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Another Story interview
- SPECIAL -

Another Story interview

「シーンから消えかけた」と本人が語るほど、沈黙を続けていたAnother Storyが2018年を目前に、最高の1枚をリリース!
これまでの集大成と、ミライの新しい形を提示する、「全員が同じラインに立てる」フルアルバム!

Talking Partner : TATSUKI

——まずは念願の!待望の!待ちに待ったフルアルバム「Yours Truly」のリリースおめでとうございます!

Keigo(以下.K) / RYOTA(以下.R):ありがとうございます!

——長かったね!

K:長かったっすね!2年半かな!いやー長かった!もうね、この間、バンドマンじゃなかったかもしれないです(笑)

R:なんだよ(笑)

K:こんなに期間が空いたの初めてですからね。リリースをする感覚も忘れちゃってたので、なんか懐かしいですね。

——ここまでの集大成な感じもありつつ、5曲の新曲は来年へ繋がるものって感じなんですかね?

K:そうですね。音楽性とかも踏まえて色々作り替えてきたんです。包み隠さない表現をすると「2年間迷いに迷った」って言い方が正しいかなと。極端な話ですけど、「もうジャズやろうか」っていうくらい。色んな路線を考えながら彷徨ったんですが、結局「ラウドロックやりたいよね」って話に辿り着いたんですよね。

R:「やっぱラウドロックだ」っていう再確認ね(笑)

K:アルバムを作るにあたって、実は一度曲を作って揃えたんですけど、全部無しにしたんですよ。これじゃねー!ってなって。今までと全く違うものにしようとして作った曲なのに、やっぱり今までの自分達の匂いが消えることはなかったから、やっぱ俺等がやりたいのってこういうことなんだねってわかったんですよね。
新しい5曲に対して、今までの楽曲を多めに入れたのは、この一枚で、今まで支えてくれたお客さんも新しくAnother Storyを知ってくれるお客さんも同じラインに立って欲しかったんですよね。今までの集大成とこれからを皆に一気に知ってもらいたいという気持ちで。

R:ライブのセトリみたいなアルバムですよね。

K:ライブのセトリを意識して曲順も決めましたからね!

R:このアルバムでワンマンですねー!

——今回、Pablo(Pay money To my Pain)さんのプロデュース楽曲が収録されていますが、制作はどんな感じで進んでいったの?

K:Pabloさんって脳みその仕組みが違うんですよね。もちろんいい意味で。俺等が思いつかない、イメージ出来てないものも多く盛り込まれていたので、そこにアジャストするのに時間がかかりましたね

——アジャストね。

K:アジャスト。

R:アジャストね(笑)

K:アナストだけだと出せない音がやっぱ入ってますね。

R:コード進行然りね。全然違いますね。

K:キーの設定からメロディーの感じも。Pablo節ガッツリですよね。俺だったらやっぱ思いつかないものだなって。

——なるほど。M1.「Gone」を聴いた時に、もう新境地に一歩踏み込んでるんだなって思ったんだよね。特に、ピアノがこの感じで入ってるのでアナストで今まで無かったなって。

K:がっつりメインでこんなにピアノが入ってるのはね、無いですよね。まさにPabloさんとやったことで追加されたテイストですよね。

R:ピアノってね、全然新しくないんですけどね。みんな当たり前のように使ってるし。でもアナストがやると、今!?って感じしますよね(笑)

——レコーディングはどうでした??

K:大変でしたね。アプローチも全然違ったから、そのイメージを合わせていくのが。でも自分だけじゃ思いつかなかった新しいことだったから良かったですけどね。

R:あんなKeigoは初めて見ましたね。

K:今までだと声張ってなんぼみたいな所あったんでね。結構ガッツリ力を抜いて歌ってる部分が新曲に関しては多いから、皆初めて聴く感じじゃないですかね?

——何か「歌手」みたいだったよねー。

K&R:歌手!!(笑)

——Pabloさんがボーカルディレクションもしてくれた訳でしょ?

K:もちろんもちろん。もうパニックでしたよ(笑)

R:Keigoが本当にパニクってるんですよ(笑)初めてじゃないかな。

K:いや、だって、過去の作品で、インフルエンザのまま全曲レコーディングしたアルバムとかありますからね!それでも難なくクリア出来たのに(笑)

R:やっぱ人の曲を歌うってのは難しいんでしょうねー!

K:とにかく勉強になりましたね。

——なるほどね。ほかにはどうですか?

R:The Other Sideとかはもうアレですね。聴いてるだけで心臓が結構ヤバいヤツですね。

——え、どういう意味で?

(中略。。。具体的な話をすること5分)

K:というわけで、とにかく楽しみにしてて欲しいですね。曲としてじゃなくて、アトラクションとして受け止めてもらえたらなと!

——なるほど!後ね、「Cynical,Magical」のイントロはきゅん♡ってしたよ!

K:あ!あれはまさにこの2年間今までと違うことをやろうとして彷徨い続けた名残ですね。あんだけ右往左往したんだから少しくらい入れてもいいでしょって!

——なるほど。じゃあ、このアルバムを聴いてくれる方々に2人からメッセージをお願いします。

K:新規とか昔から見てくれてるとか問わず、皆これ聴けばAnother storyが全部わかっちゃうので!早くワールドツアーとかやって、世界にもっていきたいんですよね。そこで皆が同じラインに立てる、豪華な名刺ですね。

R:名刺だね。

——地平線みたいなね。

K:地平線かどうかはわからんけど(笑)

R:あー、こういう感じで同じラインをね、イメージするとね(笑)

K:地球は丸いからな!(←謎)

——で!?

K:で!こっからなんですよね。俺等も来年に向けて色々考えてるし。ここで一回レベル合わせといて、挑戦の一年にしていきたいですね。

R:そうだな。完璧です。それで!これしか無いです。

——その一年、2018年がなんとAnother Storyにとって10周年の年になるんですよね。

K:そうですね。もう本当に色々考えてるので、まじで期待してて欲しいですね。

——じゃあ最後に、今回の作品を漢字一文字で表すとしたら何ですか?

K:漢字かー。漢字苦手だなー。

R:あー。。。

——ひとりずつ聞こうかな。でも合体させるのは無しね!

K:「名」と「刺」で「名刺!」って(笑)

R:「刺」って何だよってね(笑)

K:あ、俺アレだな。「戻」かな。やっぱ、リリースも全然できてなかったし、去年とかは活動がうまく進められなかったりしたしで、このシーンから消えかけたなって自覚はあるんですよ。去っていく人も正直いたし。こっからまたシーンに戻って攻めていく為の一枚ですね。自信はあるんで、再度よろしくお願いします!って作品ですね。

R:なるほどなー。んとねー。えー、俺マジでわかんないー。

(5分後)

R:あ、混ざるって言葉をかっこ良く言うと何?

——「交」とか?

R:あ!それにします!「交」!

——どういう意味で?

R:Pabloさんと交じるって意味で!

K:薄っ!(笑)

——じゃあありがとうございましたー!!!

K&R:ありがとうございましたー(笑)