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GIRLFRIEND interview
- SPECIAL -

GIRLFRIEND interview

GIRLFRIENDが待望のファーストアルバムをリリース!ということでリリースを記念してロングインタビューを慣行!

初ライブを行いGIRLFRIENDが一番ライブをやっているライブハウスeggmanが発行するフリーペーパーだからこそ聞くことができた素の姿も垣間見えるロングインタビューをお楽しみください。

インタビュアー:ブッキングマネージャー窪田

-インディーズ時代からリリースの度にインタビューやらせてもらっていますが、今回初のカバーアーティストとしての掲載です。

全員:ありがとうございます!!

-よろしくお願いします。早速ですがメジャーデビューして1年ちょっとが経ちましたが東京での生活などは慣れましたか?

MIREI(写真 Dr,Cho):前よりはさすがに慣れたかなとは思います。
SAKIKA(写真 Vo,Gt):でもスタジオとかライブハウスとか行く場所はめっちゃ限られているよね(笑)。
MINA(写真 Ba,cho):確かに(笑)。
SAKIKA:でも前よりは東京という場所には慣れたよね。

-そしてeggmanで初ライブを行ってからちょうど3年ほど(2015年2月5日に初ライブ)が経ちますがメンバーそれぞれの変化などは感じますか?

NAGISA(写真 Gt,cho):最初の頃は3人の事をちゃん付けで呼んでいたのでそれが懐かしいですね。
MIREI:今思うと気持ち悪いな(笑)。私逆にNAGISAのことなーちゃんって呼んでた気がするわ。
NAGISA:気持ち悪い(笑)。一緒にいる時間も長くなったからそれぞれの仲も深まったしバンドの結束は強くなったよね。
MIREI:そうね。みんな精神的にも大人になった部分があるかなと思います。
SAKIKA:あとこれは成長していなきゃ困ることではあるんですけど、全員楽器の演奏力は上がったと思います。今回のアルバム制作でそれはすごく感じましたね。昔だったら弾けていないフレーズとかあったと思います。

-内面の変化もそうですが、外見の変化も大きいかなと思いました。ど昔の写真とか映像を見ると幼いですね。

MIREI:老けましたか!?(笑)。

-いやいや(笑)。今でも十分若いけどやっぱりみんな大人になりましたよ。

MINA:自分たちでもそれは思いますね。全員幼かったなと思います。昔のMVとか見ると初々しさがすごい(笑)。

-そんなGIRLFRIENDですがついにファーストアルバムリリースですね。今まで何枚かCDリリースを重ねてきたけど、やはりファーストアルバムをリリースするというのはちょっと気持ちが違うんじゃないですか?

SAKIKA:ついにアルバムを出すことができるというワクワクと楽しみはありますね。こんなにたくさんGIRLFRIENDの曲を一気に1枚で聴いてもらえる機会はなかなかないですからね。早く全部聴いてほしいです。

-今作のタイトルは『CHOCOLATE』ということですが、僕がGIRLFRIENDの曲で一番最初に聴いたのが「甘い誘惑」ということもあってなのかもしれませんが、すごくGIRLFRIENDらしいタイトルだなと感じました。

SAKIKA:そう言ってもらえると嬉しいですね。タイトルの意味としてはメンバー全員チョコレートが好きなのもありますし、常に人の傍にある物とか欠かせない物、ついつい食べちゃう中毒性のある物みたいなイメージがあるので、聴いてくださるみなさんにとってそんな存在のアルバムになったらいいなと思ってこのタイトルにしました。このタイトルに決まって、アルバムの1曲目は「甘い誘惑」にしようというのは満場一致で決まりましたね。

-ほかにもタイトル候補などはあったのですか?

MINA:フリーズドライのおこげにハマっていた時期で、『おこげ』というのも候補でしたね。

-ファーストアルバム『おこげ』ですか!?相当なインパクトですね。

~一同爆笑~

-どんなアルバムなのかすごく気になりそうです。

MIREI:最終候補にまで残ってましたからね。『CHOCOLATE』vs『おこげ』でした(笑)。

-タイトルは食べ物でつけたかったのですか?

SAKIKA:そこにこだわったわけではないんですが、先ほど話したようにみんなに愛される1枚にしたかったのでメンバーそれぞれの好きな物を挙げていったら食べ物の話題が多かったんですよ。

-そんな今作はどんな1枚に仕上がりましたか?14曲という大ボリュームですよね。

SAKIKA:これを聴いたらGIRLFRIENDがほぼ網羅できるような内容になっていると思います。特にインディーズ時代の曲はアレンジをし直して再録音しているのでそこも大きな注目ポイントかなと思います。今までのGIRLFRIENDのCDを持っている人も改めて楽しめると思いますし、もちろん今作で初めて聴く人にも楽しんでもらえる自信作になったと思います。

-インディーズ時代の曲をアレンジし直して再録音したいという想いは以前からあったのですか?

MINA:そうですね。中学生の時に作った曲とかも多いので今の私たちで表現したいという想いがずっとあって。でもすでにある曲の形を変えるのって勇気がいることでなかなかタイミングがなかったのですが、今回のファーストアルバムリリースというタイミングが一番ちょうど良いかなと思って、やらせてもらいました。特に10曲目の「360」とかはテンポも変えていますし、曲の尺も変わって相当な変化をしているかなと思いますね。
SAKIKA:ラジオボイスを使ったりとか音色とかも変わってますしね。
MINA:かなり細かくいろいろ調整しましたね。

-ワクワクしながら聴けますね。ほかの収録曲について聞いていきたいと思います。まず1曲目の「甘い誘惑」という初期の曲と2曲目の「ミライリスト」という今回のアルバムで初収録となる最新の曲の対比が個人的にすごく面白かったです。

SAKIKA:おー。そう思ってもらえたら嬉しいです。
MIREI:窪田さんのように昔からGIRLFRIENDを知っている方はそういった楽しみ方もできますね。

-「ミライリスト」めちゃめちゃカッコいいですよね。初めて聴いた時のインパクトも強かったです。

SAKIKA:アプリゲームの「テイルズ オブ ザ レイズ ミラージュ プリズン」のテーマソングとして書かせてもらったんですけど、ゲームの世界観を意識はしましたが、今夢に向かって突き進んでいる最中のGIRLFRIENDが発信するメッセージも入れたかったので、夢を箇条書きにした“ミライリスト”という言葉を使って歌詞を書いてそのままタイトルにさせてもらいました。個人的にもすごく好きな曲ですし、シングルで出させてもらった「一直線」や「キセキラッシュ」の時にも感じましたが常に最高を更新して新曲作りができているような感覚もあります。これからのGIRLFRIENDにとって大事な1曲になりそうですね。ドラムの手数とかもめっちゃ多いよね?
MIREI:「キセキラッシュ」の時にも思ったけどこの曲はヤバいって思ったね。演奏力という意味でも最新版だよね。結成当初とかだったら絶対に叩けなかったもん。
NAGISA:それぞれのパートにも注目して聴いてもらえたら嬉しいですね。

-そしてそのあとに続く3曲目「吠えろ」、4曲目「光」、5曲目「マーメイド」とインディーズ時代の曲が3曲の並びますね。特に「マーメイド」はライブ会場限定で販売していたCDに収録されている曲ですもんね。

SAKIKA:ライブでもほとんどやらない曲ですからね。持ち曲の中で一番ライブで演奏している回数が少ない曲じゃないですかね。

-この曲が新曲の一つかと思うくらい聴き馴染みがなかったですね。

SAKIKA:そう思う方が多いかもしれないですね。「吠えろ」はライブでもよく演奏していますが、「光」もそこまで演奏することが多い曲ではないので懐かしさを感じる部分もありましたね。

-「光」はMIREIちゃんが作った曲ですが、改めて今のGIRLFRIENDで自分の作った曲を再レコーディングできたのは嬉しかったんじゃないですか?

MIREI:改めてこの曲をこうやってみなさんに聴いてもらえる機会がきたのはすごく嬉しいです。曲を書いた当時のこともいろいろ思い出しましたね。
MINA:「光」は当時サビのハモリとかめっちゃ考えたよね。
MIREI:あー、考えたね。
MINA:再レコーディングしている時にそれをすごく思い出したんだよね。
SAKIKA:私はこの曲を初めて聴いたときを思い出したかな。「光」というタイトルだから希望を歌う曲なのかなというイメージだったけど“光なんてもういらない”という歌詞がでてくるくらい内容は暗めで、その対比がすごく面白いなと思ったんですよ。
NAGISA:私もそれ思った。MIREIらしい曲だなと。こういうマイナーな曲調ってあんまり私たちにはないし、良いアクセントになっているかなと思います。
NAGISA:私はギターをやり始めて間もない頃にレコーディングをした「マーメイド」を今の自分で演奏したいなという想いがずっとあったから、このタイミングでこの曲をレコーディングできて嬉しかったかな。さらにこの曲が好きになったよ。
SAKIKA:当時の音源の音色とかヤバかったもんね(笑)。
MIREI:音スカスカよな(笑)。
SAKIKA:当時は音を重ねることとか音色の作り方とか知らなかったもんね。今回NAGISAがすごく良いギターを弾いてくれたのでそういったところも聴いてほしいですね。この曲で表現したかった世界観がようやく表現しきれたかなと思います。

-そしてそんな曲に続くのが可愛らしい「Girl’s Talk」でそのあとにバラード曲「15」がくるという流れが面白いなと思いました。

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AGISA:バラード曲をどの位置に持ってくるかどうかはみんなでいろいろ話し合いましたね。

-「15」を久しぶりに改めて聴いたらやっぱすごく良い曲だなと思いましたし、今のSAKIKAちゃんが歌うことによってこの曲の聴こえ方が違いました。

SAKIKA:ありがとうございます。この曲も改めてレコーディングしていて、この曲を書いた15歳の私より大人になった今の私がこの曲を歌うことに意味があるのかなと思いますし、声や歌い方の違いを聞き比べてほしいですね。

-そしてそんな曲に続くのは新曲の「JUMP」。ここから3曲「Hide&Seek」、「360」、「キセキラッシュ」とライブでもおなじみの曲が続くゾーンの最初を担う大事な曲なのかなと感じました。

MIREI:この曲はライブで早くやりたいですね。ライブでわかりやすく明確にテンションを上げる曲を作りたかったので。だからタイトルもわかりやすい言葉で「JUMP」。
NAGISA:きっとこれからのライブで欠かせない1曲になるよね。
SAKIKA:そうだね。この曲でライブの楽しさを味わってほしいなという想いを込めて歌詞を書いたのでライブに行ったことがない人にもこの曲聴いてライブに足を運んでもらえたら嬉しいですね。

-演奏面でのそれぞれのポイントなどありますか?

MINA:この曲はスラップを入れているので、そこは注目してほしいポイントですね。
NAGISA:ギターも激しめに弾いていて、特にギターソロも試行錯誤の末にできたのでそこを聴いてもらいたいです。
MIREI:激しいギターとベースに負けたくなくてドラムもがっつり暴れているのでぜひ聴いてほしいです。どこかのパートだけに注目して聴いてもすごく面白いかなと思います。

-そしてライブゾーンが終わって12曲目の「聞いてほしいこと」。これも新曲ですね。GIRLFRIENDEの曲でこんなに現実的で具体的な歌詞の曲は珍しい印象でした。

SAKIKA:確かにそうですね。私とMIREIが高校卒業のタイミングなのでそれがテーマですね。

-話を遮ってしまって申し訳ないですが、もう高校卒業のタイミングなんですね。それに驚きました。

SAKIKA:最初窪田さんに会った時中学3年生でしたもんね。時が経つのは早いですね。

-NAGISAちゃんに至っては確か最初に会ったのが13歳だったような、、、。衝撃を受けた記憶ありますもん。

MIREI:みんな大人になりました(笑)。
SAKIKA:このタイミングで普段言えない感謝の気持ちとかを書いた曲を作りたかったんですよね。メンバーそれぞれからエピソードを聞いて作った曲です。聴いてもらうみなさんに共感してもらいたいなとも思ったので具体的な歌詞にしました。

-なるほどですね。だからほかの曲とはちょっと違う印象だったのかもしれません。そして13曲目の「ヨンソク」と14曲目の「一直線」はこれからに向けての意志を感じました。

SAKIKA:そうですね。このアルバムを出してさらに先の未来へ4人で進んでいきますという意志を表しています。

-「ヨンソク」も懐かしい曲かなと思いました。

MINA:曲の入り方を変えたりとかハモリを足したりとか、私たちにとってすごく大事なこの曲が進化しているのでぜひ聴いてほしいですね。

-GIRLFRIENDのファーストアルバムとしてすごくふさわしい締め方なのかなと感じました。

MIREI:ありがとうございます。曲順もすごく考えたので1枚通じて聴いてもらえると嬉しいです。

-難しい質問かと思いますが今回の収録曲で一番思い入れがある曲を選んでもらえますか?

全員:えー!
NAGISA:全部です。

-(笑)。そりゃそうですよね。そこをなんとか。あえて選ぶとしたらで。

NAGISA:うーん。そしたら「聞いてほしいこと」ですかね。メロディーだけで情景が浮かぶような曲にしたくて、すごく試行錯誤しました。音楽を通して伝えたいことを伝えられるというのはアーティストとしてすごく嬉しいことだなと。さっきSAKIKAも言ったように普段なかなか言えないこともこうやって曲にできるし。音楽って良いなってこの曲を制作したことで再確認できましたし、もっと良いメロディー、良い歌詞を書けるようになりたいなと強く思いました。
MIREI:私は「JUMP」ですかね。AメロBメロが元々の物とは違っていて、作っていく途中でテンポ感とかを作り直したんですよ。制作の過程も含めて全員で意見を出しながら作ったのですごくバンド感が強い曲になったと思います。今のGIRLFRIENDだから作ることができた曲ですね。
MINA:私は「甘い誘惑」ですね。チョコレートを元に作った曲なので今作『CHOCOLATE』にとってすごく大きな意味を持つ曲になったなと。アルバムの1曲目でもあるし、ライブでもよくやる曲でもあるし、たくさん聴いてほしいです。
SAKIKA:私は2曲になってしまうんですけど「15」と「一直線」ですね。「15」はメジャーデビュー曲でもあるし、私にとって初心に返れる大事な曲で、15歳の時に悩んだり不安だったりした気持ちを書いた曲で、でもこの時の気持ちがあったから今があって、今を大切に思いながら活動できていて、そして「一直線」という曲でその気持ちがさらに大きくなって。この2曲の繋がりが自分自身の心の変化に直接リンクしています。だからどちらか1曲ではなくこの2曲で一つのような感覚です。

-そしてもうまもなくツアーも始まりますね。以前のインタビューでツアーに行きたいと言ってたのが遂に実現しますね。

SAKIKA:ついにツアーですよ。
MIREI:めっちゃ楽しみです。
MINA:こんなにたくさんの箇所を回るツアーは初ですからね。
NAGISA:私京都出身なんですけど、初めて京都でライブするのがすごく楽しみですね。ついに地元でのライブ。
SAKIKA:今まで行ったことのない場所もありますし、たくさんの人に出会えるツアーにしたいですね。

-そしてツアーファイナルは今までの東京でのワンマンで一番大きな場所となる渋谷クアトロ。

SAKIKA:私たちにとって大きな挑戦ですよね。すごく楽しみではありますが、正直不安もあります。でもこれを乗り越えていかなければ次には進めないと思うので、絶対に成功させたいと思っています。ツアー全箇所でのパワーをすべて蓄えて凝縮して最高のツアーファイナルを迎えたいですね。

-僕ももちろん行きます。楽しみにしてますね。

MIREI:楽しみにしていてください!

-最後に2018年になってまだ間もないので今年の個人的な目標を聞かせてもらおうかなと。

SAKIKA:私は“継続”がテーマですね。最近続けることの大事さをすごく感じていて。“継続は力なり”ってすごく良い言葉ですよね。一つ具体的には日記をつけたいなと思っています。
NAGISA:私は料理のレパートリーを増やしたいなと思っています。そしてそれをメンバーにふるまう!
MIREI:美味しく作ってな(笑)。
NAGISA:頑張るね(笑)。
MINA:私は毎年言っているような気がしますが、フットワークを軽くしたいですね。友達を作りたいです。せっかく東京にいるのでいろんな場所に行ってみたいです。あとは「テイルズ オブ ザ レイズ」のレベル上げですかね。
MIREI:私はすごく具体的なんですけど英検2級をとりたいなと思っています。
NAGISA:真面目か!(笑)。
SAKIKA:NAGISAのツッコミとか珍しいな(笑)。
MIREI:英語が話せるようになりたいですね。今年中に絶対とりたいなと思います!

-2019年になったらそれぞれの目標が達成できたか聞きますね(笑)。

全員:頑張ります!