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Hemenway interview
- SPECIAL -

Hemenway interview

1月から10月まで10か月間連続配信シングルリリース企画を行ったHemenway。その企画と連動したeggmanで10か月連続ライブも11/2に行うワンマンライブで終了ということで、今月・来月と2か月連続でインタビューを慣行!まず今月は主に作詞・作曲を担当するギターのCharm (チャーム)とボーカル&ギターの Isaac (アイザック)に制作面での話を伺った。

nterviewer:ブッキングマネージャー窪田

―今回の10か月連続リリースを終えての今の気持ちを率直に教えてください。

Isaac(以下…I):正直大変な部分は結構ありましたね(笑)。達成感もあるし、正直ちょっとホッとしてます(笑)。曲作って、レコーディングして、その間にライブやっての繰り返しだったので。ただ、ドラム以外はCharmの家で録ることが多かったのですし、Charmが作詞・作曲をした曲も多いので作業量は彼が一番大変だったんじゃないかなと思います。

Charm(以下…C):前作の「裏ヘメ」の時から僕の家で制作を進めることは多いですね。レコーディングの空気感も含めて、家でやれるほうが良い雰囲気で進められるから僕たちにはこれが合ってるかなと思いますね。アルバムの制作も並行して行ったのでそこは大変だったかなと思います(笑)。

I:でもこの企画のおかげでだいぶ鍛えられましたね。バンドとしてのタフさは増したと思いますしレベルアップしたかなと。

-途中で挫折しそうになりませんでした?

I:連続リリースも連続ライブもやるって言ってしまった以上やるしかなかったので(笑)。

-そうですよね(笑)。10曲すべて改めて聴くと個性的でそれぞれの存在感をしっかり放っているなという印象を受けました。

I:そこは意識した部分ですね。せっかく10曲やるなら同じようなものは作りたくなかったので。

C:Hemenwayの良いところって飛び抜けてなにかのジャンルに強い音楽性ではなく、いろいろなことが表現できるジャンルレス感だと思うんです。でもただジャンルレスなだけでは面白くないのでそれぞれの曲で少しずつ突出したエッセンスを加えることは考えていますね。

-個人的には5月に出した「吐かない言葉」がすごく好きなのですが、お二人のお気に入りの楽曲を教えてください。

C:僕はダントツで10月に出した「迷い道の上で」ですね。すごく愛着がある曲なんですよ。実はこの曲は10曲の中でも一番古い曲で、Hemenwayを結成する前にIsaacと二人で制作活動をやっていたころの物なんです。それこそ今所属しているレコード会社にデモを送った時にもこの曲は入れていましたし、この曲がなければHemenwayはなかったかもしれないと言っても過言ではないくらい、僕たちの原点のような曲なんです。今このタイミングでこうやってリリースすることができて本当に嬉しいですね。

-改めて聴くとちょっと懐かしいですか?

C:そうですね(笑)。でも改めて録り直したりしているので、また新しく生まれ変わってはいます。

I:僕は逆に一番の最新作でもある8月に出した「The Music」です。この曲はCharmの作詞・作曲なのですが、僕のアイディアも取り入れてもらっていて、一緒に制作を進められた感じですね。あとは純粋にメロディが好きです(笑)。野外のライブとかで似合いそうな夏を感じる曲を作りたくて、僕の中ですごくイメージぴったりの物が完成したのですごく気に入っています。

-お二人はアメリカで育ちながらもなぜここまでJ-POPど真ん中の曲を書くことができるのですか?

I:昔から聴いていたからですかね。身体にある程度染みついているんだと思います。

C:それが僕たちの魅力でもあると思うので、意識はしていますよ。ただ、そればかりでは個性がなくなってしまうので、今回の連続リリースでも新たな試みはいろいろ入れています。

I:そうだね。以前はJ-POPというものを意識する傾向が強かったですが、今は自分の中から発せられる衝動をそのまま曲にするようにしています。特に最近は洋楽を聴くことが多いので、そういう流れの曲が増えてきているかもしれないです。

-お二人はどんなタイミングで制作を行いますか?

I:僕は普段思いついたものを書き溜めてということができないので、この日に制作するって決めて集中して作ります。

C:僕は生活の中で思いついたものを書き溜めつつ、最終的にそのそれぞれのネタをいろいろまとめたりとか混ぜたりして作っていきますね。

-今回の中でもいろいろなネタが混ざっているんですか?

C:かなり混ざっています。2月に出した「祈り」という曲はBメロを別の曲で使おうと思っていたサビのメロディを当てはめていたり、あとは6月に出した「スタート革命」はAメロで使おうと思っていた歌詞を別のサビから持ってきました。

-では最後に10か月連続ライブも含めてライブの面は来月伺うので、制作面での今後の目標などありますか?

I:今までJ-POPが好きで制作を進めてきた部分が強く、今思えばそれに縛られていた部分もあったかなと感じているので、もっともっと幅広いジャンルの音楽を作っていきたいなと思っています。次の段階に進みたいというか、今の自分では想像がつかないような物を作りだしていきたいですね。

C:僕は音楽を楽しむ種類って2パターンあると思っていて、ライブで聴いた曲を好きになってCDを買うパターンと、曲を聴いてその曲を聴くためにライブに行くパターン。僕はその後者のパターンに当てはまるバンドになっていきたいです。僕たちの音源を聴いて、「このHemenwayってバンドのこの曲本当にカッコイイからライブで見たい!」って思わせて多くの人がその曲を聴きたくてライブに来るような曲を作りたいと思っています。すごく大変なことだとは思うのですが、それができたら真のクリエーターかなと思うので、そこが目標ですね。

-ありがとうございます!来月はメンバー全員でeggman連続ライブを振り返ってみたいと思います!!