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BabySitter interview
- SPECIAL -

BabySitter interview

自分たちの足で歩くことを決意し、新たな一歩を踏み出したBabySitter。きっと不安もあっただろうが、今の彼女たち4人の表情を見ていると一歩ずつでも足を踏み出すことの大切さ、大事さなどをしっかりと理解し、少し大人になったのかという印象を持ったし、ここから一気に飛躍していくような予感を覚えた。今後に期待。

インタビュアー:ブッキングマネージャー窪田

―約1年ぶりのリリースですね。リリースを控えての今のお気持ちを聞かせてください。

Rio(Gt,/Cho写真左端):1年ぶりにこうやってCDをリリースできることがすごく嬉しいですし、本当にたくさんの方の応援・支援のおかげで、私たちだけでは絶対にリリースすることができなかったので感謝の気持ちでいっぱいです。なのでこれからの活動でその気持ちを忘れず、しっかり伝えていこうと思っています。
Yui(Vo,Gt 写真中央右):今回「線香花火」のMVの作成でクラウドファンディングというものを初めてやって、応援してくれているみなさん全員と一緒に作り上げることができたなというのがすごく実感としてあります。あとは3曲目に収録されている「サマサマサマータイム」という曲はライブで何回かしかやっていない曲で、CDで聴きたいという声が結構あって、その意見を反映させたりなどしていてそういった部分も含めて本当にみんなで作り上げた作品だなと思うので楽しみにしていてほしいです。
Mai(Ba,/Cho写真中央左):今回のリリースやクラウドファンディングなどで新たに関わってくれる方や応援してくれる方が増えて、これまでのリリースよりさらにたくさんの人の助けがあって活動できているなと思っています。もちろん今まで応援してくれている方々にもたくさん感謝はしていますし、今度は自分たちがそういったベビシを応援してくれる方々に恩返しをしていけたらと思っています。そのためには練習も頑張らなければだし、他にもたくさん頑張らなければいけないことがたくさんあるのでとにかく頑張ろうと思っています!
Miku(Dr,写真右端):実は今年の春に今まで育成という形でお世話になっていた事務所を離れて、右も左もわからないような状態だったんです。今までの三人と同じようなことを言ってしまいますが、今の私たちがこうやってCDをリリースできたのは本当に周りの方々のおかげで、その方々いなければ絶対に今はなかったと思います。しっかり恩返しをしなければと思います。

―お世話になった事務所から離れた時は不安もあったんじゃないですか?

Rio:本当に不安でしたね。
Yui:正直に言うとなにが不安かもわからないくらいでした。どうやったらCDがリリースできるとかもわかっていなかったし、漠然とした不安の中で進めていくことが多くて、でも進んでいったら協力してくれる方がたくさんいて、どうにか乗り切ってこられたかなと思います。

―自主性という意味ではバンドとして一つ成長できた部分ですかね。そんなベビシが今回リリースする作品のタイトルは『42℃』。このタイトルの由来を聞かせてください。

Yui:去年の日本の最高気温が41℃台だったのでそれを超えるくらい暑い夏というイメージでこのタイトルにしました。

―夏をコンセプトにした作品を作りたいというのは以前からあった構想なのですか?

Yui:以前からあったというよりは次作はどういう物が作りたいかというのは“夏”がいいねっていうのは四人全員一致したんですよね。特にそれに向けて話し合いをしたとかもなく、なぜか自然に。すんなりとそういう流れになっていきましたね。
Mai:今までの作品ではこういった一つのコンセプトを決めたりしていなかったのになぜかここだけ急に全員一致でしたね(笑)。
Miku:冷静に考えると謎だよね(笑)。
Rio:でも今までの曲たちで爽やかな夏っぽい曲がなかったから今度作りたいねっていう話はでていたからきっとそういうところから自然になっていったのかなと思います。

―なるほど。そんな今作のリード曲は先日MVも公開になった「線香花火」。まさに夏らしいワードだなと感じました。

Rio:この曲は前作をリリースする前の時にはあった曲で、実は前作に収録する予定だったんですが、出来映えに納得がいっていない部分があって、その時は見送りにしたんです。そこからメロディーや歌詞も書き換えて、今回ようやく音源化できて本当に嬉しいです。
Yui:歌詞ずっと書き直してたもんね。
Rio:最初の時から考えると歌詞はほぼ書き換えてるね。

―試行錯誤を経ての完成だったんですね。今作の収録曲でメンバーそれぞれお気に入りポイントのある曲を1曲ずつ聞かせてもらいたいです。

Miku:5曲目の「BABY FESTIVAL」ですね。イントロのゲーム音みたいなところがすごく癖になりますね。
Rio:めっちゃわかる!
Yui:みんなハマってたもんね。

―「BABY FESTIVAL」はライブでずっとやってきている曲で待望の音源化なのかなと感じました。

Mai:オリジナル曲を作り始めて3,4曲目くらいに完成したベビシの初期作で、そこから3年くらいライブでずっとやってきた曲なのでこうやって音源化できて嬉しいですね。ライブの後の物販でも“最後にやっていた盛り上がる曲が入っているCDはどれですか?”とか聞かれることもよくあって、ようやくという感じでもあります。しかもライブでずっと育ててきた曲ですが、音源では結構ライブverと違うテイストになっていて、そこも楽しんでもらえたらと思っています。
Yui:レコーディングの時にハイテンションでって言われていたんですがなかなか思ったようなテンション感で挑めなくて苦戦したんですけど、ディレクターの方にちょっとお酒飲んでみたら?というアドバイスをもらってビールを飲んで挑んだらかなり良いテンション感で録ることができました(笑)。

―まさかのエピソードで驚きました(笑)。

Mai:しかもYuiは普段ほとんどお酒飲まないんですよ。
Rio:苦くて不味いって言いながら飲んでたよね(笑)。
Yui:お酒がなかったらあのレコーディングは成功しなかったですね(笑)。

―今度からテンションが高い曲はお酒必須ですね。

Miku:ライブでも飲み始めたらどうしよう(笑)。
Yui:それは相当ヤバいね。

―では次はMaiさんいきましょうか。

Mai:2曲目の「ロケット」ですね。この曲の始まりからサビにいくまでのスピード感がすごく好きで歌詞とメロディーの混ざり合いがとてもかっこいいんです。推し曲ですね!
Yui:私は「サマサマサマータイム」かな。先ほどお話しさせてもらいましたが、ライブで何回かやったあとずっとやってきていなかった曲で、今作の夏というテーマだからこそ音源化できました。今までにないドラムのリズム感でお祭り感があって、今作にぴったりの楽曲に仕上がっていると思います。
Rio:私はやっぱり「線香花火」ですね。ピアノの音が入っていて、ベビシの過去の曲でこうやってピアノの音を入れた事ってなかったので新鮮な感じがしますし、歌詞とアレンジととてもマッチングしていて、あらたなBabySitterを味わってもらえる曲かなと思います。

―MVや衣装の雰囲気も今までとは違いますもんね。

Yui:そうですね。初めて屋外でMV撮影しましたし、衣装も今回MVのプロデュースに関わってくださった山本さんと前田さんと一緒に選んで、今までにないBabySitterになったんじゃなかなと思います。

―そして10月には東名阪ワンマンツアーがありますね。

Yui:そもそもワンマン自体が初ですからね。それがいきなり東名阪ツアーだなんて。正直今は不安が大きいです。でもそんなことも言ってられないし、今回のCDとMVをたくさんの人に届けてBabySitterを知ってもらって、良いツアーを迎えたいと思っています。

―ワンマンが初というのがちょっと意外でした。

Mai:今まで対バンでの自主企画などはやってきましたがワンマンはやってきていなかったんですよね。楽しみもありますが、不安もありますね。
Yui:きっとほぼ全曲やることになると思いますし、アコースティックコーナーとか作ってみたいなとか、こういうライブにしたいなという色々な構想は練っているので来てくれるみなさん全員にしっかり楽しんでもらえるようなツアーにしたいと思っています。

―楽しみにしていますね。