-「オヒレフシメ」リリースおめでとうございます。リリース直後ですが反応どうですか?※インタビューはリリース直後の1/14に行われた。
こはる(写真中央 Vo,Gt):今までのリリースより好評をいただけているなという感覚があります。
なつみ(写真中央左 Gt):今作良いねって言ってくれる方がたくさんいて自信にはなりますね。
-Split BoB良いバンドになってきたなと。すごく成長を感じました。
ゆり(写真中央右 Dr):自分たちでも過去最高と言える自信作なので、そう言ってもらえるのは本当に嬉しいです。
-ここ2、3年ずっと見てきて良い意味で全然違うバンドになってきたなと思いました。
こはる:バンドを始めた当初は自分たちのやりたいことを自由にやっていて、人に届けるとかそういうことをあまり考えていられなかったと思うんです。でも今は違って、どうやったら届くかどうか、伝わりやすいかどうかとかを考えるようになりました。
さとみ(写真右端 key):共感できる感覚ってすごく大事なことだなって気付いたんですよね。それがないときっと伝わらないなと。
あゆみ(写真左端 Ba):そういったことにも気付けるようになって、少しずつ大人になってきたのかなと思います。
-その変化はすごく感じます。Split BoBというバンドが確立されてきたというか。
こはる:Split BoBはこういうバンドです。というのがみんなの中で明確になったというか。そんな今だから出せた作品という感覚はあります。
-そんな今作「オヒレフシメ」ですがなかなか馴染みのない言葉ですよね。タイトルの由来を教えてもらえますか?
ゆり:今作のアー写の雰囲気とか含めて海の中とかそういうイメージがあったので、6曲を魚に見立ててというか、魚が前進するために必要なのは「尾ひれ」だなと思ったのと、今作は私たちにとって「節目」というのがあったのでそれを合わせて、「オヒレフシメ」にしました。「ひれ伏す」という言葉の意味もかけているんです。そのくらい自信を持っている作品なので。
-今回は今までと違って外部の方との制作もありましたがどうでしたか?
ゆり:今までずっとSplit BoBの楽曲を作ってきた私としては今作も自分たちの力で作りたいという想いもあったんですけど、今回外部の方と制作をすることによって成長することもできるだろうと思ったし、それを越えられるような作品を作り出したいというモチベーションにもなりましたね。
あゆみ:今までとレコーディング環境も全然違ったし、すごく勉強になることが多かったですね。
さとみ:かなり大変だったけどね(笑)。
なつみ:相当追い込まれたよね(笑)。みんな睡眠削って必死に練習して。
こはる:でもそれを乗り越えたから今は結構なんでも乗り越えられそうな感覚ある。
ゆり:バンドとして成長できたよね。
-そんなレコーディングを経て完成した今作の収録曲の中で、各メンバーお気に入りの1曲と個人的な聴きどころがある曲を教えてください。
ゆり:私はお気に入りなのは6曲目の『Wisteria』ですね。この曲を1曲目にしたいと思っていたくらい気に入っていて、今までの私たちにあまりなかった歌詞の内容のバラードなので、今作の中でも重要な位置づけの曲だと思っています。あとこの曲は実はライブが始まるときのSEでみんなこのメロディが気に入っていて、使っていた曲に改めて歌詞をつけたものなので、そこも注目ポイントかなと思います。聴きどころのある曲としては4曲目の『ムリヤリコミュライフ』ですかね。ずっとこういうリズムの曲をやりたくて、ドラムから作り始めた曲なので、聴いてもらいたいです。
あゆみ:ベース的な聴きどころとしては『なんでなんでなんで』のBメロのアレンジですかね。そこをじっくり聞いてもらえたらと思います。お気に入りなのは『pop my color』のサビの掛け合いがすごく好きでつい口ずさんでしまうくらい気に入ってます。
さとみ:私も『pop my color』が好きですね。ライブでの雰囲気がすごく良くて、元気になれる感覚があります。Keyとしてはやはり『Wisteria』ですかね。アコースティックライブとかでもよくやる曲なんですけど、ピアノが良いねと言ってもらえることも多いので、聴きどころかなと思います。
なつみ:『なんでなんでなんで』と『FLY HIGH LIAR』はギターがすごく目立つ曲なのでそこはぜひ聴いてほしいですね。5曲目の『サクラミチ』は1曲通してのストーリー感がすごく好きなんです。
こはる:『ムリヤリコミュライフ』がお気に入りですね。さきほどゆりも言っていましたが、リズム感とすごく好きです。メロディもすごくツボにハマりました。ライブの鉄板曲にも今後なっていくかなと思いますね。ボーカル的な視点で言うと『なんでなんでなんで』は歌詞を書くのが非常に苦労して、レコーディングする直前まで書き直していたりして、ようやく形になった曲なので思い入れが強いですね。
-今作をひっさげての初の東名阪ワンマンツアーが開催されますが、今のお気持ちを教えてください。
こはる:初めてのワンマンツアーだからもちろん不安もありますが、これを通過点にできるようなツアーにしたいですね。次に繋げたい。Split BoBの未来のためにすごく重要なワンマンツアーです。
ゆり:今までとは違うSplit BoBを見せたいです。昔から見てくれている人にはバンドとしての成長を感じてもらえるようなライブ。そして、今作を聴いて初めてライブに来る人でも楽しめるようなライブを作りたいと思います。絶対損はさせませんので少しでも興味を持った方はぜひ遊びにきてほしいです。よろしくお願いします!