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門脇更紗 interview
- SPECIAL -

門脇更紗 interview

兵庫県出身のシンガーソングライター、門脇更紗が3ヶ月連続デジタルシングルをリリースした。ラップパートを取り入れ新しい表現にも挑戦した「うすっぺらい」、初のコラボレーション作品「愛燃やして僕らはゆく- The Happiest Melody -」、カップル YouTuber 「のりぽんチャンネル」のEDテーマにも決定した「仲直りのあとは」と、より表現に磨きをかけて突き進む彼女に、音楽の始まりから3曲への想いまで語ってもらった。

Interview&Text:高田麻衣

― 歌いたいと最初に思ったのはいつだったんですか?

3歳の頃からピアノとクラシックバレエをやっていました。10歳の頃、8年近くやってきたバレエをやめた時に、他にやりたいことを見つけたいと思って。当時とても好きだったシンガーソングライターのYUIさんがギターを弾いている姿を見て、自分もギターを始めてみようと思ったのがきっかけです。それからシンガーソングライターになりたいと思うようになりました。

― その頃は地元の兵庫県で活動していたんですか?

そうです。中学2年生の頃に初めてオーディションを受けて、最終審査の一般投票でもう活動していてファンがついているアイドルの方と対決になってしまったんです。私はまだ全然知名度がなかったのもあって、負けてしまったんですが、その時裏で動いていたスタッフさんが見つけてくださり、東京にレッスン来ないかという連絡をいただいて、中学3年生の時に初めて東京に行きました。それから高校1年生になった時に、ライブをやってみたら?という話をいただいて、ライブハウスに出演するようになりました。その時に当時スターダストのスタッフさんが声をかけてくれて、今の事務所に入りました。小学生の頃に卒業アルバムにスターダストプロモーションに入りたいっていうことを書いていたんですよ。YUIさんと同じ事務所に入りたいっていう気持ちがあったので、名刺をもらった時は嬉しかったです。

― 初めてライブした時のことは覚えてますか?

覚えてます。ほとんどカバー曲で、1曲だけ自分の曲をやりました。家族や友達、高校のクラスの子も10人ぐらいまとめて来てくれたりとかして、たくさんの人が見に来てくれました。緊張してギターのシールドを繋げたまま退場してしまって、「ブチッ」てなってました(笑)

― 東京に拠点を移したのはコロナの時ですか?

そうですね。引っ越して4ヶ月ぐらい経った時ぐらいにコロナが流行り初めてしまって、ずっと1人でいたので寂しかったです。東京に来たのは20歳の頃ですが、eggmanには18歳の時に初めて出演しました。楽屋の階段、急ですよね!(笑)

― まずは2月7日にリリースされた「うすっぺらい」ですが、今までの楽曲と少し雰囲気が違う印象を受けました。

裏拍で始まるようなイメージで作った曲を、プロデューサーの佐伯youthKさんが構成を練ってくれました。私が持っていない感覚からの提案をたくさんもらって色々新しい挑戦をした楽曲になっています。

ラップパートがあったりもしますよね。レコーディングで大変だった事はありましたか?

雰囲気とか基本的なところは私が制作していたんですけど、ラップパートや英は普段自分では入れないので、リズム感が難しくて何度も録り直しました。

― 3月6日リリースの「愛燃やして僕らはゆく – The Happiest Melody – 」はSean Oshima さんとのコラボ楽曲とのことですが、初めてのコラボ、やってみていかがでしたか?

最近はオンラインでコミュニケーションを取りながら作っていくことが多かったんですが、今回はスタジオに入って、何にもないところから試行錯誤しながら一緒に作っていきました。5〜6時間ぐらいスタジオにこもって作っていたので、作業している感覚もあってとても楽しかったです。

― 初めてそういう作り方をしてみてどうでしたか?

最初はSeanくんとも初めましてだったので気を使ってしまったんですが、徐々に打ち解けて楽しんで制作することができました。私はギターで曲を作ることが多いんですけど、Seanくんはパソコンを使って制作が出来るので、トラックから音を出したりピアノでやってくれたり、ギターだけでは出てこないようなメロディーも生まれてきて、とても勉強になりました。

どんな経緯でSean Oshima さんとのコラボに?

これも佐伯さんの紹介で、男性とのフィーチャリングをやりたいんですよねっていう話をした際に、私と同い年のいいアーティストがいると紹介してくれて出会いました。

歌詞も二人で持ち寄って作ったんですか?

そうですね。歌詞は最初恥ずかしかったので、「明るいポジティブな感じの曲にしようよ」っていう方向性だけ決めて、1回家に持ち帰ってお互いにいくつか素材を書いて来て、次会った時にメロディーにはめていく、という流れで進めていきました。

「愛燃やして僕らはゆく」っていうフレーズはどうやって出来たんですか?

Seanくんが持って来てくれました。これ以上キャッチーな言葉は浮かばん!ってなって。

― 4月10日リリースの「仲直りのあとは」はどのようにできた楽曲なんですか?

ゆるっとした楽曲が1つあったらいいなと思って作った曲です。初めに作ったイメージのまま、ほとんど変えずに完成しました。カップルYouTuberの「のりぽんチャンネル」さんのエンディングテーマとして起用してもらえることになって。これを機にフルでレコーディングしてリリースしようという話が出た為、今回のリリースになりました。

― 「のりぽんチャンネル」さんのエンディングテーマが決まった時、どう思いましたか?

友達に「のりぽんチャンネル」さんのことを結構知ってる人が沢山いたので、嬉しかったです。YouTubeのエンディングテーマのタイアップがある時代っていうのも面白いと思いましたね。

― 作詞の部分で意識したことはありますか?

生活感あるような楽曲にしたいなと思って、「料理」ではなく「シチュー」のように、具体的な言葉を入れるようにしました。

― この曲をどんな人に聞いてほしいですか?

カップルで喧嘩してしまって、ちょっと素直になれない時ってあるじゃないですか。でもこの曲をふと思い出して、「今謝ってみようかな」とか思うきっかけになったらいいなと思います。それこそリリースした後に夫婦の方からDMが届いて、「夫婦でさっき喧嘩してしまったんだけど、 旦那さんの方が手を握ってくれて仲直りできました」というメッセージをいただいて、そういうきっかけにちゃんとなれてるんだと思えて嬉しかったです。

― 最後に読者の皆さんに一言お願いします!

直接ライブでお会いできるのを楽しみにしてます!


【リリース情報】

2024.02.07 Release
Digital Single うすっぺらい

2024.03.06 Release
Digital Single 愛燃やして僕らはゆく – The Happiest Melody

2024.04.10 Release
Digital Single 仲直りのあとは

【ライブ情報】

門脇更紗 ONE MAN LIVE
「ハイタッチ!〜VARIT. 20th Anniversary〜」
2024.7.16(火) 神戸VARIT.