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BLAUER MONDAY interview
- SPECIAL -

BLAUER MONDAY interview

―まずは、1stフルアルバム「reincarnation」発売おめでとうございます!!

シンペイ(Bass/Cho):ありがとうございます!

―ずっとeggmanをホームにやってきたBLAUER MONDAYが全国デビューって本当に本当に嬉しいです。なんかありがとう!!笑

シンペイ:僕らもeggmanで育ったバンドとしてデビューを迎えられて感慨深いです。

―やっとだね!やっと!!!

シンペイ:もう本当に・・・やっと出せる・・・(笑)

―3ピースだった頃、英語の曲ばっかだった頃、ギターが違うメンバーだった頃、大阪の駐車場で泣かせるくらいライブのダメだしした事。渋谷の和民で本気で怒ってメンバー逃げ出しそうになった事。全部が思い出になっているし、そういう気持ちを良いアルバムで返してくれた気がしてとても嬉しいし、聴かせてもらって良い作品出来たなって純粋に思いました。

シンペイ:ダメダメな日々もあって、、というかダメダメな時の方が8割ぐらいだったんだけど(笑)そういう悔しい思いや大の大人が本気で泣いちゃってた日々のおかげで出来たアルバムだと思うのでYUMA君にそう言って貰えるのが心の底から嬉しい。

―あの時と今、変わった所ってどんなところだと思いますか?

シンペイ:ライヴにおいても普段でも自然体というか自信を持って人と向き合えるようになったのが一番ですね。あの頃は自信も無いし常日頃下向きだったし暗かったですからね(笑)

―インタビュー前にジャケットの意味も聴いちゃってとても嬉し涙!って感じだったのだけど、改めてなんでこのジャケットなのか教えてもらえますか?

シンペイ:コレはちょうどeggmanの坂を下った所で撮影したんですけど、この坂を上っていきeggman→AX(もうないけど)→代々木の体育館→その先の大きな会場をパンパンに埋めれるバンドになろう!まずはこの坂を上ることからハジメよう!っていう意味です。2年ぐらい前から僕の中で決めてたジャケットです。

―2年前から決めてたんだ!ちなみにどんな時にそう思ったんですか?

シンペイ:2年前が一番eggmanに通ってNOiDとかも観に行ってたしスタッフさんともよく話すようになったし色んなアドバイスや叱咤激励を頂く中でいつかアルバムを作る時にはeggmanに関する『何か』をアイデアとして加えたいな!恩返ししたいな!と思った時ですね。

―まずは、「reincarnation」というアルバムタイトルの意味を教えて下さい!

シンペイ:「輪廻」とか「再生」っていう意味です。

―どうしてそのタイトルを付けようと思ったのですか?

シンペイ:僕が思うにBLAUER MONDAYってバンドは常に『ギリギリ』でやり抜いてきたバンドだと思うのです。『アルバムのこの曲が~だからこのタイトル!』というよりかは今までの僕ら、そしてこれからの僕らそのものを表現したのが『reincarnation』なのでこのアルバムタイトルを付けました。

―曲に関して、今まで多くのデモを出してきたBLAUER MONDAYの集大成って感じつつ、これから初めて聴いてくれるリスナーの皆さんにもしっかり届くキャッチーな曲が収録されていると感じました。曲を作る上で意識していることなどありますか?

シンペイ:どんな曲でもAメロBメロサビをあえて起承転結分かり易いように作っています。僕が聴いてきた音楽がそういったものなので自ずとそうなっちゃいます。

―聴いてきた音楽っていうのは、例えばどんな音楽なんですか?

シンペイ:小学生の頃日曜日に親の車で移動する事が多くてその車内でかかってるラジオが好きだったんですけど、ドリカムさんや松任谷由実さんや山下達郎さんの番組でかかる曲がとても単純明快で分かりやすく、それでいてキレイでちょっと切なくなるメロディの曲ばかりだったんです。おそらくルーツ的にはそこなので中高でメタルやメロコアにどっぷりハマった時でもそういった曲を自ずと好きになりましたね。

―どの曲にも共通して、メロディが耳に残るなーって印象でした。特に意識している部分なのかも?と思いましたがどうですか?

シンペイ:そうですね。まさにその通りでメロディには一番重きを置いています。作曲してて自分が一度作ってみてそのメロディを7日間忘れてないならアルバムに収録出来る曲だ!っていう自分ルールを決めて作曲してました。

―そのルール面白いですね!忘れ去られてった曲も結構あるの?

シンペイ:もちろん!15曲ぐらいはボツにしちゃいました。

―昔、英詞に拘っている時期もあった中で、こうやって日本詞の曲をやるようになったのはなんでですか?

シンペイ:ライブという僕らの表現の現場で観てくれる人は日本人の方が多いと思うのでそういった人達に直に「伝えたい」と思い始めたからというのが一番ですね。

―そう思うようになったキッカケみたいのってあるんですか?

シンペイ:ちょっと前にとある日本語ロックバンドのライヴを観ててグサリグサリと胸に突き刺さってきて自然に涙が出てきたんです。日本語って凄いなと思ったし、僕らはこんなに美しい言葉を話してるんだからこの言葉でバンドとしての思いを真っ直ぐに伝えたいなとその時期から徐々に思い始めたのがキッカケです。

―作り手と歌い手が違うのもBLAUER MONDAYの1つの特徴だと思います。どんな事を意識して作品を作っていますか?もしくは作る時に気をつけている事などあれば教えて下さい。

シンペイ:作曲する時はテルミツ君(Vo/Gt)が歌っている姿を常に想像して尚且つバンドとして「現在(いま)何を伝えれるか?」って事を意識しつつ背伸びせず僕ららしい歌詞にしてます。

―ちなみに「現在(いま)何を伝えれるか?」って思った後で出来る歌詞の中で、伝えたい事ってどんな事なんですか?

シンペイ:僕らは『より多くの人を』ではなく『側にいる相手』をいかに思いやれるかが大事だと思ってて、それらをライヴに例えると観てくれる人が多いイベントとかでもスタンスは変えずに一人一人に向けて演奏しているので、『側にいてくれる人』に伝えたい怒り悲しみ嬉しさ楽しさがそのままリスナーに対しての伝えたい事ですね。それでいて『自分だったらこうだな』とか『自分だったらこうしてるな』っていうのを考えてくれたら尚嬉しいですね。

―レコーディングの裏話などあったら教えて下さい。

シンペイ:今回のアルバムはテルミツ君がミックス・マスタリングを全曲分やったんですけど、最後の方は疲れ過ぎて頭から煙が出てました(笑)でも本当によくやってくれたと思います。

―自分達でやってるんだ?

シンペイ:そうですね。

―それはどうして?

シンペイ:細かい所までこだわりたかったし実際こだわって良い作品になりましたからね。あとテルミツ君の腕に絶大の信頼を置いているので今回全曲分エンジニアやってもらいました。

―ライブに関しても本当に上手くなったし、それを一番感じているのは本人だと思いますがどうでしょうか?

シンペイ:うーん、、正直まだまだですね!ただ現在自分らで課題をいっぱい作ってリハーサルでこなしてる最中なのですごく建設的で楽しいです。

―何度も何度も怒ったもんね。もう知らない!って。笑

シンペイ:うん。怒られた(笑)でもそれがあったから現在の僕らがあるのでYUMA君に感謝。eggmanのみなさんに感謝です。

―リリースに合わせたツアーもあります。バンド至上一番長いツアーなのでは?

シンペイ:そうですね。今回は東北も行くし九州も行くし、行ったことのない地域も行くので単純にすごく楽しみです。

―今回のリリースツアー、どんなツアーにしたいですか?

シンペイ:常にお客さんに何かを与え続けていけるツアーにしたいなと思ってます。そして自分らとしては最高に楽しいツアーにしたいですね。

―eggmanホームのバンドとして、すっごい持ち上げちゃいましたが、まだまだBLAUER MONDAYを知っている人は少ないと思うし、この作品を出す事で初めまして!って言えると思います。まずはどんな事を目標に活動して行きたいですか?

シンペイ:僕らのこれから作る作品を多くの人に聴いてもらえるように日々良い曲作りつつ音楽を楽しんで活動していこうと思います。まずは二枚目が出せるように・・・笑

―二枚目出すつもりでいないとやばいでしょ!!笑

シンペイ:実はもう構想があったり……なかったり…(笑)はい!これ以上は言いません!(笑)

―このインタビューを読んでくれている人、このCDを手に取ってくれる人にメッセージをお願いします。

シンペイ::『終わり』を理解している中で次の『始まり』があって『未来』があって次の『さよなら』があってまた『ハジマル』。僕らの人生やあなたたちの人生がもしかしたらreincarnationなのかもしれません。アルバムを通して何かをハジメれるきっかけになればと思います。もちろんそうじゃなくても良いのでぜひ皆さんの特別な一枚になってくれればそれ以上に幸せな事はないです。ぜひ全国のCDショップで僕らに出会ってやってください!!

―とにかく、リリースおめでとう!!!

シンペイ:ありがとうございました!!

―ありがとうございました!


5/2渋谷乙(ツアー初日)
5/20渋谷eggman(NOiD)
8/22渋谷eggman(ツアーファイナル)
オフィシャルHP
http://www.blauermonday.com/
1st Full Alubum
reincarnation
2015年 4月22日
01.hAjimeru
02.Waste of Time
03.アッチェレランド
04.未来
05.掌
06.ハダカノ王様
07.ワールズエンド
08.Good Night My Friend
09.バイバイ
BTYI-0001 / ¥1,944 (税込