このサイトはJavaScriptがオンになっていないと正常に表示されません

Chimothy→ interview
- SPECIAL -

Chimothy→ interview

大阪を拠点に活動を続けるポップロックバンドChimothy→。新たにリリースされたDigital Single「夢見るボイジャー」は、ここから大海原へと漕ぎ出す決意に満ち溢れた、バンドのネクストステージの始まりを予感させる楽曲だ。この曲と共に、決意も新たに進み出したメンバー2人へ、eggman初インタビュー!

Interview&Text:渡邊直人

ー eggmanマガジン初登場!よろしくお願いします!どんな経緯でスタートしたバンドなんですか?

松尾あかり(Gt/Vo):地元の長崎から大学で高知に出てきて高知工科大学っていう大学に行ってたんですけど、そこの軽音部で学祭に出るためにオリジナル曲を作ろう!というところからスタートしたバンドです。高知のライブハウスで活動をしていて、ベースの遼馬とはその頃よく対バンしていたバンドのギタリストとして出会いました。

ー そこから活動拠点を大阪に移したと思うんですが、何かキッカケはあったんですか?

松尾:大学を卒業して就職するってなった時に、バンドの活動しやすそうなところにいきたいと思って。就職とバンド両方にメリットがありそうな大阪を選んで住むことになりました。

ー 何かそこで良い変化はありましたか?

松尾:めちゃくちゃありましたね。当時のメンバー全員で大阪へ出てきたわけじゃなかったのでライブができる機会は限られてたんですが、Chimothy→の名前をしっかり広めたいと思って1人で弾き語り活動を始めたんです。当時は月3〜4本ぐらい弾き語りのライブをやって、土日はバンドのライブやって、みたいなペースで活動していました。大阪に出てきたことでモチベーションの上がるようなバンドとの出会いがとにかく多くて。みんなガツガツやってる環境で「負けられない!」みたいな気持ちが生まれたので、そこで私自身もバンドとしても大きく変われたなと思います。

ー「Chimothy→」というバンド名の由来は?

松尾:最初は「earth→」っていうバンド名で活動してたんですけど、当時よく出演していたライブハウスの店長さんから「海外にいるしエゴサしづらいよ」って言われて。その店長さんがウサギを飼っていたんですけど、ウサギの餌の牧草の名前「チモシー」っていいんじゃない?って言われて(笑)なんやねんそれって感じだったんですけど、「なんか耳馴染みよくてキャッチーだしいいかも、、、」みたいに思えてきて。スペルいじって矢印つけてちょっとだけアレンジして「Chimothy→」になりました。

― 「夢見るボイジャー」ボイジャーとはなんなのでしょうか?

泉遼馬(Ba):「航海者」って意味があるんですけど、今回の曲の歌詞にぴったりな言葉かなと思ってつけました。

― ジャケットにもこだわりが詰まってそうですね。

泉:1977年に太陽系の惑星を観測しに探査機を飛ばしたボイジャー計画っていうのがあったんですけど、そこに搭載されている、地球外の知的生命体に向けたメッセージを示した「ゴールデンレコード」っていうものをモチーフにしたジャケットになってます。音の波形はこの曲を初めてスタジオで撮った時の音の波形だったりして、Chimothy→要素を詰め込みました。

― 葛藤しながらも超えて行こうとする歌詞が印象的でした。この曲を作るキッカケは何かあったんでしょうか?

松尾:バンドを続けてきてなかなか状況が変わらない中で、この1年ぐらい、少しずつバンドが前に進んでいく感覚がやっと出てきたんです。「ここからどんどん上を目指して進んでいきたい」とか「いろんなところにいろんな景色を見に行きたい」みたいな気持ちが大きくなってきて、この曲ができました。「今まで夢見てきた景色を見に行こうぜ」みたいな、Chimothy→のリスタートを示す決意の曲のように感じています。

― レコーディングでのこだわりポイントがあれば教えてください。

松尾:今回ギターまわりの機材をたくさん借りてレコーディングしたんですけど、その中で「RAT」っていうエフェクターと出会って、ずっと音に悩んでた私の悩みが全て解決しました。

― ジャケットにも描かれてますよね。

松尾:そうなんです。レコーディングで使わせてもらった後にすぐ同じものを買いました。しかも私と同い年のものを手に入れたので、これからもずっと使っていきたいですね。原点にして頂点みたいな音がして、とにかく愛でてます(笑)

― ベースはいかがですか?

泉:特にアウトロがめちゃくちゃ気に入ってるんで聴いて欲しいです。最後にアウトロのアレンジが決まったんですけど、頭の中にあったフレーズを弾いてみたらどハマりして「きたー!」って感じで。自分たちだけのアレンジでこれまでにない完成度を出せた感触があって、感動しました。 

― これからどんな人にChimothy→の音楽を届けていきたいですか?

松尾:腐ってもライブバンドであり続けたいので、やっぱりライブハウスでたくさんの人に出会いたいなっていう気持ちは、これからも変わらないと思います。ただ、自分たちの強みってキャッチーさだったり、頭にこびりつくようなPOPさだと思っているので、ライブハウスに来たことがない人にもいっぱい聴いてもらいたいし、届けていきたいですね。いろんな場所で、音楽が好きなたくさんの人の耳に触れて、その人がChimothy→の曲をキッカケに何かしらのアクションを起こしてくれるような、そんな風に曲が生きて、届いていってくれたら嬉しいです。

― Chimothy→の今後の目標、野望を教えてください。

泉:僕はでかい1つの目標として、いつか阪神甲子園球場でライブをやりたいと思ってます!

松尾:私は大きいフェスに出たいです!あとアニメの主題歌もやりたい!実現させます!!