— まずは4th Mini Album「WAY」リリースおめでとうございます!
木下正行:ありがとうございます!
— ミニアルバムとしてリリースするのは5年ぶりと、少し期間が空きましたが、このタイミングでミニアルバムのリリースを選んだのには意図があるんですか?
木下:特別な意図はないのですが、前作の「Returning」から時間が経って新しいのを出したいな〜と全員が思っていた中で揃った曲がミニアルバムのサイズだったからです。これがもし3曲しか出来なかったらシングルになってたかもしれないですね(笑)もっと出来てたらアルバムだっただろうし。とは言っても今まで2年に一つの作品しか作れなかったバンドなので、これでも早い方かなと自分達では思ってます(笑)
— 来年20周年を迎えるこのタイミングでの「WAY」というタイトルはどのような想いを込めて名付けたんですか?
木下:今回の作品が出来上がった時に自分達で今まで培って来た物を今まで以上にストレートに出せたな〜と。同時に培って来た物と別で、19年同じメンバーでやって来てまだまだ発見しきれてない自分達の余白を感じたんですね。これからの自分達が出来る事や挑戦出来そうな事が見えた気がして、まだまだ道は続いてるし、どこで終わるかは分からないですけど。その中で最初、他のタイトルの候補もあったんですがもっと単純に分かりやすく言葉で表現するには?って考えた時に色々悩んで「WAY」というタイトルを思いついたんです。
— そのアルバムタイトルの通り、楽曲タイトルや歌詞の中に、locofrankのここまでの「道のり」を示唆する言葉やニュアンスが随所に込められていますよね。想いを込めた部分でどこかピックアップしていただけるとしたら、どのようなところでしょうか?
木下:今までのバンド人生の中で改めて人との重なりや周りの環境によって育まれた事が今までの自分達に繋がっていると再確認出来たところですかね。
— 1曲目の「PASSED AWAY」は歌詞を観ながら聴いていたら思わず手を握りしめちゃってました。他の曲もそうですが、本当に籠ってるなって思えました。
木下:この曲は当初、別の歌詞があったんですが、仲間の悲報を受けて歌詞を書き直したんですよね。特に何かに対するメッセージを込めた曲ではなく、そいつが今まで俺達に寄せくれた気持ちに対する感謝を込めた曲なんです。当たり前にある物の尊さを強く感じました。
–やはりそうなんですね。その意図を知らずともその想いが伝わりました。この作品をもって7月からワンマンツアーが始まりますが、どんなツアーにしたいですか?
木下:新たな自分達を発見出来るようなツアーにしたいですね。またいつも来てくれてる人達にも、初めて来る人達にも最高に楽しんでもらえる1日を作れたらとも思います。
— 来年20周年を迎える訳ですが、19年の今年、そして20周年の来年、それぞれどんな1年にしていきたいですか?
木下:年数に関係なく1年1年、自分達の表現したい事を形にしていきたいですね。
— 今作品を手にとって下さる方へメッセージをお願いいたします。
木下:1人2枚ずつ買うのじゃ〜(笑)
— (笑)最後に、今回の作品を漢字1文字で例えるとしたらなんでしょうか?
木下:タイトル通り「道」ですね。
–ありがとうございました!