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空想委員会 interview
- SPECIAL -

空想委員会 interview

空想委員会。委員長であるVo.Gt.三浦隆一、Gt.Cho.佐々木直也、Ba.Cho.岡田典之からなるバンドだ。共感したら負け組!?というキャッチフレーズのもと今までに様々な企画をしてきた、ユニークなバンドだ。今回は雨をテーマに初となるコンセプトEPを発売。話していくうちに共感してしまう部分もあり、自分も負け組の仲間入りかと思ったが、彼らは正真正銘の勝ち組だ。

interviewer:Shoko Ishikawa

―雨をテーマにしているということで、どういう意図で作ったんですか?

三浦:雨バンドだと、ずっと言われ続けて来たんですが、僕たち自身は雨バンドではないと思っていて、その論争が終わらなかったので決着を付けようぜという意味で、10/6に千葉LOOKで【空想委員会VS晴れ男、晴れ女、実証実験ワンマン】を行ったんです。

-この日の天気はどうだったんですか?

三浦:曇りで、勝敗がつかなかったんです。それで研究論文という形で音源を作りますと発表したんです。初めて企画から出来上がったCDなんです。

-でも曇りだとなんだかモヤモヤしますね…(笑)。

三浦:そうですね(笑)。e.p.自体もそんな雰囲気が受けてとれるものになっています(笑)。

-上下巻で発売した今作ですが、どうして二部作にしようとしたんですか?

三浦:本みたいにわかれている作品をやってみたくて、実証実験ワンマンの後に、ワンマンツアーがあったので、それに来て頂くお客さんにまず上巻を手に取って聴いてもらいたくて、下巻はその後のお楽しみという感じにしたかったですね。

-皆さんは、雨は好きですか?

佐々木:俺は嫌いです(笑)。

岡田:僕は、毎日は嫌ですけど、たまにだったら良いかなと(笑)。今回のe.p.を二作出してから、すこし雨が好きになりましたね。

佐々木:マスタリングが終わって帰ってきた時に、凄く雨が降っていて、寝ようと思ったのに雨の音が凄くて。そういう時にこのe.p.を聴いたら良いんだ!と思って聴いたら、三浦君が書いた歌詞がよく解った気がしました。

岡田:僕たち自身も今回の作品をレコーディングする前とした後だと雨に対する見方が変わりましたね。

佐々木:雨降ったときに聴いてほしいです!雨バンドだって認めてるみたいだけど(笑)。
三浦:それが狙いでもあります(笑)。

-なんか雨グッズとか出したらどうですか??

三浦:レインコートとかは良いですね!

佐々木:夏フェス用にフード付きタオルはだしたんですが、いかんせんタオルなので吸収力がありすぎて雨には…(笑)。

-みなさんの好きな曲を一曲ずつ教えてください!

岡田:僕はM3:[悪天ロックフェスティバル]なんですが、この曲は委員長がおちょうし….?

三浦:おはやしじゃなくて?(笑)。

一同爆笑 ※岡田さんは、勉強が苦手です。

三浦:漢字そう読んじゃった?(笑)。

岡田:すいません…(笑)。で、なんか委員長がお祭りっぽい曲を作りたいと言っていて出来た曲です。凄くお祭りっぽい楽しい曲ができたとおもいます。

三浦:あと初めてベース始まりの曲だしね(笑)。

岡田:そうなんです!空想委員会至上初めてのベース始まりの曲です!その最初のフレーズで全てが決まってしまうプレッシャーはすごかったですね。

-佐々木さんはどうですか?

佐々木:僕はM4:[霧雨ガール]ですね。今回初めてのコンセプトアルバムだったんですが、音とかにもとてもこだわっていて、ギターだったらいつもよりリバーブを増やしてみたり、新しい展開をしてみたり、自分の中でギターの作り込みが1番良く出来たなと思っています。イントロから霧雨感を出せたなーと思っています。

岡田:あの、間奏にはいるとこのさ、タタタタタ…のとことかさ、雨の、ポチャンて言う感じが凄くいいよね!(笑)。

三浦:これ聴いてもらわないとわからないじゃん(笑)。

岡田:是非聴いて頂いて…(笑)。

佐々木:歌詞は毎回のごとく凄く良いんですが、今回は音で【雨】を表現出来たので、是非じっくり聴いて頂ければと思います!

-すごくこだわってる感じがとても伝わりますね。

三浦:M1:[プロポーズ]ですね。10/6のワンマンの後に曲作りを初めて、11/16のワンマンツアーに上巻を出したので1ヶ月ちょっと位で作ったんですが、上下ほぼ一緒に録ったんですが、下巻一曲目で思い切りバラードで、僕たちのキャッチコピーが【共感したら、負け】というものなので、その一曲目にまさか、プロポーズなんていう曲名のしかもバラードが来るなんて意外だと思っていると思う人も多いかと思うんですけど、意外だと思ってもらえたら逆に良いなと思っていますね。今までとは違う一面を魅せれたというか。2013年1年の成長や過程があったから、これが出せたと思っているので、メンバーに感謝ですね。

一同:おぉ、あざっす(笑)。

三浦:僕がやっている事をメンバーが理解して、寄り添ってくれた感じがとても出たので好きです。

佐々木:泣かせにきますね(笑)。

三浦:いや、大丈夫っす(笑)。

佐々木:今流行っている音楽とは、また違う路線で攻めれた曲だと思います。

三浦:企画ありきのCDで面白い事やってるな〜と思われると同時に、曲を聴いたら、こんなことも出来るんだなという振り幅を持たせれたと思います。

-ライブも毎回コンセプトのあるものでワクワクしますよね。

三浦:むしろコンセプトのないライブをした事がないかもしれないですね。目的があってライブをするというか。

佐々木:あくまで俺たちはライブバンドだから、来てもらうからには楽しんでほしいですからね。

三浦:演奏だけじゃなく、雰囲気づくりとか。今回のワンマンツアーはシンポジウムというのがテーマだったんです。

-それはどういう意味ですか?

三浦:今回、実証実験ワンマンが曇りだったので、みんなはどう思う?という呼びかけをするライブでしたね。

佐々木:コーディネーター三浦っていう人が、今回前説をしてくれたんですが、空想委員会の過去の雨男伝説の由来エピソードをアナウンスしたりとか、とても面白いライブが作れました。

-そして最後になりましたが、読者の方々に一言お願いします!

佐々木:去年は今までにないくらいお客さんが集まってくれたので、今年も多くの出会いを楽しみに頑張りたいと思います!

岡田:2014年春にメジャーデビューが決定しました!今まで以上に頑張りたいとおもいます!

三浦:正直僕は去年は飛躍出来たとも思ってますが、まだまだ足りないなと思っています!なので今年はより、面白く思ってもらえて、誰も変わりのいないバンドになれたら良いなと思います!

-本日はありがとうございました!