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Fo’x Tails interview
- SPECIAL -

Fo’x Tails interview

Talking Partner : TATSUKI

 

——–まずはリリースおめでとうございます!

全員:ありがとうございます!

——–連続リリースが続いてる中で、年明け1発目になりますが、この「Contrast」はどういう曲ですか?

takao:最初のこの曲をテラちゃんが持ってきた時に、複雑な曲だなって印象だったんです。メロディーも難しくて歌ってみないと本当に分からないなって感じだったんですが、デモで歌った時に俺の声に合う曲だなって思えて、さすがテラちゃん!って思いました!
そのあと歌詞制作に入ったんですが、、、色んな感情が入り乱れてるというか、今までストレートな歌詞が多かったんですが、今回は聴いてる人の捉え方によって意味が変わって来るような歌詞を書きたいなって思って、わざと複雑な単語も使ってみて、結果的に新しい歌詞になったなって思ってます。

——–タイアップも意識した歌詞になってるの?

takao:そうですね!原作も読んで凄くハマっちゃって。主人公が過去に捕われてる感じとか、自分に重なる部分もあったりして、そこを表現してみました。

——–そして作曲者のテラちゃん。凄い曲を書きましたね!これはどういうコンセプトで?

テラ:今回タイアップで頂いたものに寄せました。アニメが近未来の話で、発達した技術があったりとかで小難しい世界で、そこでおきる犯罪などもテーマになってるアニメなので、その辺のイメージをざっくり持って作りました。
最終的に世界観を作るのは歌詞だと思ってるので、曲を作る時は背景を描くつもりで作ってます。
今回はその未来感と複雑に入り乱れてるごちゃごちゃしたものを……、、、だから曲もごちゃごちゃしてます(笑)

——–コード進行もかなり、スケールアウトしたり色んな所に行ってますよね。狙いすまして作ったの??

テラ:よくそういう風に言われるんですけど、曲を作る時にあまり理論立てて作ることがなくて、むしろ苦手なんです。先に、ギターやピアノを触りながら口ずさんでって。
この曲って色んなセクションがあるんですけど、1カ所ずつ、こういうセクションほしいなーこういうのもいいなーってそれぞれに作っていった別々のアイデアを最終的にくっつけたって感じです。

——–なるほど。これだけ複雑だとギターも大変だと思うんですが鳴風くんどうでした?

鳴風:そうですね。アレンジの前に曲を覚えるのが大変でした(笑)
ギターフレーズは、細かい所は作ったんですが、基本的にはテラちゃんが作ってきたフレーズをなぞりましたね。
テラ:サビ前とか、細かいフレーズを鳴君に任せた感じですね。

——–そして、「BE STRONG」。作曲は鳴風君ですね。これはやっちゃいましたね!

鳴風:これはもう、趣味ですね!
曲に意味とか想いとか皆こじつけるじゃないですか。これはそういうの全然ないですね。

——–あの感じはスティービーレイボーンか鳴風かって感じですよね。

鳴風:やりたい様にやりました。その分、他のパートに関しては本当に丸投げって感じですね。
ベースに対してはバキバキに弾いてって。ドラムはグルーヴィーに!みたいな感じで。

——–ある意味プレッシャーが怖い(笑)

テラ:ホントそうですよねー(笑)
takao:一番プレッシャーがかかるやつ(笑)
それこそ、テラちゃんはレコーディング始まる時に、いろんなギタリストのギターソロを研究してましたね!こういう曲にはどんなのが合うんだろうって(笑)
結局自分の中にあるもので勝負してましたけどね。

——–この曲の歌詞はどういうイメージで作ったんですか?

takao:曲を聴いた時に、勢いでストレートに作ったんだろうなってのが伝わったので、俺もそれをストレートに届ける歌詞にしたいなって。
俺自身がよく迷ったりするタイプなんですけど、壁にぶち当たってから考えてこそ強くなれるんじゃないかって。弱いことが本当の弱さじゃないというか、その弱さに向き合った時の強さというものに対して凄く深く考えてて。
そうやってできた歌詞ですね。

——–これも本当に聴きごたえのある曲でした。

鳴風:弾いてても楽しいですよ!

——–そして3曲目の「Rainy」。雰囲気のある曲が出来ましたね!

鳴風:これは「BE STRONG」とは逆で、意味を持って作りました。
ちょうど恋愛小説を読んでいたんです。そこで感じた「後悔」がテーマになってます。本当に小さなことです。あんなこと言わなきゃ良かった、とかそういう一言の小さな。そういうのって俺もいっぱいあるなって思って。
こういう曲調のものも、バンドにも必要だなって思ったり、それ以上に俺がやりたかったので。
そういう意味とかを伝えずにtakaoに投げて、どういう歌詞書いてくるのかなって待ってて、、、あとは、お願いします(takaoへパス!)
takao:その時期落ち込んだりもしていたので、その時のリアルな感情を書いたんですよ。それを出したら、「重い」って言われて。「もっと軽い感じで」って言われたんで、<気楽にいこうよ>ってテーマの歌詞を書いて出したら、「あほっぽい」って言われて(笑)で、そこでやっと<後悔>っていうテーマを聞かされて、なるほどってなったんです。
それを恋愛に落とし込んで書いたんですが、この曲は恋愛だけではなく「自分との別れ」って意味もあって、うじうじしてた自分との別れも書いたんです。

——–今回の作品はいつからレコーディングを?

takao:10月からしました。曲作りはツアーの真っ最中でしたね。

——–10月の中で「MONSTERS」のリリースもあったよね?さらにその中での楽曲制作?すごいね(笑)

鳴風:いや、ありがたいことです!!
テラ:忙しいのはありがたいことです!!

——–じゃあ結構限られた時間の中でのレコーディング?

鳴風:全然時間なかったです。テラちゃん死にそうになってましたからね(笑)
takao:ツアー先でテラちゃん風邪引いちゃったんですけど、その中で曲作ってましたからね(笑)風邪ひきながら。
レコーディング自体は順調でした。曲が決まってからは早かったですね!
忙しい中ではありましたが、判断基準や意識はしっかりと高くもってやりました。リズムに対しての鳴風からの注文だったりとか。

——–なるほど。そして、細かい所なんだけど、今回ってエンジニアさん前回と人と違うよね?

takao:そうです!この方に表題曲をやってもらうのは今回が初めてですね!

——–そうだよね。音の粒立ちやステレオ感が今までと違って。

鳴風:今までやってもらった人の中では、一番アーティスティックですね。その人の音があるなって。
takao:しかも、Fo’xTailsとの相性も凄くいいみたいで。きっと合うからって紹介してもらって。で、実際にやってもらったら凄くよくて。
テラ:インタビュワーの方に初めてそこ突っ込まれました(笑)

——–よし(笑)!!
それでは今回の作品を聴いてくれる方、触れてくれる方にメッセージをお願いします!

takao:このシングルは、Fo’xTailsの新しい挑戦っていうものが明確に出た作品だなって思ってます。歌詞に対しても曲に対してもそうだし、細かい所まで考えた作品なので、きっと楽しんでもらえると思いますので聴いてほしいです。
あとは、ライブやイベントで見てもらえる時に、ロックな部分に注目して聴いてもらえるともっと楽しめると思います。
テラ:今作、1曲目の「Contrast」が特にそうなんですが、インディーズ時代はこういうカラーというかマイナー調の楽曲が多かったんですが、メジャーに行ってから爽やかな曲がメインになることが多かったんです。でも、同じアニメのタイアップでも、今回の楽曲でまた全然違う面を見せることができたんじゃないかなって思ってます。そこで注目してくれた方もライブにきてもらえたらなっていうのがあるので、新しい人たちに広がっていってほしいです。
鳴風:ギターに関して言うと、新しいピックにしてサムピックを使ってるっていうのもあって、とりあえずギター聴いてもらえたら。
あとはライブですね。ネットとかでは伝わらないものもあるし、生で出し切っているのでライブ見てもらわないことには、って感じですね。音源買ってもらうのも嬉しいんですけど、ライブ来てもらうのが僕は嬉しいです!

——–ありがとうございます。そして、この作品を敢えて漢字一文字で例えるならなんですか?

「貫」です。

——–最後に。2016年、Fo’xTailsにとってどんな年にしたいですか?

takao:第一歩、次の一歩をちゃんと踏み込める一年にしたいですね。
大きな目標ももちろん沢山あるんですが、今は目の前にある小さな目標をしっかり踏みしめて進んでいきたいです!

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TVアニメ『Dimension W』ED主題歌
Fo’xTails 4th single「Contrast」
LACM-14436/¥1,300 (税抜価格)+税/Lantis
2016年2月3日発売
INDEX
01. Contrast (TVアニメ『Dimension W』ED主題歌)
02. BE STRONG
03. Rainy

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2016年2月19日(金)
JUNGLE LIFE × CLUB251 presents “Whiteboard Jungle”
会場:下北沢CLUB251
出演:
Fo’xTails
彼女 in the display
Civilian Skunk
BAND-MAID®
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2016年2月27日(土)
EROTICAL FEST – 艶音 – 2016′ ~代官山SPECIAL~
会場:代官山 UNIT
開場14:30/開演15:00
チケット:ADV ¥3,500 / DOOR ¥4,000
お問い合わせ:DISK GARAGE 050-5533-0888
出演:
Fo’xTails
東京エロティカルパレード。
Brand New Vibe
フラチナリズム
KING
オーロラタクト
【Special Guest】
米倉利紀
misono
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[ Official web ] : http://xfoxtailsx.com

 

光と闇。繊細でありアグレッシブ。対になる関係性でさえも”表裏一体”に変えてしまうバンド「Fo’xTails」。
そんな彼等の最新シングル「Contrast」が遂に今月リリース!
その曲に込めた想いや制作秘話を語ってもらいました!