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NEK! interview
- SPECIAL -

NEK! interview

2024年2月、彗星の如く現れた「NEK!」。着実というのは失礼に思えるほどすごい加速度でスターダムを駆け上がっている彼女たち。その勢いをそのまま詰め込んだような新作について語ってもらいました。

インタビュアー:窪田雄紀

―今回はエッグマンフリーペーパーの裏表紙+インタビューということでよろしくお願いします!

全員:よろしくお願いします!

Cocoro(Dr 以下…C):このフリーペーパーに載せていただくのも夢の一つだったのでとても嬉しいです!

―そう言ってもらえて何よりです。ありがとうございます。改めてバンドプロフィールを見返して、初ライブからとんでもなく濃密な活動期間を過ごしていますよね。異常とも言えるハイペースなリリースとワンマンなど。この状況って自分たちで想像ついてましたか?

Kanade(Ba 以下…K):いや全くです(笑)。

C:同世代でバンド組みたい想いは持っていたところでHikaが声をかけてくれて本当にありがたかったです。

―Hikaちゃんが発起人なんですね。

Hika(Vo/Gt 以下…H):私がネットで見つけたみんなにDMとかで声をかけていったんですけど、そもそもそれが返ってくるかもわからないというスタートではあったのでその時はまだ全然想像もついていなかったですけど1通また1通と返信が来てバンドが組めそうとなって初めてスタジオに入ってというスタートでした。私はこの4人ならどこまでも行けるという気持ちにはなっていましたね。もちろん現実は簡単ではないとは思ってはいましたけど、絶対Zeppに立てるという謎の自信はありました。バンドの最初の目標だったので。

Natsu(Gt 以下…N):そしてZeppでライブできたとかもう夢のようですよね。しかも1年半でできるとはスタート時には流石に思ってなかったですけどね。

―順風満帆と言って過言ではない1年半だったとは思いますがその感覚はありますか?

C:充実感がないわけではもちろんないんですがここで満足はしていられないなとは思ってます。

N:そうだね。満足したらいけないよね。

C:うん。満足は絶対できないよ。

―貪欲ですね。

C:とても良い状況で活動させてもらえているとは思っていますがそれは完全に周りの方々のおかげでしかなくて、自分たちだけの力では絶対この状況にはなっていないですから。

―とても良い姿勢だと思います。そんなバンドの充実感とまだまだ満足せずガンガン進んでいきたいという状況の中リリースされる「MEME」ですがズバリどんな作品ですか?

H:新しいNEK!の始まり、新たな一歩という感じですかね。

C:新章的な?

N:えっ、いつの間にか1章終わってたの!?(笑)。

C:いや、そういうわけではないけど(笑)。音楽性とか含めて色々だいぶチャレンジはしてる作品ではあるよね。

K:それは間違いなくそうだね。

―それはねとても感じました。そこを一番感じたのが新曲の多さ。過去にリリースした曲をほとんど入れずはすごいなと思いましたよ。攻めてるなぁと。

C:みなさんの期待に応えたい、超えたいという思いが強くて。

N:ライブでもやっていない新曲がたくさんあります。

―これだけ新曲あったらレコーディングは大変だったんじゃないですか?

全員:大変でした!(笑)。

―そこは全員の共通認識なんですね(笑)。

K:もう思い出したくないくらいです(笑)。

―そんなに追い込まれたんですね。レコーディングの印象的な出来事をそれぞれに聞かせてもらおうかなと思います。

H:とある日、私は酸欠状態になりながら頑張りました。

N:それは私が原因でして、Hikaが歌を録っているブースに私のアンプも置いてあったから部屋の温度が上がってしまって。

H:本当に暑かった!(笑)。

N:休憩の度に部屋から出てきて顔真っ赤だったもん(笑)。

H:でもその極限状態で頑張ったおかげで良い歌が録れたと思います!

C:「rip-off」のレコーディングの時に予備のスティックをたくさん持っていくのを忘れてしまって、スタート時点で不安だったんですけど案の定足りなくなってしまって。でも周りに楽器屋とかもなくて焦りましたね。その日のレコーディングを手伝ってくれていた方に借りてなんとかなったんですが予備はたくさん持っていかなければいけないなって改めて思いました。

K:私は1曲目の「Frog Flog」の時ですね。実は誰にも言ってなかったんですけど、レコーディングの帰り道に泣いて帰ったんですよ。今まであまり弾いてこなかったリズムの曲でもう自分だめだーってなってしまって。なんとか無事に録り終えることはできたんですけど、最後我慢できず、、、。でも出来上がった音源聴いてめちゃくちゃカッコよく仕上がったので救われました(笑)。

N:私は各曲のギターソロに力を注ぎましたね。やはりギタリストとしての魅せ場でもあるのでこだわりましたしそこは注目してもらえたら嬉しいです。

―そんなレコーディングを経て完成した今作。それぞれ推しポイントとともに推し曲を選んでほしいです。

N: 3曲目の「biT bY biT」を推してます。先ほどギターソロの話をさせてもらいましたが、この曲のギターソロが特に好きで。とても良い仕上がりにできたのでそこに注目してもらえたら嬉しいです。

K:私2曲ですごい迷っていて。でも決めました!8曲目の「rip-off」にします。私スラップ大好きマンなんですけど、NEK!の楽曲の中で一番早いスラップが入っているのがこの曲で。テンションがとても上がる1曲ですね。

C:5曲目の「Tic Tac Toe」を選びます。ツービートでとても疾走感があって好きです。特に2番のAメロでボーカルとドラムだけになるところがありましてそこのドラムがもう最高なので聴いてほしいです。あとはサビのツインペダルもですね。絶対ライブで盛り上がると思うので早くライブでやりたいです。

H:全部好きで本当に選べなくて困ってます。どの曲も色々試行錯誤しながらニュアンスも変えて録ったし、、、でもその中であえてというところで2曲目の「GiMMiCK」にします!

この曲は1回聴いただけだと歌詞が上手く聞き取れないフレーズが何個か出てくると思うんです。それは今回ネイティブっぽく、英語っぽくあえてそういう歌い方にしていて、その辺りも注目してほしいですね。音域も自分にすごく合っている曲だし、楽器隊も全部やばくて。どの曲もなんですけどこの曲は特に全パートが主人公ですね。

―全パートが主人公って良いワードですね。NEK!にピッタリ。そんなNEK!の魅力を一番体感できるのは何よりライブかなと思っています。来年2月から初の全国ツアーが始まりますね。スタートはホームeggmanからにしてもらって嬉しいです、ありがとうございます。

全員:こちらこそありがとうございます!

H:去年の3月に初ライブをやらせてもらったとても大事な場所ですから。

K:初ライブでストラップ外れたんですがもうそれ以外覚えてないです(笑)。

―僕もその記憶は今でも残ってます(笑)。

C:初ライブがeggmanだったのは私にとっては本当に大きな出来事でした。バンド組んだら絶対eggmanに出るんだ!って思っていたらまさかの初ライブで出させていただき夢が叶った瞬間でした。

H:初ライブ以外もたくさんそのあともライブをやらせてもらってそれが基礎となって今があるなって思ってます。私は人生初のバンドだから対バンとかももちろんしたことがなくて。Girl’s UP!!!に出させていただくことがとても刺激的でした。毎回成長させていただいています。

N:すごい幸せな時間ですよね。楽屋の急な階段で近くのコンビニで買ったご飯食べたりとかそういう空き時間の些細なこととかもだし、何よりステージからの景色とか私の中でのバンドの思い出にエッグマンは切っても切り離せない場所です。圧倒的に一番ライブやってる場所でもありますし。

H:初ライブの時にもらった出演者用のパスステッカーはもちろんですが他の日も含めてずっと大事に残してあります。

ー嬉しいですね。これからもそんな場所であり続けられるよう頑張ります。ではツアーに向けてそれぞれ意気込みなんかを聞かせてもらおうかな。

C:初の全国ツアーなので今まで行ったことのない場所も多くて。各地のファンの方々とNEK!のライブを一緒に作れるというのが嬉しいし楽しみでしょうがないです。日本全国にNEK!の音楽を届ける一歩にしたいです。あとはこのツアーで絶対成長してやる!って思っています。

―ツアーを回るとバンドは成長するって言いますからね。今のご時世には合っていない部分もあるかもしれないアナログなところだけどそこは僕も絶対そうだと思っています。

N:今までライブをやることが多かった東名阪以外にもいつかきてほしいという声をいただくことが今までたくさんあったので、ようやくそれが実現できてとてもワクワクしています。九州とか特になかなか行けない土地でもあるので。来てくださる皆さんにしっかりライブで伝えたいと思います。

K:まずは健やかに元気にツアーを回りたいと思ってます。

N:大事だね(笑)。

K:そうじゃないとNEK!の音楽届けられないからね!きっと反省することもたくさん出てくると思うんですが、その時の全力のNEK!をしっかり魅せてエンジョイしたいです。

C:エンジョイしよう!

H:こういう全国ツアーを継続してできるようにしていきたいので、その最初の一歩となる今回のツアー絶対に成功させます。

―すでにその先も見据えているんですね。

H:今バンドとしての一番近い目標がZepp全箇所制覇なのでそのためにも大事なツアーになるかなと思っています。そして一番大きい目標としてはガールズバンド史上最速での武道館を目指しているのでこれからもっともっとNEK!を加速させていきたいのでこれからも応援してもらえたら嬉しいです!

 


NEK! 1st Album「MEME」
2025/11/26(水)

・初回盤A

価格:¥4,500(税込)
仕様:三方背ケース仕様
10曲+ボーナストラック(2曲)
ポスターブックレット
封入特典:ファッション誌「MEME」(36Pフォトブック)

・初回盤B

価格:¥3,900(税込)
仕様:紙ジャケ仕様:10曲+ボーナストラック(1曲)
ポスターブックレット
封入特典:NEK!のミームラジオ(オーディオコメンタリー[音声のみ])

・通常盤

価格:¥3,300(税込)
仕様:紙ジャケ仕様
CD:10曲
ポスターブックレット
封入特典:#ネキミームステッカー (ランダムステッカー[全4種])※初回生産分限定

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NEK! 1st アルバム「MEME」リリース記念ワンマンライブ

@ 神奈川・横浜ReNY beta

「NEK! 2nd ANNIVERSARY LIVE TOUR 2026」
2026/2/8 (日) 東京・渋谷eggman
2026/2/28 (土) 神奈川・横浜・BAYSIS
2026年3月15日 (日) 埼玉・HEAVEN’S ROCK さいたま新都心 VJ-3
2026年3月20日 (金・祝) 宮城・仙台・ROCKATERIA
2026年3月21日 (土) 福島・club SONIC iwaki
2026年3月28日 (土) 愛知・NAGOYA JAMMIN’
2026年3月29日 (日) 愛知・豊橋clubKNOT
2026年4月10日 (金) 熊本・熊本B.9 V2
2026年4月11日 (土) 福岡・DRUM SON
2026年4月18日 (土) 兵庫・music zoo KOBE 太陽と虎
2026年4月19日 (日) 大阪・梅田シャングリラ
2026年4月26日 (日) 東京・渋谷クラブクアトロ