–KNOCK OUT MONKEY(以下:KOM)の2ヶ月連続インタビューの第1回目です。まずは、「0 → Future」発売おめでとうございます。
w-shun(Vo.& Gt.):ありがとうございます。
–まずは、このミニアルバムについてお聞きしたいのですが、どんな想いで作られた作品なんですか?
w-shun:ライブをやり続けてきた中で様々な出会いや別れを経験して、その時その時に感じた感情の全てを込めたリアルタイムな作品になっています。
–アルバムタイトルが「0 → Future」となった意図について教えて下さい。
w-shun:過去や未来を作っていくのは「今」しかない、という想いからつけました。
–後ろを見ることなく前に進み続けているKOMのバンドの状況があるからこそこのタイトル、このアルバムが出来たのですか?
w-shun:まさにその通りです。でも、過去があったからこその姿勢ですね。
–曲についてですが、PUNKという枠には留まらないでいろいろなジャンルを上手く消化しているなと思いました。これは、KOMの音楽性としてのこだわりなのですか?
w-shun:こだわりというよりは、4人の個性を考えると一番自然な流れなので、ナチュラルに楽曲を制作するとこうなるということだと思います。
–メンバーそれぞれ聴いてきた音楽やルーツは違うんですか?
w-shun:全く違いますね。でも、音楽に対して全員が共通している想いは同じですね。
–全曲言えるのですが、曲を聴いていて欲しいメロディ、欲しいリズムを3分程の1曲の中でバシバシ表現されてなんだか悔しかったです(笑)。
w-shun:ありがとうございます。大変光栄です。
–アルバム全体を通して曲調がたくさんあるのに統一感は確実にあってKOMという音楽性には全くブレがない。本当にミニアルバムなのに満足感を与えられた最高傑作だなと思いました。メンバーとしてはどんな気持ちですか?
w-shun:今作は制作過程から挫折や葛藤の多いレコーディングだったので、形になったときの喜びは今までの作品の中でも一番強かったです。
–僕は、1人のライブハウスの人間ですがこのアルバムを多くの人に聞いて欲しいなと心から思いました。
w-shun:ライブを大切にしている自分たちからすれば「ライブ」というものをよく理解されているライブハウスの方からそういった感想をいただけるのは純粋にとても嬉しいです。
–今回アルバムのマスタリングを担当されたのがTed Jensen(※Green Dayなどのマスタリングを担当する世界的に有名なエンジニア)ですが、これはメンバーからの希望で実現したのですか?
w-shun:いいタイミングでスケジュール等の都合が合ったので「是非!」ということで実現しました。
–改めて、Ted Jensenがマスタリングしてくれてどうですか?
w-shun:感無量です。
–KOMはライブバンドというイメージが強いですが、ライブに対してなにか特別な想いはありますか?
w-shun:その日一日が自分たちとお客さんにとって「最高だったね」とお互いに言えるように、毎回自分たちの本音をさらけ出してライブをすることで、お客さんも本音で汗だくになって楽しんでくれる、そういったライブに必ずしたいと思って毎回ライブに臨んでいます。
–前シングル「HOPE」のツアーやPUNK SPRINGの出演。そしてJOIN ALIVE出演決定など今ノリに乗っているKOMですが今後新曲などもセットリストに入ってきて幅広いライブが見れると思っています。今後の目標は次回聞きますが、どんな夏になりそうですか?
w-shun:季節に限らず、どんな場所でも毎回暑苦しいライブをすると思うので夏バテしないように、あと楽しいからといって飲み過ぎないように頑張ります(笑)ライブのセットリストはこれまでやってきたものからガラッと一新してやっていこうと思っています。過去の曲もその日のライブのテンションで思いついたらでやるとは思いますけどね(笑)楽しみにしていてください!
–ありがとうございます。次回のeggmanマンスリー8月号のインタビューで曲についてもじっくり聞かせて下さい!!
w-shun:宜しくお願いします!