—–今日はグッドモーニングアメリカ(以下GMA)の皆さんよろしくお願いします。(本日Drのペギは欠席)
一同:よろしくお願いします!
—–まずアルバムのタイトルでありリード曲になっている「ウォールペーパーミュージックじゃ踊りたくないぜ」というタイトルはどこから名付けたの?
金廣:”ウォールペーパーミュージック”って言葉は造語なんですよ。ジョンレノンが一番最初に言った言葉だと思うんですけど、よくあるようなポップミュージック例えば朝食取ったりしてる時に流れてるような、聞き流せちゃうような音楽というか一般的な音楽というか。そういう音楽じゃ踊りたくないぜっていう反発の意味ですね。
—–なるほど。ツアーファイナルの時に幸一がタイトル発表した時、お客さん少し笑ってたよね。
幸一:単純にタイトル長いですからね(笑)
金廣:最初は”ウォールペーパーミュージック”っていう題名にしようとしたんですけど、それじゃあ意味無いなと。
—–題名は”踊りたくないぜ”と言っているのに対してあえてサビでは4つ打ちのリズムってのが面白いよね。
たなしん:当初は金廣が曲を持ってきた段階では違ってたんですよ。もっとロックな曲でした。
—–PVも面白いよね。スーツ来てノリノリで演奏してたり急につまらなさそうに弾いてたり。
金廣:これは俺の意見を色々採用してもらって、最初は”踊りたくないぜ”っていう歌詞のフレーズで踊らない雰囲気を出したかったんですけど、サビ頭からその雰囲気だと上手くはまらなくて、動きがあった方がよくて編集でいい感じになりましたね。
—–水着の可愛い女の子も沢山出てくるよね。
金廣:あれが採用されるとは思わなかったですよ。夏に発売するしダンスホールで水着の女の子沢山踊ってて、その中でスーツ着て演奏してたりだとか、曲の静と動を出したかったんですよ。
幸一:10人も来るとわね!
—–あれ10人なんだ。もっと沢山いるように見えるね。やっぱり撮影楽しかった?
幸一:本当バンドやってて良かったですよ(笑)
一同:爆笑
たなしん:アーティスト写真もそのモチーフなんですけどTwitterとかで反響ありましたからね。
—–今作は1stの流れもありつつ進歩した新しいGMAの作品になったと思うんだけど、元々予定していた2ndが突然発売中止になって、今回の作品に至る訳だけど作品を制作するにあたって何か影響を受けたものってある?
金廣:これを聞いて影響受けたとかそういう事よりも、メンバーとお客さんですかね!内側から出てくる物が強いですよ。
——なるほど。ライブ見て思うけど、GMAのお客さんって凄い暖かいよね。
幸一:そうなんですよ!他のバンドのお客さんと比べたりしたことないから、わからないですけど、とにかく暖かいし、いつも支えられてますね。
—–この間もそうだったけどツアーファイナルとか自分達がメインのライブの時にライブ終わった後毎回たなしんだけ出てきて色々な事やってるけど(謎の演説や一気飲み等)ライブだけ見に来たお客さんは普通帰っちゃうからね。この間見に行った時は全然帰ってなくて演奏はもう無いって知ってるはずなのにお客さんみんな残ってたしね。
幸一:ライブの演奏終わった後のたなしんのアウトロ的なやつですよね。
たなしん:なるほどー確かに。みんな立ててくれるんですよね。
金廣:気に入ってもらえてるのか、許してもらってるのか、どちらかでしょうけど(笑)
一同:爆笑
—–あとアルバム通して歌詞は反発した内容とかや「光」「希望」や「未来」といったポジティブなメッセージ、その言葉を生かす為の表現として現れる「死」とか非常に面白いなと。
金廣:そうですね。反発みたいな感じでもあると思うんですけど、音がキャッチーでも歌詞が反発してるメッセージだったり色々アイディア考えてはいますね。
—–今回の作品で一番新しい曲ってどの曲?
金廣:「ウォールペーパー〜」ですね。
—–逆に一番古い曲は?
幸一:「境界を越えて」ですかね。Drのペギが入って一番最初の曲ぐらいかな?
—–「心臓抉って」とか凄いタイトルだよね。”えぐって”って言葉にビックリしたし。
たなしん:俺この曲好きなんですよねー。最初はタイトルとかそこに引っかかってくれても良いですし、展開も凄い良いしこの曲に限っては金廣が持ってきたまんまのアレンジですね。
—–普段の曲作りは金廣が元ネタを持ってきてバンドで作り上げてる感じ?
たなしん:大体そうですね。曲によって色々ですけど。
金廣:リフだけ持ってきたりする時もあるし。
—–聞かせたり歌わせたり踊らせたり様々な曲があって良いなと思うんだけど、どんな時にこの作品聞いて欲しい?
金廣:んー。聞きたくなったら聞いて欲しいです(笑)
幸一:ライブを想像したりライブを見た後に聞いてもらったりすれば、更に作品が伝わると思いますね。
—–GMAとしてのメッセージやコンセプトとかあるの?
幸一:ライブでよく言ってるんですけど、開いてくって事と届けてくって事ですかね。前身バンドのfor better for worseから今のバンドに変わって最初の1年2年は全然上手くいかなくて、その時に何で上手くいかないんだろう?と考えた時にやっぱりもっと開いてもっと届けて行かないと意味がないなと感じたんですよね。曲というよりもGMAというバンドの方針というかテーマですかね。
—–一時期活動止めてる間に同世代や後輩のバンド仲間達がどんどん上に行ったりして、でも自分達はまだ動けなかったりして気持ち的には辛かったんじゃない?
たなしん:それはありましたね。
金廣:めちゃくちゃありましたね。
—–良い意味でライバル視もしてたりしてる?
金廣:やっぱりしてる所はありますね、特に昔からの仲間のバンド達とかは。
たなしん:逆に気になるんですけど谷さんは前のバンドから知ってる人として今のGMAを見た時ってどんな印象でした?
—–まず、たなしんのキャラが違い過ぎてビックリしたよね(笑)
一同:爆笑
幸一:でしょうね(笑)昔からを知っている人だったらそうなりますよね。
—–みんな10代から知ってるからね。たなしんがパッション、ファイヤーとかMCで連発してたりして随分変わってたからね。
たなしん:やっぱり最初はライブを見てもらえなくて、何とかしてお客さんと引きつけたいと思ってたら自然と今みたいになりました。
—–伝えたい!という気持ちから生まれたんだね。今では最高のキャラだよね(笑)それで前身バンドから曲も全部変えてバンド名も変えるって凄い決意だったと思うんだけど、メンバー全員で話し合って決めたの?それとも誰かの独断から始まったとか?
幸一:なんとなく全員のタイミングも一緒だったんですよ。でも、こんなに苦労するとは思ってなかったですよ(笑)
—–確かに(笑)そしていよいよ10月には初ワンマンですが、ワンマンは元々やりたかった?
幸一:正直ワンマンやりたいという気持ちは当初無かったんですよね。
—–最初の頃なんてワンマンとか想像してなかったでしょ?
金廣:個人的には対バンの方が好きなんですけどね(笑)
たなしん:自分達のステップアップの一貫ですよね。本当楽しみですよ。
—–そんなワンマンの前の8/16にeggman出演なんだけど意気込みとかはありますか?
幸一:本当楽しみですよ!対バンも最高だし。
金廣:8/16当日はたなしんの誕生日なんでよろしくお願いします(笑)
たなしん:誕生日プレゼントとかいらないんで是非8/16のeggmanのライブ見て気に入ってくれた方はCD買って下さい!誕生日プレゼントだと思って(笑)
一同:爆笑