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近藤夏子 interview
- SPECIAL -

近藤夏子 interview

今年2月にエッグマン30周年記念イベントにも出演した”近藤夏子”は今春でメジャーデビュー1周年!
5/4に発売となるニューシングル”ハナビラナミダ”に込めた想いを、
チョケ話アリで過去を振り返りながら元気に語ってくれました!

※インタビュアー 鞘師/shibuya eggman

——まずは、デビュー1周年おめでとうございます!

■ あ、そう!昨日です!ありがとうございます。

——エッグマンは今年で30周年でして、近藤さんにはアニバーサリーイベントに2月にご出演いただいたこともあって、今回インタビューさせていただいたんですが、近藤さんのデビューからの1年間、どうでした?

■ そうそう、2月はありがとうございました!あたし学生時代バンドでGO! GO! 7188のコピーとかしてたんでチリヌルヲワカさんとの共演はさすがにめっちゃ緊張しました(笑) あたしのここ1年間は、それはもう長かったですね〜。ほんとにめちゃめちゃいろんなことがありすぎて、普通だったら「あっという間に過ぎました」って言うと思うんですけど「え!?2〜3年経ってない?」みたいな(笑)

——今回遂に4枚目のシングル”ハナビラナミダ”が発売となりますが、リード曲の”ハナビラナミダ”、初回盤カップリング曲の”世界初になるかな??”、通常盤カップリング曲の”観覧車Ⅱ”、それぞれの曲に詰まった想いを教えてください。

■ “ハナビラナミダ”は、音楽を始めてから出会って来たたくさんの方々に、このデビュー1周年を節目に改めて、本当にこころからありがとうを伝えたいと思って作った曲です。あと今回この曲がフジテレビフラワーネットTVCMにも使っていただけることになって、じゃあ、ありがとうを近藤夏子なりに誰に向けて伝えよう?と考えたときに思い浮かんだひとがいて、それがお父さんだったんです。お父さんはあたしが音楽の世界に入るときに反対もせず認めてくれて、さらにプレッシャーも与えてくれたんですね、「自分で決めた道やからやめるときも自分で決めるんやで」って。そんなに応援されたら絶対弱音吐けない!と思って今の自分があるので、そのお父さんにうまく言えなくてぎこちなくてもいいから、ありがとうって言いたくて。そうするとお父さんにおめでとうを言うシチュエーション=結婚式だな!と思って、ウェディングソングを思い描いて書きました。

—— そのお父さんは和太鼓奏者なんですよね?

■ そうです、でも今は整骨院やってます(笑)

—— そうでした!近藤さんに2月、エッグマンに出演いただいた際にエッグマンへの”30周年おめでとうコメント”(を直筆でいただきました!※エッグマンマンスリー2月号掲載)、送っていただいたFAXの端に「コンドウセイコツイン」って書いてありました(笑)   エッグマン内、居合わせたスタッフ全員大爆笑でした。

■ でしょー!(笑) そう、そんな和太鼓もやって、整骨院もやってるパパへ向けて作った曲です(笑)

——“世界で初になるかな??”は近藤さんのガールズトークをそのまま切り取ったような曲ですが、このテーマは実体験ですか?

■ めっちゃ実体験です!あたし惚れにくい性格なんですけど、ひとりのひとを好きになっちゃうと、すっごいしつこくアプローチするめんどくさい女なんですよ(笑) 例えば4~5年付き合ってた昔の彼とかも、こんなに長く付き合ってるのに最後の最後まで会う度に毎回あぁーかっこいい…って思っちゃうくらいで。毎回きゅんきゅんして、もう5年も続いてたらだんだん心臓もたへんくなってくる、みたいな(笑) そんな実体験を友達に話す感覚で作った曲です。

——“観覧車Ⅱ”は?

■ デビュー前、大阪の路上で弾き語りをやっていた時からある曲で、”あたしのこの観覧車の思い出は1回のリリースで終わるのがもったいない!”って思うくらいすごく思い入れがあって、”これはシリーズ化したい!”と思ってまず今回はこの物語りの一番クライマックスから書いてみることにして、”Ⅱ”を最初に書いたんです。初めてのデートの時とかって、一番たのしい時期じゃないですか。「今一番おもろいし、告白するのやめよっかな!」とか思っちゃうくらいたのしいというか。そんなエピソードを切り取って作りました。

——どの曲も全て違った近藤さんの一面があるんで、3曲ともを聴いてようやく今作が成立するな、と思いました。

■ そうですね、いろんな部分を見て欲しいです。

——音楽の指向性について、デビュー当時の”元気ななっちゃん”のイメージの他に、リリースを重ねるごとに”せつないなっちゃん”、”ちょっとヘコんでるなっちゃん”みたいなイメージも垣間見れて、リスナーは新しい近藤さんの側面を毎リリースで感じていると思うんですが、自身で感じる音楽スタイルの変化はありますか?

■ 変わったことは正直なくて、ただあたし人と接する時の接し方の順番があって、まず元気な自分を一番先に知ってもらうんです。 一日の中でも基本ずっと元気なんですよね、へこんでるのは10分くらいかな。寝てる以外はずっとしゃべってるし(笑)

——(笑)

■ ほんとに!リアルにそういう子なんですよ(笑) 音楽も一緒で、あたしにとって音楽をやるのは自己紹介みたいなもので、基本あたしの曲は”夏子の話きいてー!”ソングなんで、一番最初はやっぱり元気な部分を見てもらって、その後にはせつない気持ちをおもいっきりせつなく泣いてうったえる時もあって、今回の「ハナビラナミダ」では”照れ笑いしながらやけどありがとうって言うねん”ていう気持ちを感じてもらって…そういう順番で、音楽でも自分を出してるので、ほんとにガールズトークしてる感覚と変わらずで、みんなに少しずつあたしを知っていってもらってる感覚で音楽をやってます。

——では音楽以外で、ファッションを含め、見た目の表現方法で変化していったものは?

■ そうそう、ファッションもすごい好きで、最近は大人っぽいのが好きです。デビュー当時は古着とかが好きでよく着てたんですけど、最近はワンピースとか、大人さ意識です。流行も興味持って取り入れるし、でも自分のスタイルも別であるし、好きなものをどんどん取り込むから、ファッションに関してはその時その時でちょくちょく変わってますね。

——なるほど。ちなみに… ヘアースタイルはこの先変えるんですか…?

■ 全っ然変えたいんですけど、なんかね。勇気がないんですよ!(笑) 4年くらいこの髪型やってて、当時おかっぱに初めてした時にめっちゃ周りの反応がよくて、そのタイミングで読者モデルにもなったし、モデルをやったことも手伝ってストリートにもお客さんが集まるようになってくれたし、コレ(おかっぱ)のおかげでアイコンができたっていうか。

——ロゴにもなってますもんね。

■ そうなんですよ!おかっぱのおかげで運気上がった(笑)
でももうさすがに変えてみようかな~とは。もうバッサリ短くしようかなとか思うんですけどね…勇気がない…。

——じゃあおかっぱの次の髪型、いつか見れるんですね(笑)

■ そうそう、逆にもう勇気出ないから”おかっぱ断髪式”みたいのやるとかね!「近藤夏子…おかっぱ卒業します…」的な(笑)

——それはもう事件ですね! マネージャーさん、この企画だめですか?(笑)

(近藤夏子マネージャー) ネタにしてぜひライブ生中継で(笑)

(一同この日いちばんの爆笑)

——近藤さんの音楽も、ファッションも、派手な脚色ではなく、感じたきもちを素直にアウトプットする表現で、その身近な感覚が”自分にも通じる”とファンの方々に支持される所以なんだな、と今日改めて感じました。リスナーひとりひとりが近藤さんの表現に触れたときに、”自分にも同じようなドラマがあるなぁ”とキラキラした思い出を見出して元気になるきっかけを、これからもいろいろな表現で与えてくれることをたのしみにしています。

■ ありがとうございます。がんばります!