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グッドモーニングアメリカ interview
- SPECIAL -

グッドモーニングアメリカ interview

―自分達が、これからどこまでいけるかわからないけれども、
いけるところまで、輝く方へ向かっていきたい。―
5/9に待望のmini album「輝く方へ」をリリースするグッドモーニングアメリカ。
ポップなメロディーに心に響く歌詞を奏でる彼らに、今作に込められた想いを語ってもらいました。

(interviewer:YUMA, Shoko Ishikawa  Photo by Sachie hamaya)

–グッドモーニングアメリカさん、「輝く方へ」ついにリリースですね!おめでとうございます!

(Vo/Gt)金廣慎吾(以下、金)、(Gt)渡邊幸一(以下、渡):ありがとうございます!

–早速色々聞かせて下さい。前作から10ヶ月ぶりのリリースですが、今回リリースを迎えてみてどうですか?

金:今回は一ヶ月に1曲くらい録るペースで、長い期間レコーディングしていたので、やっとこの制作地獄から抜け出せたー!って感じです。

渡:前作から10ヶ月ですか〜。長かったのか、短かったのか、どうなんでしょうね?コンスタントにこうやって作品をリリースすることができて本当に嬉しいです。

–「輝く方へ」というタイトルは、前作の「ウォールペーパーミュージックじゃ踊りたくないぜ」とは違ってとても表現がストレートですが、どんな意味が込められているんですか?

金:題名のストレートさには特に意味はないです。ただ曲自体には、題名そのままですが、いつも支えてくれているスタッフやお客さんに、皆で一緒に輝く方に、豊かな方に向かっていこうぜ!って気持ちが込められています。

渡:自分達がこれからどこまでいけるかわからないけれども、いけるところまで、輝く方へ向かって行きたい。そういう思いが込められています。 それと、去年一年は本当にバンドにとって大事な時期でした。それを乗り越えれたのも、応援してくれる人のおかげだと思ってます。その人たちがいなかったら絶対に乗り越えれなかったと思います。だから、僕らを応援してくれてた人も一緒に、みんなで”輝く方へ”いきたい。そう思ってます。

–今回リード曲の”輝く方へ”はその名の通り輝く方へ進んでいこうっていう曲だと思うのですが、二曲目の”マリオネット演者ノ詩”はかなりポップな曲調に、歌詞が「死んだら良いのに」とか、「大嫌い」とか反発的な気がしますが、それはどういった意味があるんですか?

金:前作から曲が喜で、歌詞が悲という相反する組み合わせの楽曲を作るのにはまってるんです。そっちの方が面白いし、喜劇になるなぁと思いまして。

渡:歌詞は全部、金廣が作ってるんですが、彼はそういった逆説、要するに明るい曲でエッジの有る歌詞をのせたり、逆もしかりで。そういうところが彼らしさの一つだ思います。

–三曲目の”ベテルギウスが消えてしまう様に”がとても好きなんですが、今作唯一の恋愛の詞ですよね?凄く切なくて苦しくなるんですけど、この曲はどんな時に出来た曲なんですか?

金:曲自体はたなしんが収録でスタジオに遅れている一時間位の間に、他のメンバーでなんとなく合わせてすんなり出来ちゃった曲です。歌詞は最初結構でっかい枠組みで「後悔なんてしたくない」って詞だったのですが、レコーディング前日くらいに分かりやすさに重点を置いた方がいいなーと思い、結果恋愛の詞になりました。
渡:うちの場合、ボーカルの金廣が結構曲を作り込んで持ってきて、はい!ってみんなに渡す場合が最近は多いんですが、この曲に関しては、一個メインリフがあって、それを金廣とペギとおれの3人でスタジオ入ってて合わせてたら、割とすんなり、しっくり曲になっていったというパターンですね。(Baたなしんはその時は収録の関係で遅れてて不在だった(笑)。)

–“ミサイルをぶちかましてぇな”も去年発売中止になって、やはり震災から一年でまだまだ悲しんでいる人や、復興の為に頑張っている人がいると思うんですが、この曲のリリースに関してはどう思いますか?

金:色んな事抜きにして、リリース出来ることは嬉しいです。この曲でそんな誰かの日常に色を添えられたらさらに嬉しいです。

渡:言葉ではなかなか言い表せない思いがあります。本来なら去年のセカンドのタイトル曲でしたからね。この曲がもつ、本来の意味がしっかり伝われば嬉しいです。

–歌詞も結構攻撃的ですよね。これは金廣さん自身に向けて書いた歌詞のように思えるのですが、実際はどんなメッセージが込められているのですか?

金:もちろん自分にも向けて書きました。色々上手くいかないのを誰かのせいにしてないで、そんな自分も世界も受け入れて邁進しようぜって思いを込めてます。

–もともと他のCDに収録されている”届いたらいいのに”と”いつもの帰り道”をいれたのはどういう意図なんですか?

金:単純に気に入ってる曲なので今回のミニに入れちゃおうって話になりました。”いつもの帰り道”はライブでも映える曲なので、それも楽しみにしてて下さい。

渡:今回の作品は、とりあえず昔の曲も、新曲も、今ある曲を全部録って、並べて、何回も何回もこの作品を聞いてほしいと思ってバランスをとった結果、こうなりましたね。

–“だけど不安です”って題名からもう不安感満載ですね(笑)。

金:題名だけだと陰なオーラしか出てないですからね(笑)。

–今回のミニアルバムの自分的推し曲を教えて下さい。

金:”だけど不安です”ですね。心の底から楽しいと思えるようなツアーの時に出来た歌詞なんで、浮かんだ時びっくりしたんですが、これが自分なんだなぁって思った事があったからです。

渡:”輝く方へ”です。 全曲もちろん推し曲なんですが、さっきも言ったけど、この曲に込められてる意味は本当に自分にとっても大事な意味なので、この曲が僕の推し曲ですね。

ーそれにしても今回7曲中PVが4曲(”ミサイル”は特典ですけど。)もありますが、この意図はなんですか?

渡:4曲もPVを作った意図はないんですが、意味はあります。 “輝く方へ”はリード曲。”ミサイル”は本来だったらセカンドのリード曲でした。どっちも曲の世界観を出したPVです。”だけど不安です”はライブPVになります。これはまだグッドモーニングアメリカのライブを見たことない人にも、僕らがどんなライブをしてるかを観て欲しくて作りました。 “いつもの帰り道”は母への思いを綴ったPVです。たまたま母の日がリリースと近いということもあり、何か母に恩返しできないか、なんて言ったらおこがましいけど、素直に言えない感謝の気持ちを自分らだけじゃなくて、一般の人の母親の写真も募集して”みんな”で少しでも伝えれたらなと思って作りました。

–このミニアルバムを通して聴いてみて、すごくライブ感のある、情景の浮かぶアルバムだと感じたのですが、ここはライブ感を意識して作ったのですか??

金:良かったです。ライブバンドであり続けたいと思っているので嬉しいです。

渡:ライブ感はずっと意識してると思います。それこそ1 st mini album「空ばかり見ていた」をリリースする前の話だと思うんですけど、メンバーが変わって自分達でデモを作って…。やりたい音楽をやってるのに、なぜか伝わりづらい、ライブもなんだかしっくりこない…そんな時期が続いて。いろいろトライしたり、右往左往してたんですが、そこで出た答えがやっぱり”ライブ”だったんですよね。今振り返れば昔はちょっと背伸びしてたような…でもやっぱり自分たちで出来るライブで表現できないと意味がないなってことに気づいて。だからライブ感はもちろん意識して作っています。

–それにしても毎回ライブのSEはたなしんさんが歌ってますが、毎回考えるの大変じゃないですか(笑)?

金:大変だと思いますが、生き甲斐とも思います(笑)。

渡:本人は楽しんでると思いますよ(笑)?

–しかもそれに対して一切笑わずに準備するメンバーの姿がとても印象的なんですが。

金:面白かったら笑いますよ(笑)。

渡:笑ったら負けだと思ってます(笑)。

–ライブでは金廣さんは一切喋らず、たなしんさんのMCを温かく見守ってますが、ライブ中喋りたくなりません?

金:喋らないって決めている訳じゃないんで、喋りたくなったら喋りますよ(笑)。

–グッドモーニングアメリカは、UNITワンマンソールド、CDJ出演、グドモフェスソールドとかなりの勢いで人気急上昇中ですが、近い将来の目標などはありますか?

金:ワンマンツアーとかしたいですね。

渡:着実にバンドとして成長できるように、しっかり自分たちのやるべきことをやって、前に進めたらと思ってます。ツアーも決まっているので、一本一本のライブを大事にしていきたいです。

–最後に昔からeggmanに出て頂いてますが、もし何か思い出があれば教えて下さい!

金:出ていたのが昔過ぎて、色々面白い事があったはずなのですがよく覚えてないです(笑)。

渡:アニバーサリーなど、昔から素敵なイベントに呼んでもらえて感謝しています。最近の思い出では、eggman UST番組たまごみゅーじっくにも呼んで頂けたことです。 楽しい経験でした!これからもよろしくお願いします!

–本日はありがとうございました!!

金、渡:ありがとうございました!/p>