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RONDONRATS
- SPECIAL -

RONDONRATS

前作から約2年ぶりとなる1st FULL ALBUM「BEAUTIFUL」を11/9にリリースするRONDONRATSガールズロックという枠にとらわれない幅広い楽曲と
パワフルなライブで人気の彼ら。ほぼ全曲の作詞作曲を手掛ける
Vo.mamikoにアルバムのこと、ライブへの向き合い方など語ってもらいました。

(interviewer:ブッキングマネージャー 窪田)

窪田:早速ですが、今回リリースする「BEAUTIFUL」について聞いていきたいと思います。まずはタイトルに込められた意味を教えてください。

MAMIKO:実は今回の”BEAUTIFUL”という言葉には”LIFE IS BEAUTIFUL”という意味を込めています。3月に起きた震災の影響なんですけど、”自分の大切な人たちがいなくなる=亡くなる”ということを初めて実感したんですね。その時に今迄の当たり前じゃない事、つまり身近になかった生死を意識しました。今日1日が楽しくて幸せであっても明日には、私はどうなるんだろう・・・とか。逆に生きる事に絶望を感じていた時にでも、明日になれば光が見えるんじゃないかとか・・・そんな事を思いながら今作のタイトルをつけました。

窪田:歌詞などもそういったことは意識していますか?

MAMIKO:そうですね。歌詞などはすごく意識したものになっていますね。

窪田:MAMIKOさんの歌詞ってすごく特徴的な印象があります。

MAMIKO:そうですか?!メンバーには国語を勉強した方が良いと言われるくらいですが・・・(苦笑)表面的に読み取れること以外にも本当に色々な意味は込めています。すべて解読できたら私の考え方や視点、はたまた性格とか趣味まですべて把握できてしまうと思います(笑)

窪田:じっくり読んでみます(笑)
アルバム全体を通してのコンセプトなどはありますか?

MAMIKO:前作の「ADDICTION」でRONDONRATSというバンドの種をまいて、それが成長して花が咲いた状態が今回の「BEAUTIFUL」というアルバムだと思っています。前作は非常にライブ感を意識していてすごく疾走感のある作りにしていたんですが、今作は色々な品種のさまざまな花を咲かせてます。このアルバムを聞いてくれるみなさんの耳でじっくり聞いてもらって、更に心にも届いて、それで心にも効いたら、も〜!最高ですね!少しでもなにか効いてくれたらと思います。

窪田:僕は、個人的に7曲目の「ハジマリのウタ」がすごく好きなんですが、MAMIKOさんの個人的な推し曲などありますか?

MAMIKO:推し曲はどれだ?と聞かれると、私全部って言いたいんですけど(笑)
でも1曲目の「Beauty of Beast」好きです。って全部好きですけどね(笑)聞いていただけたらわかるんですが、この1曲目の「Beauty of Beast」と、7曲目の「ハジマリのウタ」は配信曲で出していたんですけど、ライブでやっていく中で少しづつの変化があったし、この曲に対する気持ちも強いので改めて収録しました。

窪田:11曲目の「愛しい人」は今までのRONDONRATSとはまた違ったアプローチの楽曲だなと思ってクレジットを見たら、この曲だけギターのTETSU君が書いた曲なんですね。

MAMIKO:そうですね。この曲だけ唯一私が書いていなくてアルバムの中でも異彩を放つ楽曲なんですが、ちょっと違った視点・雰囲気で今の私たちが表現できたかなと思います。この曲もすごく好きです。

窪田:他にも既にライブで披露している曲を多数収録していますよね。曲作りの際にライブは意識して制作しますか?

MAMIKO:ライブ用の曲というかライブ向けの曲を作ろうと思って作ることはあります。ただ、常に意識をしているわけではないので半々というところですかね。
それより比重を置いているのは先ほども話したんですが、いかに”聞く人たちに効く曲”を作るかどうかという部分ですね。その前に自分自身に効いてないと意味無いので一番は自分達が、うわぁ〜!!ヤバい!!って思っているかどうかですよ!

窪田:RONDONRATSはライブパフォーマンスにも定評があるバンドだと思うのですが、ライブに対しての考え方向き合い方などあれば教えてください。

MAMIKO:これも先ほどの話と被ってきてしまう部分もあるんですが、目でも耳でも心でもなんでもいいので、なにかその場にいる人たちに効かせられたらなと思ってライブはしています。ただ、感じ取り方・受け取り方はもちろん人それぞれだと思うので、歌詞の意味だったりとかなにかを押しつけるというのは全く考えていないです。ライブパフォーマンスも出来ればあり得ない事をしてみたいけど、私たちのライブに対するイメージを既に持ってるお客さんもいると思います。・・・が、そのうちにあり得ない感じになっちゃうかも(笑)

窪田:あり得ないの早く見たいです(笑)今まで話を聞いていて随所にこだわりが強いなという印象を受けたのですが、物作りに対してのこだわりはありますか?

MAMIKO:自分が制作したものに対して一切妥協せず、簡単には譲らないことですね。メンバーと意見が割れたらもう、最悪じゃんけんですが・・・。

窪田:そのこだわりが詰まった今作を引っ提げてのツアーが30ヶ所以上にも及び開催されますね。

MAMIKO:前回のツアーがすごく本数が多かったので今回のツアーは少し減らそうって言っていたんですが結局増えましたね(笑)各地で待っていてくれる人たちもいますし、新しい出会いもきっとあると思うので、ツアーというのは楽しい部分だけではなくもちろん辛かったり大変な部分もあったりしますが頑張りますよ!

窪田:最後に今後バンドとしてやっていきたいこと・目標などありますか?

MAMIKO:音楽は私たちにとって切り離すことができないものではあるんですが、
このバンドを一生続けていけるかどうかなんてわからないですし、続けていくことって本当に難しいことだと思うんです。今までバンドをやっていて自分たちに100%の満足をしたことが無いので、それができるバンドにはなりたいなと思いますね。ただ、そうなったらきっとバンドをもう辞めるっていう決断になってしまうと思いますし、100%満足なんてできることはないとは思うので、ずっとそれを追い求めるのかもしれないです。

窪田:満足することのない向上心が原動力となっているんですね。ツアーなど頑張ってください!本日はありがとうございました!

MAMIKO:ありがとうございました!!