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A Barking Dog Never Bites interview
- SPECIAL -

A Barking Dog Never Bites interview

東京都内のみならず今や全国でバンドマンをも魅了するバンド『A Barking Dog Never Bites』。渾身の1枚となる今作は、本当の意味で音楽のジャンルを凌駕していて、彼等の信念がそのまま具現化されたような作品。
そんな革新的な1枚について語ってもらいました。

Talking Partner : TATSUKI

——まずは、2nd mini albumリリースおめでとうございます!

全員:ありがとうございます!

——11/1リリースの「LIBOWTY」なんですが、タイトルにこだわりがあると伺ったんですが!

Wataru:そうですね。元々新しいアルバムを作る上でのコンセプトとして「自由」というワードがあったんです。メンバーそれぞれが好きな音楽も違うし、それぞれの個性や自由を尊重しているバンドだっていうのもあって。そういう部分がしっかりと落とし込める1枚になればいいなという思いがあって、自由を象徴する「Liberty」という言葉を入れたかったんです。そこから更にもっと自分達らしいものにしたくて犬の鳴き声の「BOW」というワードを入れてオリジナルの言葉にしました。今回のリリースが2年ぶりであることや、今のメンバーになっての初めてのものだったりという理由が重なって、とにかく名刺代わりになるような一枚にしたかったんですよね。

——常に「ジャンルに捕われない」っていう意思を強く持ってると思うんですが、今作もまさにそうですね!どこへ行っても勝負出来る一枚になっているなーって。

Sow:あんまりジャンルって言葉でくくられたくないので、どこへでももっていけるような音楽を、今作に関わらず次作も、その更に次の作品も、そういうものにしていきたいですね。

——Talowちゃんは加入後初めてのレコーディングですよね?どうでした?

Talow:大変でした。

——何が大変でした?

Talow:スラップが。。。

Wataru:とにかくスラップだらけの曲があるんですが、「Talow死す」って仮タイトルでした(笑)

——アレは本当に大変そうですよね(笑) Kizuki君はどうでした?

Kizuki:今までの作品と比べると、日本語の歌詞が増えたんですよね。日本語のリズムのノリに合わせて叩くっていうのが今回一番気にしたところですね。
あとは、ノリ感がそれぞれに違うので、一曲ずつ切り替えてレコーディングに臨みましたね。

——なるほど。日本語が多くなったという部分に関しては敢えて狙ったところなんですか?

Wataru:そうですね。自分のルーツになっている「日本語の歌」ってものに、より近い部分で歌っていきたいなって思ったんです。メンバーに日本語を増やしてチャレンジしてみたいんだよねって話をしたら賛同してくれたんです。

——そうなってくるとRyoくんにとっても新しいチャレンジになる訳ですよね?

Ryo:そうですね。今作はレコーディングに向けての準備を今までで一番入念にしましたね。個人的にもバンド的にも。めちゃくちゃ曲を聴いて、Wataruと2人で割り振りや絡み方を試行錯誤して。今までにないくらい1フレーズずつかなり密に詰めましたね。

——そんなアルバムを引っさげてツアーが始まりますね!4月のファイナルまで半年間!

Wataru:毎回このくらい長いスパンでツアーやってるので、もう感覚が麻痺してて長いと思わなくなっちゃってるんですよね。とはいえ、今回は今までのツアーとちょっと違うところがあって、前半はカップリングツアーを中心として回って、そのあと自分達メインのツアーだったり、初めての試みで名阪で無料ワンマンをやったり。楽しみですね。

——今回のアルバムの収録曲の中で、このツアーでキーになると思う曲をメンバーそれぞれに教えてください!

Sow:僕はもう「My Name is.」ですね。これは勝ちましたね!曲作ってる段階から見えました!勝ちが!

全員:(笑)

Wataru:僕は「クラックティーンエイジャー」ですかね。今まで作ってきた感じを一番引き継いでるのかなって思ってます。それにプラスして、日本語の遊び方や言葉選びで新しい試みもしているので、今までのバーキンとこれからのバーキンが詰まった曲になってると思います。これが今回のツアーでしっかり育っていけばこれから面白くなっていくんじゃないかなって。

Kizuki:「Bring It On」ですかね。単純に演奏していて一番楽しい!テンションが上がるんですよね。ビートがシンプルでそこに歌がしっかり乗って、お客さんに対するアプローチもしやすいので、ライブで一つ山を作る可能性をもってる曲だと思います。

Ryo:もちろん「ReBowty」もそうなんですが、「Forget in a Moment」ですね。一番ドラマチックに出来たかなって思うんですよね。踊れて泣けるかなって。

Wataru:踊り泣き。なかなかカオスな図ですね(笑)

Ryo:顔面ぐしゃぐしゃにして踊れる曲なんじゃないかなって思いますね。

Kizuki:みんな全然被らないんだね!!

Wataru:被らないように意識してるんじゃないかなー、大人だから(笑)

——助かるー!(笑) じゃあ最後に、被らないで有名なTal…

Talow:My Nam…

——被るんかーい!!

全員:(笑)

Talow:「ReBowty」ですね。今回の曲の中で一番聴いたんですよね。MVも撮ったし、それを見てからライブに来てもらえたらしっかり吸収してもらえるんじゃないかなって思ってます。ボーカルラインも一番覚えやすいし、それぞれのキャラもしっかり落とし込めてるし。

——ありがとうございます。そしてツアーファイナルは渋谷eggmanですね!ありがとうございます!皆さんにとってeggmanって車に例えると何ですかね?

全員:…。いや、全然例えらんないっす!!

——あ、ごめんなさい(笑)

Wataru:車じゃたとえられられないですが、当たり前の場所じゃないって思ってます。

全員:おっ。いいこと言う!!

Wataru :もちろんどこのライブハウスもそうなんですが、自分達はもっとまだ若かった頃から色んな経験をさせてもらっているライブハウスなので。安易にに立てるステージじゃないと思ってるからこそ、今回のツアーファイナルで選ばせてもらったんです。中途半端なものには出来ないですね、しっかり結果を残していきたいですし恩返しもあります。「ここまで成長出来ましたよ」って見せたい場所です。

Sow:たしかにそれは大きいよね。

——何か、、、車に例えて、とか言った自分が恥ずかしくなるくらい素敵なコメントをありがとう…。

全員:(笑)

——今回のCDを手に取ってくれる方々にメッセージをお願いします!

Sow:聴いていただきたいのがもちろん一番なんですが、楽器やってる方はぜひコピーして欲しいですね。皆色んな弾き方してるし、ボーカルも当たり前な歌い方してないし、ドラムも凄いし、という感じなので。

Wataru:新体制で初のリリースになりますので、今の5人でやりたかったことを全部詰め込みました。聴いていただきたいし、ライブで一緒に遊びましょう!

Kizuki:何かしらのジャンルのコーナーに置かれることにはなるんですが、どこに置かれていても「なんかちょっと変だな」っていい意味で違和感を持ってもらえるようなものができたと思うので、ジャンルとか関係なく自由に聴いてもらって、ライブに通ってください!

Ryo:とりあえず一回聴いてもらって、ライブに来てもらって、一緒に楽しめて、最高じゃないですか!そんなの!そういうことです(笑)

Talow:ぺらぺらやん!

全員:(笑)

Talow:CDウォークマンをまず買って、バーキンのCDを買いにいったら、買った瞬間に聴いて欲しいですね。家に帰ってパソコンに落とすまで待つのではなくて!あっためずにその場で聴いて欲しいです。CDウォークマンを買ってください!あれ?何かズレてきた(笑)

——(笑) 最後になりますが、今回の作品を漢字一文字で表すとしたらなんですか??

Ryo:「轍」ですね!

Wataru:それでいこう!俺「酒」しか出てこなかったから(笑)

——なるほど!ありがとうございました!