このサイトはJavaScriptがオンになっていないと正常に表示されません

Czecho No Republic interview
- SPECIAL -

Czecho No Republic interview

Czecho No Republicの新曲「Sing Again」にワクワクせずにはいられない。長いキャリアの中でたくさんの壁を乗り越え、音楽そのものに真摯に向き合ってきたバンドがここへ来てリリースするあまりにもストレートな楽曲は、どこまでもピュアな決意に満ち溢れている。15周年イヤーを彩る”15のお楽しみ”、そして豊洲PITでの”DREAM SHOWER 2025”と、溢れるグッドニュースと共に加速し始めた中、Vo武井優心に近況を語ってもらった。

 

Czecho No Republic武井優心(Vo/Gt) / 山崎正太郎(Dr) / タカハシマイ(Gt/Syn/Vo) / 砂川一黄(Gt) 

ー 4/25にリリースされた「SIng Again」また名曲が生まれましたね。

武井優心(Vo/Gt):ありがとうございます、嬉しいです!

ー スタイリッシュなんだけど、心から沸々と熱が湧き上がってくる感覚というか、、、これって本当にチェコならではの空気感ですよね。これはどんな時にできた曲なんでしょうか?

武井:去年アルバムを久しぶりに出して、その頃はまだ手探りでギアを戻しているような段階だったんですよ。それから今年の頭にツアーで久しぶりに全国をまわったんですけど、その時は表向きには「やったるぜ!」って提示してるんですけど、やっぱりちょっとどっか怯えてる自分もいるような状況で。そんな中ツアーをやってみたら、やっぱり楽しいなって心底思えたんですよね。なんかこう、入り組んだ感想じゃなくて、「楽しい」とか「音楽好き」だとか、シンプルにそういうドキドキとか感動があって。いつもは、結構ロマンチックなことだったり、普段のトークだと言えない恥ずかしいことを曲の中で言うみたいな、スタイルだと思うんですよね。でもその時ばっかりは、「バンド楽しい」「音楽楽しい」っていう感情がすごい溜まってたんで、15周年っていうタイミングもあって、今回はストレートに言ってもいいよなって思って、この曲が出来ました。

― MVも武井くんが自分で制作したと伺いました。これがまた質感とか含めグッと来るんですよね。

武井:ああいうドキュメンタリー的なものが好きなんです。あと、瞬間瞬間を切り取ると全部美しくなるじゃないですか。それをどうしてもやりたかったので、ここ最近の俺らの映像を詰め込んで、良い形に落とし込めたと思います。

― 歌詞と合わせて「MUSIC」の映像が差し込まれてところもさすがだなと。

武井:あれは曲を書いている時に、15周年ならではの遊びってなんだろうって考えて、過去の曲のアンサーじゃないですけど、再解釈みたいなことをやってみたいなと思ったんです。考えようによっては、ちょっと薄ら寒いとか、なんか狙ってんなっていう意見もあるかもしれないですけど。でもビデオも、ひとつひとつが過去からの地続きだと思うんで、入れたらドリーミーだなって。すごく綺麗にエモーショナルに出来たと思います。

ー そして15周年に合わせて年間を通して”15”の企画を展開していく「15のお楽しみ」。第一弾のeggmanのフリーライブも大盛況でしたね!ド平日からパンパンで最高でした。

武井:実はあの時、今思うとやっぱりまだちょっと突き抜け切れてれてないというか、むしろこのままじゃ良くないなって俺は思い始めてたんですよね。15周年という節目に対して、確かなものが実は無かったというか。まだチューニングが合っていない、どこにチューニングをしたいんだっていう、迷いの時期でした。もちろんライブは楽しかったですけどね!

―結構こうスイッチを入れ替えるというかチューニングを合わせるきっかけにもなったような日だったんですかね。

武井)そうですね。まさしく反省というか、このままじゃなくてもっと変えていこうって思って変わり始めたのがあの辺りだったので、良いキッカケになってくれました。

ー 第二弾は、6月に開催されるスタッフ矢野さん企画「YANO NIGHT!!!」。eggmanにてcinema staffとのツーマンが決定しています。cinema staffとは昔から対バンはあったんでしょうか?

武井:本当に昔、結成して間もない頃に対バンしました。その頃からcinema staffってもう既に名前が通ってるバンドで、その時一瞬仲良くなったんですけど、それ以降接点があまり無くて。あの日超ハモったよな、でも会わないって人いるじゃないですか。バンドあるあるで、みんな意外とシャイだから、どこかで会ってもあの時のグルーヴ出せるか分からないから、なんかちょっと疎遠になっていくみたいな(笑)そのまま時間が経ってしまったんですけど、結構プライベートで急接近する機会がここ2年くらいであって、今やりたいなって思っていたところで、スタッフの矢野さんが繋いでくれて、今回実現しました。

― 端から見ると異色の対バンというか、きっかけがないとなかなかない対バンだと思うので、かなり楽しみです。eggmanスタッフも沸いてます!

武井:おっ!めちゃくちゃ楽しみです。矢野さんが飲みつぶれるんじゃないかって(笑)

― 矢野さん含めどこまでも行きましょう!そして第三弾《Dream Beach Sunset 2025》も発表されていますね!これはどんなイベントなんでしょうか?

武井:これは、コロナ禍の時に配信ライブを外でやりたくて、逗子のsurfersってとこでやったんですけど、そこが海に面した丘の上なんですけど、めちゃくちゃいい場所で。ただ、その時僕自身がテンション的にものすごく乗ってなかったので、その時のライブ映像とか観ても、顔が死んでるんですよ(苦笑)それだけが悔しくて。だったら今このいい状態で、チェコのことを愛してくれているみんなを連れて、最高に多幸感のあるパーティーがしたいなと思って。素敵な場所とか、友達連れて行きたくなるじゃないですか。まさしくその感覚で、「見て!来て!」って感じなんです(笑)

― そして今年最大のイベントとも言える”DREAM SHOWER 2025”が10/5(日)豊洲PITにて開催が決定しています!

武井:これはもう本当に、大メインというか、目玉というか。僕らが結成当初から唯一続けている自主企画なんです。それこそ初めてやったのはeggmanで対バンを呼んで開催して、そこからちょっと時を経て野音でワンマンをやったり、新木場スタジオコーストでバンドたくさん呼んで、お祭りやってみたいにやったり。ちょっとしたフェス的な感覚でやってるイベントです。ハッピーなチェコだからこそ呼ぶメンツ、みたいに毎回考えています。

ー 今回もまさにチェコだからこそ集まってくれるバンドなのかなと。

武井:これはすごい3バンドが揃ってしまったなっていう、ちょっと怖さもあるくらいなんですけど。言ってしまえば昔から対バンしていた、節目節目でいつも絡んでくれていた、俺たちが心から尊敬してるバンド達ですね。

― 関係値があるのははもちろんですが、しっかりチェコの音楽を愛してくれているからこそだと思います。

武井:すごくありがたいです。正直俺らは活動ペースがガクンと落ちちゃった時期があって、彼らとはバンドとしての存在感みたいなところで大きな差がついちゃったと思うんです。ずっと輝いている彼らなので、肩並べて今一緒にやってもらう、同じステージに立つっていうことに正直後ろめたさみたいなものも最初はあったんですけど。でもそんな会にしたって何の意味もないので。go!go!vanillasはカラフルでカッコいい、出会った時からずっと俺からしたら同じような音楽を好きな同士であり、仲間みたいな存在。sumikaは、最初出て来た時からもう、俺らがやろうとしていたことの上位互換って言うんですかね。こんなにもハッピーになれるんだって、ちょっと嫉妬したくらいの存在。SUPER BEAVERは、バンドってこうだよねっていうのを改めて提示してくれる。本当にカッコいい存在。その人たちに俺らは”DREAM SHOWER 2025”で「15周年おめでとう!」ってねぎらってもらうような会にはしたくないと今すごく思うんです。絶対に負けないライブをしたいなって。その3バンドとやれるって決まってからバンドが生まれ変われた感覚なので、本当に感謝ですし、めちゃくちゃ楽しみなんです。

― まさに今バンドとしていい状況なんだなっていうのが伝わってきます。最後にここからの目標、野望、展望を教えてください!

武井:”DREAM SHOWER 2025”が決まったことはやっぱり大きかったですね。ただのバンドじゃもういられない、本当に良くならないといけない、覚悟が決まった瞬間だなと。俺らは本当に自分達の力を信じて、全てに全力で立ち向かって行くっていうギアにやっと入れて、だからこそキャリアでやったことのない日本武道館も、今は目標として掲げているんです。自分で言うのもあれなんですけど、この結成15年の段階で、「武道館目指します!」って公言するバンドが他にいるかっていう(笑)でも本当にそれを言いたくなるくらい、バンドの空気が15年目にして今1番フレッシュでピュアな衝動の中にいるんですよね。宣言したからには2030年までに武道館に立てるようなバンドを目指しています。一本一本今日死んでもいいくらいの想いでみんなライブに向かって行くんで、一本一本の成長もすごいことになって行くんじゃないかなって感じでいます! 

― まさにその想いが現れた「SIng Again」ですね。この先の「15のお楽しみ」も楽しみにしています!

武井:ぜひ!よろしくお願いします!


ライブ情報

2025年06月25日 (水) Shibuya eggman

Czecho No Republic’s STAFF presents《YANO NIGHT!!!》

出演:Czecho No Republic / cinema staff

OPEN/18:30 START/19:00
ADV/¥4,500 DOOR/¥5,000(+1D)

 

2025年7月26日(土) surfers ZUSHI(神奈川県)

武井優心presents《Dream Beach Sunset 2025》

OPEN 16:30 / START17:15

ADV/ ¥6,500

 

2025年10月5日(日) 豊洲 PIT 

「DREAM SHOWER 2025」

出演:Czecho No Republic / go!go!vanillas / sumika / SUPER BEAVER 

OPEN/16:00 START/17:00

・オールスタンディング:¥7,900

・バリアフリーエリア:¥7,900

・ファミリーエリア 親御様:¥7,900、お子様:小学生以下 ¥4,000-