみですね。

サティ:今回普段行けない場所にも行けるので、そういう部分も凄く楽しみにしています。

はっとり:ツアーファイナルの渋谷CLUB QUATROが今回の大きな挑戦ですね。不安ももちろんあるんですがすごく楽しみです。
実は2017年が結成5年の節目の年なんですよ。しかも入学後の出会いが4月なので、この5年間の集大成が見せられたらいいなって思ってます。

——今回のアルバムを聴いて下さる方々にメッセージをお願いします。

はっとり:毎回言うんですが、本当に全曲推し曲です。ずっと聴いてもらえるアルバムになりそうだなって。家のCDが増えていくと、選別があったりするじゃないですか、これは1軍、これは2軍、みたいな(笑)その1軍にずっと居続けられる1枚だと思ってますので、ダウンロードじゃなくて、このCDを手に取って欲しいですね。

サティ:7曲ともカラーが全然違うし、同じ感じのものが入っていないので楽しんでもらえるかなって思ってます。1箱に色んな種類のチョコレートが入ってるアソート的なものあるじゃないですか?あの雰囲気をイメージしてもらえたらなって思っています。ジャケットや色んな細部までいい感じになってるので、その辺も楽しんで欲しいです。

——最後に、今回の作品を漢字一文字で表すとしたらなんですか?

はっとり:「彩」ですね。
バリエーションに富んでると素直に感じられる作品になってます。色鉛筆みたいな。そんな彩りを感じてもらえたらと思ってます。