─ 新作「BOMB」リリースおめでとうございます！カラノアの魅力が詰まった１枚だと感じましたが、このタイトルの意味は？
雄大(Vo,Gt)：文字通り爆弾みたいなイメージの作品になったので、「BOMB」というタイトルをつけました。5曲ともそれぞれ僕ららしい、個性のある彩り豊かな楽曲に仕上がったと思っていて、タイトルにふさわしい爆発力のあるEPになったと思います！
ー ジャケットも今までになくPOPに振り切っていますね。
雄大：「ねむ」のジャケットや「ふわふわり」のMVを描いてもらってる方にお願いしたんですけど、今作にぴったりなジャケットになったと思います。
― 作品通して、より遊びが出てきたというか雄大くんが更に自由になった感じがしました。
雄大：最近、音楽へよりコミットできるようになったり、今まで自分の中にあった世界がぐっと広がった感じがしたんです。夢なんじゃないかっていうぐらい音楽に打ち込めて超ポジティブに前進できている気がするので、そんな部分が曲に出ているのかもしれません。
ー M1.「ねむ」は、今のカラノアの代表曲的な楽曲かと思いますが、不思議な世界観のMVが印象的でした。
雄大：「ちょっと幻想的で、へんてこな世界観を作りたい」みたいな僕のざっくりしたイメージを伝えたら、そこを映像のプロたちがぶわっと広げてくれて完成しました。めちゃくちゃいい作品になったかと思います。
ー 何回も見たくなる作りで、演奏シーンのMVも久しぶりでしたが、みんな垢抜けましたね（笑）
雄大：演奏シーンは「バク」ぶりですね！垢抜けさせていただきました（笑）
― 初のタイアップ曲(CX系『奇跡体験 ! アンビリバボー』EDテーマ)となってますが、自分たちの曲がTVから流れてきていかがでしたか？
雄大：こんなことが本当に起こるんだなぁと。もうドリームですね、ミュージックドリーム。本当に、夢が一つ叶ったみたいな感覚です。
樹(Ba)：ずっと見ていた番組だし、感動しました。
かずき(Dr)：SNSで皆さんから「おめでとう」という言葉だったりとか、すごく沢山の反響を頂いて嬉しかったです。
―M2.「風邪っぴき」 は久しぶりの虹太くん曲ですね。ギターのイントロリフが印象的でした。
虹太(Gt,Cho)：「バク」ぶりに僕が作った曲なんですが、これもまた爆発力のある楽曲になったのかなと思うので、ライブで演奏するのがめちゃくちゃ楽しみです！
― ベースとドラムの見せ場もたくさんあって、演奏陣のそれぞれのスキルが存分に発揮されてる楽曲ですね。
かずき：最終的にこのアレンジになったのがレコーディング3日前とかで、ドラムソロはそれこそもう爆発させるみたいなドラムを叩こうと思って、勢いでやり切りました。
樹：曲が送られてきたタイミングからめっちゃ楽しそうな曲だなって思って、1時間後ぐらいにはベースフレーズ完成しちゃったんです。満足のいくベースを弾けたと思います。
― 最後は誰のくしゃみですか？
虹太：僕の渾身のくしゃみです！3テイクぐらい取りました（笑）
― M3「DNA」は全てから解放されたかのような自由さを感じました。
雄大：本当にその通りで、めちゃめちゃに好きなことを詰め込みました。「これやっちゃえ」「これも入れちゃえ」「やったれやったれ」って、とにかく楽しんでレコーディングできました。
― 言葉も歌詞も雄大くんらしさ全開で、1番この感じが自然体なんでしょうね。
雄大：自分でもびっくりするぐらい、歌詞もすらすら書けました。本当に「降りてきた」みたいな感覚で、完成まであっという間でした。
― レコーディングでこだわったポイントなどありましたか？
雄大：アコギが入ることによってパーカッシブになっていて、めちゃくちゃ気持ちいいのでぜひ聴いて欲しいです。
― M4「boo-boo」は今までのカラノアにない新しさを感じました。
雄大：「DNA」と「boo-boo」ってBPMが全く同じなんですけど、それでいて「雰囲気の違う全く真逆の曲を作ろう」というところから作りました。「DNA」が足し算で音楽をやってるのに対して、「boo-boo」は完全に引き算で、音数少なくしてゆったり聴けるようなところを目指して作りました。歌詞の世界観も、これもまたきっと僕らしい、のんびりとした雰囲気が出せてよかったのかなと思います。
― サウンド的にも今までにない質感ですね。
雄大：いや、これ本当にすごくて。ミックスで格段に跳ね上がったんですよね。完全なる掛け算ができた感じで感動しました。あと、ドラムが絶対に本来はそんなことはやらないんですけど、普段クラッシュシンバルがあるところにチャイナシンバルをセッティングしてて。あれ、よく思いついたなと思ってびっくりしちゃいました。
かずき： TOTOが好きなんですけど、似たような雰囲気の曲でクラッシュがチャイナっぽい音してて、イメージ近付けるために試しにそんなセッティングでやってみたら大正解だったみたいです。他にもドラムとしては、昔のAORみたいな雰囲気がハマるなと思って、ミュートしてみたりとか、色々細かくこだわってレコーディングできたので楽しかったです。
― M5「愛でたし。」はこのEPを締めくくるにふさわしい名曲ですね。
雄大：これは我ながら名曲ですね、、、カラノアの中でもかなりストレートに恋愛を歌っている曲で、なんだろう、切なさがあり、でもあったかさもあるというか、リアルな恋愛を描けた気がしています。
― MVでの雄大くんの演技も良かったです。
雄大：いやー、本気で演技しました。完成したMVを初めて見たときは、ちょっと恥ずかしかったです。（笑）でもこのMV、本当に良いものになっているのでぜひ見てほしいですね。
― 他に今作での聴いてほしいポイントなどありますか？
虹太： 「風邪っぴき」はライブの中で欲しいエッセンスを考えながら作ったりしましたし、改めて全曲通して、ライブでしっかりと光るような楽曲になっているので、どの曲もライブで演奏するのがめちゃくちゃ楽しみです。
かずき：曲ごとにジャンルが違うので、それに合わせてドラムの音色も変えながら叩いたので、そんなところを楽しんで聴いてもらえたら嬉しいです。
樹：曲によって「こういうベーシスト」とか「こういうバンド」っぽいなっていうのを想像しながら、それを憑依させたような感覚で弾きました。それぞれアレンジ考えるのがめっちゃ楽しくて、特に新曲3曲は好き放題弾きまくってるので、ベースもぜひ聴いてほしいです。
― そして、リリースに伴いeggmanでスリーマンライブが開催されます！「Log Book Fest.」というタイトルの意味は？
雄大：”Log Book” は「航海日誌」って意味で、カラノアってバンド名がノアの方舟からきているので、「ここからおれたちで航海日誌をつけていこう」みたいなイメージでつけました。1回だけで終わらないようなタイトルになったと思うので気に入ってます。
― 対バンのthe quiet room、Half time Oldとはどんな関係なんですか？
虹太：僕が学生時代に、ライブハウスにライブを見に足を運んでいたバンドなんです。ライブハウスシーンで本当に活躍しているバンドだと思っていて、この２組と一緒にこのLog Book Festを作れることがめちゃくちゃ嬉しいです。負けないライブをしなきゃですね。
― 今作の新曲たちも、この日がライブ初披露になるんでしょうか？。
雄大：そうです！もうめちゃくちゃ楽しみにしててほしいです。
― 最後に読者の皆さんに一言お願いします！
雄大：もしこのEPで初めてカラノアを聴いているのであれば、ぜひ今すぐカラノアのプレイリストを作り、そしてそれを友達全員に送ってください。っていうのは冗談で、、、（笑）
今回「こだわり」「思いつき」「ひらめき」みたいなところを大事に、とにかく好きなことができました。自分やメンバーの思いをたくさん乗せた楽曲を詰め込んで、歌詞、メロディー、アレンジ、ジャケット、全てにおいて大満足できるEPになったと思います。細かく聴いてもいいし、さらっと聴いてもいいし、好きなように楽しんでもらえればと思います。そして曲を気に入ってもらえたら、ぜひライブに足を運んでみてください！
◾️リリース情報
2024.07.17 RELEASE
NEW Digital
「BOMB」
M1. ねむ
M2. 風邪っぴき
M3. DNA
M4. boo-boo
M5. 愛でたし。
◾️ライブ情報
7/26(金)
shibuya eggman
カラノア Presents Log Book Fest.
カラノア
the quiet room
Half time Old
OPEN/18:00 START/18:30
ADV/¥3,000(+1D)