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Song Riders interview
- SPECIAL -

Song Riders interview

自身の心の奥と、仲間との絆を体現するリアルな表現

interviewer:鞘師至

–両A面の今作、収録曲の「TRAUMA」、「Be」共に、前作「ON FIRE」からの流れを感じると言いますか、生み出す楽曲の自由度がどんどん増していると感じました。もはやクラブミュージックという枠よりも、もっと広い表現としての音楽と言うか。

■KG-K9shot (以下KG): 今回の2曲は両方とも書き下ろしで作ったものなんですよ。 「TRAUMA」は役者の”早乙女太一”とのコラボ、「Be」はTVアニメ「DEVIL SURVIVOR 2 the ANIMATION」のエンディングテーマソングとしての書き下ろしでした。 そういう自分達以外の要素を題材にするというところからの刺激もあって、確かに昔と比べて曲を作る感覚は自由になってきてますね。

–shibuya eggmanで開催している”HOOK UP”や、バスケットボールと音楽の融合イベント”バスケ祭”など、東京でも大阪でも主催イベントをガンガン開催して毎月制作に明け暮れているのを側で見ているので、前作から約半年でのニューシングルリリースは不意打ちを喰らいました笑。

■KG: 実際バタバタでしたね笑。

■武雄: 僕たちの曲は今までポジティブなものが多かったんですが、今回はタイトルからシリアスなコンセプトっていうのに挑戦しました。打ち合わせも普段以上に沢山したし、イベント制作と平行してやっていくのも大変で、2曲とも難産だったんですけど、その分きっちり納得いく作品が出来たな、と思ってます。

–“早乙女太一”出演のMV「TRAUMA」、撮影時はどんな風景でした?

■武雄: アカデミックで面白かったですよ。自分達の撮影自体は少くないので待ち時間が多かったですけど、トータルでほぼ丸一日24時間くらいかかりました。

■KG:  youtubeにMVの一部をUPしているのですが(Song Riders Official Webからも閲覧可能)、背後に映っている映像は実際にプロジェクターからスクリーンに映し出されていて、その前で太一とダンサーさんが動きで表現してくれています。その場で色付けして映像に組み込んでいったり、撮影と編集が同時進行で行われて、リアルタイムに仕上がっていく感覚がおもしろかったですね。 あれ一本撮りなんですよ。 舞台を見ている感覚で見れるような、撮影現場の空気感がそのままMVになった作品です。

■武雄: 最初から最後まで繋がった一つのストーリーになってて、心情の動きとかが1から10まで流れていってストーリー全体でトラウマを表現してるので、これは是非フルで見てもらいたいですね。

–“早乙女太一コラボ曲”とされているのは、実際どんな内容のコラボレーション?

■KG: 曲作りの一番最初のコンセプトを出す段階から太一(早乙女太一)と共同で作業を進めていったんですよ。 TRAUMA(トラウマ)っていうコンセプトも、彼を一番分かりやすく表現できるひとつの題材として掲げたもので、それを元に”人間誰しもそういう悩みを抱えて生きてる”ってことを太一が代弁してくれるような曲にする為に、打ち合わせを何度もして、歌詞も書いたら太一に見てもらったし、ほんとに細かい言葉選びとか、曲全体の雰囲気のイメージとか、全てを共有して一緒に作り上げました。

–太一さんとはどんな出会い?

■武雄: Song Ridersが東京に活動を移すきっかけとなる舞台があって、そこで共演したのが始まりですね。 僕らが役者活動をするきっかけになったのもその舞台ですしね。

■DJ HIDE: それ以来、かなり仲良くしてます。プライベートで遊んだり、家にもよく来るし、太一は僕らのライブに来てくれるし、僕らも太一の舞台を見に行くし、互いに刺激し合ってます。 でも、出会いとなった舞台以来、仕事では絡むことがなかったんで、「いつか何かやりたいな」って話してたのが今回の作品に繋がって、ようやく実現できました。

–Song Ridersと早乙女太一でしか実現出来ないコラボですね。

■MY A FLOW: 一見「何の繋がり?」って映るかもしれないですけど、リアルな友情コラボです!マイメンです!はい!

■KG: 僕らとしてもコラボっていう形で作品作りするのが今回初めてだったんですよ。 それがミュージシャンとではなく、まさか役者とのコラボになるとは思っても見なかったですけど笑。 巡り合わせっておもしろいですよね。

–今作「TRAUMA」や、開催しているイベントの現場などで、今Song Ridersがアウトプットしたいメッセージってどんなものですか?

■KG: 僕らの活動は、武道館に立つ!とかそういう具体的なビジョンを描く前に、本当にやっていて楽しいからバスケと同じように音楽も本気でやっていて、メンバー4人でこの先もずっとおもろいことをやっていたい、っていう願いが芯にあるんです。 見てもらえれば分かると思うんですけどメンバー同士がすごい仲良いんですよ。 今回の太一とのコラボもそうですけど、曲作って、イベントやって、歌って、MCして、そういう僕らを見た時に「仲間っていいな」とか「絆って大事だな」ってことが、見てくれる人に自然な形で伝わるような表現をしていけたら最高だと思います。