―まずは、eggmanマンスリーマガジン初登場ありが とうございます!そしてNEW ALBUM「L」発売おめでとうございます!
越智健太(Gt.Vo 以下:越智):ありがとうございます!前に確かRUDIE’S NIGHTの時の写真を載せてもらってた時があったと思うんですけど。スタジオにeggmanマンスリーマガジンが 置かれてて、練習前に何気なく見てたら自分達が出てきてビックリしましたね。文章の締めくくりがかっこよすぎて、練習前にほっこりしたことがありました。
-本誌に掲載されるのが7月号という事で、もう発売されておりますがリリースしてみてどんなお気持ちですか?
越智:ツアーの合間に作ってて、制作期間も長かったんで、やっと出せたかって感じですね。長かったって言ってもネガティブな感じとかじゃなくて、細かいところまで詰めれたというか、とことんまで一枚を仕上げるのに時間を費やせたというか。レコーディングにしても一音一音をきっちり鳴らしながら進めていったような。そんな長さだったんで今は、聞いてもらった意見を聞くのが楽しみやし、勉強になったりとかしてます。
-アルバムタイトルになっている「L」ですがこの一文字にどんな想いを込められたのか教えて下さい。
越智:『LIVE』『LIGHT』『LIFE』の頭文字から取りました。 まず『LIVE』でやってて、聞いてて楽しいっていう 曲だけを詰め込んだってところです。なんか体揺らしてしまうし、なんか口ずさんでしまうような曲を意識しながら作りました。CDでももちろんそうなんですけど、生で聞いて楽しめる8曲入りアルバムです。 それだけライブに、生にこだわって作ったんで、ライブハウスに気軽に『LIGHT』な感じで遊びにきてほしいなと思って。僕らのライブを見たことがないって人も、ライブハウス自体に行ったことがないっていう人も、聞きにいってみよかなって思えるアルバムが出来たなと思って。 あと、いろんな人の生活『LIFE』の中で流れる一枚になればええなぁという願いも込めました。車の中とかでも、ちょっと掃除してる時とかでもかけてくれてたら嬉しいですね。
-今回のテーマに「LIVE」というのがあるそうですが、ライブというのを考えながら音源を制作する上で意識したこと、難しかった事などありますか?
ら音源を制作する上で意識したこと、難しかった事などありますか?
越智:自分がステージに立ってる時に感じるものより、フロアにいる時に感じるものの方を優先していきましたね。今までの自分達はリズムにしてもフレーズにしても、これがかっこええやろってものを入れたがってたんですけど、案外それが伝わってなかったりして。ライブでやってて、フロアからクエスチョンマークが返ってくるみたいな時とかもあって。対バン見ててもあるんですよ。それマニアックでかっこええやん!ってところで聞いてるヤツらが白けてるみたいなこと…好きなリズム、やりたいフレーズ、聞かせたい物を、どういう風に聞かせるかということが難しかったというか、苦労しながら作りました。
-BUZZ THE BEARSと言えば、歌詞!ってくらいに1つ1つの言葉に感動させられるのですが、音源やライブの際に、これを伝えたい! というのはありますか?
越智:ライブもCDも無くても全然生きていけると思うんですけど、でもそれに力をもらってる人って、僕も含めて結構いて。好きな音楽が鳴ってるからいつもの景色が違って見えたり、好きなバンドのライブがあるからその日まで仕事を頑張れたり。些細なことやと思うんですけど、僕が書いてる歌詞でも、ライブ中の言葉でも、毎日戦ってるヤツらの、何かしら力になればええなぁって思ってます。受け取り方は全然自由でいいんで、また頑張ろうって気持ちが湧いてくれれば嬉しいです。
-実は普段何考えて生きてるんだろうって気になってるので今度飲みに行きたいです!(プライベートみたいですみません。笑)
越智:生ビール何杯飲めるか勝負しましょか!
-MVにもなっている「シェアタイム」は、アルバムを支えるような意味も持った曲だと思います。どんな曲か教えて下さい!
越智:この曲は夏フェスを頭の中にイメージしながら作りました。真夏の青空の下で、自分の好きなヤツらと好きなバンドを聞いて騒いでる、そんな歌です。ライブやってるヤツも、聞いてるヤツも、その友達も同じ時間を過ごして。楽しすぎてテンション上がりまくって、でも暑くてしんどくなってきたりして、そんな時間がめちゃくちゃ思い出に残るんですよ ね。今年の夏はライブハウスでも夏フェスとかでも、出来るだけたくさんの人と時間を共有していきたいですね。
-MVもライブ映像を上手く使ったりされてますよね?これは今回のテーマに添った感じだと思いますが、見ててBUZZのライブ行きたくなっちゃいました。
越智:MVでは、うちのスタッフがカメラを頭に付けてダイブしてくれましたからね。ライブを見てくれてる目線がバッチリ収められたMVになってると思います。 BUZZ THE BEARSのライブの感じが知らない人とかに少しでも届けばいいですね。
-4曲目「グッドナイト」は個人的にめちゃくちゃ好きな曲でした。BUZZ THE BEARS史上でも大事な曲のランキング上位に入るくらいです!笑 背中押してくれる感じとかも最高でした。この曲のエピソードなどあれば教えて欲しいです。
越智:なんだかんだで、こうやってバンドを続けてこれてるのって、周りの支えがあったからこそやと思ってます。不安な時、迷ってる時とか「バズは大丈夫や。」って何気ない一言に助けられたりしました。俺にはそう言ってくれるヤツがいたし、見守ってくれるヤツがいたからここまでやってこれました。逆に言うてくれるヤツがいない人に、音楽が好きで毎日が不安でいっぱいのヤツに、頑張ってんのに結果がついてこないヤツに「大丈夫やから」って歌が歌いたかったんです。こんな俺らでもまだ続けられてんねんから、大丈夫やって。
-ラストの「全てを」は、お客さんも待ちに待った再録だと思います。今回ここに入れる事になった理由と、今更ですがこの曲がどんな想いで出来たのか教えて下さい!
越智:何年も前なんですけど、ナインスアポロっていうレーベルにいた頃に「全てを」が入ったミニアルバムをリリースしてました。それからライブで毎回やってる曲なんですけど。家でも聞きたいけどCDが廃盤になってて手に入らないって声がめちゃくちゃ多くて。そんなに言ってくれるんなら再録して入れてしまおかって話になって入れましたね。レコー ディングして曲が出来上がって聞いたら、なんか自分達の成長が見えたような気がして感動しましたね。何回も聞きたいって言ってくれて、待ち続けてくれた人に感謝したいです。あとこの曲は子供を想う親の気持ちみたいなものを歌ってます。
-今回、いつも以上にキャッチーな曲が多いなという印象を持ったのですが、意識などはされているのでしょうか?
越智:いつもCDを作る時には、何個もメロディを作って、 その中の曲の選抜メンバーで構成していくんですけど。もしかしたら今回のメロディにキャッチーなヤツが多くて、それを選びたい気持ちがメンバーの中でひとつにまとまったのかもしれないですね。特に意識はしてないんですけど、どうやったら多くの人に聞いてもらえるかなってことは常に考えながら作ってます。今回のアルバムが僕らのことを知るきっかけになってくれたらいいですね。
-生産限定盤のCDには、タオルがセットになってくるということですが、越智さんがいつも付けているだけにBUZZ THE BEARSっぽいなーと思いました!
越智:ありがとうございます!もうライブに持って来てくれて、ライブ中にタオル広げてくれてる人がいるんですけど、CD買ってくれたんやなっていうのが一発で分かっていいですね。ライブ中に出して良かったなとか、聞いてくれたんかなとか、なんの曲が好きなんやろとか、いらんこと考えてしまうんですけど…
-さて、本誌登場の際にはもうツアーが始まっておりますが今回はこんなツアーにしたい!などありますか?意気込みを教えて下さい!
越智:前回のツアーより、自分達の演奏のクオリティーを上げたりとか、自分達の持ち時間をどうやったらあっという間に終わったかのように感じさせられるかってのを追求していくのももちろんなんですけど、どれだけ熱い夏に出来るかっていうのを突き詰めていきたいですね。温度の上がり狂った灼熱のライブハウスの中で、どれだけたくさんの人と笑ってられるかなって。2014年の夏はアツくなりそうです。
-東京公演は、10月3日O-WESTですね!
越智:一回O-WESTでワンマンやらせてもらった時の見えた景色が最高過ぎて、今から楽しみですね。その時に個人的に反省したとことかのリベンジもしたいし。ワンマンをやらせてもらうライブハウスの広さも少しずつ大きくなってきて緊張感もその分大きくなってきてるんですけど、それだけたくさんの人に見てもらえてるのが単純に嬉しくて、絶対楽しんで帰ってもらうからなって気持ちもめちゃくちゃ強くなってきてます。
-最後に本誌を読んでくれている皆様や「L」を手に 取ってくれる皆様に一言お願いします!
越智:僕の長いインタビューに付き合ってくれてありがとうございます。最高に気持ちの入った、最高に楽しい一枚が出来ました。一曲だけでも、ワンフレーズだけでも好きな曲があれば、マジで嬉しいです。CD聞いてライブに遊びに来てみてください。これがなかなかおもしろいんですよ。ライブハウスで待ってます!
-ありがとうございました。eggmanにも出演して欲しいです!首をながーくして待っております!!
越智:そう遠い未来ではないでしょう!ありがとうございました。