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なきごと interview
- SPECIAL -

なきごと interview

結成間も無く、初ライブを行うより前に応募した「murffin discs audition 2018」にて準グランプリを獲得するという異例のシンデレラストーリーで始まった“なきごと”の軌跡。

その軌跡にメジャーデビューという新たな1ページが刻まれようとしている。

所属事務所でもあるエッグマンが発行するフリーペーパーだからこそ切り取ることができた二人の今。

 

なきごと:水上 えみり (Vocal , Guitar)、岡田 安未 ( Guitar , Chorus)

インタビュアー:窪田雄紀

―まずはメジャーデビュー決定おめでとうございます!

水上 えみり (Vocal , Guitar 以下:水)&岡田 安未 ( Guitar , Chorus 以下:岡)ありがとうございます!

―今現在の心境を聞かせてもらえますか。

水:正直、まだ実感が湧いていないというのが正直なところですね。

―それは意外な回答でした。

水:まだCDリリース前なのでちょっとフワッとしているような感じですかね。CDリリースをする7月9日に一気に実感するのかなと思います。

―CDショップに自分たちのCDが並んでいるのを見て実感するでしょうね。

水:そうですね。あとはこの前のメジャーデビュー発表をしたライブでも言いましたが、チームのメンバーが増えていてそのチームで色々これから進めて行くのが楽しみというのも気持ちとしては強いです。

岡:私もまだ実感湧いていないのですが、色々な方から「おめでとう」って言ってもらえて、改めてメジャーデビューさせてもらうことは本当にありがたいことなんだなというのを感じています。

―先ほど話しにも挙がりましたがメジャーデビューを発表したライブは水上さんの誕生日でもあって、人生の大きなターニングポイントだったんじゃないですか?

水:そう思います。とても楽しかったですね。こんなに幸せな日があって良いのかなってずっと思っていました。その反面緊張もすごかったですけどね。一旦足元のカンペをチラッと見てから発表したんですけど、その様子がバッチリ映像に残っていました(笑)。

―一生残りますね(笑)。

水:それもひっくるめてあの日を映像に残せて良かったですけどね。先ほど言ってくださったように人生の節目の日だったのは確実なので。発表直後に「うわあ!」って歓声が上がった瞬間とかも。涙が込み上げました。メジャーデビューって漠然とした叶えたい夢ではあったけど、もうそれは自分達だけの夢ではなくなっていて一緒に喜んでくれる人がこんなにいるんだなって。二人で始めたなきごとというバンドがたくさんの方の心の中にあるのを実感できました。

―テレビの密着も入っていましたよね。ライブ前の気合い入れの様子が映っていましたがとても気になりました(笑)。

水:やっぱり気になりますよね(笑)。あれは初めてやったライブの時の前に円陣組もうよみたいな話をした時にサポートドラムの方が「虎と龍」でと言ってそれがずっと残っているんですよ。

―よくあれで気合い入りますね(笑)。

水:強そうですからねえ(笑)。タイガー、ドラゴンって。ウサギと犬とかじゃなくてよかったです(笑)。

―そんな掛け声が生まれた初ライブから7年近くが経とうとしています。結成当時に比べて年齢を重ねてお互いにそういったことを感じる部分とかありますか?

岡:体力(笑)。

水:わかる(笑)。4月8日のワンマンのセットリストが結構走り抜ける構成で。こんなライブもう今後できないかもって思いました。詰め込みまくりのセットリストでしたから。

岡:詰め込んでたねー。でも精神面もだいぶ変わったとは思いますね。話し合いするときの話し方とかテンション感とかは大人になったなと。

水:私はコミュ力がめちゃめちゃあったなと思います。今はなくなりました(笑)。

岡:今も変わらなくない?

水:前の方があった気がするんだよね。

―当時からよく喋る子だなという印象は変わってないですけどね。でもキャピキャピは減ったかもしれないですね(笑)。やっぱ若かったですよね。距離の詰め方とか。

水:とにかく人が好き!って感じでした(笑)。

岡:ワンちゃん?(笑)。

水上)そうそうそうそう(笑)。

―子犬だったってことですかね。

岡:子犬から成犬に(笑)。

水:大人になりました(笑)。

―ライブの話も聞いていきたいと思います。6月からワンマンツアーが始まります。まずは「初心にかえるman to manワンマンツアー」。

水:メジャーデビューが決まった今、改めて結成当初にお世話になっていたライブハウスに行ってその名の通り初心にかえろうというコンセプトのツアーなので今までのワンマンとは少し毛色が変わった内容になると思います。

―当然セットリストもコンセプティブになりますよね?もう決まってますか?

水:私の頭の中では。まだメンバーに未発表です(笑)。※インタビューは5月中旬

―どの曲をやるか岡田さんはまだ知らないんですね(笑)。

岡:怖いよー(笑)。

水:楽しみにしてて(笑)。

―どんな内容を考えているのか聞かせてもらうのは可能ですか?

水:なきごとが今まで辿ってきたルートというか、それが見えるようなセトリにしたいなと思っています。新旧曲色々混ぜながら。

岡:早く教えてほしいなぁ(笑)。

水:しかもツアーの中でも曲変えるよ。

―ツアーの中でセットリストが変わるんですか?

水:純粋にやりたい曲がたくさんありすぎて。基本の骨組みは変えないですけど多少は日毎に変えたいなと。

―ワンマンツアーでそんなに柔軟にセットリスト組むんですね。

岡:むしろワンマンツアーだからですかね。

水:対バンライブだとどうしてもセットリストが似てきてしまうので。30分とか限られた時間内でなきごとというバンドはこういうバンドですよっていうのをしっかり見せないといけないから。

―自由度はありつつ、過去を回帰する楽しみなツアーになりそうですね。意気込みを聞かせてもらいたいです。

水:とにかく感謝を伝えるツアーにしたいです。あとは先ほどもお話ししましたがなきごとが今まで辿ってきた道をしっかり示したいですね。こういう曲達と一緒に歩んできたから、今のなきごとがあるんだよっていうのを見せたいです。

岡:小箱ならではの距離感を活かせるパフォーマンスを魅せたいですね。今からどんなパフォーマンスしようかなとか、熱量だったり、寄り添い方ができるかなって楽しみにしながらワクワク考えてます。

―そしてその後は「これからもよろしくお願いし man to man ワンマンツアー 2025」もありますね。

水:初心にかえるツアーで得た力をちゃんと還元するツアーにしたいです。初心にかえるツアーはおそらくライブに来てくれる皆さんにパワーをもらうツアーになると思うんですよ。昔の曲とかもやったりするし、小箱で距離が近いが故に熱量がすごい伝わってくるだろうし。それを何倍にもして自分達を魅せていくというツアーになったらいいなと思ってます。

―初心にかえってさらにパワーアップしたなきごとの進化版が観られる気がしますね。今ライブでの距離感の話がでましたが最近フェスの出演なども増えてきたのでそういったことを余計感じるのかなと思いました。

水:それはあるかもしれないですね。ワンマンは、家族とのご飯会で、フェスは友達とか親戚とかがいるイメージです。フェスはやっぱその日に出会ってくれる人の方が割合で言うと多いっていうのもあって、家族にしか伝わらない言葉じゃなくて、ちゃんと友達とかにもちゃんと伝えられる言葉を選ぶようにはしています。

―いわゆる言わなくてもわかるでしょじゃなくということですね。

水:そうそう。だからなるべく初めて観てくれた人が疎外感を感じないように、初めて出会ったけど楽しんでいいよって寄り添いたくて。そういうライブをしたいなというのは意識しています。

―最近なきごとのライブを何本か観させてもらったので今の言葉がとてもしっくりきました。

その意識を持てているのはバンドとしてはすごく大きいのかなと。自分達のワンマンでのホーム感を改めて知る部分もあるだろうし。安心ももちろんするだろうし。

水:ワンマンはやっぱり安心はしますね。大好きすぎて自分のファンが。本当に。なので6月からのワンマンツアーが楽しみでしょうがないです。

―僕も楽しみにしています。そういうフェスやライブなどでなきごとというバンドの浸透率が最近特に高くなっている印象もあります。

水:とても嬉しいですね。わかりやすいところでいうと、コピバンが増えたと思います。SNSで見かけることも増えて。リスナーとして応援してくれる方が増えるのはもちろん嬉しいですし、コピバンとなると同じように音楽をやっている人にも好きと思ってもらえてることだと思うのでとても光栄で嬉しいです。ライブでしかやらない繋ぎとかも一緒にカバーしてたりとかもあるんですよ。初期の私の衣装のアディダスのジャージにでっかいTシャツとかも真似てくれていて。

―それはすごいですね。

水:そういう側面からの応援もすごくパワーもらいます。

―このインタビュー読んでほしいですね(笑)色々とライブのことも聞いてきましたが、以前から武道館のワンマンを即完売できるバンドになりたいっていうのを目標に掲げていて、そこの目指す道の途中だと思うのですが、その目標は変わってないですか?

水上)変わってないですね。即完売というところが特に大切だと思っていて。武道館でライブをやって終わりじゃなくて、武道館が当たり前になるようなくらいまで大きくなりたいですね。そのためにはやっぱり即完売というのが肝です。見切れ席までパンパンに即完売させたい。マネージャーが困るくらい(笑)。

―その景色を見られるのを楽しみにしていますね。


2025.07.09(wed)Release
Major 1st EP ” マジックアワー “
初回限定盤には、4/8@WWW Xの映像を全編収録

“初心にかえるman to manワンマンツアー”
2025.6.6(金)
渋谷eggman
2025.6.15(日)
福島LIVE SQUARE 2nd LINE
2025.7.11(金)
仙台enn 3rd
2025.7.13(日)
北札幌KLUB COUNTER ACTION
2025.7.31(木)
名古屋HeartLand
2025.8.2(土)
広島Cave-Be
2025.8.3(日)
福岡Queblick
2025.8.11(月・祝)
香川高松TOONICE

” これからもよろしくお願いし man to man ワンマンツアー 2025 “
08.31(日) 名古屋CLUB QUATTRO
09.06(土) 梅田CLUB QUATTRO
10.12(日) 恵比寿LIQUID ROOM