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ヒトリエ interview
- SPECIAL -

ヒトリエ interview

過剰なまでのハイブリッド感で、隙間の無い程に表現を積み重ねてゆく”ヒトリエ”の3rdシングル『ワンミーツハー』
いくつものアプローチで攻め上げて、全ての人の心をうつべく放たれた1曲は身体全身でその音を感じることができる。
たった”1人”でも音楽を表現する術を知る彼らが、あえてこの”4人”で音を出し、そして”ライブ”で音の表現を重ねてゆく事を選んだ”理由”を訊く。

interviewer:森村俊夫

L→R
ゆーまお(Drums) 、シノダ(Guitar/Chorus)、wowaka(Vocal/Guitar) 、イガラシ(Bass)

–元々はネットシーンで音楽を制作するクリエイターだった”wowakaさん”を中心に結成された”ヒトリエ”ですが、バンドの結成の経緯を聞かせて頂けますでしょうか。

wowaka:僕がボーカロイドを使って曲作りを始めたのが6年ぐらい前で、音楽を制作してインターネット上で発表するような活動を2年ぐらいしていたんですが、あるタイミングから自分自身が音楽をつくるにあたって、”自分の声で歌いたい””自分自身の身体を出していきたい(自分自身の身体で表現したい)”という気持ちが強くなって、ボーカロイドでの活動に対しての気持ちが薄れていった時期がありました。2010年にボーカロイドでの音源をまとめたアルバムを出す機会をもらって、そのアルバムを完成させたタイミングで、更に”それ”は強くなっていって、全く音楽に集中できない腑抜けたような状態になってしまいました。そこから3,4ヶ月は何事にもやる気がなくなってしまって、人間的にもあまり良くない時期が続きました。
その時期に、自分が音楽を始めたキッカケを思い出し、その当時に立ち返って、自分自身が憧れた、やりたい音楽は”バンド”なんじゃないだろうかという気持ちに至りました。
そして、ボーカロイドシーンで出会った、ゆーまお、イガラシに最初に声を掛けたのが、このバンドの始まりですね。その後、活動の中で”自分がやりたい音楽にはもう一人ギターが必要だ”ということになり、ゆーまおと、イガラシの知り合いのシノダを紹介してもらって、この4人で”ヒトリエ”として動き出しました。それが、2012年ですね。

“アウトプットの仕方”

–ボーカロイドで活動した”ネットシーン”と”ロックシーン”とでは、音楽のアウトプットの仕方が対局なイメージがあるのですが、バンドを結成するにあたって、そこに対する考えはありましたか。

wowaka:誰かの作品がインターネットであったり、テレビだったり、街中の街頭モニターで流れたりする中で、その全てに置いてそれを観た人がそこから刺さることだったり、受けとる事の力を僕は信じていて、それを否定する気は全くないんですが、それとは別軸で違うベクトルの”僕のやりたいこと”がありました。
人と人とが面と向かって生きている音楽を鳴らして、受け取って、体が動いて、それをまた感じて受け取って、それにまた返すみたいな。生きている音楽のコミュニケーションみたいな。そういったものを自分自身がお客さんの立場としてライブやフェスで体験したんですよね。
それは、インターネットで曲をアップロードして得た反応とは全く違う快感でした。それを”発する側”としてやりたいし、やらないといけない事だなと感じました。それが、バンドを結成する動機のモチベーションのすごく大きな部分でした。

“一人の自分と、その中にある二つの心”

–今作の「ワンミーツハー」のタイトルの由来を聞かせていただけますでしょうか。

wowaka:タイトルは”one-Me two-Hearts”、”一人の自分と、その中にある二つの心”という意味があります。
二つの心というのは、”外側の外界にさらされている自分”と、そうではない”自分でも気付かないような内側にある複雑な部分”の事をテーマにしているのですが、そこに踏み込めるのは、周りの影響であったり、人との関係であったりがキッカケだと思います。自分自身でもその境目に気づける事によって、開けるものがあるんじゃないかと思っています。自分自身のこういうところが良いし、こういうところが悪いし、と気づける事によって、自分自身も1歩レベルアップできるんじゃないかと思います。
今作がTVアニメの「ディバインゲート」のオープニングテーマにも決まった事もあって、このアニメのテーマでもある”内側の自分と、外側の自分に通じる扉を開く”というところにも繋がっていて、そこのリンクの仕方が自分自身も腑に落ちた部分があります。
あとは、ダブルミーニングで”one meets her”という”彼女に誰かが会う”という意味もあるんですが、人との出会い、自分自身の気づきを与えてくれる人や、自分に影響を及ぼしてくれる人との出会いに対する意味もあります。
僕はお客さんやメンバーのような人との相互作用で生きているし、この作品でお互いが気持ち良くなれれば良いなと思って、この楽曲をつくりました。

“ヒトリエとは、ボーカルと4つの楽器の音が並列に並んでいるようなバンド”

–今作は楽曲としては「ワンミーツハー」の1曲入りのシングルですが、A盤とB盤で様々なバージョンの楽曲が収録されており、両盤とも全く別のアプローチで構成されていますが、その意図はありますでしょうか

wowaka:外枠の部分としては、「ディバインゲート」のオープニングテーマに決まったという事もありますが、僕達の音楽に触れた事がない人でも手に取りやすい形が必ずあると思うので、今こういった事をやるのはポジティブな事だなと思って、このような形にしました。

−A盤ではいわゆる”マイナスワン”、一人ずつの音が無くなったものが収録されていて、一人が出している音がこんなにも楽曲のウエイトを占めていて、こんなにも表現しているんだなと感じて、すごく一つ一つの音をフィーチャーするつくりになっていると感じました。今回、このような表現方法を取り入れた意図はなんでしょうか。

wowaka:セットで付いてくるDVDにプレイムービーを収録しようというところから音源でもこのようなアプローチになりましたね。
プレイムービーでは、定点カメラで三箇所ぐらいから各々が演奏しているシーンを様々な角度から撮って、どんなプレイをしているかがわかるようになっています。そういった形で各々の楽器にフィーチャーがあたるなら、通常では存在しない”マイナスワン”の音源を収録することにより、例えば楽器を演奏する人であればその音に自ら楽器をあてることだってできるし、フィーチャーされた4人の楽器の音を認識した状態で、それが無くなったものを聴くとこんなにも寂しいんだ、と意識させることもできるのかなと思っています。
“ヒトリエ”というバンドは、”ボーカルがあってバンドがある”という分かれ方ではなくて、”ボーカルと4つの楽器の音が並列に並んでいるようなバンド”だなと僕は思っているんですが、それぞれの意味合いの強さを主張したかった気持ちがあります。

“楽曲のパズルのピースを一つ一つはめて、楽曲を制作してゆく”

–DVDの制作がキッカケで、こういうアプローチになっていったんですね。DVDでは視覚でも楽曲を感じて、リスナーがより楽曲に深く入る事のできるつくりになっていますね。

wowaka:こういう動画があれば、僕らは楽しんで観るだろうなという、単純な気持ちもありますね。

–このDVDを観ていて、アーティストというのは楽曲のパズルのピースをこうやって一つ一つはめていって、楽曲を制作しているのだろうなと感じました。
それは、wowakaさんが撮影した今作のA盤の4色で構成された心臓のジャケットにも通ずるものを感じます。

wowaka:各々の役割というものを、作品全体として表現したかったというのがありました。

ゆーまお:アニメが好きで僕達の音楽に出会ってくれる人がいる事も考えて、こういった”マイナスワン”や”プレイムービー”を収録した事がすごく良いなと思っています。
アニメをつくることも、音楽をつくることも、良いものも悪いものも関係なく、何かを生み出すという事はとても苦労するんですが、それってなかなか伝わり辛いじゃないですか。

wowaka:音楽1曲を構成するのに、これだけの要素があって、これだけの人がどれだけの事をやっているというのを伝える機会になるとも思いましたし、それに重きを置いているんだよ、というアティチュードを示すのにとても良い方法だなと思ったので、こういった形にしました。

–何も知らない人にとっては、制作の過程を知らずに完成形だけを見て、作品を感じていると思うので、こういった提示がないと自らそこまで辿り着ける人はなかなかいないと思います。

wowaka:特にライトな人に取ってはそういう事は気にしないと思うし、気にしない事は全く悪い事ではないと思うんですが、そういう事に興味を持つキッカケがある事はすごく良い事だと思います。

ゆーまお:それは、別に「ふーん」ていう、反応でも良いんです。

wowaka:僕達もそういったキッカケがあって、そういう気付きを与えてくれた人がいて、音楽にズブズブにハマっていったので、そういった事を自分達もできれば良いなと思います。

–こういった表現は、ライトな人は音楽に入ってくる一つのキッカケになり、更にはそれより深みを追い求める人にとっては、クリエイティブな気持ちをくすぐる部分にも感じました。”ヒトリエのメンバーと同じように、音楽を始めるキッカケになる。”そう感じました。

wowaka:そうですね。気持ちをくすぐって、マイナスワンの音源を聴きながら、僕達の曲を弾いてくれる人がいたら嬉しいですね。

“聴覚的表現と視覚的表現を結びつける”

–2015年11月にリリースされた『シャッタードール』では、wowakaさんが撮影した252Pのフォトブックが同封されていますね。音楽の聴覚的表現とは又違う、写真という視覚的表現に対する意識みたいなものをお聞かせいただきたいのですが、いかがでしょうか。

wowaka:音楽を続けている中で、自分の頭で鳴っている事だったりを、実際に楽器を演奏するなり、歌うなりして音として出力される事に対する喜びだったり楽しみだったりは経験してきたんですが、去年の末くらいに写真にハマって、いろいろなものを撮っている内に、視覚的表現でも自分の思っているものを表現できるんじゃないかと感じるようになってきました。音楽を始めた時、ギターを弾けば弾くほど、どんどん上手くなってきたあの感じのように、撮れば撮るほど頭の中にあるものが如実に反映されていく感覚を今年1年すごく味わいました。
写真という新しく手に入れた表現手段を絡めずして何をする、という気持ちで、2015年の7月に出したミニアルバムからは僕が撮った写真を使って、音楽と写真を結びつけて、より強い作品をつくっていければと思っています。

–B盤では、今までのヒトリエにはなかったアプローチもしていて、「ワンミーツハー」の”acoustic ver.”も収録されています。A盤ではバンドの音の構成をすごく意識させるつくりになっていた反面、B盤ではボーカルの言葉を意識させるつくりに感じました。

wowaka:まさにそうですね。アニメのタイアップという事もあり、”ヒトリエ”というバンドよりも「ワンミーツハー」という曲単体にフォーカスがあたる事もすごく多いのかなと感じていて、B盤ではそういったところも意識した曲の世界の掘り下げ方を考えた時に、”弾き語りをやってみようか”というところから始まりました。
ただ、弾き語りと言っても、ダラっと一人で演奏するものではなく、ちゃんと作品として詰めたものにしたかったので、一からほとんどシノダがアレンジを考え直してくれました。アレンジを変えてみた事で、メロディーと歌詞にフォーカスがあたって、自分でも今まで気付けていなかった自分の言葉やメロディーの新たな良さに気付く事ができたし、”ヒトリエ”の新たなアプローチの仕方をみせる事ができたのかなと思っています。

“ヒトリエの中にある歌謡性”

シノダ:元々の楽曲とは全く違うものにしてやろうと思ってやりました。おおもとのボーカルのメロディーや歌詞自体は変えてないですが、それ以外はコーラスのコードなんかも全部一からアレンジしました。おおもとはそのままでも、周りを変えるだけでこんなにも別のものになるんだよって事を表現できているのかなと思っています。下手したら、同じ曲に聴こえないかも知れないですね。
あと、やってみて面白かったのは「ワンミーツハー」にはこんなにも”歌謡性”があるんだなと初めて気付きました。

ゆーまお:確かに発見だったね。

wowaka:僕はいつも歌謡曲だと思って、メロディーはつくっているんですけどね(笑)。

シノダ:バンドでやっていると、あんまりそういう部分に気付けないんですよね。アスリートのようにアレンジを繰り返していたので(笑)。

–“歌謡性”という言葉が出ましたが、このアレンジを聴くまで、おそらく”ヒトリエ”のリスナーはいわゆる”歌もの”の楽曲として聴いている人はあまりいないんじゃないかなと思います。”ヒトリエ”の音楽は、”過剰なまでのハイブリッド感”というか、”隙間がないほどの表現の積み重なり”というイメージがあります。

wowaka:そうですね。僕自身そういうバンドが好きですね。メロディーはポップスになるように意識はしつつも、曲の中でバンドの音が組み合わさった瞬間に生み出されるものが、一番のバンドのカッコ良さの部分だと思います。

–B盤には”TV edit”、実際に「ディバインゲート」のオープニングで流れる尺と同じサイズの楽曲も収録されていますが、限られた長さの中にこの楽曲の良さを詰め込もうという意識はありましたか?

wowaka:無理にこの長さに縮めた訳ではなくて、元々この”TV edit”の長さから作り始めたので、楽曲の濃さはあるかなと思います。

“意識の変化や表現の変化”

–作品をリリースして、3月からは全国14箇所のワンマンライブツアーが始まりますが、そこに対する気持ちを聞かせて下さい。

wowaka:楽しみですね。全国をしっかり回れるワンマンツアーが、1年2か月振りと久々ですし、公演数も会場の規模も今までで一番大きいので、すごく楽しみですね。ライブの中でも、ワンマンライブが一番楽しみですよね。間違いなく。ワンマンは、いろいろなアプローチをみせることのできる場だと思うので、準備しながらも考えていくのもそうですし、実際にお客さんを前にライブをした時にお客さんがどんなもの(リアクション)を返してくれるのかも、すごく楽しみですね。

–ワンマンというと、2013年11月に”eggman”でもワンマンライブを開催して頂きましたね。

wowaka:僕らがメジャーデビューを発表したワンマンですね。

–そのワンマンから月日も経ち、今回のツアーでは”新木場STUDIO COAST”というすごく大きな会場でのワンマンも予定されていますが、会場のサイズが変わっていく中で、意識の変化や表現の変化はあったでしょうか。

wowaka:フェスに出させて頂いた時にも感じたんですが、遠くにもお客さんがいるという中で、意識の配り方というか、志し方、動き方、声の出し方とか全部を意識しています。幸いな事に着実に大きな会場でできる機会をもらっていますが、何度も悔しい思いもしているので、そういう規模感のステージの中で密度の濃いライブをしなければいけないなと、すごく感じています。
“ヒトリエ”は楽器の組み合わさりで表現しているバンドだと思っているので、そういう良さを伝える為には、単純に良いライブをしっかりとやらなくてはいけないと思っています。

ゆーまお:お客さんに噛み付いてやりたいですね(笑)。ライブでは一つ一つの音にそういう気持ちを込めてやってます。

“自分達にバンドというものを教えてくれた人達”

–ライブの話ですと、下北沢で定期的に開催されている2マン企画「bAnd」では、対バンに”ZAZEN BOYS”や”MO’SOME TONEBENDER”等の先輩バンドを迎え、なかなか観る事のできない2マンライブを披露していますが、そういった企画に挑戦したキッカケはなんでしょうか。

wowaka:自分達がダイレクトに影響を受けてきた、自分達が好きな先輩のバンドと共に開催する企画を、若いバンド側の主導で行う機会は周りでも観た事が無かったので、面白いんじゃないかと思いました。
そういった自分達が好きなバンド、自分達に”バンド”というものを教えてくれたバンドを呼んで同じステージに立てたら、お客さんもきっと楽しいだろうし、自分達ももちろん楽しいというところからこの企画が始まりました。

ゆーまお:この2マンではお客さんと同じ様に、自分自身もすごく楽しんでいます。自分達の出番の準備があって、数曲しかライブを観る事ができなかったんですが、可能なら最前でお酒飲みながら観ていたかったですね。

wowaka:自分自身が音楽と出会ったばかりの時からずっと聴いてきた音楽と、発信側の立場で繋がれる機会ができてきているのは、本当に幸せな事です。
僕達のお客さんが、自分達が影響を受けているバンドを聴いて、同じように辿っていってくれると嬉しいです。
この企画は、今後の開催も決まっているので、楽しみにしていて下さい。

–このインタビューが公開される時には、年が明けて2016年になっていますが、”ヒトリエ”の今後の展望を聞かせて下さい。

wowaka:ずっと言っているのが、”単純に規模を大きくしたい”という気持ちがあります。わかりやすい話だと、いつかアリーナツアーがしたいですね。単純に、多くの人に観てもらえる事が嬉しいです。

イガラシ:難しいかも知れませんが、「bAnd」に”浅井健一さん”をお呼びしたいです。

–その2マン、すごく観たいです。

シノダ:バンドとして、もっと屈強なバンドになりたいですね。より強いバンドになっていきたいです。

ゆーまお:より多くの人達に弾丸を食らわせてやりたいですね。より多くの人を圧迫してダメージを与えていきたいです。今までは自分自身の中で闘っていたんですが、最近そう思えるようになってきたので、それを今年はより具体化していきたいと思っています。2016年はぶっ放せそうな気がしています。
あと、久し振りに”eggman”でもライブやりたいです。

wowaka:あとは、良い曲を書きたいです。スゲー曲を書きます。

–2016年の”ヒトリエ”の活動、更には2013年のワンマン以来の”eggman”でのライブも楽しみにしています!


■期間生産限定盤A[CD + DVD] AICL-3039-40 / 1,500+税
・紙ジャケット2枚組 梱包仕様
・”ワンミーツハー” プレイムービー収録DVD付き
・各メンバーの演奏パートを抜いた音源を収録
※2016年3月末までの限定生産

■期間生産限定盤B[CD ] AICL-3041 / 1,200+税
・TVアニメ「ディバインゲート」ジャケット
・デジパック仕様
・”ワンミーツハー” acousticバージョン収録
※2016年3月末までの限定生産
ヒトリエ 全国ワンマンツアー2016 『one-Me Tour “DEEP/SEEK”』
3/9(水) 宇都宮HEAVEN’S ROCK VJ-2
3/11(金) 神戸 VARIT.
3/12(土) 京都 MUSE
3/24(木) 金沢vanvanV4
3/26(土) 新潟CLUB RIVERST
4/1(金) 仙台 CLUB JUNK BOX
4/3(日) 札幌KRAPS HALL
4/9(土) 高松DIME
4/10(日) 名古屋 DIAMOND HALL
4/15(金) 大阪BIGCAT
4/17(日) 福岡DRUM LOGOS
4/20(水) 広島Cave-Be
4/22(金) 岡山IMAGE
4/29(金・祝) 東京 新木場STUDIO COAST

ヒトリエ主催ツーマン公演『bAnd』vol.3  w/the band apart
2月18日(金) 下北沢GARDEN