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BabySitter interview
- SPECIAL -

BabySitter interview

今各所で話題になっているBabySitterが遂に初となる全国流通盤をリリース!成長したベビシの今を感じられる良作。これはもう勢いだけじゃないです。一過性のものではないと確信を持ちました。これから大きく羽ばたくこと間違いナシ。

インタビュアー:ブッキングマネージャー窪田

―初めての全国流通盤ですね。eggmanにはよく出演してもらっていますが今回でベビシを知る方も多いと思うので改めて自己紹介をお願いします。

Yui(写真中央左):名古屋のガールズバンドBabySitter、略してベビシです!!!よろしくお願いします!そしてボーカルを務めるYuiです!好きな食べ物はアイス!!パピコが大好きです!!
Rio(写真左端):ギターコーラスのRioです!フェスやライブでいろんなアーティストのステージを見ることが好きです。
Mai(写真中央右):ベースのMaiです!元気キャラです!めちゃくちゃ元気モリモリです!好きなことは美味しいものを食べる事です!
Miku(写真右端):ドラムのMikuです。最近わんちゃんが飼いたくてたまらないけど、犬アレルギーなので飼えません。

―初の全国リリースを目前に控えての今の気持ちを教えてください。

Yui:正直実感…ありません。全国リリースしたー!って実感する日が、いつか来るのか分からないけど、とにかく自分らしく全力で楽しむ事で、ひとりでも多くのお客さんに何かを感じてもらえたらって強く思ってます!

―本作『キンコンカン』のタイトルの由来を教えてください。

Yui:初めての全国流通盤、しかも初めてのミニアルバムという事で、ある意味私たちの新しい物語の始まりだなって思って…そしたら頭の中でキ~ンコ〜ンカ〜ンコ〜ンって鳴った気がして。授業が始まるチャイムの音とかけて、私たちの物語が始まる音。そういう意味で、この名前を付けました。最初この名前がいいっ!って言った時、メンバースタッフ全員、目が点でした。そして、キンコンカンコンにしなかった理由は…自分の中でキンコンカンのが響きがよかったからです・・・これはただの感覚です。

―1枚の作品を通して全体的に少し大人になった印象を持ちましたし、若さや勢いだけではないバンドとしての成長を感じました。今作全体のコンセプトを教えてください。

Yui:去年は10代と20代の狭間の時期に書いた曲がほとんどで、まだ何も知らなくて、分からなくて、だからこそ書けた曲もあった気がするんですけど、前回の『ボクのうた』を出してから、沢山色んな事を感じて経験して、色んなことを考える機会があって。そんな中で、感覚だけじゃなくて、自分なりに想いや感情と向き合って、分からないなりに考えたりしながら作ったのかもしれません。

―自分自身も含めてメンバーの変化などは感じますか?

Yui:前回とは違って、今回はRioも曲を作ってくれて、前回は割と自分が決める事が多かったけど、今回Rioと、ここはこうしたらとか相談しあって作ったものもあって、お互いに違う所も似てる所もあるからこそ、より曲を作るのが楽しくなりました。
Rio:曲や歌詞について、みんなでこうしたら良いんじゃない?って話したこと。今まで無かったから、そこは変わったと思います。特にYuiとは沢山話して、ここどう思う?って意見もらったり意見したり、より真剣に曲作りに取り組めたと思います。
Mai:メンバー個人個人がバンドのために、それぞれ自分にできることをやろうという姿勢になったと思います。
Miku:ただドラムをプレイするだけじゃなく、どうしたらもっと心地よくリズムを感じて貰えるか、グッとくる何かを感じさせられるか、沢山の人の心に残るかを強く思うようになりました。

―収録曲1曲ずつについても伺っていきたいと思います。1曲目の「流れ星はきっと」。

Yui:これは最初から最後まで、この作品の“僕”になりながら作った曲で、曲を作ってる時は、完全にこの子になって作ってました。サビのメロディーが浮かんできた時、作ったその日は気に入ってなかったから適当に録音しておいたんですけど、次の日に聴いたら、めちゃいいじゃんキタコレ!!ってなりました。
Miku:この曲はBメロのリズムが結構難しくて、ライブで険しい顔にならないように、冷静沈着で頑張ります。是非注目して聴いてほしいです。

-先日MVも公開されましたが撮影時のエピソードあれば聞かせてください。

Yui:今回は笑顔のシーンが一切なくて、顔の表情で歌うっていうのが改めて難しいなって思いました。カメラマンさんに見せられたミスチルさんのライヴシーンの表情が凄まじく良くて、撮影の時はなりきってました。

-2曲目の「オレンジブルー」 。Rioちゃん作詞作曲ですね。以前のeggmanのインタビューで作詞作曲にチャレン ジしたいと答えていたので形になったんですね。

Rio:恋愛だけでなく、他のことでもそうだと思うんですけど、言葉にして何かを伝えるって大切だなって思うことがすごく増えて。自分の気持ちをちゃんと伝えるって勇気がいる時もあるけど、その勇気を出すことで、何かを変えることが出来るかもしれないっていう自分の経験を歌にしました。
Miku:“オレンジが青に変わる前に伝えなくちゃ”の歌詞が好きです。信号を表していて、オレンジ(赤信号)からブルー(青信号)に変わる前に=何かを始める前に何かを伝えなくちゃ・・・なのか、夕暮れを表していて、オレンジ(夕焼け)からブルー(青空の色)=明日がくる前に何かを伝えなくちゃ・・・なのか、それ以外の意味があるのか…とまぁ色々考えるのが楽しいです。真相は、作詞したRioしか知らない(笑)

-3曲目は「ボクのうた」。この曲でベビシを知った人も多いのでは。やはりこの曲は初の全国流通盤には必要ですよね。改めて制作コンセプトを教えてください。

Yui:その日、何をやっても上手くいかなくて、何しても憂鬱で、そんな日の夜に部屋でギターを弾きながら作った曲で、その日の感情をそのまんま歌詞に、曲に詰めた感じです。
Miku:この曲演奏すればするほど好きになるんですよね!

-そして4曲目の「bpm89」。 こちらも前作の曲。この曲を本作に入れた理由は?

Yui:すごく思い入れのある曲で、改めて、10代の自分を振り返りながら作った曲だからこそ、初の全国流通盤で、沢山の人にこの曲が届いてほしいって想いがあって、どうしても入れたいなって思いました。

-5曲目は「ナイン」。 この曲もRioちゃん作詞作曲ですね。

Rio:この曲は、去年の春頃にメモに残してあった自分の気持ちを元にして作り上げた曲です。その頃はバンドでも、自分の中でも、前に進むための大事な時期で、沢山悩んで悩んで辿り着いた答えが正しいかなんて誰にもわからないけど、自分を信じて頑張ろうって思いながら作った曲です。
そしてラストを飾る6曲目は「パッパパリらッタ」。
Yui:ある日の夜に真っ黒な空見てたら、なんか…怪獣に見えたんです!!でも怖い怪獣じゃなくて、この真っ黒な空を吹き飛ばしてくれそうな、どこか遠くに連れてってくれそうな、そんな怪獣がいたんです!!そしたらもうなんか、多分その時は本当に怪獣とワンダーランドに行ってしまったのだと思います(笑)自分にとっても、悩んでることって実はちっぽけなんだなって、そう思わせてくれる曲です。
Miku:「たんたんったたたんっ♪」ってたたいてるところめちゃくちゃ楽しいです!皆ライブで「たんたんったたたんっ♪」って手拍子して欲しいなぁ。

―本作の収録曲のなかでの推しポイントがある曲を教えてください。

Yui:オレンジブルー大サビ前、りおのギターとドラムのドコドコドコ…が、堪らなくかっこよくて…やばいです!!それから、「パッパパリらッタ」のぱっぱっぱりらったとぅーらりらって、みんなで言いたいです!みんなで一緒に歌いたいです!!
Miku:やっぱりリード曲の「流れ星はきっと」です!MVにもなってる曲なので是非見てほしいです!

―レコーディングでのエピソードがあれば教えてください。

Yui:「パッパパリらッタ」の“ぱっぱっぱりらったとぅーらりら”って歌ってる部分の声が重なってるんですけど、若干ニュアンスの違う歌い方をしていて、その中にMaiになりきって歌ってる声があって…頑張ってなりきってます
Rio:今までのベビシにはなかった音をたくさん使いました!ベビシの曲の幅が広がったかなって思います。

―東名阪のリリースツアーが12月にありますがどんなツアーにしたいですか?意気込みを 教えてください。

Yui:BABY ROCK vol.5、毎回この自主企画はすごく沢山考えて考えて、とてつもない気合いをいれてやってます!今回東名阪で企画をできるなんて、私たちの目標でもあったから、全部来ても全部記憶に残るような、とてつもなく楽しくて楽しくて”やばい日”にしたいです!
Rio:このツアーに向けて今たくさん考えてて、絶対最高のツアーにするので是非是非遊びに来て欲しいです!!
Mai:その日だけの特別な1日1日になるように、対バンやライブのセットリストなど考えて今からワクワクしています!
Miku:来た人全員、ベビシ大大大好きになってもらえるようなツアーにしたいです!!