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Chelsy interview
- SPECIAL -

Chelsy interview

今までライブハウスでの活動が中心ながらも、着実に注目度が日増しに高まっている2014年要注目ガールズバンドChelsyがついにベールを脱いだ。3/19にTOWER RECORD限定ではあるものの初音源が世の中に届いた瞬間からこのバンドは一気にスターダムを駆け上がる。そんな予感満載の彼女たちの今を切り取った。

interviewer:ブッキングマネージャー窪田

―eggmanには何回も出演してもらっていますが、本誌には初登場なので、それぞれ自己紹介と楽器を始めたきっかけを聞かせてもらえますか?

AMI(写真右 以下…A):リーダーで、ドラムを担当しているAMIです。ドラムを始めたきっかけは小学生の時に入っていた吹奏楽部が最初なんですが、本格的に始めたのは高校3年の時からですね。

-かなり最近ですね(笑)。

A:割と最近です(笑)。「みつばち軽音部」というプロのミュージシャンに3ヶ月レッスンしてもらえるというオーディションがきっかけですね。

SHIZUKA(写真左 以下…S):ベースのSHIZUKAです。ベースを始めたきっかけは高校生になった時にバンドに憧れを抱いて、学園祭バンドを組むことになったんです。その時にベースの枠が空いていたから始めたんですけど(笑)。本格的に始めたのはAMIと一緒で「みつばち軽音部」からですね。

MIO(写真中央 以下…M):ギターボーカルのMIOです。中学生の時に曲作りに興味を持って、ギターをやり始めたのがきっかけです。私も本格的に始めたのは二人と一緒のタイミングですね。

-曲を作りたいからギターをやり始めたって珍しいきっかけな気がします。

M:歌手になりたいという夢は小さいころから持っていたんですけど、自分でしっかり曲作りができる歌手になりたかったので。

-3人ともに本格的に始めたのが同じタイミングとのことですが、バンド結成もこの「みつばち軽音部」がきっかけですよね。

A:そうですね。もちろん通っていた学校も違うし、年齢もMIOが1つ下だし、しかも「みつばち軽音部」でもクラスが違ったので、当初は共通点とかほとんどない状態でのスタートですね(笑)。

-すごい経緯ですよね(笑)。

A:音楽をやっていなかったら出会うことがなかったメンバーだと思うと、すごい奇跡と偶然が重なって結成したバンドなんだなって今すごく実感しています。

-そんな経緯で結成されたChelsyはライブ活動が今まで中心だったわけですが、ついに今回初のCD作品リリースですね!おめでとうございます。

A&S&M:ありがとうございます!!

-リリースを直前に控えた今の率直なお気持ちを聞かせてください。

A:純粋に嬉しいですね!自分たちが奏でた音楽がCDという形になって世の中に届くと思うと今からワクワクしてます!

S:初の作品ではあるのですが、本当に自信を持ってオススメできる作品になったと思うので早くみなさんに聴いてほしいです。あとは昔からタワーレコードという空間が好きでよく通っていたのでそんな場所に自分のCDが並ぶのが本当に嬉しいです

-発売日はタワレコ直行ですね(笑)。

S:確実です(笑)。

A:3店舗くらい行っちゃうかもしれないですね(笑)。

-MIOちゃんはどうでしょうか?

M:小さいころ頃から夢見ていた歌手になるという夢が叶う瞬間でもあるし、でもこれが新たな夢への第一歩でもあるし、気持ちが高まっていますね。

-そんなCDについて掘り下げて聞いていこうと思いますが、まず持ち曲が結構あると思うのですが、その中でこの4曲を選んだ理由を教えてください。

S:1曲目の『My Way』はメンバー全員大好きな曲で、MVも撮ったしこの作品のメイン曲として入れていて、その勢いを引き継いで『Sixteen Age』はChelsyといえばコレ!という言えるような曲なので2曲目に入れていて、全体のバランスを考えたときに、あとバラードと爽やかな感じの曲を入れようということになって『Shutter』と『Please Please Me』を選びました。

-3曲目のバラードやアー写は、今まで僕が見てきたChelsyのイメージとは少し離れた部分だったので意外な感じでした。

S:Chelsyはこういった部分もあるんだよというのは今作で見せていきたかったのでそう思っていただけたなら嬉しいです。

-そんな今作の収録曲について聞いていきたいと思います。まずは先ほども話に出ていた今作のメインとしての1曲目『My Way』。

A:メンバーみんなやスタッフさんなども交えてみんなで話し合いながら作り上げた曲ですね。Chelsyの代表曲となるような素晴らしい作品になったと思います。

-初となるMVも撮りましたもんね。

M:緊張しましたねー(笑)。

A:でもお世話になったライブハウスでの撮影だったので温かい雰囲気でやれて良かったです。

S:普段演奏するステージじゃなくてフロアで撮ったのでなんか不思議な感覚でしたね。

M:ライブとは違ってカメラに向かって歌うのは難しかったですけど、どうやったらかっこよく映るかとか考えるきっかけになったので良い経験ができました。

-そんな曲に続く2曲目『Sixteen Age』はMIOちゃんの心の叫びのように感じましたがどんな時に書いた曲なんですか?

M:タイトル通り16歳の時に書いた曲なんですけど、その時の心情をバーッと書いたのを覚えています。

-16歳の時の心情にしてはすごく大人な世界観だなと感じたのですが。

M:当時の私はこんな感情だったんですよね。このくらいの歳ってすごく多感で難しい時期じゃないですか。親の存在が疎く思えてしまったり、人間関係に悩んだりとか。爆発しそうになった感情を書き溜めました。

-MIOちゃんは歌詞を書こうと思って書くタイプではなく、その時その時を切り取って書くタイプですかね?

M:そうですね。感情が強く動いたときに書くことが多いですね。そういう感情ってもしかしたらその時にしか感じないかもしれないじゃないですか。だからそれを形にして残しておきたいと思って書いています。

-3曲目の『Shutter』もMIOちゃん作詞作曲ですが、『Sixteen Age』とは全くタイプの違うChelsyとしては珍しいバラードで恋愛系の曲ですよね。

M:かなり珍しいですね。大切な人を想って聞いてほしいなと思って書いた曲です。Shutterというタイトルはカメラのシャッターをイメージしていて、大切な人との大切な瞬間にシャッターを押して大切に切り取ってほしいなと思ってつけました。

-そしてアルバムを締めるのはライブでの定番曲の一つと言えるような『Please Please Me』はSHIZUKAちゃんが作詞作曲ですね。

S:Chelsyには爽やかロックな曲が少ないなと感じてそういう曲も表現してみたいと思い、メロディから書き始めましたね。歌詞の世界観は私の性格が結構そのまんま出ているんじゃないかなと思います。

-確かに僕が抱くSHIZUKAちゃんのイメージに近いですね。

S:恥ずかしいのであんまり分析しないでください(笑)。

-では別の質問で(笑)。MIOちゃんは感情が大きく動いたときに曲を書くとのことでしたが、SHIZUKAちゃんはどんなタイミングで書くことが多いですか?

S:私は書くぞ!って決めないとあまりうまく進まないので、制作をするための時間を設けて作りますね。

-AMIちゃんも作詞作曲をするとのことですが、どういう形で行っていますか?

A:歌詞は日頃思ったことなどを書き溜めたりしてそのパズルを組み合わせたりしますね。曲はたとえば歩いているときに風が吹いたりとか、なにかふと感じた情景や感情などの雰囲気をイメージ化して作っていくことが多いですね。

-今作の聴きどころをそれぞれ教えてもらえますか?

M:『My Way』の最後のほうで3人の声だけになる部分があってそこがすごく好きですね。

S:私は3曲目の『Shutter』のベースですね。いろいろこだわったのでじっくり聴いてもらいたいです。

A:スネアの音を曲ごとに変えたりしたのでそこを感じ取ってもらえると嬉しいですね。

-今インタビューをしながら感じたのですが、3人ともそれぞれすごく個性が合って、良い意味でバラバラな感覚を持っているChelsyは面白いですね。リーダーのAMIちゃんまとめるの大変じゃないですか?(笑)。

A:頑張ってます(笑)。まとめられるようになるためにリーダーをやっている部分もありますね(笑)。

-そんなChelsyの魅力はライブでの楽しさかなと思っているのですが、ライブの際に心がけていることなどありますか?

A:ライブの時に一番大事にしているのはファンの方々との距離感ですね。その場にいるすべての人たちに少しでも距離を近く感じてもらって楽しんでもらえるように、フロアにいる一人一人と目を合わせるくらいの意識でライブをやっています。

S:私は二つのことを意識していて、まずはお客様みんなに楽しんでもらうこと。そのためには自分たちが楽しめていなくちゃ伝わらないと思うので、今は思いっきり楽しんじゃってますね。もう一つは私の音を聞けー!って思ってベース弾いてます(笑)。

-良い意気込みですね(笑)。MIOちゃんはどうですか?

M:私はボーカルとして歌詞を届ける立場なので、曲ごとに伝えたい想いを少しでも伝わるように感情を込めて歌っています。

-そして3/22にはeggmanにて初ワンマンが控えていますが意気込みを教えてください。

A:私たちはまだ始まったばかりの卵のようなバンドなので、来てくださる方々にChelsyの魅力をもっと知ってもらいたいし、Chelsyらしさが溢れる空間にしたいです。

-じゃあeggmanは卵繋がりでちょうどいいですね(笑)。

A:ぴったりです(笑)。

S:演出とかも今いろいろ練っていて、絶対楽しんで帰ってもらえるライブにしたいと思ってます。

M:つかんだ心を離さないライブを目指します。ラストの曲終わったらもっと聞きたかったのに!って思わせるくらい。

-最後に将来の夢を教えてください。

A:バンドとしては3人とも共通して、軽音楽部がすごく流行った時代に音楽を始めた世代なので、いろいろなバンドのコピーをやることが音楽に触れる最初のきっかけだったので、Chelsyもガールズバンドやるならまずコピーしてもらえるようなバンドになれたらいいなと思っています。

S:個人としてはベーシストのSHIZUKAとして世の中に認知されるような存在になりたいです。

M:初めて聴いた人にもあのボーカルすごい良いね!どこのバンドのボーカル?って思われるようなボーカリストになりたいのと世の中に残る曲を作りたいなと思っています。

A:ほかの人にないような魅力のあるドラマーになりたいです。その答えは模索中ですが絶対見つけ出します!

-これからも応援させてください!今日はありがとうございました!