このサイトはJavaScriptがオンになっていないと正常に表示されません

パスピエ interview
- SPECIAL -

パスピエ interview

ドラマー脱退後、現体制での初音源となる今作『OTONARIさん』は、これまでに海外版や映像作品、デジタルシングル等を含め、計25作品をリリースしてきた彼らにとっては、安定した制作工程からひとつ抜け出して挑む作品となったが、制作過程での新しい試みや、サポートミュージシャンとの新たな波長等、ひとつひとつ、現状のバンドの状態を捉えて正しく導く為の正確な一手を重ねて、今この4人でやるべき音楽を新たに切り開いた作品になっている。 これまでより更に自分たちの音楽を信頼して進んで行っているような、ブレない楽曲センスとメロディーラインもひとえに美しい。 今回は各曲ごとの解説を中心としたインタビューに、メンバー4人全員で集まってもらい話を訊いた。

Interview & Text : 鞘師 至

4人でスタートするパスピエ第2期

ー 今作は今までいろいろなアプローチをしてきた中で、原点回帰じゃないですけど、シンプルな方に表現を向けていった感じがしましたが、皆さん的にはこれまでの作品と比べた時に、今作はどんな作品になった感触がありますか?

■成田ハネダ ( Key. 以下 “N” ): これまでの作品毎回でそれぞれ新しい挑戦をしているつもりではいるんですけど、今回はそもそも作る体制(メンバー編成)も変わってるし、今までのパスピエとは全然違う作品になったんじゃないかな、と思いますね。 またここから始まっていくんじゃないかな、と。 音的には、こういう状態だからこそ、一番遊んでる部分はリズムかもしれないですね。 例えば、コードチェンジに関しては、今までと同じ手法を使っていても、リズムとの兼ね合いのところで聞こえ方が全然変わってくる、とか。 

■露崎義邦 ( Ba. 以下 “T” ): ドラマーが抜けて大きな変化があるのが事実なんで、そこでトライした部分で言えば、打ち込みのリズムですね。 今だから発想の転換でトライできた事でもあります。 結果的には打ち込みだからこそできるアプローチもできて、曲調的に今までにない幅が広がったので、そういった意味ではよかったなと思います。

■N: リズムの部分では、打ち込み以外でも今回はドラマーとして佐藤謙介(ex-髭(HiGE) / ex-踊ってばかりの国)と、boboさん(54-71)、にレコーディングに参加してもらって叩いてもらいました。 

ー ジャケットの絵に関しても、これまでは初期がシンプルで、そこからだんだん装飾が増していって複雑なデザインの絵になっていったと思うんですが、今回は劇的にシンプルですよね。

■大胡田なつき ( Vo. 以下 “O” ): そうですね、白い紙に線だけで表す絵っていうのは一番最初にやってた事なので、今回またここから4人でパスピエやります、という事になった再出発の意味も込めて、シンプルにこれだけで表現しました。

ー アーティスト写真も同じタッチの絵になりましたね。

■O: そうなんですよ(笑)。 ジャケと同じタッチで書きました。

ー その統一性を出せるのは大胡田さんならではですよね、アー写までパスピエらしい。 

<収録全7曲 Q&A>

ー 今回は収録曲7曲、それぞれのお話しを聞いていきたいと思います。

【M1. 音の鳴る方へ】

ー 歌詞で “液晶画面が騒いでる”、”垂れ流した嘘”、とあるのは携帯から入ってくる情報の事ですか?

■O: テレビとか、SNSとかみたいな外から入ってくる情報に対しての事ですね。 やっぱり今暮らしてる環境、ちょっと情報がありすぎるなと思って嫌になっちゃう時があったり、その情報も本当なのか嘘なのか、推測なのか、判断つかない場合も多いじゃないですか。 いろんなものが飛び交ってるから、情報を信じれなくなっちゃいますよね。

ー 楽曲的には、やはりベースラインを全編チョッパーで押し通すところが一際目立ってますね。

■T: そうですね(笑)、これはデモを作ってる時からこのイメージがあって、そこから結果的にはある程度間引いたりもしたんですけど、基本は攻めの姿勢で、っていう(笑)。 

ー 2番Aメロ以外ほぼですよね、ずっとチョッパーで曲が綺麗に成り立ってるのがすごい…

■T: 9割チョッパーっていうのは自分も初めてでした(笑)。 このフレーズもそうだし、「ポオトレイト」(M6)のアクセントだけで入れてるベースもそうですけど、打ち込みは入りつつも生バンドのアレンジではあるし、このバンドのサウンドの中にはちゃんと収まってはいるんですけど、このバンドのアンサンブルの中での自分のベースの立ち位置は今後少し変わってくるのかな、という気もしてますね。 土台という意味でのベースラインというフレーズでなくても成り立つもう少し自由な表現になっていきそう、というか。

【M2. あかつき】

ー これはインターハイ2017読売新聞のCMソングですね。 Short Ver.のMVでは今までなかったナチュラルな感じの大胡田さんが真新しかったです。 これまでのパスピエは、どちらかというと煌びやかな別世界の空間を魅せるファンタジー的な世界観だったので。

■O: そうですね、この曲はインターハイの曲っていうこともありましたし、自分たちが体制が変わって一からスタートっていうのもあったんで、歌詞では今までなかった感じの現実世界に生きてる私たちと彼ら(インターハイに出場する高校生たち)、というのを題材に書きました。 MVもそれに応じてああいうナチュラルなものになっています。

ー この曲は、タイアップの話があってから書き下ろした曲ですか?

■O: そうですね。 なのでイメージしながら書きました、若いエネルギーを(笑)。 テーマをもらって書くのが私結構好きなので、今回はやらせてもらえてよかったです。

ー ちなみにメンバー内では運動部出身は?

■三澤勝洸 ( Gt. 以下 “M” ): 僕はスポーツ一通り色々やってましたけど、メインはバレーボールでした。 だからインターハイって親近感湧きますよね。 それを今は曲で応援する方の立場っていうのもおもしろいし。

ー 楽曲部分ではどういうアプローチで作った曲ですか?

■N: 他の曲もそうですけど、この曲なんかはサビの頭のコードが5/4度から始まるっていう、音符的なアプローチでかなり攻めた曲が作れたんで、そういう意味でのパスピエらしさみたいなものは引き出せたかな、と思います。 それこそデビュー当時の “これがどれだけ世間に受け入れられるのか…” ってハラハラしながらも挑戦で作ってた曲の感覚に近いかもしれないですね。

【M3. EVE】

ー 他の曲の抽象世界とまた打って変わって純粋に “頭痛い” っていう歌詞の曲ですね(笑)。

■O: アルバムに1曲くらいこういう遊びの曲があってもいいかな、って思って書いちゃいました。 

ー 後半に頭痛くなった後で「なにもかもが歪んで見えた」、「あれもこれも輝きだした」ってありますが。

■O: 私、偏頭痛持ちなんですけど、偏頭痛の人って、頭が痛くなる前に予兆で閃輝暗点(せんきあんてん)っていうキラキラした幻覚みたいな模様が見える人が居るんです。 芥川龍之介の「歯車」っていう小説が、その閃輝暗点の模様を題材にしてる物語なんですけど、「歪んで見えた」、「輝きだした」っていうのは、それを書いたんです。 

■N: 僕はそういう症状を知らなかったし自分もなった経験がなかったんで、この歌詞最初に見た時に、これ大胡田がヤバいんじゃないかと思いました(笑)。 それで調べたら、偏頭痛持ちにはそれが見える人もいる、って書いてあったんでなるほど、と。

■O: 歌詞に “歯車” っていうフレーズも出てくるんで、本を読む人で分かる人には分かるかな…って思ってるんですけどね…(笑)。

ー なかなかに解読レベル高いですね(笑)。 ちなみに曲の頭から鳴ってる鍵盤の音色が、薬品CMによくある “ピンポーン” の音っぽくも聞こえたんですが(笑)。

■N: あぁ(笑)、あれ意識はしてないですけどね。 あの音、生のエレピの音なんです。 意外とハマるんですよねあの音、何も着色してないんですけど。

【M4. (dis)communication】

ー この曲と「ポオトレイト」(M6)がこのアルバムの中ではぐっとシンセな音に寄せた曲ですね。

■N: この曲はギターとベースをどういう風に打ち込みサウンドに取り込んでいくか、っていう部分に一番目を向けて作りましたね。 

ー この曲、ギターは鳴ってます?

■M: 鳴ってるんですよ、これ。 AメロとかでEBow(※1)で弾いてるフレーズもあったりするんですけど、全体的にすごくフレージングで悩みましたね。 こういうエレクトリックな曲でギターを入れていくのって難しいんですよね。 でもギターっぽくない音にしていったり、色々試行錯誤しながら結果的にはサウンドとして曲のイメージにあったものに仕上げられたと思います。

ー 曲名について。 disに( )が付いているのは?

■N: まず、discommunicationっていう単語自体が和製英語なんですよ。 響き的には好きなんですけど、そういう意味で( ) で括ってるのと、あとはラストのサビの部分では “this” と被せてるのもあって、ですね。

ー そういうアイディアって、大胡田さんが書いてきた歌詞に成田さんが出す事もあるんですね。

■N: そうですね、今回のアルバムも「音の鳴る方へ」と「正しいままではいられない」では結構僕も歌詞を書いてますし。

ー 例によって共作の歌詞ですね。 そういう時って衝突はないんですか?

■N: 衝突っていうか、もう言いくるめますね(笑)。

■O: 長い話し合いの末に、「わかりました」って(笑)。

■ N: ただ僕はやっぱりメロディーラインに対して、こういう歌詞がいいとか、極端に言えば “このフレーズの頭はあ行がいい” とか、ことばのハマりを音で認識してのディレクションなんで、全体を見渡してのAメロ→Bメロのストーリーの流れとか、そういう総合的なことばの世界の演出に関してはずっと詞を書いてる大胡田を尊重してます。

■O: でもめっちゃ言うんですよダメ出し。 レコーディングでもブースにいて1フレーズ録り終わって、どうですか?って聞くと「違うなぁ…」って。 「じゃあもう一回やります(怒)」っていう繰り返し(笑)。

— (笑)。 それでも上目指してそのやり取り続けてるのがかっこいいですね。

【M5. 空】

ー この曲も上物(うわもの)はシンセだけに聞こえますけど、ここでもギターは鳴ってるんですか?

■M: これも、鳴ってるんですねー。 元々この曲は歌とピアノだけのデモから始まって、そこに各楽器をどう乗せていくか、っていう作業順で進んで行ったんですけど、僕が最初に出したフレーズをシンセのイメージで持っていったら成ハネ(成田)から「ギターで弾いてみて」と言われて、普通のギター音じゃハマらないなーと思ってたんで、エフェクターを色々出してきてワーミーかけたりコーラスかけたりして、パッと聴いた感じギターっぽくない音にしていったらフレーズにハマっていった、っていう。 今回の作曲は基本データのやり取りで進めて行ったんで、かなり綿密に音符の差し引きや音色も工夫できましたね。 そういう意味ではギターらしいフレーズかどうかはさておき、ですけどね。

■N: 今回、ギターに関してはほぼコードを弾いてないよね。

■M: …そうだ、コード弾いてないね! 1曲目のオチサビで弾いてるくらいか。 本当にアルバム通してそこだけ。

ー ギタリストっぽくないギタリストですね(笑)。

■N: でも本当にそうで、ギターでストロークを弾いた時点で良くも悪くも “バンド” の音になるんですよね。 そこには共通認識の良さもあるし、逆に囚われてしまう部分もあって。 今回は4人での作品という事で、メンバーそれぞれを立たせながら、バンド全体のグルーヴについては出たとこ勝負で作っていかなきゃいけないな、というのがあったんで、ギターのフレーズで言えばこういうバンドのギターらしくないフレーズになっていったのかな、と思いますね。 まぁそれにしても、7曲のアルバム中でストロークを弾いてるのが全部で4小節くらいかな…(笑)。

■M: 結構攻めた事してるんですけど、綿密に作ってるんで、そのギター然としたフレーズじゃない事でボーカルがちゃんと前に出て行ったりしているパートもあって、なかなかよくできた構成だな、と思いますね。 

ー 曲名は「空」。 大胡田さんの歌詞には結構空に関するフレーズがよく登場するイメージがありますが、この曲はストレートな名前になりましたね。

■O: 空関連、よくあるかもしれないですね。 私、ちょっと抽象的なんですけど、色が変わっていく瞬間がすごく好きなんですよ。 だから空を見ていて “あぁーだんだん暗くなる” とは思うんですけど、変わり目ってはっきりは分からないじゃないですか、雲の形とかもそうですけど、ああいうのが好きなんです。 グラデーションの様子をみているのが好き、というか。 自分の意識では捉えられない現象が好きで、でもそれが経過してなくなってしまうのは悔しくて、惜しくて、文字にしてしまうところがありますね。 手に入れられないから書いてとどめておきたい、みたいな。 あと、この歌詞は珍しく歌詞を書いてから、曲を作っていったんです。 「ノルマンディー」(2nd. full album「幕の内ISM」収録曲)以来、これまでで2回目かな。

 

ー そうする事で完成した曲の風合いは変わってきます?

■N: まずメロディーの載せ方が変わってくるんで、やっぱり普段と仕上がりは変わりますね。 

■O: ミニアルバムっていう尺の中にこういう歌詞先行のものが1曲入ったのも、バランス的によかったな、と思います。

ー 大胡田さん、空も含めてですが、歌詞を書く時のインスピレーションを受けるものTOP3を教えてください。

■O: 3つかぁ…! なんだろな、メロディーはもちろんなんですけど、例えば今作はリハーサルに一緒に入って書くっていうのはやらなかったんで、音以外で言えばひとつは本。 あとは音ナシで流してるテレビ、空も含めてグラデーションが時間で流れてく色、この3つかな。

ー テレビはなんで音ナシなんですか?

■O: …騒がしいから(笑)。 音消して映画とかよく流してますね。 BGMによって印象も変わってきたりするから、そういうのナシで映像で見ていたいっていうのがあるんだと思います。

【M6. ポオトレイト】

ー この曲のアコースティックギターの入れ方もしかり、ギタリストっぽくないギターがかっこいいですね。 あたまのアクセントだけで入れてくフレーズとか。

■M: これこそ、フレーズがどうだとかではなく、曲全体が腑に落ちる質感になるように作っていったギターでしたね。 というか逆にこの曲と「(dis)communication」は普通のギターっぽいフレーズが全然ハマらなかったんですよ。 それこそさっきのコード弾きのストロークの話と一緒ですけど。 それでアコギの音のライン感、シンセサウンドに綺麗に混じってくれる感じがしっくりきたんですよね。 ひとつひとつの音を切って録って、パン(※2)で振ったりして。 今回はとにかく作曲方法がそうさせてますね。 スタジオで全員で音を出してアレンジする作業じゃなくて、自宅でひたすら一人で作業するやり方だったんで、こういうフレーズが多いのかもしれないです。

ー でも元々はスーパーギタリスト系のHR/HMなソロ大好き派でしたよね?

■M: ソロは…好きです(笑)。 

ー このバンドで三澤さんのプレイスタイル自体もどんどん変わっていってるんですね。

■M: やっていくうちに楽曲にハマるものっていうのをジャッジできるよになってきているのかな、と思いますね。

ー 歌詞では叶わぬ想い的な描写ですが、これは何を題材に書いたものですか?

■O: これは少し前にミケランジェロ / ダビンチ展に行った時に感じた事を題材に書きました。 下書きみたいなスケッチもたくさん展示されていて、目に止まるものがいろいろあったんで、その時の情景と、自分の体験とを半々で組み合わせて、ストーリーを抱き合わせて書いたんです。 現実世界半分、妄想半分。

ー 得意の妄想のやつですね。

■O: そうです(笑)。 今まで中々ラブストーリーっぽい歌がなかったんで、これだったらラブストーリーに仕上げられるな、って思って書いてみました。

ー 本当に音楽以外からのインスピレーション豊かですね。

■O: そんなことないですよ。 私、あたまの中で常に生きてるんで(笑)。 

【M7. 正しいままではいられない】

ー この曲は歌詞が現実的ですね。 自分たちを歌っているかのような。

■O: この曲は成田さんも歌詞を書いていて、成田さんの世界観が強い曲かな、と思います。 「音の鳴る方へ」と、この曲は聴く人みんなへ向けての歌っているのと同時に、すごく今の自分たちにも当てはまる内容ですね。 

ー 鍵盤のフレーズではこれまでにないくらいのご機嫌フレーズから入りますね。

■N: この曲はそのイントロの鍵盤のフレーズを思いついたところから広げていった曲です。 本当はこういうハッピーな感じのフレーズも僕は弾くんですけど、パスピエのイメージっていう事でそういうフレーズはシンセに置き換えてこれまでは演奏してましたね。 生ピアノの音でこういうフレーズを弾くのはあんまりないかもしれないですね。

現場で得た原動力で次へ進む

ー 曲ごとにいろいろお話しを聞くと、今の状況から生まれるアイディアや創造性、というのが今作に活きているようですが、今はライブでも数人のサポートドラマーの面々と現場を共にしているとの事。 ライブではどういう影響がありますか?

■N: まずそもそものリズムのノリが違うのでそこが新鮮でもあるし、あとは自分たちの感覚もよりソリッドになっていくんですよ。 例えばフレーズの細かい部分がどうこうっていうやり取りでなくて、リズム的にサビのところはもう少し大きいノリにしよう、とか。 そういうメンバー、サポート含めた最大公約数(共通認識の部分)を増やしていってる状態なので、自分たち4人も、曲に対して分かりやすく考えようとしている意識が今すごく働いていて、それはこれまでのパスピエにはなかった感覚なんですよね。 だからライブでもメロディーラインが前に出やすくなったりとか。 そういうソリッドな感覚はサポートミュージシャンを迎えて演奏するようになった今だからこそあるものですね。

 

ー その状態での初のツアーが今作のリリースツアーですね。

■N: 東名阪ツアーが11月に控えてます。 今回のツアーはメジャーデビューの時に出したMini album「ONOMIMONO」と、今回の2nd. mini album「OTONARIさん」に焦点を当てたセットリストで展開していくツアーになっていて、両方ともある種のスタート地点の作品であって、かつデビューミニアルバムはリリースして5年になる、今このタイミングだからこそできる内容のツアーになると思います。 

ー 今年は体制新たに変革の年でしたが、今作のリリース、ツアーとやり遂げた後、来年は何をする年になりそうですか?

■N: 向き合っていく事が全てだと思うんですよね、現在の自分たちに。 そういう意味で11月に待ってるツアーをやり終えてみて、そのツアーで体感した実際の感覚っていうのをたよりに、来年の動きを決めていきたいと思ってます。 やっぱりライブで得られるものって原動力になるし、発見もありますからね。 そうやって臨場感ある感覚でバンドを動かして行ってどんどん進んでいけたらな、と思います。

※1「EBow」… ギターにしばしば使われるマグネット式の演奏用機材。 弦にかざすと通常の奏法よりも音色がやわらかく伸び続ける独特の音色を出す。
※2「パン」… LとR、聴覚上の左右の聞こえ方のバランス。