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SHE’S interview
- SPECIAL -

SHE’S interview

SHE’Sの心境地、開幕!
「進化の第一歩」と語る今作への、想いを等身大の言葉でありのままに語ってもらいました。

Talking Partner : TATSUKI

–まずは6月21日Mini ALBUM『Awakening』リリースおめでとうございます!

一同:ありがとうございます。

——1stアルバムのリリースから5ヶ月という、かなり短い期間での今回のリリースとなっておりますが、今回の作品を端的に表現するとどういった作品になっていますか?

井上:挑戦っていう、踏み切りたいところへの第一歩というか、進化へ向けての第一歩目というアルバムになってます。

——この短い期間で、ミニアルバムをリリースしようという決断に至った経緯を教えていただけますか?

井上:もともと何かしらの形で6〜7月くらいで出せたらいいねって話をしてたんですが、シングルを作ろうっていうよりは、楽曲を作っていって、その中でベストな形態を選んでいけばいいんじゃないかというところで話を進めていきました。

——ということは今回の楽曲は過去作ではなく、今作品に向けて制作した楽曲ということなんですね。

井上:そうですね。すべて書き下ろしになります。

——楽曲制作の中で今までとは違うやり方やチャレンジをしたものはあるんですか?

井上:音源制作に関しては今までと同じように、デモを作ってそこに肉付けしていくというスタイルでしたね。その中でバラードに関しては、今までの自分達には無いテイストでやっていけました。ただゆったりと流れていく時間を表現出来たし、今までは暗い夜をテーマにしたバラードが多かったんですが、今回は夕暮れ時に聴きたいなって思えるようなものを作れたと思っています。
他にも「Beautiful Day」ではシンセサウンドで攻め込むことをしたり、「Don’t let me down」では暗いテイストの曲の中でもエレクトリックピアノを入れたり、新しい音を細かく入れるようにしました。SHE’Sとしてのチャレンジがありましたね。

——メンバーさんの中でも、それぞれにこだわったところを聞かせてください。

広瀬:今までのSHE’Sには無い感じにしたかったので、全曲通して今まで自分のベースでやらなかったようなかったことを意識してやりました。今までだったらこうやってたなっていうのを避けてフレーズ作りをしました。

服部:僕は特に音作りに関してなんですが、同じように今までの自分では出さなかったようなものを選んでいきました。これまでもそうやっていたんですが、今まで以上にフレーズごとに細かく音を作り込んでやってみました。

木村:今までの作品の中でも、今回の作品は特に制作時間が短かったんです。だから、皆で音を合わせながらアレンジを進めていくだけでなく、パソコンで打ち込みデータを作りながら進めていました。レコーディング当日になって自分の音を客観的に聴いてみると想像してたフレーズが合わなかったりしたので、その瞬間的なインスピレーションで作っていったものも多かったですね。

——「Over You」がリード曲になっていますが、ずばり決め手は何だったんですか?

井上:これがリードになるんやろうなって思いながら作りましたね(笑)
夏フェスとかもイメージして皆で歌えるような曲があったらいいなという想いもあったので、「HEY!」ってみんなで歌いたいですね!SHE’Sの中でもより開けた曲になったかなと思います。

——歌詞に関してもとてもメッセージ性が強いなと思ったんですが、この曲をかくきっかけのようなものはあったんですか?

広瀬:今回の作品全曲にいえることなんですが、リアルなものになっていると思います。現状のSHE’Sと現状の井上竜馬がかいたっていうイメージですね。前作は過去にフォーカスしてたんですが、今回はとにかく「今」がテーマになっています。「Over You」の「You」は結局自分だったりもするんです。「手紙」という感覚に近いと思います。

——MVはどのような感じになってるんですか?

井上:「Over You」に関してはもう真っ直ぐに夏感が凄くありますね。ちょっとキャッキャしてる感じですね。「Beautiful Day」はエキストラも募集してお客さんと一緒に作り上げていく感じですね。どちらもいい作品になってるので楽しみにしててください。

——なるほど!楽しみにしてます!そして、今作を持って9月からリリースツアーが行われますね!

広瀬:そうですね。夏はフェスも多くあるので、そういったイベントが終わってからのリリースツアーになります。

——なるほど。そして今回「with Strings」というサブタイトルもついていますよね?

井上:ホールツアーを回りたいという話が前々からあったんです。ストリングスを入れたホールツアーっていうのは僕らのインディーズ時代からの目標でもあったし口に出していたことでもあるので、このタイミングでできるからこそ叶えようっていう話になりました。

——どういうツアーにしたいですか?

井上:ホールツアーは初めてですし、今までのライブとは全然違うものになるだろうなって思ってます。エンターテイメントとしての「ショー感」をより出していけたらといいですね。

広瀬:スペシャルなものにしたいと思っていますので、今までのストリングスが入っていない音源にストリングスを入れたりと、今回のツアーだからこそできるものもあるので楽しみですね。

服部:前回のツアーが終わって皆で話した時に出てきた反省点がいくつかあるんです。反省というよりも、もっと次はこういうところを良く出来るよなっていうようなポジティブなものなんですけど。今回のツアーで具体的に何をやるかって話はまだ決まっていないんですが、あきらかな今までとの違いを出せたらと思っています。

木村:同世代でストリングスとホールツアー回るバンドってなかなかいないと思うので、こういうところでしっかりと差を見せていきたいですね!

——今回の作品を手にとって下さる方々に向けてメッセージをお願いいたします。

井上:今回の作品で初めて僕らを知ってくださる方にとっても「SHE’S」がとても分かりやすいものになってると思うんです。その中で少しでもいいなと思ってもらえたら、ぜひライブに遊びにきて欲しいですね。

広瀬:今まで知っててくれてる人にも新鮮な部分を見せられてますし、初めての方にも聴きやすいものにもなっています。今回で知ってくれた方は、この作品から過去の作品を聴くきっかけにして欲しいと思います。沼にハマっていただけたらと思います。沼にようこそ。

一同:(笑)

服部:いままでは綺麗なイメージの方が強かったと思うんです。今回はロック感、ライブ感も随所に入れているので、意識して聴いてもらえたらと思います。

木村:今までの作品からブラッシュアップしたというか、経験してきたものが昇華されて今回に詰まっていると思うので、今までの作品も過去の作品もひっくるめて新しく聴いて欲しいと思います。

——最後になりますが、今回の作品を漢字1文字で表現するとしたら何ですか?

服部:「今」ですかね。

広瀬:それ結構毎回じゃね?毎回「今」やし使い回せるやつやからやめとこうや。

服部:なんやねん(笑)

広瀬:俺は「磨」かな。「磨く」ですね。

服部:それも毎回やん。毎回磨くやん。

広瀬:そやな!

一同(笑)

井上:僕、「陽」ですね。こんかう陰陽の陽の部分をいっぱい書いてるなって。今バンドの雰囲気というかモチベーションが上がっていってるので、素直にこの言葉がハマるかなって。木村は?

広瀬:木村、漢字5個くらいしか知らんもんな(笑)

木村:体幹の「幹」ですね。今までいろんな経験をさせてもらって、基盤がしっかりとしてきた中で今回のレコーディングがあって、芯がしっかり出来てきたからこそ、あんまり考えすぎずに出していけたなって思っています。

——これからも応援させてください!