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ラックライフ interview
- SPECIAL -

ラックライフ interview

「バンドって結局は人と人だと思うんです。」
10年以上のバンドキャリアがあるとはいえ、簡単に口には出来ない重みのあるこの言葉を、とても自然に話してくれたVo&GtのPON。
人と心で向き合い続け、人の支えになる為の音楽を作り続けてきた彼等の心は10年前と変わらない。そんな心だから説得力のある言葉になる。
今年、待望のメジャーデビューを果たすラックライフ。
今作に対する想い、そしてこれから描いていく未来を語ってくれました。

Talking Partner : TATSUKI

——まずは今年5月11日メジャーデビューシングル「名前を呼ぶよ」リリースおめでとうございます!

PON : ありがとうございます。

——タイトル曲「名前を呼ぶよ」ですが、この曲はどういった心境で書かれたんですか?

PON : これは、タイアップが決まってから書き下ろした曲なんです。原作を読ませていただいて、主人公と自分の心境が重なる部分を探していたら、その原作の中で「人は誰かに”生きていていい”と言われないと生きていけないんだ。」というフレーズがあって、それがすごくしっくりきたというか、バンドに通ずるものがあるなって。バンドも誰かに認めてもらわないと続けるのしんどいし、自分自身、誰かがいいって言ってくれて、頑張って下さいって言ってくれる人がいたから続けてこれたっていうのはあるんで。
そういう風に、色んな人に支えられながらやってきたバンドだから、今まで支えてくれた人たちを支えられる曲を作りたいなって思って作った曲です。

——いつ頃から作り始めたんですか?

PON : それが、去年の年末なんです。マネージャーさんから「スタジオ練習いつ?」って連絡あって、「ちょうどクリスマスにありますよ」って言ったら、「じゃあ大阪まで行くから。話があるから。」って言われまして。わざわざ大阪まで来て話するっていったらもうクビしかないじゃないですか!事務所入って2年くらいしてクビしかないかーってなって落ち込みながら待ってたら、「タイアップが決まりました!」って話で。それを機にメジャーデビューするっていう話でもあって「うおー!」ってテンション上がりました。
曲がすぐ欲しいって言われて、そこから2週間くらいで曲を作りました。
で、そのまま怒濤の感じでレコーディングまでいきましたね。

——レコーディングの段階では歌詞まで書き上がってたんですか?

PON : 1月中旬にレコーディングが予定されていたので、年末年始返上して曲を作って、そこから*プリプロまでに歌詞を仕上げようと書いていました。そしたらプリプロの2日前に東京でアニメの監督と歌詞の打ち合わせとすることになって、「間に合うかなー」ってなってました(笑)。実はその時、書きかけの歌詞があったんですが、それを言わずに打ち合わせに行ったら、監督さんの想いと自分の想いが全く一緒で、書き直し無しでいけることになったんです。その帰りの新幹線で書き上げましたね。
*プリプロ(本格的なレコーディングを行う前に、楽曲の方向性の確認をするために大まかな曲構成やアレンジ、keyなどの簡易的なレコーディングを行うこと)

——じゃあ自分のペースをあまり崩さずに進めていけたんですね。

PON : そうですね、全てがうまくハマってくれたって感じでしたね。

——サビ前の盛り上がってくるアレンジもとてもエモーショナルでぐっと来ますよね。

PON : あまり時間の無い中でのアレンジでしたけど、そんなに迷うこともなく進めていけました。曲を僕一人で作ってる段階の方は大変でしたけど、バンドに持っていってからはすんなりいったイメージはありますね。

——かなり生音というか、自分たち以外の音を入れずに、敢えての生演奏にこだわってる印象を受けました。今回のアレンジの段階で一番気をつけたことはなんですか?

PON : どれだけ削ぎ落とせるかってところにはこだわりました。バラードってごちゃごちゃしちゃうと何がしたいのか分からなくなってしまうから、引き算していきましたね。最初バンドで合わせて、「それいらないね、あれいらないなー」ってどんどんシャープにしていって、サビでボリューム出すっていう感じで。

——この曲の歌詞で、ポイントになるフレーズはどこですか?

PON : 個人的には2番のサビですかね。ここ一番最後に書いた歌詞なんですけど。この曲の歌詞のきっかけ自体はアニメの原作から貰ったんですけが、書き出してからは自分のことを歌っていて、この「眩しいくらいの未来がこの先に待っていても 僕一人きりで迎えてもなんの意味もないの」ってところは、ほんまそうやなって。
一人でどんだけ素敵な未来があっても、そのとき周りに誰もおらんかったら全然面白くないよなーって。バンドの象徴ですよね。4人でやっていて、その周りにチームがあって、それを応援してくれるファンの人達がいて、ちゃんと皆で明るい未来を迎えにいきたいなという気持ちを込めてますね。
先日の3月のライブで初披露したんです。初披露やし、メジャーデビューシングルやしで…もう…。メジャーデビューって凄いじゃないですか。夢やったし、凄いことやねんけど、曲書いてみたらライブハウスで出会った人たちに曲を書いていて。出来上がって気づいてみたら「また俺ライブハウスの曲かいてるわー」って。でもそれが自分的には凄く嬉しくて。全然ブレてないし、そのまんまでいけてるし、それを評価してくれるチームだったり、アニメの制作の人だったりが沢山いてくれて、それをまたみんなの前でこうやって歌えることが凄く幸せだなって。
したらライブ中に号泣しちゃったんですよ(笑)皆の前でビビるくらい(笑)
ここが自分の芯なんだなって思えましたね。一番歌いたいのはこれなんだなって改めて思えました。

——そして2曲目「ブレイバー」。これはどういう曲ですか?

PON : 曲は普段から作るタイプなんですが、今回のCDの製作期間に入る前からこの曲はありました。「名前を呼ぶよ」を書いてから他の2曲を決めたんです。この曲はライブでもやっていたし、このタイミングで入れようかって話になって。キャラクター的にもバランスが良いかなって思って選びました。

——「剣も魔法も」っていう部分がとても印象的です。

PON : やっぱりRPGやアニメに憧れる部分ってあるじゃないですか。でも、メンタルは最強で色んなものぶち抜いていけるあの主人公達のもってる特技とか心、自分にはそういうの全然ないなって。それでも憧れて勇者になりたいなって気持ちはあるし、その中でなかなか踏み出せないモジモジ君な自分が嫌で自分のケツ叩いてみようと思って。
やってみないとわからないことは山ほどあるからやってみなさいって自分に書いた曲ですね。

——この曲、演奏もかなり弾き応えというか聴き応えがありますよね。どのパートも細かいこともやってますし。

PON : そうですね。今までこういう感じの曲なかったんですよ。4つ打ちだとかサビのビートとかマイナー調とか。それを狙わずに出来たというか、やってみて「わ、これなんかかっこいい」って進めていけたんです。今までこういう曲って狙わないと書けなかったんですが、そうせずにやれたっていうのが僕ら的には凄く大きくて。自分の引き出しが凄く広がったなって思えました。
歌もゴリゴリで攻めていったんで。

——ライブで盛り上がってる景色が想像出来ますね。

PON : そうですね。最初は皆ビックリしてましたけどね。今までにない感じだったから。でもカッコいいってみんな言ってくれたので入れちゃいました。待っててくれる人もいっぱいいると思うので。

——–レコーディングはどんな感じで進んでいったんですか?

PON : 僕らレコーディングは結構いつも何の問題もなく進んでいくんです。この曲、最初はもっとソフトに歌ってたんですよ。きれいに。自分的にはこの感じでいいかなって思ってたんですが、メンバーから「もっとガンガンいっていいんじゃない?」って言われて、「え…いっていいんか…」ってなって。それで自分の中でのリミッターみたいなのが良い意味で外れました。レコーディングでもガンガン歌っていいのかって思えてその結果がこれなんですけど。初めてこんなに攻めて歌えました。
ライブではいつもこのくらいガッツリやってるんですけどね。楽器もバッチバチですね。

——そして最後の曲「ストレンジマン」。

PON : この曲はライブではまだやってないんですが、いつか出せたらいいなーって温めていた曲ですね。10年前くらいに地元のライブハウスで先輩のバンドのライブを見ていた時に「死ぬことをわかっていて笑える動物は人間だけだ」ってMCをしていたんです。凄く哲学的だなって思いながらも何だか納得してて。いつか死ぬって分かってるけどどうせ明日も生きてるんだろうなって思ってる人間の矛盾。そういうわかってるけどわかってないっていうところとか、すごい人間って不思議だなって思った気持ちをポップに歌えたらなって。
テレビで誰かが被害にあったニュースを見てもどこか他人事のような感覚があるけど、実際自分の周りの誰かが結婚したら凄くハッピーだし。どれを本当に受け取ったらいいの?ってよくわからないよなってことを書きました。

——この曲のメロディーと歌詞は一緒に出てきたんですか??

PON : 僕、メロディーを先に作るんですけど、これに関してはオケが先にありました。何となく歌ってたら歌詞がすっと乗っかる時があるんですが、この曲でいうと「誰かと誰かは愛し合うくせに」って部分が出てきました。元々こういうテーマの曲は書こうと思っていたので、「くせに、なんやろ?」って考えたら、だったらこうしようって次の歌詞が出てきました。その分オケはどんどんハッピーにしていこうって。サビが突然くる感じもサプライズ的で、遊園地みたいな曲を書きたかったんですよね。何が出てくるか分からないけどなんか重たいこと歌ってるっていうアンバランスさもその要素の一つかなって。

——ギターソロもそうですし、その前の遊びの部分も演奏力にも定評があるラックライフらしさだなって思いました。

PON : ただ遊園地感を出したいが故のセクションですよね(笑)。飛び出るオモチャみたいな。
最初何もない所から、簡単なキメを作って、そこから「あんな感じこんな感じ」って言いながらやってみました。

——このシングルを引っさげて、6月から東名阪のレコ発ツアーが決定してますね!このレコ発ツアーの意気込みを聞かせて下さい。

PON : メジャーデビューシングルでアニメのタイアップっていうこともあって、アニメをきっかけで知ってくれる人、ライブハウスにくるのが初めてっていう人もいると思うんです。
「名前を呼ぶよ」ももちろんラックライフなんですけど、ラックライフの持ち味ってもっと色んな所にあって。ミディアムバラードもすごい武器なんですけど、ライブハウスで10年以上やってきた生粋のライブハウス育ちっていうのを知ってもらう為にしっかり「ライブハウスでライブをする」っていうのが目標ですね。

——これまで全国各地でライブしてきてると思いますが、思い入れのある土地はありますか?

PON : 地獄のようにツアーを回っていて、年間120本とかやってた年もあるんですけど、その中でも鳥取の米子と佐賀はめちゃめちゃ好きなんですよ。
何かある度に行って、何もなくても行ってました。その土地の人たち、その土地のバンド達が好きすぎて本当にしょっちゅう。3年前くらいには鳥取と佐賀でワンマンライブもしたんですけど、それももう楽しすぎて。
最近は全然行けてないので、ちゃんと挨拶しにいきたいですね。
その他にも三重とか静岡とか、もう言い出したらきりがないですね(笑)。会いたい人がいっぱいいて。そういう人たちにまた会いにいく為にバンドやってますよね。今はまだ行けないですけど、すぐにでも行けるように頑張りたいと思います。

——今回の3カ所はデビュー前にも繋がりのあるライブハウスですか?

PON : そうですね。でも最近いつもやっていたライブハウスというよりは、一昔前にお世話になっていたライブハウスですね。ツアーを回り始めた時に出演していました。eggmanも何年ぶりだろう。6年ぶりくらいかもしれないですね。名古屋CLUB ROCK’N’ROLLもそのくらいぶりかもしれないですね。大昔に行って、悔しい想いをして帰ってきた所なので改めて行くのは凄く楽しみですね。あの時の自分のリベンジをしにいけるなって。大阪MUSEもずっとお世話になっていたところだし、ここもすごく楽しみです。

——ラックライフのリリースツアー以外でも仲間のツアーに参加したりと、またお互いに良い意味で新しい気持ちで向かい合えるのかなと思うのですが、そのひとつひとつのライブに対する想いも聞かせて下さい。

PON : 正直メジャーもインディーズも関係ないですよね。結局バンドは人と人だから。好きなバンドと一緒にライブやりたいっていうのはそうだし、好きな人たちに向けてライブやりたいっていうのももちろんだし、そこは全然ブレてなくて、自分たちが何をするかだと思うんです。自分たちが良いと思える音楽を作って、良いといわれるライブをして、好きな人たちに囲まれながらバンド人生を送っていくっていうのがラックライフの目標みたいな感じです。愛し愛され。そんな感じで仲間とやっていけたらいいと思います。

——今回のリリースツアーに来てくれる方、CDを手に取ってくれる方、今まで応援して支えてくれた方にメッセージをお願いします。

PON : ここまで10年やってきてやっと夢が叶いました。でもこの夢叶ったからまた次にいくんですけど、皆で一緒に夢を見ながらのほほんとバンドをやっていけたらいいなって思います。ちゃんとしっかりと見て聴いてついてきてくれたらいいなと思ってます。

——最後になりますが、今回のシングルを敢えて漢字一文字に表すならなんですか?
ラックライフの曲ってどれをとってもそうだし、誰かと繋がる為の曲だから、正直どのCDに質問されてもそう答えるかもしれませんが、、、
「繋」
ですね。

——–ありがとうございました。ツアーの大成功お祈りしてます。


major Debut Single「名前を呼ぶよ」
01.名前を呼ぶよ ★TV アニメ『文豪ストレイドッグス』エンディング主題歌
02.ブレイバー
03.ストレンジマン
LACM-14469 ¥1300- ( 税抜 )
2016.5.11 RELEASE

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ライブスケジュール
メジャーデビューシングル「名前を呼ぶよ」ツアー

東京編
2016 年 6 月 24 日( 金 ) 渋谷 eggman
開場 18:30 / 開演 19:00

名古屋編
2016 年 7 月 2 日( 土 ) 名古屋 CLUB ROCK’N’ROLL
開場 17:30 / 開演 18:00

大阪編
2016 年 7 月 9 日( 土 ) 大阪 MUSE
開場 17:30 / 開演 18:00

そのほか出演イベント
04/03( 日 )
【New Generation Coming!!】 名古屋 CLUB UPSET
04/13 ( 水 )
【NUMBER VOGEL ラストツアー「二千◯× ツアー」】京都 MUSE
05/01 ( 日 )
【I ROCKS 2016 stand by LACCO TOWER[盟友編]】群馬音楽センター
05/22 ( 日 )
【LOCAL CONNECT「7RAILS」リリースツアー ファイナルシリーズ】梅田 Zeela
05/27 ( 金 )
【Ivy to Fraudulent Game pre.” 行間にて” release tour – 神戸にて -】神戸 太陽と虎
05/28 ( 土 )
【Ivy to Fraudulent Game pre.” 行間にて” release tour – 奈良にて -】奈良 NEVERLAND
05/29 ( 日 )
【Ivy to Fraudulent Game pre.” 行間にて” release tour – 静岡にて -】静岡 UMBER