―新作の発売おめでとうございます。本当に素晴らしい作品ですね!相当久しぶりのアルバムだと思うのですが、制作中はどんな感じだったんですか?エピソードなどあったら教えてください。
岡本洋平(Vo,Gt):僕の住んでる茅ヶ崎の家の近くに今回の作品をレコーディングするスタジオがあって、都内に住んでるメンバーが前日に家に泊まりに来たんです。それで地元のバーに行ったら盛上がっちゃってレコーディング初日に遅刻するという、いかにも僕ららしいスタートを切りました!エンジニアさんとスタッフを呆れさせるという。
マシータ(Dr):今回は「時間と予算との戦いなんです!」とレーベル担当者に言われてたこともあって前泊したのに、結果皆揃って2時間半近くも遅刻しちゃいました。おかげでドラム&ベースのワレワレ、リズム録り最終日に相当なしわ寄せが…。
岡本:あと、ウルフはほとんど参加してないですね(笑)。
-え?そうなんですか??
平床政治(Gt):そうですね。メンバーの「ウルフ」称する若井君がほとんど録音に参加していない事実ですかね…。
ウルフ(Wolf):まあ、毎日夜にはスタジオにいましたけどね。今回のレコーディングスタジオは宿泊が出来て、食事も用意してくれるところだったんですけど、スタジオの料理がおいしかったですね!あと沢山お酒を呑みました!!
-それ今作の感想ではないですね (笑)。
溝田志穂(Key):私は育児中ということもあって、自宅でほとんどレコーディングしました。合間にちょいちょい授乳しながら(笑)。あと、子連れでフラッとスタジオに遊びにいったら、急遽コーラス録りをすることになって。
その間、ドラムのマシータさんが完璧に子守をしてくれて感激しました!
平床:自分はほとんどの曲で作詞を担当しているのですが、個人的には「言葉」について改めて深く考えた制作でしたね。
-まじめな意見、ありがとうございます(笑)!久しぶりの岡本、平床のタッグでの楽曲制作だった訳ですが、苦労した点とかはありますか?
岡本:レコーディング当日まで歌詞ができてないことですかね(笑)。まあそれは置いておいて、これ他のところでも言っているんですけど、俺らの音であれば、それでいいと思ってるんですよ。平床が歌詞を書くことや、バンドが演奏すること、ウルフが踊ること、お客さんがどんな反応かも想像しながら曲を作ってたんです。それ以前に作ってたデモも何十曲とあったんだけど、政治に聴かせたら「違うな」って言うんですよ。だから今回のアルバムの曲は全部新しく作ったんです。平床との作曲タッグだったり、今の環境で出来ることをやったと。
平床:せっかく10年ぶりに集まってバンドをやるんだから、妥協は絶対にしたくなくて。誰か1人でも「カッコよくないな」と思うんだったら、一緒にやる意味はないですからね。
-なるほど。あと、このジャケット、相当インパクトあるのですが、これは何をイメージされたんですか?
平床:我々の名物マネージャーがバカンス先のフィリピン(離島)で撮影してきたスナップ写真をもとに、デザイナーさんがイラストで落とし込んでもらったんですよ。
-なるほど、最高ですね!!Welcome Home Heroesの歌詞に戦争が出てくるので、そっちかと思っていました。
岡本:そろそろウルフ推しはやめました(笑)。
-他のところでアルバムの事は聞かれていると思うので、あえて本誌では各自のコアなパーソナル話を聞いてもいいでしょうか?自分の話でも他のメンバーの話でも大丈夫ですが。
岡本:僕は20歳の時からノーパンなんですよ(笑)。あとライブの時、靴下は履きません。
平床:岡本はハイテクを嫌うのに、新車のプリウスを乗り回していますね。
ウルフ:平床は料理が上手ですね。こないだの新宿LOFTで行った試聴会でもお客さんに料理を振る舞ってました。あと溝田は雨女で有名です(笑)。
溝田:岡本は何の願掛けか、お風呂に何日も入らないですね。でもウルフだけは、人ん家の風呂にまで勝手に入っていたりします。
マシータ:岡本はもともとボーカルじゃかなったことと、溝田はもともとヘルマンのファンだったことかな?
ウルフ:『いいちこ』が私のメイン酒でございましゅ。
-うわ、沢山秘密の話、ありがとうございます!もう大丈夫です!!
では最後に読者に一言もらってもいいですか?
岡本:1/29に10年ぶりの新譜が出ます!間違いなく最高傑作なのでブッコんで行きたいと思います
-ありがとうございました!