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レトロリロン interview
- SPECIAL -

レトロリロン  interview

音楽IQの高さを生かしたジャンルレスな音楽で様々な世代の心を掴み、着実にファンを増やしつつある4人組ポップスバンド、レトロリロン。各地大型フェスやサーキットへの出演で話題を呼ぶ中、Digital Single「ヘッドライナー」のリリース、そしてワンマンツアーも決定した。着実に前に進み続ける彼らへeggman初インタビュー!

Interview&Text:高田麻衣

ー eggmanマンスリーマガジン初登場ということで、まずはバンド結成の経緯を教えていただけますか?

■涼音[Vo&A.Gt]:全員大学が同じで、洗足学園音楽大学でした。4人専攻していたコースがバラバラで、全員がちゃんと顔を合わせたのは大学4年生の夏頃です。演奏を一緒にする機会があって、その打ち上げで、タイキ(Dr)に「俺と二人で飲み直そう」って言われて。あんまり行きたくなかったんですけど、怖かったので(笑)

■永山タイキ[Dr]:まだそんなに仲良くなかったよね(笑)

■涼音:知り合ったばかりでまだ仲良くないのにグイグイ来るから行かないと、これは殴られるなと思って(笑)とりあえず行って、その時に「ドラムを後ろで叩きたいから一緒にやろうよ」と言われました。

■永山:「惚れ込んだから一緒にやろうよ」と。授業で一緒に演奏した時も楽しくて、それもあって。

■涼音:タイキが酔っ払っていたのも分かっていたし、バンドをやるつもりもなかったので、1週間くらい考えました。10年弱ぐらいシンガーソングライターをやっていたので、最後の最後にバンドをやってみて上手くいかなかったら音楽やめようかな、っていうくらいの決断でした。このあいだの話だけどやろうよ!って言いに行ったら覚えてなかったですけどね(笑)

■永山:酔っ払いすぎて覚えてなくて(笑)

■涼音:なぜか僕が誘ったみたいな感じになって(笑)まず二人でとりあえずバンド組もうかってなりました。で、流石にドラムとアコギだと尖りすぎてるので、鍵盤は欲しいねって話をしましたね。miri(key)とタイキと僕は、ゼミで一緒に演奏する機会があってなんとなく一緒にやっていたので、じゃあmiriに声かけようかとなって、ちょうどmiriが廊下を歩いていて「今度二人でバンドやるんだけど鍵盤弾いて!」「いいよー!」って形で加入しました。

■miri:それサポートだと思って引き受けていました(笑)

■涼音:その時は、やった!バンドメンバーって簡単に集まるんだなと思ってました(笑)その後、ぬま(Ba)は勝手に入ってきて。

■飯沼一暁[Ba]:そうっす(笑)授業で急に3人だけ同じ席に集まりだした時期があったんですよ。なんかバンド組みそうだなって雰囲気を感じとって。

■涼音:バンドやるらしいじゃんって声をかけられて。誰にも言ってないのになんで知ってるんだろうと思って、まあね、今ベーシスト探してるけどね。みたいな感じで。そしたらぬまが「俺、弾こうか?」「俺以外いなくない?」みたいなテンション感で(笑)当時、ぬまは別のバンドをやっていて、2つバンドをやる人ってどうなんだろうなって思っていたんですけど、試用期間を儲けて、お互いのバンドに影響なく音楽を続けられるんだったらそのまま加入しちゃえば?みたいな感じでした。で、今もまだ試用期間中(笑)

■永山:結成はフワッとしてたね。(笑)ジャンルでこれがやりたいとか、意気投合してとかではなく。

ー レトロリロンとして、何かコンセプトを持ってスタートしたんでしょうか?

■涼音:僕の中ではポップスをやるっていうつもりでスタートしていたんですけど、メンバー的にはそれぞれのルーツにある音楽をやるみたいな場所で。クラシックだったり、ジャズだったり、ロックだったり、ポップスだったり。みんなバラバラの音楽をやっていたので、最初はなんかね。闇鍋じゃないけど。美味しくない鍋を頑張って作ってるような感覚でした(笑)

■永山:バランスを考えず、美味しいものをやたら入れたみたいな(笑)

■飯沼:何屋さんって言われたら分かんない。なんでもあるっちゃなんでもあるけど。

■涼音:あまりにまとまらなくて、「ポップスをちゃんとやりたいんだけど、みんなそういうつもりじゃなかったらこのバンドを無理してやらなくてもいいんじゃない?」みたいな話をしたんですよ。みんなの人生に関わることだったので思い切って伝えました。そうしたら意外と意識が変わっていって。最初はみんながやってきたことを集めてポップスにしようとしていたんですけど、だんだんポップスっていうところに技術を合わせるようになっていきました。サブスクを聴くと最初の「Life」「Slow time lover」あたりは、どちらかというとシティポップとかR&Bみたいなテイストの曲が続いていて、「Restart?」くらいから色んなジャンル感、色々な曲を出すようになりました。レトロリロンとしては、歌詞が一番伝わるように、聴き手にしっかり伝えるにはどうしたら良いのか、どういうアレンジにすれば伝えたいことがちゃんと伝わるのか、っていうことを一番大事にしています。

ー 楽器を始めたきっかけは何でしたか?

■miri:お姉ちゃんがピアノをやっていて、その流れで高校までクラシックピアノをやっていました。大学を卒業したら劇伴作家になりたいっていうのがあって、大学の時から作編曲を勉強し始めて、作編曲をやりながらも鍵盤サポートもやっていました。

■飯沼:音楽を始めたのは、5歳くらいの頃に親の影響でピアノを弾き始めたのがきっかけです。大学も実はピアノコースで、ずっとピアノはやっています。ベースを触ったのは高校の軽音部で、元々アコギとピアノをやっていたんですけど、ずっとエレキかっこいいなと思っていて。それこそ当時流行っていたBUMP OF CHICKENやRADWIMPSとかを聴いていました。軽音部で出来たらいいなと思って。エレキギター買って、エフェクターも買って、よし軽音部入ろう!と思ったら、「ごめんもうギター埋まっててさ、ベースなら空いてるけどどう?」って言われてベースを練習し始めたのがきっかけです。

■涼音:元々は落ち着きがない子供でした。クラスで授業中に立って友達に話しかけちゃうみたいな。今でこそ受け入れられる感じですけど、当時は変な子って感じで。親もこのままじゃ大変になってしまうと(笑)じっとできるようになる習い事をさせようってことで、ピアノと合気道とクラシックを始めました。5歳の時にピアノをイヤイヤやりながら。で、本当にピアノ嫌いになっちゃっいました。(笑)そこからギターに興味を持って、それこそRADWIMPSさんとかを初めて聴いた時、「バンドっていうものがこの世にあるんだ!」、ってなりましたね。当時クラシックしか知らなかった僕はギターを始めて、でも結局ギターも上手く弾けなくて。それでも音楽や自己表現みたいなことをどうしてもしたくて。ギターがやりたかったというより、自分のことを何か表現に変えて、人に伝える、という事がしたかったから音楽を選んだという感じです。なので、ギターを始めたと同時に作詞作曲を始めて。それがずっと続いています。

■永山:兄が昔「けいおん!」っていうアニメを見てギターを始めて、一緒に楽器屋について行くことになったのがきっかけでした。ドラムで一緒に合わせられたら楽しいよね、みたいな感じで始めました。音楽が好きでドラムに憧れてというより、家族みんなで楽しいこと出来たらいいよね、という感じで。学校もずっと行ってなくて、家で無限にずっとドラムを叩いていた学生時代でした。ドラムは楽器とか音楽とかではなく、日常に溶け込んでいましたね。

ー 影響を受けたアーティストや作品を教えてください

■miri:ピアノだったら、上原ひろみさんに一番影響されました。

■飯沼:小さい頃は母親の影響で大江千里というアーティストの曲を聴いていました。今はThe Cheseraseraというバンドを高校生の頃からずっと応援しています。ロックバンドが好きですね。

■涼音:一番大きく影響を受けたのは黒木渚さんです。高校生の時にたまたま知って影響を受けました。

■永山:大学の時に、ジャズやテクニック系とかを追い求めていた時期があって、その時にsnarky puppyというバンドがいて。素晴らしい即興演奏をしたり、ドラムが4人いて時期によって変わるんですけど、一人一人がスーパープレイヤーで。すごく影響を受けました。

―「ヘッドライナー」というタイトルに込めた意味を教えてください。

■涼音:いつもタイトルは最後につけるんですけど、この曲はタイトルから広がった曲ですね。最近本当にありがたい事にフェスに出演させていただく機会が増えて、現状はまだ出演させてもらえるだけでもありがたいというところにいる中で、ちゃんとヘッドライナーを目指して頑張りたいな、という思いから付けました。ヘッド(頭の中)、ライナー(線を引く)という意味もあって、日々自分の頭の中でよく色んなパターンを考えるんですよ。こういうふうにやったらこうなるな、というのを何パターンも考えて、全部一回頭の中で試すんですよね。これをやったら失敗するな、これは上手くいきそうだな、を10通り以上考えて。それをあみだくじじゃないですけど、そういう感じで線を引きながら物事を選んで行く事が多いです。バンドとしての目標という意味と、いつも自分が生きる上でやっている取捨選択のマインドを混ぜて曲に出来たらいいなと。聴いて頂く皆さんには、自分なりの選択肢を自分でしっかり選べたらそれでいいんじゃないかなっていう提示もありつつ、バンドとしてはそういうところまでもっと頑張りたい、という思いのこもった二面性がある曲になっています。

― ジャケット写真にもすごく惹かれました。

■miri:タイトルに込められた頭の中に線を引く、という想いを受けて、3本の絵の具で表現しました。いくつか描いた中の一つです。絵の具の上に水滴が乗っているんですけど、その水滴の色は絵の具で描かれている色とはまた違って、自分の選択した一つの選択肢の中でも色々な選択肢があったり、という意味を含めました。今までは手で書いたものをアプリとかで再現して作っていたんですけど、今回から写真で撮る、一瞬を切り取る、というのをやってみました。

■涼音:デザイナーさんを迎え入れて、当日メンバーとディスカッションしながら進めて行きました。本来意図していたものといい意味で違うものになっていったというか。「カラフルになりすぎてポップすぎるね」という話にもなって、「色を混ぜたらいいんじゃない?」という提案をしました。一個大きい水滴を垂らして上からさらに一滴だけ違う色を落としたんですよね。mriと同時に二人で。色が混ざりきらない瞬間、一瞬をすぐ撮ってもらいました。もう再現が一生出来ないものというのが、音楽と近くていいな、と。色々な選択肢がある中で、その場で皆で考えながら辿り着いたジャッケットです。実は三層になっていて、一番下のガラスに水滴、真ん中のガラスに絵の具の3本線があって、一番上のガラスに色のついた水滴を落とすっていうので、色々な工夫がされています。ちょっと奥行きがある感じとかは普通に全部同じ板でやっちゃうと出来ない事というか。

■miri:考察してくださいとしかみんなに言ってなくて。

■涼音:かえってヒントがなさすぎてみんな困ってるね(笑)

ー 「惨めな時ほど美しいんだよ」というフレーズが印象的です。こういった歌詞をポップサウンドに乗せているところにレトロリロンらしさを感じました。

■涼音:曲を書いた後、自分でなんでこの曲書けたんだろうって分からなくなるくらい衝動的に書いた曲で。レトロリロンの曲って歌詞はあんまり明るくないんですよね。それを暗過ぎずナチュラルに受けっとってもらえる形みたいなものはずっと探していて、そこはいつも大事にしているかもしれないですね。さらっと聴きやすくもあり、しっかり聴き込めもするっていう。明るい曲が出来たから明るい歌詞をつけよう、というのが一般的だとは思うんですけど、そうじゃなくても良いかなと。すごく難しいバランスで、ちょっと間違えると暗く聞こえすぎちゃったり、逆に歌詞が入ってこないくらい曲が明るくなっちゃったり。そのバランスを常にすごく考えながら言葉を選んだりしています。

ー 歌詞にすごくこだわっているんですね。

■涼音:そうですね。むしろそこが一番です。難しいですよね。歌詞にハマるメロディーだったり、この歌詞にはこのメロディーじゃなきゃダメだな、みたいなのもあって。みんなが無意識的に感じている曲のキーというか。明るいな、暗いな、みたいなところに相性の良い言葉っていうのが実は結構あって。それを頑張って探すっていうことをやっています。一人で部屋の中で。高校生の時はバスとか電車の中で辞書を引いて、線を引いたり付箋を貼ったりしてました。この言葉はすごく良い言葉だなあとか、声に出して言った時の心地良さとか。リズムとか。それが現代文の勉強にもなっていました。そういうことをしないと歌詞にして伝える時に言葉の選択肢が少なくなっちゃうので。言葉ってちょっと間違えると人に嫌な印象を与えてしまったり、こっちが考えている意味と受け取り手が違う捉え方をしてマイナスになったり、ということがおきてしまうので、色んな言葉色んな表現の仕方を常に勉強して、その時一番ベストな言葉選びを出来るようにしています。
本もとりあえず語彙力をつけるために、沢山読んでいました。1日1冊読んだりとか。その反動で今は本を読むのが逆に苦手になっちゃって。もう結構言葉はいっぱい見たしなあみたいな(笑)

ー 冒頭の歌詞が印象的な楽曲が多い気がします。「それでも生きていたい」の”才能ないならやめちまえ“だったり。今回の「ヘッドライナー」も頭から印象的な言葉が続いていますが、そういったところ意識して作っているんですか?

■涼音:いや、逆に狙おうみたいなのはないですね…。なんか僕は言いたい事順に並べていたりする時もありますね。普通はサビで一番伝えたい事を伝えると思うんですけど。Aメロのド頭に一回、結論、答えみたいな、こういうこと思ってるんだよね、というのを言って、それをもっと噛み砕いていくためにBメロとかサビがあるみたいな感じで。そういう意味では本じゃないですけど、物語って最初に事件が起きてそれをどんどん解決していって、起承転結があって。割とそういう書き方が多いかもしれないです。Aメロで大雑把な曲の説明、Bメロで確信に迫っていく感じになって、サビでAメロで言いたかった事には実はもっとこういう想いがあるんだよ。っていうふうに書いていたりするかもしれないですね。

ー 先日MVも公開されましたが、どんなMVになりましたか?

■涼音:キラキラしすぎたものをあんまり作りたくなくて。明るいんだけど暗さもあるみたいな。雨、水を使ってこの曲を表現出来ないかなと。なので1番とかラストとかはキラキラしていて夏感もあるんですけど、2番はすごい大雨が降っていたりとか。雨が突然降ってきたりするように流動的に人生は動いているというか。水って良い側面もあれば嫌な側面もあるので、そういうところが曲とマッチしているのかなと。
本当はアーティスト自身が出演する事が多いと思うんですけど、映像は映像で、曲をより深く楽しんでもらうための場所として作りたいっていう気持ちがあって、自分たちはあえてあまり出演しないようにしています。基本は映像作品として楽しめるものを作るっていうのと、より曲に深く入り込んでもらう時間にしたいので。そういう意味では今回、歌詞とジャケットとMVと、色んな事で色んな考察、自分なりの曲の解釈を聴き手に持ってもらえるなっていう。聴き手側に解釈を委ねるというか、みんなはどう思う?みたいな。

ー 最近の活動を経て、バンドの状況やお客さんからの反応は変わりましたか?

■miri:今年はいっぱいフェスに出させていただいて、地方に行ってもファンの方がいてくださるっていうことが増えた感じがします。

■涼音:一番嬉しいのは、年齢がそこまで限定されていないというか、広い年齢層の方々に聴いていただけることが多くて。みんな同じような事を感じて、同じようなストレスを抱えてここへ来ているんだなっていうのが、逆に僕が安心出来たというか。お客さんからは僕らの曲で背中を押してもらえたっていう言葉をいただく事が多いんですけど、僕的には同じ気持ちの人が沢山いるんだっていうのを再確認できています。ファンの皆さんと近い距離感で接することが出来て嬉しいです。

■永山: 見た目じゃなく、歌詞とかを聴いてくれている証拠でもあると思います。

― eggman主催イベント「脱・お留守番宣言」の2周年イベントにも出演していただきますが、意気込みなどはありますか?

■涼音:2年前に「脱・お留守番宣言」で対バンしたチョーキューメイとのツーマン!チョーキューメイとは「脱・お留守番宣言」をきっかけに一緒に加速した感があって。初回に出演したあの時からよりお互い関わりが深くなったというか。「脱・お留守番宣言」に出演したらいつもお互い対バンにいるよね、みたいな(笑)なので、チョーキューメイとの2マンというのはとても感慨深くて嬉しいです。安心感もありつつ、それこそもう2年経ちますが、記念すべき初回に出させていただいて、イベントと一緒に自分たちもちゃんと成長出来てるっていうのが改めて確認できています。初回から見て、僕らも「脱・お留守番宣言」もどれくらい成長出来たのか、みたいなのが見られる良い日になるのかなと思っています。

― 前回のワンマン初日公演は即完、追加公演も完売し、今回は渋谷クアトロを含む東名阪ツアーということで、どんなツアーにしたいですか?

■涼音: 前回は僕らもすごく緊張していたり、至らないところもあったと思うんですけど、改めてよりパワーアップしたところを見せられるかなと思います。個人的な余談ですけど、マカロニえんぴつさんを初めて見に行った時がたまたまクアトロで。当時大学生だったんですけど、その時のステージを見て、いつか立ちたいなと思っていたので個人的に嬉しいなっていうのはあります。

― バンドとしての今後の目標や挑戦したいことはありますか?

■涼音:バンドとしてはアリーナツアーまで行きたいというか、行くように考えて進めています。たくさんの人が聴いてくれるっていうところまで行きたいです。そのあとはアメリカに行くのか、アジアに行くのか(笑)

■miri:全国ツアーをまずやりたいよね。

■涼音:日本で一番大きいキャパまでファンのみんなと行きたい!あとは色んな曲、もっと色んな引き出しを見せられたらいいなと。ポップスっていう枠の中で、レトロリロンが作れるエンターテイメントや楽曲のバラエティをもっともっと楽しんでもらうためにたくさん曲を作って行きたいです。まず一番広いところでやるっていうのは当面の目標ですね。


■PICK UP EVENT
10月20日(金)【東京】shibuya eggman
脱・お留守番宣言 vol.38 〜2nd Anniversary Special 2Man Live〜
w)チョーキューメイ

■Oneman Live 2024
RETRORIRON ONEMAN TOUR 2024
2月12 日(月・祝)【東京】SHIBUYA CLUB QUATTRO
2 月17日(土)  【名古屋】ell.SIZE
2月25日(日)   【大阪】Shangri-la