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NOISE FILTER:#4 AIR SWELL
- SPECIAL -

NOISE FILTER:#4 AIR SWELL

四国•関西から飛び出してきたeggman若手最注目の4ピースバンド「AIR SWELL」。
様々なジャンルを独自に消化しROCKやPUNK、日本詞や英詞などといった枠に
とらわれない彼等の最高の武器は力強いサウンドと繊細なメロディ。
音楽シーンの話題を欲しいままにする「AIR SWELL」のVo.Hamakenに
インタビューを敢行した。

(interviewer:YUMA)

–2/21から発売している会場限定シングル「バッドボーイズセレナーデ」。曲が良いですね。解りやすいメロディを作っているとか、何かこだわりはありますか?

Hamaken GT/VO(以下Hamaken):メロディーはだいたい歌って作るようにしてます。スケールとかコードとか気にせずに。逆に出来たメロディーにコードをのせたりしてます。

–そのメロディーはどうやって作ってるんですか?

Hamaken:僕のiPhone、鼻歌が5GBくらい入ってるんですよ(笑)。それを家に帰って聴き直すと、3つくらいの単純なメロやけど、その中に結構かっこいいなっていうのがあって。

–3つのメロって言うのは?

Hamaken:例えば、3つの音しか使ってないというか。ドレミだけとか。鍵盤だと沢山の音を取り入れがちなんですけど、単純に声だけだと、音がシンプルにできるっていうか。歌いやすさより、メロディーを重視してますね。

–結構昔のパンクバンドとかも3コードとか多いですもんね。

Hamaken:NOFX、RANCIDとかも凄い好きで。

–日本語と英語を1曲の中で上手く使っていますが、これにはこだわりがあるんですか?

Hamaken:もともと洋楽ばっかり聴いてて、あんまり歌詞にこだわりってないんですよね。ただ入ってくるフレーズの感じがかっこいいというか。始めは、英語が好きだったんですけど、リスナーの耳に入ったときに、歌いやすいのは日本語だし、一緒に歌ってほしいと思って日本語を入れました。でもあのリズム感は英語でしかできなくって。最近気づいたんですけど、ちっちゃい「っ」を入れるといい感じになるんですよね(笑)。たとえば「うざってぇ」とか、「ぶっ飛ばして」とか。それを応用して、「どんくらい」の発音も歌うときに「don’t cry」よりで発音してます。歌詞カードは日本語なんですけど、僕のは日本語の部分も英語に直してあって、それでレコーディングしてますね。あと英語を使うときはなるべく解りやすい単語で、会話の中で使いそうな単語を使ってますね。

–英語を使ってはいるけど、聴いた人がパッと英語の意味を読み取れるようにしてるんですね。

Hamaken:英語と日本語で韻を踏むのが好きで。遊び心を持って歌詞は考えてますね。「うっせえはてめぇ」って言うのと「say what to me」っていう韻が似てるのを歌詞にしたりしてます。それにプラスで意味もかぶせるのが好きなんですよ。あ、これ、いいな(笑)。

–「say what to me」を曲名にして下さいよ(笑)。

一同爆笑

–この会場限定のアルバム、二曲が全く感じが違うんですが、違いに意図はあるんですか?

Hamaken:いや本当にないんですよね(笑)。

–いろんなアピールができるのかなみたいなのがあるのかなと思ったんですけど。

Hamaken:「バッドボーイズセレナーデ」はお客さんからの指示もあって。でも、カップリングに関してはこれでいいかみたいな(笑)。まあ結果そういう捉え方されるなら本望です(笑)。

–全然違うっていってもバラードとかだったらわかるんですけど、本当に違うバンドの様で、新鮮だと感じたんですが、特に理由はなかったんですね(笑)。

Hamaken:一曲で500円は高いからもう一曲入れとくかみたいなね(笑)。

–「バッドボーイズセレナーデ」の歌詞はもっと売れてやろうぜ、上にいこうよ、みたいな歌詞だと感じたんですけど、どういう意味なんですか?

Hamaken:地元の友達がいて、そいつも昔、音楽やってたんですけど、家庭の事情で出来なくなっちゃって。ライブのMCでもやりたいことがあるやつ、諦めるな。みたいなこと言うんですけど。

–仲間を応援する曲って事ですね。

Hamaken:この曲できたのがすごく前なんですけど。確か3年以上前で。結構若いんですよね。歌詞が。

–ライブについてもお伺いしたいんですが、ライブにすごく力強いイメージを持っていて、こういう風にライブしたいって言うのはあるんですか?

Hamaken:必死に楽しむ事ですかね。本当にすごく複雑な中でライブするじゃないですか。僕ライブする前すごく緊張するんですけど(笑)。高いチケット代を払って、ライブを観にきてくれる人がいて。果たしてその高いチケット代を払ってくれるのに、30分のライブで返せてるのかな?っていうのを袖とかですごい考えちゃって。でも必死に自分が楽しんで、次も来てもらえたらいいなと。とにかく必死ですね。

–そんな緊張するんですね。

Hamaken:もうずっと緊張してますね。深呼吸ばっかしてますね。

–じゃあ次のeggmanのライブのとき袖で写真取りにいきますね(笑)!!

Hamaken:いや、本当緊張してますよ(笑)。

–まさに今、レコーディング中ですが、今後の意気込みを教えて下さい。

Hamaken:そんな先のことはまだ考えてないんですけど。とりあえず、明日が歌録りなんで、いま一杯一杯ですね(笑)。とにかく良いものを録りたいですね。

–全国流通に対しての意気込みはありますか?

Hamaken:今までの僕らを応援してきてくれた、昔の僕たちを知っている人に、成長したなと思われたいですね。世に出るっていう事では、嬉しさもありますけど、本当に最高の一枚を作りたいと思いますね。

–今後、バンドとしてこういう風になりたいとかありますか?

Hamaken:尊敬するバンドとかは沢山いるんですけど、どういう風になりたいとかはないですね。逆にパイオニアになりたいというか。僕が格好良いと思っても、リスナーがどう判断するかはわかんないので、とても難しいですね。でも、誰もやってないような事はやりたいと思ってます。実は僕、ロックも好きなんで、バックサウンドのロック感にAIR SWELLにしか出来ない事とかをやりたいですね。

–楽しみにしています。今日は本当にありがとうございました!!

Hamaken:ありがとうございました!!